61 / 194
㉚精神安定剤−2
しおりを挟む
「少し休んでから来い」
そう言うとロクは俺の身体を綺麗に拭き清め、新しい服を着せて部屋を出て行った。
パタン、という扉が閉まる音と同時に意識が途切れそうになる。
ほんの少ししか挿れられてないし、ロクに食べられる為に甘く溶けた身体は痛みも傷も負っていないけれど兎に角疲れた。
(イクって事はあっちこっちに力が入るって事だし、射精すんのだって中々体力を使う。長時間無理な体勢であんあんギシギシやってたし、体重を掛けないようにはしてくれてたけど力が強いから……)
俺は少し赤くなった手首を見て顔を赤らめた。
押さえ込まれたのとかを思い出して頭がおかしくなりそうだ。
(ロクばっかり余裕で狡い……)
俺ははふん、と熱い吐息をついてからそろそろとベッドから身体を起こした。
ロクのお陰で俺の気持ちはすっかり安定している。
(周りに認められないとか、ロクに釣り合ってないとか、そんなのもうどうでもいいや。先のことなんて心配したってしようがないし、それよりも俺はロクに俺の中でイッて欲しいし、天界のことをもっとよく知って甘味を地上に取り戻したい。この体質の事だって治せるもんなら治したいし、やる事なんて幾らでもあるんだ)
今さら人種の違いにビビってる場合じゃない、と自分に気合を入れる。
そして残しておいてくれた食事をパパパッと食べ、ハヌマーンの様子を訊いたら大いびきを掻いて寝ていると言うので図書室へ案内して貰った。
そこでウィリアムに神話関係の本を持ってきて貰い、まずは彼の口からこの世界の神話を簡単に教えて貰った。
「神話と言っても、余り話は無いのです」
「獣人たちには興味がなかったから?」
「ええ」
でもそれもおかしな話じゃないか?
幾ら自分の神霊を信じているとはいえ、この世界を創ったのは神だという事は認めているんだから、普通はもう少しくらいは興味を持つんじゃない?
「神はこの地上と自分によく似た人間をお造りになりましたが、別の神がこの地にやって来て人間と暮らし始めました。それが神霊と私たち獣人の祖です」
「別の神……」
「獣神は人間と交わり、獣人が生まれました。獣人の中には神が宿り、人とは別の存在である証拠に自由に歩き回ります」
でもロクの神霊は呼び出せるけどね? ウィリアムはそれを知らないのかな?
「獣人と獣人は新たな獣人を産みましたが、人間と獣人の間には混じった子供が産まれました。人間に近い姿を持つもの、獣人に近い姿を持つもの、神霊を持つ獣人も産まれました」
「じゃあ、獣人同士で結婚して純血を守ろうって人たちが出てきたんじゃない?」
「ええ、鷲型獣人や獅子型獣人など有力な一族ほど一族間の結婚を守りましたが、元々は獣神と人間の混血です。純血を尊ぶ一族からも先祖返りとして人間に近い姿の子供は産まれましたし、同族からは余り強い個体が産まれませんでした」
「近親婚の弊害か……」
「そうです」
これが本当に動物だったら他種族との子供なんて産まれないし、同種で結婚したからって弱くなる筈もないんだけど彼らは人だからね。
鷲型獣人と犬型獣人が交わったら強い鷲型獣人が産まれた、なんて事が多かったらしい。
「ですから男女どちらでも一族の姿をした長子が家を継ぎます。例外は王室で、国王だけは必ず男子が継ぎます。なんでも国が荒れた時代に作られた法だそうです」
ふぅ~ん。男子だけにしておいた方が国が荒れないって理由が俺にはよくわからないけど。
そう思って顔を顰めていたらウィリアムがしらっと裏の話を教えてくれた。
「そうでもしないと王族が増え過ぎてしまい、国庫で養わねばならない人が増えます」
「なるほど」
女性の鷲型獣人はどんどん降嫁させちゃうのか。
それで男子には一家を立ててやるか、幽閉に近い扱いになるらしい。
折角王族に産まれてもなかなか大変なんだね。
「それで話を神話に戻すけれど、別の神が来たからこの地を創造した神は天界に去ったって事?」
「ええ。自分たちの子供である人間が獣神と交わったから怒ったとも、獣神に後を任せて天界に帰ったとも言われています」
う~ん、甘味を奪った事を考えると怒った、が正解だと思うんだけど、そうすると獣から神に取り上げたハヌマーンの存在が浮いてくる。
獣神に怒っていたなら、似たような姿のハヌマーンを生み出したりするだろうか?
