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75.媚薬を試す−1
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「イチヤ、待たせたな! 俺は万能薬も再生薬も作れるようになったぞ!」
誇らしげにそう言ったハヌマーンを見て、俺はちょっとだけ感動した。
ハーレムを作ることしか頭に無かったエロ猿が、俺の為に頑張ったのか……と思ったんだけど続く言葉にガッカリする。
「媚薬も作れるようになったから今直ぐ試すぞ! 女を用意しろ!」
「いや、『女を用意しろ』じゃないよ……。ったく、よくお師匠様があんたに媚薬の作り方なんて教えたね」
「盗んだ! なに、天界にある白い花を使えば簡単に作れるのだ」
「白い花?」
「これだ」
ハヌマーンが懐からぐしゃりと潰れた花を取り出した。
それは俺が知る彼岸花によく似ていた。
但し随分と甘い香りがする。
「これで作った媚薬は飲んで良し、塗って良しの優れものぞ。神も子を成すのに使うのだ」
(……ん?)
「神様って、繁殖出来ないんじゃなかったの? だから神格の上がった人間や眷属から神に昇格させるんだよね? それか人の魂を利用するか」
「普通はそうやって増やすが、神も秘薬を用いて三日三晩目合えば、種くらいは出来る。種を苗床に千年寝かせ、上手くいけば新たな神が産まれるのだ」
苗床? 千年寝かせる? 上手くいけば?
余りにも迂遠な話に気が遠くなる。
「そうまでしてやっと一柱?」
「そうだ。茸のようにポコポコと増える人間どもとはわけが違う」
いや人間だってポコポコとは増えませんけど。
けど神が新しく産まれるというのは、それほど大変なことなんだな。
そうすると獣神が獣人の神霊を使って神を増やすのは、画期的なアイデアと言える。
(是非は兎も角として、よくそんな方法を考え付いたよな)
「でもさ、神が子を成すのに使う秘薬なんだから、人なんかに使ったら危ないんじゃないの? ほら、効き目が強すぎるとか、使用したら必ず妊娠しちゃうとかさ」
「ならばお前たちが使ってみろ」
「えっ! なんで俺たちがっ!?」
俺はハヌマーンの言葉に吃驚する。
どうして俺たちが実験台に。
「人の牡同士なら子も産まれぬし、神格を得たお前たちなら秘薬も使えよう」
えぇぇ~、そんなあやふやな根拠で媚薬なんて使いたくない。しかも俺は異世界の神の加護があるから、正確には神格を得ていない。
「先ずはあんたが一人で使ってみろよ」
「俺は使わなくてもいつでも発情している」
おいおい、こんなのを野放しにしておいていいのか?
俺はお師匠様に連絡して引き取って貰った方が良いのじゃないかと思ったが、袖口から出てきた白妙が使ってみると言い出したのでそれどころではなくなり慌てた。
『白妙なら、直ぐに解毒できる』
あ~、確かに何かあっても直ぐに対処出来るんなら、実験台には丁度良いのか?
「でも白妙、それを誰に使うつもりなんだ? まさか、ヨカナーンに……」
『ナーン、白妙のおもちゃ』
「おもちゃって……」
『気に入ってる』
「うーん……」
言い方はあれだけど、ヨカナーンの反応は悪くないし体調も安定している。
腕力という恩恵も与えられているし、神の眷属の寵愛を受けるのは動植物の共生関係にも似て悪いことばかりじゃない。
「ヨカナーンに使うつもりなら、任せっぱなしって訳にはいかないね。俺も試してみるよ」
「いいぞ! 媚薬だ!」
ハヌマーンがゲハゲハと笑いながら白い瓶を二本寄越した。
俺は一本を白妙に渡し、もう一本を手の中に握り込んだ。
白妙が瓶を口に咥えてスルスルと這っていくのを見ながら、ロクにそっと話し掛ける。
「ロクには悪いけど、実験に付き合って貰える?」
「勿論だ」
ちょん、と濡れた鼻先で返事をするように頬に触れられ、ふわっと心が緩む。
媚薬は接触する相手にも効果を及ぼすと思うんだけど、ロクは迷わず即答した。
愛されているなぁと思う。
(あ、でも国王をどうするかまだ決まってないし、それどころじゃないかも……)
今の状況を思い出してガッカリする俺に、ロクがハヌマーンに偵察して来て貰ったらどうかと言った。
「モリスまで失敗したとなれば逆上しそうなものだが、あれでも一国の王だからな。そう簡単に大規模派兵はしないだろう」
ロクの言葉に俺も考える。
国王も最初は多少の押し車をしてもロクの方が折れると思っていたのだろう。
ロクサーン侯爵家は力のある貴族ではあるが、番とはいえたかが人間一人の為に王家と事を構えはしないだろうと読んでいた。
ところが天馬隊は囚らえられて帰ってこないし、ドリュー伯爵は怯えて使い物にならない。
モリスは会えずに送り返されてしまうし(記憶を消されてるんだけど向こうはそう思っているだろう)、これはいよいよ自分が行くしかない……とまで思うかな?
