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㊴名付けとレベルアップ−2(R−18)
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「チヤ、どうした? 木の根を齧ったような顔をしている」
戻ってきたロクにそう言われ、俺は唇を尖らせた。
「木の根なんて齧ってないよ」
「では萎んだ花でも食べたか?」
「どうして口に入れてばっかなんだよ!」
「お前は淋しいと何か口にしたがるからな」
穏やかに笑いながらそう言われ、心当たりのある俺は顔が熱くなった。
赤ちゃんみたいで嫌なんだけど、何か食べたり飲んだりしたいって思うのはしようがないじゃん。
温かい物も甘い物も口にするとホッとするんだって。
「淋しかったのか?」
「……うん」
腰を抱かれて俺は素直に頷いた。
ちょっとだけ淋しくなった。元の世界に残してきたものなんて大してないし、甘味以外に未練もないと思っていたけど……ちょっとだけ。
「膝に乗るか?」
「服……脱いでからね」
「人間には珍しい好みだな」
獣人は服を脱いでなるべく薄着で過ごす事を好み、人間は逆に何枚も重ね着をする事を好む。
人間の方が毛皮がなくて寒がりだし、ツルツルした身体を心の何処かで恥だと感じているからだろう。
でも俺はロクと素肌を触れ合わせるのが大好きだった。
ロクの毛が俺の肌を滑り、手や舌が肌に触れるとホッとする。
境界線が無くなるような気がする。
「鼻もくっつけよう」
獣人にとって親愛の情に当たる仕草をして貰う。
俺の鼻は濡れていないけれど、同じようにスリスリと擦り付けてチュウと口に吸い付く。
「ロク、愛してる……あんたと離れる事は出来ない」
「わかってる」
そうだよね、ロクは俺がロクの事を好きで離れられない事も、それでも淋しい気持ちを完全には無くせない事もちゃんとわかってる。わかっていて黙って俺の好きなようにさせてくれる。
「ロク……大好き」
膝に乗せられてギュッと太い首を抱き締め、胸やぺったんこの腹を押し付けた。
俺の方は下腹部をロクの毛に擦り付けるだけで気持ちいい。
「お前にそう言われると、私は冷静でいられなくなる」
「そう?」
そんな風には見えないけど。
「わかっていないな。お前のその言葉を聞くために、私はなんでもする」
「……変なの。俺の方がロクを好きなのに」
「だから決めつけるな」
それ以上は聞かないとでも言うように口を塞がれて、直ぐに口腔内を舐め回される事に夢中になる。
なんでこんなに簡単に理性が焼き切れるんだろう。
それは凄くえっちな感触だけどたかがキスなのに。
「チヤ、なにかあったか?」
「……え?」
「いつもと味が違う」
(味とか言うなよ)
でも多分、お供に名前を付けてレベル三の薬をいっぱい作ったからだろう。
「ロクの食べ物として、レベルアップしてるんだよ」
「下界に戻ったらますます狙われてしまうな」
「知られないようにするから大丈夫」
「だが匂いも心地好い」
「じゃあ匂い消しが作れないかお師匠様に訊いてみるよ」
「今は必要ないし、他の奴の名を呼ぶな」
珍しく嫉妬したロクに口腔内を掻き回されながら尻の間を弄られた。
どうやらお師匠様に引っ掛かりがあるみたいだ。
「んぅ……」
窄まりの中に指が入ってきて頭がぼんやりとする。
俺は本当に此処が弱くなってしまった。
「ぷ、はっ……」
息が苦しいままお尻で気持ちよくされて、自分から腰を後ろに突き出した。
もっと奥まで、もっと強く、もっと押し拡げて――。
「済まない」
ロクに謝られ、気が付いた時には半ばまでイチモツを挿れられていた。
「アッ、あ、あぁんっ!」
イイトコロをコリコリと擦られ、泣きながらロクに縋る。
「ロクッ、ロクッ!」
「ッ、此処だろう?」
耳朶を噛まれて、一際強く硬い性器を押し付けられて耐えきれずにイッた。
ロクの肩に爪を立ててしまったけれど、今じゃ傷一つ付かない。
それどころかそのまま尻のナカをズプズプとされて、ロクの大事な毛を掻き毟ってしまった。
「ダメッ、ダメッ、一度止まってぇぇぇ!」
「……悪いッ」
余裕のないロクが先端を俺のナカに擦り付けてイこうとするのがえっちで息が荒くなった。
ロクが俺に興奮してる。俺でイこうとしてる。
「ロクッ、俺のナカでイッて……」
キュウゥッと締め付けながらそう言ったら、ハッと冷静さを取り戻したらしいロクが陰茎を抜いてしまった。
「あんっ! ふぁっ」
俺が不満の声をあげて怒ろうとしたら、直ぐに蕾にロクの熱い迸りが掛かって甘い声が出てしまった。
(もっ、狡いんだから……)
「チヤ、身体を洗いに行くか?」