「どちらが正しいのかは学者によって説が分かれていますが、神は下界に手を出してこないので気にしない者が殆どです」
「でも怒って地上から甘味を奪ったのが正解だったらどうする?」
「甘味を奪った?」
「ハヌマーンはそう言ってる。昔、神々が地上に甘い物は存在しないように定めたってさ」
「……それなら、召喚で細々とでも手に入れるしか無いのではないでしょうか」
「そっか。きっとそれが大多数の意見なんだね」
誰も姿を見せもしない神から甘味を取り戻そうとは思わないんだ。
それはやっぱり存在の薄さの所為なのか。
「そう言えば、ウィリアムさんは甘い物って口にしたことがあるの?」
「いえ、私ごときの身分では無理です。父は若い頃に一度だけ、クッキーなるものを食べたことがあるそうですが……それっきりでした」
「そっかぁ……」
信じらんない。この世界では、産まれてから一度も甘味を口にすること無く死んでいく人が大半だってこと?
貴族のほんの一部しか甘味を口に出来ない世界……冗談じゃない。
(貧しくって心が泣いちゃうね!)
俺は絶対にこの地上に甘味を取り戻そうと決意した。
別にアンブロシアやネクタルを寄越せってんじゃない。
ただ普通に甘い果物や砂糖の取れる植物が生えるのを許して欲しいだけだ。
彼らに甘い汁を煮詰めた物を舐めさせてあげたい。
ハチミツをたっぷりとパンに付けて食べさせてあげたい。
果汁たっぷりのメロンや桃を頬張る幸せを教えてあげたい。
そして嫌そうに顔を顰めるロクを見て笑うんだ。
俺はその日を夢見て頑張る事にした。
そう言うとロクは俺の身体を綺麗に拭き清め、新しい服を着せて部屋を出て行った。
パタン、という扉が閉まる音と同時に意識が途切れそうになる。
ほんの少ししか挿れられてないし、ロクに食べられる為に甘く溶けた身体は痛みも傷も負っていないけれど兎に角疲れた。
(イクって事はあっちこっちに力が入るって事だし、射精すんのだって中々体力を使う。長時間無理な体勢であんあんギシギシやってたし、体重を掛けないようにはしてくれてたけど力が強いから……)
俺は少し赤くなった手首を見て顔を赤らめた。
押さえ込まれたのとかを思い出して頭がおかしくなりそうだ。
(ロクばっかり余裕で狡い……)
俺ははふん、と熱い吐息をついてからそろそろとベッドから身体を起こした。
ロクのお陰で俺の気持ちはすっかり安定している。
(周りに認められないとか、ロクに釣り合ってないとか、そんなのもうどうでもいいや。先のことなんて心配したってしようがないし、それよりも俺はロクに俺の中でイッて欲しいし、天界のことをもっとよく知って甘味を地上に取り戻したい。この体質の事だって治せるもんなら治したいし、やる事なんて幾らでもあるんだ)
今さら人種の違いにビビってる場合じゃない、と自分に気合を入れる。
そして残しておいてくれた食事をパパパッと食べ、ハヌマーンの様子を訊いたら大いびきを掻いて寝ていると言うので図書室へ案内して貰った。
そこでウィリアムに神話関係の本を持ってきて貰い、まずは彼の口からこの世界の神話を簡単に教えて貰った。
「神話と言っても、余り話は無いのです」
「獣人たちには興味がなかったから?」
「ええ」
でもそれもおかしな話じゃないか?
幾ら自分の神霊を信じているとはいえ、この世界を創ったのは神だという事は認めているんだから、普通はもう少しくらいは興味を持つんじゃない?
「神はこの地上と自分によく似た人間をお造りになりましたが、別の神がこの地にやって来て人間と暮らし始めました。それが神霊と私たち獣人の祖です」
「別の神……」
「獣神は人間と交わり、獣人が生まれました。獣人の中には神が宿り、人とは別の存在である証拠に自由に歩き回ります」
でもロクの神霊は呼び出せるけどね? ウィリアムはそれを知らないのかな?
