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⑫追い掛けてきた!−2(R−18)
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ロクと口付けを交わした回数なんて覚えていない。
でもとにかくいっぱいだから、それと同じだけお尻で気持ちよくなったらもっと中毒になっちゃう。
ロクがいないと生きていく事すら出来なくなっちゃう!
「どうしよう! 自分の指だとそこまで気持ちよくない!」
「ゴフッ!」
ロクが鼻から噴き出した。
「チヤ……自分でシたのか?」
「そりゃ……ロクに頼むよりはマシだから」
自分でちょこちょこっと気持ちよくなれたら気が楽だろう?
でも余り気持ちよくないし、なんか馬鹿馬鹿しくなって直ぐに止めてしまった。
「そんなに嫌なら、口を吸う回数を減らすか?」
「それはヤダ。帰れなくなるかもしれないもん」
「ああ、そうだったな」
召喚者の使命はこっちの人と甘い物を交換する事だから、それを抑えたら益々帰れなくなる。
というのは口実で、本当はロクとチュウをする回数が減るのが嫌なだけだ。
「甘い食材も同時進行で探すから、協力してよ。肉体を強く変えるもの、エリクサーやネクタルの伝説ってあるんでしょう? 過去にそういう物があったのかもしれない」
この世界は呪術やマジナイが盛んだからね、神霊もいるし、伝説には事欠かないんだよ。
「まあ、そういう伝説は沢山あるな。特に冒険者をしていたらよく耳にした」
「そういう曰く付きの場所を中心に探そうよ。ロクの領地に行く途中にはないの?」
「あるが……危険だぞ?」
「怪我をしたら俺を齧ってもいいよ」
「馬鹿。私の事より、お前を癒やす薬が無い」
あ、そっか。そもそも怪我をする危険が大きいのは俺の方だよね。
薬にはなれても、俺自身は弱々だもんなぁ。
「兎に角、近くまで行ってみようよ。周辺を調査するだけでも何かわかるかもしれないし」
「そうだな。お前の体質のことも関わりがあるかもしれない」
ロクはどんどん効力が強くなる俺の身体が心配なようだった。
それってロク自身の肉体が強化されるって事なんだけど、ロクはそれがちょっと疚しいみたいだ。
俺は別に気にしないのに。
(まぁ強いて言えば、その神々しい肉体をちょっと俺に預けてくれないかな~とは思うけど)
俺はロクに身体のナカまで触られているのに、ロクの身体は余り触らせて貰ってない。
膝に乗ったり抱き着いたりはしているけど、隅々まで舐めるように撫でさせては貰っていない。
なんとなくそれを頼むのは恥ずかしいし、俺がロクの身体を見たがるのははしたない気がする。でも本当は見たい。
そんな風に悶々としながら旅を続け、目的の地を訪れたら見知った顔と出くわした。
***
「レ、レオポルトッ! あんたがどうして此処にっ!?」
ちょっとツタンカーメンっぽい獅子の獣人は、城で拘束されている筈のレオポルト・パレスだった。
「イチヤを追い掛けてきたっ! 俺はお前の伴侶になりたいっ!」
(じょ、冗談じゃないっ! ヤらせろって言った次は伴侶だって?)
俺は若い獣人のぶっ飛び具合に頭がクラクラとした。
こっちは男だし、異世界に帰るし、おまけにこの身体は誰にでも与えられるものじゃない。
「ロク……どうしよう?」
縋るようにロクを見上げたら、ヒョイと抱き上げられた。
「レオポルト、仕事はどうした?」
「休みを貰った!」
「許可されなかったんじゃないか?」
「後で謝るから問題ない!」
ドーンと胸を張った獅子がアホ過ぎてついて行けない。
こいつは人の話を全く聞かないタイプだ。
ロクも溜め息を吐きながら面倒臭そうに言った。
「上長に連絡してやるから直ぐに帰れ」
「嫌だ! 大体どうしてロクサーン侯爵がイチヤの側にいるんだ!」
「それはチヤに信頼されているからだろう」
「どうしてっ!」
「どうしてだ?」
ロクが笑みを含んだ眼差しで俺を見てそう訊ねた。
そういうからかいに応えるのは恥ずかしいんだけど、今はレオポルトに衝撃を与える為に乗っかってみる。
「ロク、は……強くて格好良いし、甘い物が嫌いでも我慢して俺に付き合ってくれるから。それにキスも、触られるのも気持ちよくて好き。ロクの舌で舐められるのが好き」
「ガーンッ!」
『ガーンッ!』じゃないよこの馬鹿。
疲れるけど妙に憎めない。
「甘い物が嫌いな奴には勿体ないだろう!?」
「でもロクが一番美味しいの」
「ガーンッ、ガーンッ!」
なあ、それってふざけてんの? お前、実は大してショックじゃないんだろう?
