【完結】俺の身体の半分は糖分で出来ている!? スイーツ男子の異世界紀行

うずみどり

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㊺二人の側近−2(R-18)

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 二人がサッと部屋からいなくなり、俺はロクと二人きりになってドキドキと心臓が早鐘を打つ。

(古色蒼然とした執務室にいると、ロクはまるで物語の中の人に見える)
 良く出来た作り物みたいで現実味がない。

(この人が本当に俺なんかを抱いたのか? 信じられないよ)
 ボーッとロクに見惚れていたら、ロクが椅子から立ち上がって近付いてきた。
 そして俺を書棚に押し付けるように追い込んだ。

「お前の気持ちはコロコロと変わるのだな。決して打ち解けない、頑なな様子を見せたかと思えば急に溶けだす。甘やかそうと思えば、今度は私を崇拝した目で見てくる。言っておくが、私は器用に対応を変えてやることなど出来ないからな。どこを触れば綻ぶのか、どう撫でたら甘い声で鳴くのか、そういうことしか考えていない」
「……俺はロクの抱き人形じゃないんだからね」
 そう言ったけれど、実は嫌ではなかった。
 ロクが俺に夢中になっていると思えば悪い気はしない。

「それで、どう撫でたら俺は鳴くの?」
 期待しながら訊ねたら、ロクは悪い顔で笑って俺の耳元で囁いた。

「どこもかしこも敏感だが、大きくなってしまった胸を揉みしだいて、千切れるまで抓んでやろうか」
「ッ! そんなの、ダメ……」
 俺はグッとロクの胸に両手を付いたけれど、ロクにくるりと身体を入れ換えられて、簡単に後ろから抱き込まれてしまった。

「ロクッ、恥ずかしいから――」
「いつも平然と脱いでいたではないか」
 前釦を途中まで外され、肌蹴られてしまって恥ずかしい。
 そこだけ露出された胸は確かに少し大きくて、ピンク色の先端が生々しく尖っていた。

「ねっ、どうせなら全部脱がして――」
「いやだ。胸だけを搾ってやる」
 そう言うとロクは俺に見せ付けるようにギュウギュウ
 と胸を掻き集めるようにしてから先端を指で抓んだ。

「ヒッ! いたっ、やっ、やめっ――ひんっ!」
 少し伸びてしまった乳首を指先で揉まれて引っ張られて扱かれ、何か搾り出そうとでもいうようにぎゅうぎゅうと擂り潰されて、恥も外聞もなく泣き出した。

『イタイイタイおっぱいイジメないで』ってバカみたいに懇願して、ジンジンしてるのに何故かちんこの先もツンと引っ張られたように張ってて、バレたくなくてへっぴり腰になったらロクの硬い腿にぶつかってそれ以上いけなくて尻を擦り付ける形になって、乳首を親指と人差し指で擦るのを止めてくれないからどんどん前が膨らんで、なのにロクは『胸だけでイクか?』なんて意地悪を言う。

「いじ、わる……おっぱい、もう、熱くて溶けちゃったよぅ……」
「溶けてないだろう? 擦り過ぎて、柔らかいのにコリコリしてる」
 くつくつと笑いながら言われ、俺は泣きながら自分の胸を見下ろした。

(どうしよう、こんなにぷっくりしちゃって、シャツの上からも見えちゃう……)
 こんな胸では洋服を着てても見えちゃう、と泣き言を洩らしたら先端を指先でグリグリと押され、中に押し込んで上からテープを貼ればいいなんて言いやがった。

「ばかっ! グリグリ、やぁぁぁ……」
 グリグリされると熱が中に籠るようで、どうしたらいいのかわからなくなった。
 もどかしくて、切なくて、勝手に腰がひこひこと前後に動いてしまう。

「チヤ? どうして欲しい?」
 優しく囁かれて俺は躊躇うことなくロクの手淫を求めた。
 イチモツを取り出され、ロクの筒状に丸めた手に包まれた途端に必死に抜き差しを始めた。

「あんっ、ああっ!」
(イイッ、イイの)
 ロクの手を借りてする自慰行為が気持ちよくて、俺はロクの手首を押さえながら腰を振ってしまう。
 胸は片手の親指と薬指でいっぺんに乳首を押さえられ、指先でコチョコチョと擽られて身を捩った。

「ロク、もぅ、むね、やぁ……」
 イクのに集中したいから胸を触らないでと頼んだのに、ロクはより感じる方の乳首を親指と中指でギュッと摘まんで、ぷちんと弾けそうになっている乳頭を人差し指の腹でスリスリと擦った。

「あぁああああん!」
 俺は後ろがズキリと疼くのを感じながら、前からプシッと潮を吹いてイッた。

「はあっ、はあっ、はあっ……」
「これじゃ足りないだろう?」
 ロクは肩で大きく息をする俺にそう言い、もう嫌だって言ってるのにしつこく胸を弄られて吸われて虐められて、トロトロと白濁を漏らすような射精を教えられた。

「ずっと気持ちいいだろう?」
「くる、しい……」
「ほら、息を吹き掛けただけで可愛い分身が揺れてる」
 くすり、と耳元で笑みを溢されて、俺は恥ずかしいのに嬉しくて自分から脚を開いてしまった。

「ロク、口にいれて……いっぱい、舐めて」
 涙目で頼んだらがっついたように口の中にすっぽりと含まれ、クチャクチャに揉み潰すように可愛がられた。

「あんっ、あんっ、ロク……すき、すきぃ……」
 俺に奉仕しているロクからの返事はなく、ただ夢中で分身を舐め回されてその余裕のない感じが嬉しかった。
 そして結局、ロクは我慢できずに俺の後ろに擦り付けて自分もイッたのだった。
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