「まだ駄目。もう少しこのまま、くっついてて」
俺はべとつく身体のまま、熱が冷めるまでロクの感触を味わっていた。
戻ってきたロクにそう言われ、俺は唇を尖らせた。
「木の根なんて齧ってないよ」
「では萎んだ花でも食べたか?」
「どうして口に入れてばっかなんだよ!」
「お前は淋しいと何か口にしたがるからな」
穏やかに笑いながらそう言われ、心当たりのある俺は顔が熱くなった。
赤ちゃんみたいで嫌なんだけど、何か食べたり飲んだりしたいって思うのはしようがないじゃん。
温かい物も甘い物も口にするとホッとするんだって。
「淋しかったのか?」
「……うん」
腰を抱かれて俺は素直に頷いた。
ちょっとだけ淋しくなった。元の世界に残してきたものなんて大してないし、甘味以外に未練もないと思っていたけど……ちょっとだけ。
「膝に乗るか?」
「服……脱いでからね」
「人間には珍しい好みだな」
獣人は服を脱いでなるべく薄着で過ごす事を好み、人間は逆に何枚も重ね着をする事を好む。
人間の方が毛皮がなくて寒がりだし、ツルツルした身体を心の何処かで恥だと感じているからだろう。
でも俺はロクと素肌を触れ合わせるのが大好きだった。
ロクの毛が俺の肌を滑り、手や舌が肌に触れるとホッとする。
境界線が無くなるような気がする。
「鼻もくっつけよう」
獣人にとって親愛の情に当たる仕草をして貰う。
俺の鼻は濡れていないけれど、同じようにスリスリと擦り付けてチュウと口に吸い付く。
「ロク、愛してる……あんたと離れる事は出来ない」
「わかってる」
そうだよね、ロクは俺がロクの事を好きで離れられない事も、それでも淋しい気持ちを完全には無くせない事もちゃんとわかってる。わかっていて黙って俺の好きなようにさせてくれる。
「ロク……大好き」
膝に乗せられてギュッと太い首を抱き締め、胸やぺったんこの腹を押し付けた。
俺の方は下腹部をロクの毛に擦り付けるだけで気持ちいい。
「お前にそう言われると、私は冷静でいられなくなる」
「そう?」
そんな風には見えないけど。
「わかっていないな。お前のその言葉を聞くために、私はなんでもする」
「……変なの。俺の方がロクを好きなのに」
「だから決めつけるな」
それ以上は聞かないとでも言うように口を塞がれて、直ぐに口腔内を舐め回される事に夢中になる。
なんでこんなに簡単に理性が焼き切れるんだろう。
それは凄くえっちな感触だけどたかがキスなのに。
「チヤ、なにかあったか?」
「……え?」
「いつもと味が違う」
(味とか言うなよ)
でも多分、お供に名前を付けてレベル三の薬をいっぱい作ったからだろう。
「ロクの食べ物として、レベルアップしてるんだよ」
「下界に戻ったらますます狙われてしまうな」
「知られないようにするから大丈夫」
「だが匂いも心地好い」
「じゃあ匂い消しが作れないかお師匠様に訊いてみるよ」
「今は必要ないし、他の奴の名を呼ぶな」
珍しく嫉妬したロクに口腔内を掻き回されながら尻の間を弄られた。
どうやらお師匠様に引っ掛かりがあるみたいだ。
「んぅ……」
窄まりの中に指が入ってきて頭がぼんやりとする。
俺は本当に此処が弱くなってしまった。
「ぷ、はっ……」
息が苦しいままお尻で気持ちよくされて、自分から腰を後ろに突き出した。
もっと奥まで、もっと強く、もっと押し拡げて――。
「済まない」
ロクに謝られ、気が付いた時には半ばまでイチモツを挿れられていた。
「アッ、あ、あぁんっ!」
イイトコロをコリコリと擦られ、泣きながらロクに縋る。
「ロクッ、ロクッ!」
「ッ、此処だろう?」
耳朶を噛まれて、一際強く硬い性器を押し付けられて耐えきれずにイッた。
ロクの肩に爪を立ててしまったけれど、今じゃ傷一つ付かない。
それどころかそのまま尻のナカをズプズプとされて、ロクの大事な毛を掻き毟ってしまった。
「ダメッ、ダメッ、一度止まってぇぇぇ!」
「……悪いッ」
余裕のないロクが先端を俺のナカに擦り付けてイこうとするのがえっちで息が荒くなった。
ロクが俺に興奮してる。俺でイこうとしてる。
「ロクッ、俺のナカでイッて……」
キュウゥッと締め付けながらそう言ったら、ハッと冷静さを取り戻したらしいロクが陰茎を抜いてしまった。
「あんっ! ふぁっ」
俺が不満の声をあげて怒ろうとしたら、直ぐに蕾にロクの熱い迸りが掛かって甘い声が出てしまった。
(もっ、狡いんだから……)
「チヤ、身体を洗いに行くか?」
「まだ駄目。もう少しこのまま、くっついてて」
俺はべとつく身体のまま、熱が冷めるまでロクの感触を味わっていた。
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