「俺の、運命だと思ったのに……」
いやいやいや、どうしてそこまで思い込めるんだよ?
俺は前もちゃんと断ったよね?
「俺はロクのものです」
ダメ押しにそう言ってみたが、レオポルトは暫く俯いた後で懲りずにこう言った。
「俺も同行させてくれっ! 口説くチャンスもなしに振られるのは納得がいかない!」
(え、そんなの知らないよっ!)
そう思ったけれど、どうにも諦めてくれる雰囲気じゃない。
「ロクぅぅぅ」
どうしよう、と泣き付いたらロクは早々に説得を諦めていた。
「今回の調査だけは同行を許そう。だがチヤに指一本でも触れたら腕を貰う」
「腕……」
「私は本気だ」
ロクの厳しい気配にゾッとした。
獣人同士で腕を貰うと言ったら本当に腕をもぎ取られる。
そのくらい口約束であっても厳しい。
「それから私とチヤは同室だが、お前は部屋を別に取れ」
「それって――」
「私たちが閨を共にするところを見たくはあるまい?」
「ッ!」
ロクの言葉に興奮して牙を向いたレオポルトを、ロクは片腕を上げただけで制する。
そして俺を一度も下ろさないまま、さっさと宿へと入った。
「ロク~、煽るなよぉ」
「ふん。奴とてこのくらいは覚悟の上だろう」
「でもさぁ――」
「庇い立てするならお前も仕置くぞ?」
ロクの言葉に俺は慌てて口を噤んだ。
どうやらロクが腹を立てているという事に、俺はやっと気付いたのだった。
でもとにかくいっぱいだから、それと同じだけお尻で気持ちよくなったらもっと中毒になっちゃう。
ロクがいないと生きていく事すら出来なくなっちゃう!
「どうしよう! 自分の指だとそこまで気持ちよくない!」
「ゴフッ!」
ロクが鼻から噴き出した。
「チヤ……自分でシたのか?」
「そりゃ……ロクに頼むよりはマシだから」
自分でちょこちょこっと気持ちよくなれたら気が楽だろう?
でも余り気持ちよくないし、なんか馬鹿馬鹿しくなって直ぐに止めてしまった。
「そんなに嫌なら、口を吸う回数を減らすか?」
「それはヤダ。帰れなくなるかもしれないもん」
「ああ、そうだったな」
召喚者の使命はこっちの人と甘い物を交換する事だから、それを抑えたら益々帰れなくなる。
というのは口実で、本当はロクとチュウをする回数が減るのが嫌なだけだ。
「甘い食材も同時進行で探すから、協力してよ。肉体を強く変えるもの、エリクサーやネクタルの伝説ってあるんでしょう? 過去にそういう物があったのかもしれない」
この世界は呪術やマジナイが盛んだからね、神霊もいるし、伝説には事欠かないんだよ。
「まあ、そういう伝説は沢山あるな。特に冒険者をしていたらよく耳にした」
「そういう曰く付きの場所を中心に探そうよ。ロクの領地に行く途中にはないの?」
「あるが……危険だぞ?」
「怪我をしたら俺を齧ってもいいよ」
「馬鹿。私の事より、お前を癒やす薬が無い」
あ、そっか。そもそも怪我をする危険が大きいのは俺の方だよね。
薬にはなれても、俺自身は弱々だもんなぁ。
「兎に角、近くまで行ってみようよ。周辺を調査するだけでも何かわかるかもしれないし」
「そうだな。お前の体質のことも関わりがあるかもしれない」
ロクはどんどん効力が強くなる俺の身体が心配なようだった。
それってロク自身の肉体が強化されるって事なんだけど、ロクはそれがちょっと疚しいみたいだ。
俺は別に気にしないのに。
(まぁ強いて言えば、その神々しい肉体をちょっと俺に預けてくれないかな~とは思うけど)
俺はロクに身体のナカまで触られているのに、ロクの身体は余り触らせて貰ってない。
膝に乗ったり抱き着いたりはしているけど、隅々まで舐めるように撫でさせては貰っていない。
なんとなくそれを頼むのは恥ずかしいし、俺がロクの身体を見たがるのははしたない気がする。でも本当は見たい。
そんな風に悶々としながら旅を続け、目的の地を訪れたら見知った顔と出くわした。
***
「レ、レオポルトッ! あんたがどうして此処にっ!?」
ちょっとツタンカーメンっぽい獅子の獣人は、城で拘束されている筈のレオポルト・パレスだった。
「イチヤを追い掛けてきたっ! 俺はお前の伴侶になりたいっ!」
(じょ、冗談じゃないっ! ヤらせろって言った次は伴侶だって?)
