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63.得意料理−1
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「ギシャーッ!」
ギシギシ、ギャーギャーと物凄い悲鳴が上がったので恐る恐る目を開けると、餓鬼たちが身体を折って悶え苦しんでいた。
「えっ、なに? どうしたの?」
「蜂毒にやられたようだ」
「毒?」
ロクの言葉に吃驚する。
確かに蜂たちには攻撃手段もあるだろうけど、どちらかというと警戒・索敵、それから素材集めが彼らの主な使い道だと思っていた。
「そう言えば、蜂に二回以上刺されるとヤバイって聞いた事があるなぁ」
文系の俺はその仕組をよく知らないけど、確か一度刺されると抗体ができるから二度目からはアレルギー反応が出てしまうらしい。
(アレルギーって、蕎麦とか酷いのだとアナフィラキシーショックで死ぬこともあるんだよね?)
天界生物の蜂たちの毒が蕎麦よりも弱いとは思えないし、現に餓鬼たちは悶え苦しんでいる。
どうやら蜂たちは俺が思っていたよりもずっと剣呑だったらしい。
兎も角、撃退できたなら良かったと胸を撫で下ろしていたら、目の前でザンッ! と何かが弾けた。
「……え?」
「死ぬ間際に攻撃してくるものもいるから気を付けないと」
どうやらロクが飛び掛かってきた餓鬼を爪で切り裂いたようだ。
「ちょ、その爪ってそんなに切れるの!? 俺のお尻に挿れたりして平気? ちんモニョの先にも挿れたりしたよね!?」
思わずそう訊ねた俺の前で、ロクが片手で顔を覆ってしまった。
「チヤ、そんな明け透けに……」
「だ、だってお尻いっぱい解してくれたじゃん! それは、痛くはなかったけど……」
痛くないし切れてなかったんだから平気だとは思うけど、でもこんな刃物みたいなのでお尻を掻き回されてたって思ったら怖いじゃん!
「チヤ、爪は出し入れ自在だから問題ない。それよりも、外でそういうお前の痴態を思い起こさせるようなことは言わないで欲しい。誰かが想像したり、自分がそうしたいと思ったらどうする」
「えっ? あっ……」
俺は尻を解すなんて具体的なことを言ってしまっていたことに気付いて羞恥に顔を染めた。
(だって、あんな凄いのをお尻に挿れてたって、それだけで頭がいっぱいになっちゃったんだもん……)
俺がモジモジと俯いていたら、ロクが悪戯っぽく耳元で囁いてきた。
「そんなに心配なら、今度から指は使わずに舌だけでするか?」
「舌、だけ?」
「指ほど太くないが、根気よくナカを舐め濡らせば入るだろう?」
ロクの言葉で後ろが思い出したようにズキンと脈打ち、熱を持ってジンジンと疼き出した。
「ロク……」
「ん?」
「その、身体が……」
俺の後ろも尖った胸の先端も、期待するようにジンジンと疼いている。
だってしようがないじゃん。新婚みたいなものだもの。
「するか?」
ロクの甘ったるい囁きに、見栄を張る余裕もなく頷いてしまった。
だってしたい。この間の余韻がまだ俺の中にはっきりと残っている。
あんな激しい交わりをロクと出来るって知ってしまったら、もう耐えられっこないって。
俺は昼間っから部屋に連れ込まれ、濃くて激しい快楽に溺れた。
***
上級神薬を飲んで復活し、俺は改めてサトウキビを調べに行った。
集まってくる餓鬼どもは、広範囲に飛ばした蜂たちに素早く撃退して貰っている。
「なるほど。伐採した後は弾けないのか」
このサトウキビ、地面から生えたまま人が触ると爆発する。
まぁ、中身が四散しても使えない訳ではなかったが、無駄が多すぎる。
「根元から素早く刈り取れればいいんだけど、そんなスキルは俺にはないしなぁ。どうしようかなぁ」
目の前にあるのに手に入らない。それは俺にスキルが無いからだけど悔しい。
ムギギ……と歯を噛み締めていたら、ロクが近所の農家から人を連れてこさせた。
「試しに彼らに任せてみよう」
そんな一般人なんかに……と舐めた態度で見守る俺の前で、農夫のおじさんとお兄さんがスパンと鎌を一振りして見事に刈り取った。
