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53.マッドサイエンティスト―2(R-18)
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「何を難しい顔をしている?」
ロクに眉間のシワを押されて思わず目を閉じた。
「変な顔にするなよ~」
「変? 尖ったこの唇が? それとも子供のようにギュッと瞑った目か? 私には可愛く見える」
ロクの言葉にポポポッと顔が熱くなる。
この男は真顔で口説いてくるからたちが悪い。
「人間の顔なんて、どれも一緒だろう?」
「まさかそんな訳はない。チヤは獣人の顔が全て同じと思うのか?」
真っ青な瞳で覗き込まれて視線を逸らせなくなる。
俺はロクの濡れた鼻もピンと飛び出た髭も好きだけれど、この地球みたいに青い瞳が何よりも好きだ。
「ロクは俺にとって特別だよ。あんただけ、本当に綺麗……」
最初はちょっとだけ怖かった。
でも今は誰よりも綺麗に見える。
「綺麗すぎて、俺なんかが触れていいのかなって……たまに怖くなる」
こんなに綺麗な人を、ただの学生だった俺が独り占めしていいのか?
触れたらバチが当たりそうで、でも触れたくて……俺は震える指を伸ばした。
その手をロクが掴んで指先に口付ける。
「お前は可愛いな。私に頭からパクリと喰われてしまうのにうかうかと近付いてきて……触れるどころか、私はお前を味わうのに」
耳元で囁かれてギュンッと体温が上がった。
そしてドキドキしていたら更に低くなった声でトドメを刺された。
「さあ、味わわせてくれ」
心臓ががんじがらめに締め付けられたようにキュッとして、俺は催眠術にでもかかったかのようにロクに言われるがままにベッドに膝を付いて尻を高く掲げた。
そしてシャツを捲られ、ズボンと下着を引き摺り下ろされて指で窄まりを露にされる。
“チッ、チチッ……”
濡れた音と共にぬるりとしたものが蕾の中に入ってきて、そのまま穴を押し広げられてしまう。
(ヤダ、甘い物を想像してないのに濡れちゃう……)
俺の後ろは勝手にとろりと泥濘んで、ロクの舌でグチャグチャに掻き回されて膝がガクガクと震える。
(どうしよう、お尻がムズムズする)
もっと擦ってくれたらイケるのに、強く押してくれたら締め付けて後ろでイケるのにってそれしか考えられなくなる。
「ロクぅ……太いの……もっと太くて硬いのが欲し……」
そう強請ったら舌が入ったまま軽く牙を立てられ、柔らかい間の肉に食い込んできて達してしまった。
「んうっ! はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
肩で息をしていたら舌が抜かれて、代わりに指が入ってきた。
「ヒクヒクと締め付けて、いやらしいな」
「だっ、て……ロクが、噛むから……」
「噛むだけでいいのか?」
「……ヤダ。硬いのをキュッてしたい」
そう言って俺はロクの指をキュウキュウと締め付けた。
(あぁ、気持ちいい。長くてイイトコロまで届く)
でも本当はロク自身が欲しい。
ロクのを締め付けて搾り取りたい。
(ナカで射精されて、ビクビクするのを感じ取れたら凄い幸せだと思うんだよね)
俺はなんとしてもロクと最後までしたい。
その為に送り還されない方法を見つけなくちゃいけない。
(それまでは……)
「ロク、脚の間でいいからロクのを挟ませて? ロクのに触れてイキたい」
「……チヤ、余り煽るな」
ロクは少し余裕のない態度でそう言い、俺を後ろから抱き締めてガチガチになったモノを擦り付けてきた。
俺はこうされているだけで幸せなのに、どうして許されないのかとちょっと悲しくなってしまった。
「一人で考え過ぎるな」
ベタベタした身体のままロクに引っ付いてうとうとしていたらそんな言葉が聴こえてきて、俺は黙って頷いた。
厳しい状況だけど上手くいってる。
頑張れば頑張るほどハードルが上がっていくけどきっとやり通して見せる。
だから時々、甘えさせて欲しい。
ロクが一番の癒しだから。俺の全てだから。
(好きだよ)
俺は心の中で呟いて、少しだけ休むことにした。
ロクに眉間のシワを押されて思わず目を閉じた。
「変な顔にするなよ~」
「変? 尖ったこの唇が? それとも子供のようにギュッと瞑った目か? 私には可愛く見える」
ロクの言葉にポポポッと顔が熱くなる。
この男は真顔で口説いてくるからたちが悪い。
「人間の顔なんて、どれも一緒だろう?」
「まさかそんな訳はない。チヤは獣人の顔が全て同じと思うのか?」
真っ青な瞳で覗き込まれて視線を逸らせなくなる。
俺はロクの濡れた鼻もピンと飛び出た髭も好きだけれど、この地球みたいに青い瞳が何よりも好きだ。
「ロクは俺にとって特別だよ。あんただけ、本当に綺麗……」
最初はちょっとだけ怖かった。
でも今は誰よりも綺麗に見える。
「綺麗すぎて、俺なんかが触れていいのかなって……たまに怖くなる」
こんなに綺麗な人を、ただの学生だった俺が独り占めしていいのか?