「国王の出方を見て、直ぐに手を打つ……のでもいいかな?」
「ああ。ハヌマーン、頼めるか?」
ロクがくるりと振り返ってハヌマーンに訊ねたら、何をだと聞き返された。
「だからっ、王城にハヌマーンの分身を送って国王の周辺を探って欲しいんだよっ! それで国王が何をしようとしているのか教えて欲しい」
「何の為に?」
「勿論、国王の企みをぶっ壊す為にだよ」
「よし! 任せておけ!」
ハヌマーンがドンッと胸を叩いて引き受けたので、却って不安になった。
「言っておくけど、誰にも見つかるなよ? 余計なことはするなよ?」
「神出鬼没の悪鬼と呼ばれた俺様が、見つかる訳はないだろう!」
ワッハッハと大口を開けて笑っているけど、本当に大丈夫なのかね?
「チヤ、ウィリアムに見張らせるから心配するな」
「でもハヌマーンを止められる?」
「奴の弱点を教えておくから問題ない」
「弱点……」
確かに、ハヌマーンなら女の話題でも振れば直ぐに気を逸らせそうだ。
俺はちょっと安心して、何か動きがあったら直ぐに知らせるようにと念を押してから寝室に籠もった。
今から何をするのか知られちゃってるのは恥ずかしいけど、部屋が広くて壁が分厚いから外の音と共に外界から完全に切り離された気がする。
二人っきりの密室で俺がどんな醜態を曝しても誰にも見られないし、どんなにいらやしいことをされても誰にも知られない。
(いっぱい気持ちよくされちゃうかも……)
そう思うと期待にゾワゾワと身体が疼いた。
誇らしげにそう言ったハヌマーンを見て、俺はちょっとだけ感動した。
ハーレムを作ることしか頭に無かったエロ猿が、俺の為に頑張ったのか……と思ったんだけど続く言葉にガッカリする。
「媚薬も作れるようになったから今直ぐ試すぞ! 女を用意しろ!」
「いや、『女を用意しろ』じゃないよ……。ったく、よくお師匠様があんたに媚薬の作り方なんて教えたね」
「盗んだ! なに、天界にある白い花を使えば簡単に作れるのだ」
「白い花?」
「これだ」
ハヌマーンが懐からぐしゃりと潰れた花を取り出した。
それは俺が知る彼岸花によく似ていた。
但し随分と甘い香りがする。
「これで作った媚薬は飲んで良し、塗って良しの優れものぞ。神も子を成すのに使うのだ」
(……ん?)
「神様って、繁殖出来ないんじゃなかったの? だから神格の上がった人間や眷属から神に昇格させるんだよね? それか人の魂を利用するか」
「普通はそうやって増やすが、神も秘薬を用いて三日三晩目合えば、種くらいは出来る。種を苗床に千年寝かせ、上手くいけば新たな神が産まれるのだ」
苗床? 千年寝かせる? 上手くいけば?
余りにも迂遠な話に気が遠くなる。
「そうまでしてやっと一柱?」
「そうだ。茸のようにポコポコと増える人間どもとはわけが違う」
いや人間だってポコポコとは増えませんけど。
けど神が新しく産まれるというのは、それほど大変なことなんだな。
そうすると獣神が獣人の神霊を使って神を増やすのは、画期的なアイデアと言える。
(是非は兎も角として、よくそんな方法を考え付いたよな)
「でもさ、神が子を成すのに使う秘薬なんだから、人なんかに使ったら危ないんじゃないの? ほら、効き目が強すぎるとか、使用したら必ず妊娠しちゃうとかさ」
「ならばお前たちが使ってみろ」
「えっ! なんで俺たちがっ!?」
俺はハヌマーンの言葉に吃驚する。
どうして俺たちが実験台に。
「人の牡同士なら子も産まれぬし、神格を得たお前たちなら秘薬も使えよう」
えぇぇ~、そんなあやふやな根拠で媚薬なんて使いたくない。しかも俺は異世界の神の加護があるから、正確には神格を得ていない。
「先ずはあんたが一人で使ってみろよ」
「俺は使わなくてもいつでも発情している」
おいおい、こんなのを野放しにしておいていいのか?