「ふわっ!?」
なにあれ、農家の攻撃力じゃ無いんだけど。
「なに、ザワザワ麦や弾け豆で慣れとるからな」
そう農夫のおじさんは事も無げに言った。
そう言えば、この世界の間引きも草取りも収穫も、高いスキルが必要なんだった。
「収穫には問題無さそうだね。じゃあこの辺にあるサトウキビを、畑に植え替えてみよう」
俺は見つかったサトウキビを株ごと畑に植え替えて殖やして貰うように頼んだ。
幾らかは収穫して汁を絞って貰う。
「絞った後の滓も、確か燃料になったり飼料になったりお酒になったんだよ」
勿論、俺は詳しい作り方は知らない。
でも調薬が出来る所為か、俺は薬を作るように酒を作ることが出来てしまった。
「ラム酒っぽい香りだな。これでフルーツとかナッツを漬けてパウンドケーキを作ったら、美味しそうだな」
俺はラム酒の薫りが芳醇なフルーツケーキの味を思い出してジュルリと涎を啜った。
「チヤ、随分と色の濃い酒だな」
甘い物の苦手なロクも、酒には興味があるのかヒクヒクと鼻を動かしてそう言った。
「多分、こっちの果物から採れる酒よりも酒精が強いよ」
「こちらにも収穫してから濃縮するものはあるがな」
「飲んでみる?」
「チヤは良いのか?」
「俺は飲み慣れてないから勇気が出ないー」
お菓子に使っているのは大丈夫なんだけど、度数の高い酒を直接飲もうとは思わない。
俺が飲めるのなんてビールかチューハイくらいだ。
「では遠慮なく」
そう言ってロクがくぴっと一息にグラスを煽った。
「……なるほど」
何が『なるほど』なんだよ~。俺は飲めないんだから、ちゃんと味を説明してくれなくちゃだろ!
もどかしいよぅ、と思っていたらちゃっかりエミールが「私もご相伴に預かって宜しいですかな?」とか言ってきた。
「いいけど、俺は飲んでないし味の保証は出来ないよ?」
「構いません。ご領主様も気に入られているようですし」
そう言ってエミールはさっさと手酌で飲み始めた。
「これはっ!」
エミールはカッ! と目を開けて何やらムニャムニャと言っているがよく聞こえない。
そして黙って真剣な顔で酒を飲み続けるロクと、「うーん」とか「ほ~ん」とか言いながらやっぱり飲むのを止めないエミールを俺が困ったように見つめていたら、料理人たちまでやってきて同じように酒の入った甕から離れなくなった。
ギシギシ、ギャーギャーと物凄い悲鳴が上がったので恐る恐る目を開けると、餓鬼たちが身体を折って悶え苦しんでいた。
「えっ、なに? どうしたの?」
「蜂毒にやられたようだ」
「毒?」
ロクの言葉に吃驚する。
確かに蜂たちには攻撃手段もあるだろうけど、どちらかというと警戒・索敵、それから素材集めが彼らの主な使い道だと思っていた。
「そう言えば、蜂に二回以上刺されるとヤバイって聞いた事があるなぁ」
文系の俺はその仕組をよく知らないけど、確か一度刺されると抗体ができるから二度目からはアレルギー反応が出てしまうらしい。
(アレルギーって、蕎麦とか酷いのだとアナフィラキシーショックで死ぬこともあるんだよね?)
天界生物の蜂たちの毒が蕎麦よりも弱いとは思えないし、現に餓鬼たちは悶え苦しんでいる。
どうやら蜂たちは俺が思っていたよりもずっと剣呑だったらしい。
兎も角、撃退できたなら良かったと胸を撫で下ろしていたら、目の前でザンッ! と何かが弾けた。
「……え?」
「死ぬ間際に攻撃してくるものもいるから気を付けないと」
どうやらロクが飛び掛かってきた餓鬼を爪で切り裂いたようだ。
「ちょ、その爪ってそんなに切れるの!? 俺のお尻に挿れたりして平気? ちんモニョの先にも挿れたりしたよね!?」
思わずそう訊ねた俺の前で、ロクが片手で顔を覆ってしまった。
「チヤ、そんな明け透けに……」
「だ、だってお尻いっぱい解してくれたじゃん! それは、痛くはなかったけど……」
痛くないし切れてなかったんだから平気だとは思うけど、でもこんな刃物みたいなのでお尻を掻き回されてたって思ったら怖いじゃん!