触れたらバチが当たりそうで、でも触れたくて……俺は震える指を伸ばした。
その手をロクが掴んで指先に口付ける。
「お前は可愛いな。私に頭からパクリと喰われてしまうのにうかうかと近付いてきて……触れるどころか、私はお前を味わうのに」
耳元で囁かれてギュンッと体温が上がった。
そしてドキドキしていたら更に低くなった声でトドメを刺された。
「さあ、味わわせてくれ」
心臓ががんじがらめに締め付けられたようにキュッとして、俺は催眠術にでもかかったかのようにロクに言われるがままにベッドに膝を付いて尻を高く掲げた。
そしてシャツを捲られ、ズボンと下着を引き摺り下ろされて指で窄まりを露にされる。
“チッ、チチッ……”
濡れた音と共にぬるりとしたものが蕾の中に入ってきて、そのまま穴を押し広げられてしまう。
(ヤダ、甘い物を想像してないのに濡れちゃう……)
俺の後ろは勝手にとろりと泥濘んで、ロクの舌でグチャグチャに掻き回されて膝がガクガクと震える。
(どうしよう、お尻がムズムズする)
もっと擦ってくれたらイケるのに、強く押してくれたら締め付けて後ろでイケるのにってそれしか考えられなくなる。
「ロクぅ……太いの……もっと太くて硬いのが欲し……」
そう強請ったら舌が入ったまま軽く牙を立てられ、柔らかい間の肉に食い込んできて達してしまった。
「んうっ! はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
肩で息をしていたら舌が抜かれて、代わりに指が入ってきた。
「ヒクヒクと締め付けて、いやらしいな」
「だっ、て……ロクが、噛むから……」
「噛むだけでいいのか?」
「……ヤダ。硬いのをキュッてしたい」
そう言って俺はロクの指をキュウキュウと締め付けた。
(あぁ、気持ちいい。長くてイイトコロまで届く)
でも本当はロク自身が欲しい。
ロクのを締め付けて搾り取りたい。
(ナカで射精されて、ビクビクするのを感じ取れたら凄い幸せだと思うんだよね)
俺はなんとしてもロクと最後までしたい。
その為に送り還されない方法を見つけなくちゃいけない。
(それまでは……)
「ロク、脚の間でいいからロクのを挟ませて? ロクのに触れてイキたい」
「……チヤ、余り煽るな」
ロクは少し余裕のない態度でそう言い、俺を後ろから抱き締めてガチガチになったモノを擦り付けてきた。
俺はこうされているだけで幸せなのに、どうして許されないのかとちょっと悲しくなってしまった。
「一人で考え過ぎるな」
ベタベタした身体のままロクに引っ付いてうとうとしていたらそんな言葉が聴こえてきて、俺は黙って頷いた。
厳しい状況だけど上手くいってる。
頑張れば頑張るほどハードルが上がっていくけどきっとやり通して見せる。
だから時々、甘えさせて欲しい。
ロクが一番の癒しだから。俺の全てだから。
(好きだよ)
俺は心の中で呟いて、少しだけ休むことにした。
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