俺はお師匠様に連絡して引き取って貰った方が良いのじゃないかと思ったが、袖口から出てきた白妙が使ってみると言い出したのでそれどころではなくなり慌てた。
『白妙なら、直ぐに解毒できる』
あ~、確かに何かあっても直ぐに対処出来るんなら、実験台には丁度良いのか?
「でも白妙、それを誰に使うつもりなんだ? まさか、ヨカナーンに……」
『ナーン、白妙のおもちゃ』
「おもちゃって……」
『気に入ってる』
「うーん……」
言い方はあれだけど、ヨカナーンの反応は悪くないし体調も安定している。
腕力という恩恵も与えられているし、神の眷属の寵愛を受けるのは動植物の共生関係にも似て悪いことばかりじゃない。
「ヨカナーンに使うつもりなら、任せっぱなしって訳にはいかないね。俺も試してみるよ」
「いいぞ! 媚薬だ!」
ハヌマーンがゲハゲハと笑いながら白い瓶を二本寄越した。
俺は一本を白妙に渡し、もう一本を手の中に握り込んだ。
白妙が瓶を口に咥えてスルスルと這っていくのを見ながら、ロクにそっと話し掛ける。
「ロクには悪いけど、実験に付き合って貰える?」
「勿論だ」
ちょん、と濡れた鼻先で返事をするように頬に触れられ、ふわっと心が緩む。
媚薬は接触する相手にも効果を及ぼすと思うんだけど、ロクは迷わず即答した。
愛されているなぁと思う。
(あ、でも国王をどうするかまだ決まってないし、それどころじゃないかも……)
今の状況を思い出してガッカリする俺に、ロクがハヌマーンに偵察して来て貰ったらどうかと言った。
「モリスまで失敗したとなれば逆上しそうなものだが、あれでも一国の王だからな。そう簡単に大規模派兵はしないだろう」
ロクの言葉に俺も考える。
国王も最初は多少の押し車をしてもロクの方が折れると思っていたのだろう。
ロクサーン侯爵家は力のある貴族ではあるが、番とはいえたかが人間一人の為に王家と事を構えはしないだろうと読んでいた。
ところが天馬隊は囚らえられて帰ってこないし、ドリュー伯爵は怯えて使い物にならない。
モリスは会えずに送り返されてしまうし(記憶を消されてるんだけど向こうはそう思っているだろう)、これはいよいよ自分が行くしかない……とまで思うかな?
「国王の出方を見て、直ぐに手を打つ……のでもいいかな?」
「ああ。ハヌマーン、頼めるか?」
ロクがくるりと振り返ってハヌマーンに訊ねたら、何をだと聞き返された。
「だからっ、王城にハヌマーンの分身を送って国王の周辺を探って欲しいんだよっ! それで国王が何をしようとしているのか教えて欲しい」
「何の為に?」
「勿論、国王の企みをぶっ壊す為にだよ」
「よし! 任せておけ!」
ハヌマーンがドンッと胸を叩いて引き受けたので、却って不安になった。
「言っておくけど、誰にも見つかるなよ? 余計なことはするなよ?」
「神出鬼没の悪鬼と呼ばれた俺様が、見つかる訳はないだろう!」
ワッハッハと大口を開けて笑っているけど、本当に大丈夫なのかね?
「チヤ、ウィリアムに見張らせるから心配するな」
「でもハヌマーンを止められる?」
「奴の弱点を教えておくから問題ない」
「弱点……」
確かに、ハヌマーンなら女の話題でも振れば直ぐに気を逸らせそうだ。
俺はちょっと安心して、何か動きがあったら直ぐに知らせるようにと念を押してから寝室に籠もった。
今から何をするのか知られちゃってるのは恥ずかしいけど、部屋が広くて壁が分厚いから外の音と共に外界から完全に切り離された気がする。
二人っきりの密室で俺がどんな醜態を曝しても誰にも見られないし、どんなにいらやしいことをされても誰にも知られない。
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