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91.獣神の企みー2
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幻影。残り滓。カスミ。
お師匠様はそんな風に酷評しながらも獣神の痕跡を一緒に探してくれた。
そしてとうとうハヌマーンが一番の悪臭源を突き止めた。猩々の巣だ。
「あ~、懐かしいな。この赤くて女のように長い毛は、間違いなく猩々の体毛だね」
茂みの下の枯れ草の溜まった窪み。
得体のしれない布や黒ずんだ果物に動物の骨。
複数で動いている証拠に、そんな巣穴が幾つもあった。
「それで肝心の奴らは何処に行ったんだろう? もう次の場所に移動しちゃったのかな?」
「だとしても、最近まで此処にいた筈だ。食べ残しがまだ腐ってない」
「なら千里眼でわかる?」
「いや、何度か試しているが見つからない」
ロクとそんなことをうだうだと言っていたら、お師匠様が子象の頭をスルリと撫でて、子象が鼻を振り上げてパオ~ンと鳴いた。
「うわ、煙がっ」
モクモクと雲のような煙が子象の足元から湧き出して地面をスルスルと動いた。
お師匠様はその煙に乗せられるように何処かへ運ばれていく。
「ちょ、待ってよ!」
慌てて追い掛けたら人形が並んでいるところに出会した。
いや、人形じゃないな。猩々たちの死体だ。
「まだ死んでない! ハヌマーン! 不死薬を!」
「不死薬ではない! 万能薬だ!」
ハヌマーンは惜しみなく手持ちの神薬をバラ撒いた。
手下の猩々たちの安否などどうでも良さそうな顔をしていたが、助けるつもりはあるんだな。
「こら、目を覚ませ! 獣神の企みを吐いてから死ね!」
……前言撤回。ハヌマーンの奴、手掛かりとしか思ってないみたいだ。
俺はハヌマーンの態度に呆れたが、脅されて身の危険でも感じたのか猩々たちが次々と目を覚ました。
『ハヌマーン様! やっと追いつきやした!』
「追いついてない! 俺が来てやったんだ!」
俺はどういう訳かハヌマーンと会話する猩々の言葉がわかるようになっていた。
「ロク、猩々たちの言葉ってわかる?」
「わかる。恐らくこの猩々たちが少し特別なんだ」
(トクベツ?)
不思議に思う俺の前で、お師匠様が僅かに眉宇を顰めた。
「猩々たちの中に獣神の残滓があります」
「残滓?」
「もしかしたら……猩々を神霊の代わりにしようとしたのでしょうか」
「代わり? 代わりってなんの? あ……」
(神霊?)
「獣神たちはハヌマーンにとっての神霊だと思ったのでしょう」
でも勿論それは違う。ハヌマーンとずっと一緒にいて普通の生き物ではなくなっていたかもしれないけど、ハヌマーンの眷属でもなければ神霊でもない。ただの猿だ。
「こいつらを獣神にしようとしたのか!」
全身の毛を逆立ててハヌマーンが怒った。
逆恨みに近いとはいえ、憎き獣神が自分のものに手を付けようとしたんだから、それはハヌマーンの性格なら怒るだろう。
「あやつらっ、根絶やしにしてくれるっ!」
そう言って今にも飛び出して行こうとするハヌマーンを慌てて止める。
「待てよ、何処にいるかわからないだろっ!」
「地の果てまで駆けても探す!」
「無茶を言うなよ!」
そんなことをしたってきっと獣神は見つからないが、それでもハヌマーンは本当に地の果てまで駆け回るだろう。
そういう奴だからこそ仮にも神にまでなったんだ。
「チヤ、こちらから出向けないなら誘き出そう」
「どうやって!?」
ロクまで無茶なことを言い出したので俺は悲鳴じみた声を上げた。
するとそんな俺の気持ちを宥めるようにスルリと滑らかな感触が脛を撫でた。
「ロクの神霊? いつの間にっ!」
いつの間にかロクの神霊が俺の足元に忍び寄っていて、なんか足の間に頭を突っ込んだり足にグリグリと擦り付けたりえっちぃ。
(え、もしかして癖になってない?)