「チヤ、爪は出し入れ自在だから問題ない。それよりも、外でそういうお前の痴態を思い起こさせるようなことは言わないで欲しい。誰かが想像したり、自分がそうしたいと思ったらどうする」
「えっ? あっ……」
俺は尻を解すなんて具体的なことを言ってしまっていたことに気付いて羞恥に顔を染めた。
(だって、あんな凄いのをお尻に挿れてたって、それだけで頭がいっぱいになっちゃったんだもん……)
俺がモジモジと俯いていたら、ロクが悪戯っぽく耳元で囁いてきた。
「そんなに心配なら、今度から指は使わずに舌だけでするか?」
「舌、だけ?」
「指ほど太くないが、根気よくナカを舐め濡らせば入るだろう?」
ロクの言葉で後ろが思い出したようにズキンと脈打ち、熱を持ってジンジンと疼き出した。
「ロク……」
「ん?」
「その、身体が……」
俺の後ろも尖った胸の先端も、期待するようにジンジンと疼いている。
だってしようがないじゃん。新婚みたいなものだもの。
「するか?」
ロクの甘ったるい囁きに、見栄を張る余裕もなく頷いてしまった。
だってしたい。この間の余韻がまだ俺の中にはっきりと残っている。
あんな激しい交わりをロクと出来るって知ってしまったら、もう耐えられっこないって。
俺は昼間っから部屋に連れ込まれ、濃くて激しい快楽に溺れた。
***
上級神薬を飲んで復活し、俺は改めてサトウキビを調べに行った。
集まってくる餓鬼どもは、広範囲に飛ばした蜂たちに素早く撃退して貰っている。
「なるほど。伐採した後は弾けないのか」
このサトウキビ、地面から生えたまま人が触ると爆発する。
まぁ、中身が四散しても使えない訳ではなかったが、無駄が多すぎる。
「根元から素早く刈り取れればいいんだけど、そんなスキルは俺にはないしなぁ。どうしようかなぁ」
目の前にあるのに手に入らない。それは俺にスキルが無いからだけど悔しい。
ムギギ……と歯を噛み締めていたら、ロクが近所の農家から人を連れてこさせた。
「試しに彼らに任せてみよう」
そんな一般人なんかに……と舐めた態度で見守る俺の前で、農夫のおじさんとお兄さんがスパンと鎌を一振りして見事に刈り取った。
「ふわっ!?」
なにあれ、農家の攻撃力じゃ無いんだけど。
「なに、ザワザワ麦や弾け豆で慣れとるからな」
そう農夫のおじさんは事も無げに言った。
そう言えば、この世界の間引きも草取りも収穫も、高いスキルが必要なんだった。
「収穫には問題無さそうだね。じゃあこの辺にあるサトウキビを、畑に植え替えてみよう」
俺は見つかったサトウキビを株ごと畑に植え替えて殖やして貰うように頼んだ。
幾らかは収穫して汁を絞って貰う。
「絞った後の滓も、確か燃料になったり飼料になったりお酒になったんだよ」
勿論、俺は詳しい作り方は知らない。
でも調薬が出来る所為か、俺は薬を作るように酒を作ることが出来てしまった。
「ラム酒っぽい香りだな。これでフルーツとかナッツを漬けてパウンドケーキを作ったら、美味しそうだな」
俺はラム酒の薫りが芳醇なフルーツケーキの味を思い出してジュルリと涎を啜った。
「チヤ、随分と色の濃い酒だな」
甘い物の苦手なロクも、酒には興味があるのかヒクヒクと鼻を動かしてそう言った。
「多分、こっちの果物から採れる酒よりも酒精が強いよ」
「こちらにも収穫してから濃縮するものはあるがな」
「飲んでみる?」
「チヤは良いのか?」
「俺は飲み慣れてないから勇気が出ないー」
お菓子に使っているのは大丈夫なんだけど、度数の高い酒を直接飲もうとは思わない。
俺が飲めるのなんてビールかチューハイくらいだ。
「では遠慮なく」
そう言ってロクがくぴっと一息にグラスを煽った。
「……なるほど」
何が『なるほど』なんだよ~。俺は飲めないんだから、ちゃんと味を説明してくれなくちゃだろ!
もどかしいよぅ、と思っていたらちゃっかりエミールが「私もご相伴に預かって宜しいですかな?」とか言ってきた。
「いいけど、俺は飲んでないし味の保証は出来ないよ?」
「構いません。ご領主様も気に入られているようですし」
そう言ってエミールはさっさと手酌で飲み始めた。
「これはっ!」
エミールはカッ! と目を開けて何やらムニャムニャと言っているがよく聞こえない。
そして黙って真剣な顔で酒を飲み続けるロクと、「うーん」とか「ほ~ん」とか言いながらやっぱり飲むのを止めないエミールを俺が困ったように見つめていたら、料理人たちまでやってきて同じように酒の入った甕から離れなくなった。
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