「獣人と獣人は新たな獣人を産みましたが、人間と獣人の間には混じった子供が産まれました。人間に近い姿を持つもの、獣人に近い姿を持つもの、神霊を持つ獣人も産まれました」
「じゃあ、獣人同士で結婚して純血を守ろうって人たちが出てきたんじゃない?」
「ええ、鷲型獣人や獅子型獣人など有力な一族ほど一族間の結婚を守りましたが、元々は獣神と人間の混血です。純血を尊ぶ一族からも先祖返りとして人間に近い姿の子供は産まれましたし、同族からは余り強い個体が産まれませんでした」
「近親婚の弊害か……」
「そうです」
これが本当に動物だったら他種族との子供なんて産まれないし、同種で結婚したからって弱くなる筈もないんだけど彼らは人だからね。
鷲型獣人と犬型獣人が交わったら強い鷲型獣人が産まれた、なんて事が多かったらしい。
「ですから男女どちらでも一族の姿をした長子が家を継ぎます。例外は王室で、国王だけは必ず男子が継ぎます。なんでも国が荒れた時代に作られた法だそうです」
ふぅ~ん。男子だけにしておいた方が国が荒れないって理由が俺にはよくわからないけど。
そう思って顔を顰めていたらウィリアムがしらっと裏の話を教えてくれた。
「そうでもしないと王族が増え過ぎてしまい、国庫で養わねばならない人が増えます」
「なるほど」
女性の鷲型獣人はどんどん降嫁させちゃうのか。
それで男子には一家を立ててやるか、幽閉に近い扱いになるらしい。
折角王族に産まれてもなかなか大変なんだね。
「それで話を神話に戻すけれど、別の神が来たからこの地を創造した神は天界に去ったって事?」
「ええ。自分たちの子供である人間が獣神と交わったから怒ったとも、獣神に後を任せて天界に帰ったとも言われています」
う~ん、甘味を奪った事を考えると怒った、が正解だと思うんだけど、そうすると獣から神に取り上げたハヌマーンの存在が浮いてくる。
獣神に怒っていたなら、似たような姿のハヌマーンを生み出したりするだろうか?
「どちらが正しいのかは学者によって説が分かれていますが、神は下界に手を出してこないので気にしない者が殆どです」
「でも怒って地上から甘味を奪ったのが正解だったらどうする?」
「甘味を奪った?」
「ハヌマーンはそう言ってる。昔、神々が地上に甘い物は存在しないように定めたってさ」
「……それなら、召喚で細々とでも手に入れるしか無いのではないでしょうか」
「そっか。きっとそれが大多数の意見なんだね」
誰も姿を見せもしない神から甘味を取り戻そうとは思わないんだ。
それはやっぱり存在の薄さの所為なのか。
「そう言えば、ウィリアムさんは甘い物って口にしたことがあるの?」
「いえ、私ごときの身分では無理です。父は若い頃に一度だけ、クッキーなるものを食べたことがあるそうですが……それっきりでした」
「そっかぁ……」
信じらんない。この世界では、産まれてから一度も甘味を口にすること無く死んでいく人が大半だってこと?
貴族のほんの一部しか甘味を口に出来ない世界……冗談じゃない。
(貧しくって心が泣いちゃうね!)
俺は絶対にこの地上に甘味を取り戻そうと決意した。
別にアンブロシアやネクタルを寄越せってんじゃない。
ただ普通に甘い果物や砂糖の取れる植物が生えるのを許して欲しいだけだ。
彼らに甘い汁を煮詰めた物を舐めさせてあげたい。
ハチミツをたっぷりとパンに付けて食べさせてあげたい。
果汁たっぷりのメロンや桃を頬張る幸せを教えてあげたい。
そして嫌そうに顔を顰めるロクを見て笑うんだ。
俺はその日を夢見て頑張る事にした。
0
お気に入りに追加
381
あなたにおすすめの小説
ずっとヤモリだと思ってた俺の相棒は実は最強の竜らしい
空色蜻蛉
ファンタジー
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。
孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。
竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。
火傷の跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜?
いやいや、ないでしょ……。
【お知らせ】2018/2/27 完結しました。
◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
異世界転移で、俺と僕とのほっこり溺愛スローライフ~間に挟まる・もふもふ神の言うこと聞いて珍道中~
兎森りんこ
BL
主人公のアユムは料理や家事が好きな、地味な平凡男子だ。
そんな彼が突然、半年前に異世界に転移した。
そこで出逢った美青年エイシオに助けられ、同居生活をしている。
あまりにモテすぎ、トラブルばかりで、人間不信になっていたエイシオ。
自分に自信が全く無くて、自己肯定感の低いアユム。
エイシオは優しいアユムの料理や家事に癒やされ、アユムもエイシオの包容力で癒やされる。
お互いがかけがえのない存在になっていくが……ある日、エイシオが怪我をして!?
無自覚両片思いのほっこりBL。
前半~当て馬女の出現
後半~もふもふ神を連れたおもしろ珍道中とエイシオの実家話
予想できないクスッと笑える、ほっこりBLです。
サンドイッチ、じゃがいも、トマト、コーヒーなんでもでてきますので許せる方のみお読みください。
アユム視点、エイシオ視点と、交互に視点が変わります。
完結保証!
このお話は、小説家になろう様、エブリスタ様でも掲載中です。
※表紙絵はミドリ/緑虫様(@cklEIJx82utuuqd)からのいただきものです。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる