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㉘緊迫の晩餐会−2(R−18)
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「チヤ、私は若い娘の気紛れに付き合っている暇など無い」
不貞寝するようにベッドにうつ伏せになっていたら、頭の近くに座ったロクがそう弁明してきた。
「若い子って言うけど、俺とそう変わらない年だろ」
「十六だ」
(えっ、俺より三つも年下? あれで?)
目を丸くする俺を見て、ロクが溜め息を吐く。
「わかったか?」
「……うん」
流石に三十を超えたロクが十六歳の子を相手にする訳がないよね。
それに領地経営やこっちの事でも忙しいのに、相手をしてあげる暇なんて無いのも当然だ。
俺はロクに身勝手な同情を押し付けていた。
ロクが怒るのも無理はない。
「口出ししてゴメン。俺は関係ないのに……」
「そういう意味で咎めたのでは無いのだが」
「怒ってないの?」
「少しは怒っている」
そう言うとロクが俺に圧し掛かってきた。
大きな体で俺を押し潰すように覆われ、昨日の今日でまだ身体が辛い俺は俄に慌てた。
「待って! まだ辛いから!」
「怪我をしているのかっ!」
「違うけどっ!」
鋭く問い詰められて俺は言いたくない事を言う羽目になった。
だってまた薬を塗るって言い出されたら困る。
「お尻っ、ムズムズして、痒くて……ナカがゾワゾワするから、触られたくないんだよ……」
なんと説明していいのか俺にもわからないけどさ、ほら、腫れ物に触るって言葉があるだろう?
敏感になっているところに触られるのって辛いから、落ち着くまで待って欲しいんだよ。
エッチを二度としたくないって訳じゃなくて、ちょっと猶予が欲しいだけ。
「済まない」
ロクは俺に掛けた負担が大き過ぎたと思って深く謝ってきた。
「多分、最初だから……そのうち、慣れるから」
「慣れるまでしても良いのか?」
「しないなんて言ったら怒るよ!」
「ならお前の許しが出るまで、下には触れない」
そう言ってロクは俺の耳朶をぴちゃりと舐ってきた。
「ンッ、耳もや――」
「これはお仕置きだ」
ロクは俺をギュッと羽交い締めにして、執拗に耳を舐った。
ぴちゃぴちゃという音と濡れた感触に頭の中まで犯されたような気分になる。
「ロク、ダメ……」
「駄目? どうしてだ?」
「アッ!」
俺は耳と同時に乳首も弄られて益々頭が逆上せた。
狡い、俺がロクの声に弱いって知ってる癖に。
耳や首が弱いって知ってる癖に。
胸だって……ロクの所為で感じるようになってしまったのに。
「ロク、お願い、シたくなっちゃうから……」
「したい? お前が望むなら、なんでもしてやるぞ?」
甘ったるく耳元で囁かれてぽや~んとしてしまう。
くそぅ、男の癖に男の低い声でやられちゃうってなんだよ。
でもほんと、いい声で……。
「チヤ? どうして欲しい?」
「んぅ~、キスがいい。甘いのが欲しいっ!」
「……ふん。もう少しお預けだ」
そう言うとロクはまた熱心に俺の耳を舐り始めた。
じゅるじゅるという音と耳の中に入り込んでくる舌に背中がゾクゾクする。
逃げ場がなくて本当に勘弁して欲しい。
「うそつきっ! なんでも、するって――」
「お仕置きが終わったらなんでもしてやる」
『お仕置き』? 『お仕置き』って何?
そう言えば少し怒ってるって言ってたし、アルテミス嬢への態度に口出しした事の制裁?
でも違うって言ってたし――。
「考え事か? 余裕だな」
「ひうっ!」
キュウッと膨れた乳首を押し潰されて身体が跳ねた。
どうしよう、そこだけじゃイケないのに凄く感じるんだ。
「ロクッ、ロクぅぅぅ……」
胸がジンジンして乳首がツーンとする。
舐られた耳は溶けちゃったみたいなのに吸われるとまだ反応する。
もう本当にしつこい。
「ロク、前も弄って……」
俺はとうとう我慢できずにそう強請ってしまった。
だって勃っちゃってたし、出さなきゃ治まりが付かないんだもん。
「良いのか?」
「いいから早くっ! ふあんっ!」
手で包まれただけなのに凄く気持ちいい。
俺は甘いものを想像するのも忘れて夢中で腰を振ってしまった。
「チヤ……可愛いな」
クスリと笑われたけどそれがまた色っぽくて、俺はキューッとロクの腕を握り締めてイッた。
勿論アルテミス嬢の事もハヌマーンの事もすっかり頭から消し飛んでいた。
「出したら少しは楽になったか? このまま眠っていいぞ」
「ん……でも、お風呂……」
「身体を拭いておいてやる」
「ん。わかった……」
俺は出したら身体も心も解れてふわっと眠気に攫われる。
なんだか眠ってばかりみたいだけど、多分ずっと続いた野宿で疲れが溜まっていたんだろう。
ここはロクの部屋だし、無理をせず休むことにした。
「ついでに薬も塗っておくからな」
ロクの低い囁きが聴こえたけれど、意識が朦朧としていた俺は何を言われたのかわからない。
うとうとと眠るように頷いて目を閉じた。
そして翌朝には綺麗になった身体で新しい服を着ていたし、身体も楽になっていた。
やっぱり睡眠に勝る療養はないな、と思いながら元気に起き上がった。
不貞寝するようにベッドにうつ伏せになっていたら、頭の近くに座ったロクがそう弁明してきた。
「若い子って言うけど、俺とそう変わらない年だろ」
「十六だ」
(えっ、俺より三つも年下? あれで?)