神霊を助ける為に俺が肌を許した所為で、どうも俺のことをメスか何かと勘違いしているのではないかと思う。
(いやまぁロクの番なんだけどさ、でも幾らロクの一部とはいえ神霊と致すのはなぁ……)
俺はどうしてもイヤって訳ではないが、やはり最後までするのは抵抗がある。
ロクも浮気だと判断するしなぁ。
「チヤに構ってないで、さっさと誘き出してこい」
ロクに冷たく言われ、神霊は仕方なさそうに俺から離れて空へと駆け上がった。
まるで空気に溶け込むようなその姿を目で追って、俺はお師匠様に話し掛ける。
「お師匠様、猩々たちを調べたら、獣神がしようとしたことがわかりますか?」
「神の業は……他の神にはわかりません」
「でも治すことは出来た!」
「……見てみましょう」
お師匠様はそう言って猩々たちの前にも姿を現してくれた。
『なんだこの女は!』
『ハヌマーン様、襲っちまいやしょうぜ!』
お師匠様を取り囲んで囃し立てる猩々たちは、まるで獲物を見つけた盗賊のようだった。
「ハヌマーン……。君のこれまでの行いが見えるようだね」
「あいつらじゃ、あれ以上はお師匠様に近寄れぬわ」
フンッと鼻を鳴らしたハヌマーンの言う通り、猩々たちはお師匠様に近寄ることも出来ずに眩しさに目が潰れそうだと言って地に額づいた。
まるで西遊記だな、と思ってちょっとおかしかった。
「イチヤ、猩々たちを並べて下さい」
お師匠様の言葉に、猩々たちは自発的に地面に横たわっていった。
お師匠様はそんな風に酷評しながらも獣神の痕跡を一緒に探してくれた。
そしてとうとうハヌマーンが一番の悪臭源を突き止めた。猩々の巣だ。
「あ~、懐かしいな。この赤くて女のように長い毛は、間違いなく猩々の体毛だね」
茂みの下の枯れ草の溜まった窪み。
得体のしれない布や黒ずんだ果物に動物の骨。
複数で動いている証拠に、そんな巣穴が幾つもあった。
「それで肝心の奴らは何処に行ったんだろう? もう次の場所に移動しちゃったのかな?」
「だとしても、最近まで此処にいた筈だ。食べ残しがまだ腐ってない」
「なら千里眼でわかる?」
「いや、何度か試しているが見つからない」
ロクとそんなことをうだうだと言っていたら、お師匠様が子象の頭をスルリと撫でて、子象が鼻を振り上げてパオ~ンと鳴いた。
「うわ、煙がっ」
モクモクと雲のような煙が子象の足元から湧き出して地面をスルスルと動いた。
お師匠様はその煙に乗せられるように何処かへ運ばれていく。
「ちょ、待ってよ!」
慌てて追い掛けたら人形が並んでいるところに出会した。
いや、人形じゃないな。猩々たちの死体だ。
「まだ死んでない! ハヌマーン! 不死薬を!」
「不死薬ではない! 万能薬だ!」
ハヌマーンは惜しみなく手持ちの神薬をバラ撒いた。
手下の猩々たちの安否などどうでも良さそうな顔をしていたが、助けるつもりはあるんだな。
「こら、目を覚ませ! 獣神の企みを吐いてから死ね!」
……前言撤回。ハヌマーンの奴、手掛かりとしか思ってないみたいだ。
俺はハヌマーンの態度に呆れたが、脅されて身の危険でも感じたのか猩々たちが次々と目を覚ました。
『ハヌマーン様! やっと追いつきやした!』
「追いついてない! 俺が来てやったんだ!」
俺はどういう訳かハヌマーンと会話する猩々の言葉がわかるようになっていた。
「ロク、猩々たちの言葉ってわかる?」
「わかる。恐らくこの猩々たちが少し特別なんだ」
(トクベツ?)
不思議に思う俺の前で、お師匠様が僅かに眉宇を顰めた。
「猩々たちの中に獣神の残滓があります」
「残滓?」
「もしかしたら……猩々を神霊の代わりにしようとしたのでしょうか」
「代わり? 代わりってなんの? あ……」
(神霊?)
「獣神たちはハヌマーンにとっての神霊だと思ったのでしょう」
でも勿論それは違う。ハヌマーンとずっと一緒にいて普通の生き物ではなくなっていたかもしれないけど、ハヌマーンの眷属でもなければ神霊でもない。ただの猿だ。
「こいつらを獣神にしようとしたのか!」
全身の毛を逆立ててハヌマーンが怒った。
逆恨みに近いとはいえ、憎き獣神が自分のものに手を付けようとしたんだから、それはハヌマーンの性格なら怒るだろう。
「あやつらっ、根絶やしにしてくれるっ!」
そう言って今にも飛び出して行こうとするハヌマーンを慌てて止める。
「待てよ、何処にいるかわからないだろっ!」
「地の果てまで駆けても探す!」
「無茶を言うなよ!」
そんなことをしたってきっと獣神は見つからないが、それでもハヌマーンは本当に地の果てまで駆け回るだろう。
そういう奴だからこそ仮にも神にまでなったんだ。
「チヤ、こちらから出向けないなら誘き出そう」
「どうやって!?」
ロクまで無茶なことを言い出したので俺は悲鳴じみた声を上げた。
するとそんな俺の気持ちを宥めるようにスルリと滑らかな感触が脛を撫でた。
「ロクの神霊? いつの間にっ!」
いつの間にかロクの神霊が俺の足元に忍び寄っていて、なんか足の間に頭を突っ込んだり足にグリグリと擦り付けたりえっちぃ。
(え、もしかして癖になってない?)
神霊を助ける為に俺が肌を許した所為で、どうも俺のことをメスか何かと勘違いしているのではないかと思う。
(いやまぁロクの番なんだけどさ、でも幾らロクの一部とはいえ神霊と致すのはなぁ……)
俺はどうしてもイヤって訳ではないが、やはり最後までするのは抵抗がある。
ロクも浮気だと判断するしなぁ。
「チヤに構ってないで、さっさと誘き出してこい」
ロクに冷たく言われ、神霊は仕方なさそうに俺から離れて空へと駆け上がった。
まるで空気に溶け込むようなその姿を目で追って、俺はお師匠様に話し掛ける。
「お師匠様、猩々たちを調べたら、獣神がしようとしたことがわかりますか?」
「神の業は……他の神にはわかりません」
「でも治すことは出来た!」
「……見てみましょう」
お師匠様はそう言って猩々たちの前にも姿を現してくれた。
『なんだこの女は!』
『ハヌマーン様、襲っちまいやしょうぜ!』
お師匠様を取り囲んで囃し立てる猩々たちは、まるで獲物を見つけた盗賊のようだった。
「ハヌマーン……。君のこれまでの行いが見えるようだね」
「あいつらじゃ、あれ以上はお師匠様に近寄れぬわ」
フンッと鼻を鳴らしたハヌマーンの言う通り、猩々たちはお師匠様に近寄ることも出来ずに眩しさに目が潰れそうだと言って地に額づいた。
まるで西遊記だな、と思ってちょっとおかしかった。
「イチヤ、猩々たちを並べて下さい」
お師匠様の言葉に、猩々たちは自発的に地面に横たわっていった。
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