【完結】俺の身体の半分は糖分で出来ている!? スイーツ男子の異世界紀行

うずみどり

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90.ユメの中ー1(R−18)

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 毎日のようにロクとえっちをしながら旅をしていたら、いつの間にか白妙が姿を消していた。

「あれ? 白妙がいない。ねえ、何処に行ったか知らない?」
 金鍔と蜂たちに訊いたら遊びに行っていると言う。

(遊びに?)
 俺は小学生が虫取りにでも行く様子を想像したけど、勿論そんな筈はない。
 そもそも白妙は子供っぽい喋り方だけど子供じゃないし。

「俺が呼んだら来ると思う?」
『勿論でござる。主殿が行くことも出来るでござるよ』
「ん? 俺が行くって? 何処に?」
『ユメの中でござる』
 金鍔の答えを聞いて、そこに誰がいて何をしているのか薄々想像は付いた。
 でも邪魔しちゃいけない、暴いちゃいけないという気持ちよりも好奇心が勝った。
 だから俺はちょっとだけ、ほんのちょっと覗くだけだと心の中で言い訳をしながら白妙のユメにコッソリと忍び込んだ。


『ん……ぶ、ゔ……』
 苦しそうな、えらく濁った呻き声が聴こえた。
 闇の中で目を凝らして見たら、ぼんやりと白く光るヨカナーンが膝を付いて天を仰ぎ、大きく開いた口に大蛇を飲み込んでいるところが見えた。

 “ヒィィィッ! 白妙ぇぇぇぇっ!”
 俺は驚いて心の中で叫んで、それから直ぐにヨカナーンの前が着物の裾を割って天を向いていることに気付いた。

 “あ、あれ? もしかしてそういうプレイ?”
 戸惑いつつも暫く見守っていたら、ヨカナーンが咳き込みながら白妙を吐き出して床に伏せた。そして自ら裾をからげ、尻を剥いて高く掲げた。そこに太ももをスルスルと登っていった白妙が頭をもたげてチロチロと舌を出した。

『きょうは舐めてぬらす』
『どうして? いつもみたいに牙を立てて毒を注入してくれたら早いのに』
『毒じゃない。チヤ様と同じ、甘いの。チヤ様、甘いのなくてもイイっていった。ムリヤリいれられるのもすき、気持ちイイっていった』

 “白妙ぇぇぇ~っ! 何を言っちゃってるんだよぉぉぉっ!”
 俺は白妙の暴露話を激しく止めたかったけど、見つかる訳にはいかない。
 ワタワタと手を振り回しながら何も出来ずに見守った。

『ムリヤリずぶってされるのすき、もっとって言った』

(俺の威厳がっ! プライベートがっ!)
 あいつら、俺がロクと仲良くしている時には姿を消しているから安心していたのに。
 ちゃっかり盗み見ていたのかよっ!

『ナーンのも、ムリヤリひろげてあげる』
 そう言うと白妙は大して慣らしていないヨカナーンの後ろの蕾に、凶悪なほど太い身体を頭からズブズブと押し込んだ。

『クッ、ぁああああああっ!』
 ヨカナーンが衝撃に目を大きく見開き、けれど苦しいだけではない証拠に反り返った陰茎の先からボタボタと白濁を垂らした。

 “鱗、擦れて気持ちよさそう……”
 俺はズリッ、ズリッと入り込むその部分に目が釘付けだった。
 あれだけ太いものを飲み込んだらさぞ気持ちがいいだろう。
 おまけに何処までも何処までも潜っていって、きっと奥の細い括れをグリグリされてる。

 “いいなぁ……。俺も奥をグリグリされたい。あそこで呆けるくらいイッて、全部漏らしちゃって開放感に浸りたい”
 そんなことを思って思わず後ろに手を伸ばした。
 服の上から触ったら、ふっくらとした蕾が熱く湿っていて益々興奮した。
 期待に疼いてる……。

『うね、るなぁっ……!』
 ヨカナーンの声に目を戻したら、思ったよりも薄い、けれど腹筋でバッキバキの腹がいやらしく波打っている。
 彼は軍属だったし鍛えてるし細身でも俺なんかよりもずっとガタイの良い男だけど、何となく手を出したくなるような雰囲気がある。
 白妙が遊びたいと言ったのもわからないではないな。

『こすれぅ……』
 どうやらいつもは白妙に媚薬でも盛られているらしく、まだ熟れきっていない蕾を散らされるのはガクブルしちゃうみたいだ。
 まあ、それでもトロトロと蜜を溢しているから気持ちがいいんだろうけど。

 “お、本当にうねってる”
 白妙がナカで頭でも振っているのか、グニグニとヨカナーンの下腹部が波打っているのが見える。
 ボコッと突き出たそこを、外から撫でたら気持ちがいいって教えてあげようかな。
 ナカからゴリゴリと擦られて、そこを外から手で押されるとヨすぎて後ろだけで連続イキしちゃうよって、後ろがパクパクして飲み込んだ男根を更に奥へ誘導しちゃうよって教えてあげた方がいいかな。
 でもそうするとロクは興奮して俺を抱き潰しちゃうから、ヨカナーンも同じ目に遭ったら可哀想だから止めておこう。それでなくても白妙はしつこそうだしな。

『も、イク……』
 ヨカナーンは全身をビクビクと痙攣させてイッたあと、今度は尻から出てきた白妙に全身に絡みつかれて妖しい声を漏らし始めた。

 “うわ、乳首を凄いゴリゴリされてる……”
 豊満な胸筋からまるで赤子の哺乳瓶のようにぷるんとした乳首が勃ち上がっている。
 それを白妙の頭で下からゴリゴリと擦られ、舌で根元を巻き付かれてギュウギュウと搾り取られている。
 男の癖に乳首だけですっごい喘いでいるのがいやらしくて可哀想なくらい色っぽかった。

 “むぅぅ……。白妙の奴、ヨカナーンを一から開発したのかな。しかも攻めてる場所がマニアックだ”
 可哀想に、ヨカナーンは性器には殆ど触られていない。
 それなのにベタベタに汚れているのが変態臭くて、きっとそっちの趣味の奴らにバレたら大変だろうと思う。

 “うん、白妙には責任を持ってヨカナーンを娶らせよう”
 奴らの結婚観とか倫理観はよくわからないけど、俺は末永く白妙にヨカナーンの面倒を見させようと決意する。

(もしもヨカナーンに好きな人が出来たら仕込まれっぷりにドン引きされそうだけど……その時はその時だ。プラトニックって手もあるしな)
 俺は乳首を性器みたいに扱かれてイッちゃうヨカナーンを見て生唾を飲み込み、まだまだ見ていたかったのだけど流石にマズイだろうと自制して白妙のユメから脱出した。
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