目を丸くする俺を見て、ロクが溜め息を吐く。
「わかったか?」
「……うん」
流石に三十を超えたロクが十六歳の子を相手にする訳がないよね。
それに領地経営やこっちの事でも忙しいのに、相手をしてあげる暇なんて無いのも当然だ。
俺はロクに身勝手な同情を押し付けていた。
ロクが怒るのも無理はない。
「口出ししてゴメン。俺は関係ないのに……」
「そういう意味で咎めたのでは無いのだが」
「怒ってないの?」
「少しは怒っている」
そう言うとロクが俺に圧し掛かってきた。
大きな体で俺を押し潰すように覆われ、昨日の今日でまだ身体が辛い俺は俄に慌てた。
「待って! まだ辛いから!」
「怪我をしているのかっ!」
「違うけどっ!」
鋭く問い詰められて俺は言いたくない事を言う羽目になった。
だってまた薬を塗るって言い出されたら困る。
「お尻っ、ムズムズして、痒くて……ナカがゾワゾワするから、触られたくないんだよ……」
なんと説明していいのか俺にもわからないけどさ、ほら、腫れ物に触るって言葉があるだろう?
敏感になっているところに触られるのって辛いから、落ち着くまで待って欲しいんだよ。
エッチを二度としたくないって訳じゃなくて、ちょっと猶予が欲しいだけ。
「済まない」
ロクは俺に掛けた負担が大き過ぎたと思って深く謝ってきた。
「多分、最初だから……そのうち、慣れるから」
「慣れるまでしても良いのか?」
「しないなんて言ったら怒るよ!」
「ならお前の許しが出るまで、下には触れない」
そう言ってロクは俺の耳朶をぴちゃりと舐ってきた。
「ンッ、耳もや――」
「これはお仕置きだ」
ロクは俺をギュッと羽交い締めにして、執拗に耳を舐った。
ぴちゃぴちゃという音と濡れた感触に頭の中まで犯されたような気分になる。
「ロク、ダメ……」
「駄目? どうしてだ?」
「アッ!」
俺は耳と同時に乳首も弄られて益々頭が逆上せた。
狡い、俺がロクの声に弱いって知ってる癖に。
耳や首が弱いって知ってる癖に。
胸だって……ロクの所為で感じるようになってしまったのに。
「ロク、お願い、シたくなっちゃうから……」
「したい? お前が望むなら、なんでもしてやるぞ?」
甘ったるく耳元で囁かれてぽや~んとしてしまう。
くそぅ、男の癖に男の低い声でやられちゃうってなんだよ。
でもほんと、いい声で……。
「チヤ? どうして欲しい?」
「んぅ~、キスがいい。甘いのが欲しいっ!」
「……ふん。もう少しお預けだ」
そう言うとロクはまた熱心に俺の耳を舐り始めた。
じゅるじゅるという音と耳の中に入り込んでくる舌に背中がゾクゾクする。
逃げ場がなくて本当に勘弁して欲しい。
「うそつきっ! なんでも、するって――」
「お仕置きが終わったらなんでもしてやる」
『お仕置き』? 『お仕置き』って何?
そう言えば少し怒ってるって言ってたし、アルテミス嬢への態度に口出しした事の制裁?
でも違うって言ってたし――。
「考え事か? 余裕だな」
「ひうっ!」
キュウッと膨れた乳首を押し潰されて身体が跳ねた。
どうしよう、そこだけじゃイケないのに凄く感じるんだ。
「ロクッ、ロクぅぅぅ……」
胸がジンジンして乳首がツーンとする。
舐られた耳は溶けちゃったみたいなのに吸われるとまだ反応する。
もう本当にしつこい。
「ロク、前も弄って……」
俺はとうとう我慢できずにそう強請ってしまった。
だって勃っちゃってたし、出さなきゃ治まりが付かないんだもん。
「良いのか?」
「いいから早くっ! ふあんっ!」
手で包まれただけなのに凄く気持ちいい。
俺は甘いものを想像するのも忘れて夢中で腰を振ってしまった。
「チヤ……可愛いな」
クスリと笑われたけどそれがまた色っぽくて、俺はキューッとロクの腕を握り締めてイッた。
勿論アルテミス嬢の事もハヌマーンの事もすっかり頭から消し飛んでいた。
「出したら少しは楽になったか? このまま眠っていいぞ」
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「ん。わかった……」
俺は出したら身体も心も解れてふわっと眠気に攫われる。
なんだか眠ってばかりみたいだけど、多分ずっと続いた野宿で疲れが溜まっていたんだろう。
ここはロクの部屋だし、無理をせず休むことにした。
「ついでに薬も塗っておくからな」
ロクの低い囁きが聴こえたけれど、意識が朦朧としていた俺は何を言われたのかわからない。
うとうとと眠るように頷いて目を閉じた。
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