俺は若い獣人のぶっ飛び具合に頭がクラクラとした。
こっちは男だし、異世界に帰るし、おまけにこの身体は誰にでも与えられるものじゃない。
「ロク……どうしよう?」
縋るようにロクを見上げたら、ヒョイと抱き上げられた。
「レオポルト、仕事はどうした?」
「休みを貰った!」
「許可されなかったんじゃないか?」
「後で謝るから問題ない!」
ドーンと胸を張った獅子がアホ過ぎてついて行けない。
こいつは人の話を全く聞かないタイプだ。
ロクも溜め息を吐きながら面倒臭そうに言った。
「上長に連絡してやるから直ぐに帰れ」
「嫌だ! 大体どうしてロクサーン侯爵がイチヤの側にいるんだ!」
「それはチヤに信頼されているからだろう」
「どうしてっ!」
「どうしてだ?」
ロクが笑みを含んだ眼差しで俺を見てそう訊ねた。
そういうからかいに応えるのは恥ずかしいんだけど、今はレオポルトに衝撃を与える為に乗っかってみる。
「ロク、は……強くて格好良いし、甘い物が嫌いでも我慢して俺に付き合ってくれるから。それにキスも、触られるのも気持ちよくて好き。ロクの舌で舐められるのが好き」
「ガーンッ!」
『ガーンッ!』じゃないよこの馬鹿。
疲れるけど妙に憎めない。
「甘い物が嫌いな奴には勿体ないだろう!?」
「でもロクが一番美味しいの」
「ガーンッ、ガーンッ!」
なあ、それってふざけてんの? お前、実は大してショックじゃないんだろう?
「俺の、運命だと思ったのに……」
いやいやいや、どうしてそこまで思い込めるんだよ?
俺は前もちゃんと断ったよね?
「俺はロクのものです」
ダメ押しにそう言ってみたが、レオポルトは暫く俯いた後で懲りずにこう言った。
「俺も同行させてくれっ! 口説くチャンスもなしに振られるのは納得がいかない!」
(え、そんなの知らないよっ!)
そう思ったけれど、どうにも諦めてくれる雰囲気じゃない。
「ロクぅぅぅ」
どうしよう、と泣き付いたらロクは早々に説得を諦めていた。
「今回の調査だけは同行を許そう。だがチヤに指一本でも触れたら腕を貰う」
「腕……」
「私は本気だ」
ロクの厳しい気配にゾッとした。
獣人同士で腕を貰うと言ったら本当に腕をもぎ取られる。
そのくらい口約束であっても厳しい。
「それから私とチヤは同室だが、お前は部屋を別に取れ」
「それって――」
「私たちが閨を共にするところを見たくはあるまい?」
「ッ!」
ロクの言葉に興奮して牙を向いたレオポルトを、ロクは片腕を上げただけで制する。
そして俺を一度も下ろさないまま、さっさと宿へと入った。
「ロク~、煽るなよぉ」
「ふん。奴とてこのくらいは覚悟の上だろう」
「でもさぁ――」
「庇い立てするならお前も仕置くぞ?」
ロクの言葉に俺は慌てて口を噤んだ。
どうやらロクが腹を立てているという事に、俺はやっと気付いたのだった。
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