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⑪l'm lovin' it−2(R−18)
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「……え? ロク?」
戸惑う俺のぽってりと腫れた蕾に、ロクのしっかりとした指が入ってくる。
「んぅうううっ!」
ズプズプと指で後孔を犯されて思い切り目を見開いた。
さっきのヌルヌルと滑るのとは違う、もっとはっきりと力強く肉を突く感覚に戸惑う。
(やだ、なに? お尻ズプズプって、出し入れされてんの怖い。女みたいにされてんの怖い。ロク、ロク、怖いよ)
「ロクっ……やっ! 怖いぃぃ……」
ズプズプされてんのが怖くて振り返ったら、ロクの切羽詰まった余裕のない表情が見えた。
「チヤ……チヤ。済まない、怖がらせて……済まない」
「ロクぅ……ズプズプ、や」
俺は現金なもんで、ロクの顔を見たらちょっと余裕を取り戻して甘えるようにそう言ってみた。
そんな事を言ったらロクが煽られるとわかっていたのに、わざと言ってみた。
「や、か……」
「やだよぅ」
嫌だと言いつつあんあんと喘いで見せる。
俺ってば性悪でどうしようもない。
「チヤっ!」
ロクの指の動きが速くなって、尻孔を性器のように穿たれている俺はドキドキしながら高まっていく快感に乗っかった。
お尻でイッて見せたらロクは満足する? 俺をもっと鳴かせたいと思う? 自分も……そこに入りたいと思う?
「ロクぅ!」
俺は深々と入り込んだ指をキュウウウウッ! と力一杯締め付けてイッた。
これでイかされたのだと指に肉襞を絡み付けた。
「チヤ……」
ロクの苦しそうな声が聞こえ、ちゅぷっと音を立てて指が引き抜かれた。
指を抜き取られた俺の穴は赤く綻んで、きっと妖しくテラテラと光っている。
「ロク、ちょっとずつ慣らしたら出来るようになるよ?」
「……何を」
「あんたの砲身。俺に突っ込みたいでしょ?」
「……気の所為だ」
気まずげなロクが物凄く可愛い。
「実験だよ。前も後ろもあんたが飲んで?」
それでそのついでに後ろを慣らせばいい。
性行為は必要ないけど、セットにしたら避けられないよね?
マッ◯のお子様セットについてくるオマケみたいに、あんたもそれを楽しめば良い。
俺はロクを身体から堕とそうとしている事に疚しさを感じない訳では無かったけれど、時間がなくて焦っていた。
俺はいずれ帰るし、そうなったら多分二度と会えない。
貴族のロクは相応しいお嫁さんを貰うだろうし、よく似た黒豹の子供を作るんだろう。
それは嫌になるくらい鮮明に想像できる未来だったし、壊すつもりもない。
ただそこにいられない俺が、少しくらいロクを貰ったっていいだろう?
「あんたしか信用できない。甘い物の嫌いなあんたしか、こんな事を頼めない」
そう言ったらロクがぐらついた。
よしあとちょっと。
「ねえ、甘いのを食べて貰ってる時って、俺も凄く甘く感じるって知ってるでしょう? もしかしたらそれが代金なのかも。甘い物好きな俺が甘い物と引き換えに甘い物を貰う。その交換が十分に成立したら帰れるのかも」
「チヤが満足するまでと言うことか?」
「多分」
俺は睫毛を伏せてそう答えた。
自分でもそれらしい話だとは思ったけど、所詮は何の根拠もない思い付きに過ぎない。
こんな話に乗ってくれるとしたら、それは帰れなくなってる俺が可哀想だからだろう。
「わかった。俺がお前の甘いのを啜る」
「うん。どれだけ甘くても我慢してね」
「辛くはなれないのか?」
「無茶を言うなよ」
俺は小さく笑って頭の何処かで冷静に考える。
(俺は恐怖を感じたら無味無臭になる。俺が自分の甘い身体を渡す相手は誰でも良い訳じゃなくて、きっとこの黒豹じゃなければ駄目だった)
甘ったるいまま最後まで食べて貰えたら神々の恩恵を与える事が出来る。けれど甘い物の嫌いなこの男が何処まで耐えられるのかわからない。
「そう言えば、口を濯がなくてもいいの?」
「何のことだ?」
「甘いのが嫌で、俺に口を食わせた後は濯ぎに行ってたじゃん」
そう言ったらロクが俺の背中に圧し掛かってきて、首の後ろをざらりと舐めながら言った。
「お前に口の中を舐められた後は、無性に牙を突き立てたくなって疼いた。だから獣のように自分の腕に噛み付いていた。どうせお前を啜れば治るしな」
「ッ!」
思いもよらなかった告白に頭の中が真っ白になった。
俺が散々舐め回した牙が疼いていただなんて。その牙を振るいたいと思っていただなんて。
「か、むの……?」
「噛まない。少し牙を立てただけでお前の肌は破れてしまう」
うなじの上を鼻先でなぞられて身体がガクガクと震えた。
信用はしているけど無条件に怖い。怖いのに……。
「……勃ってる」
ロクに指摘されて死にたくなった。
俺ってばなんでこの状況で股間が盛り上がってる訳!?
「おかしな奴だな」
クツクツと笑われながらロクの手で分身を扱きたてられる。
「ちょ、やめっ! そんな事はしなくていいからっ!」
「いいから大人しくしていろ。怖がらせた責任を取ってやる」
耳元で甘ったるく囁かれ、耳を舐られながらロクの手でイかされた。
それは甘美だけれど、なんだか物凄く悔しかった。
「いつでもイかせてやるからな」
ロクはそう言うと、何故かご機嫌で手を洗いに行った。
俺はさっきまで優勢だったのにと、がっかりしながらベッドに沈み込んだ。
戸惑う俺のぽってりと腫れた蕾に、ロクのしっかりとした指が入ってくる。
「んぅうううっ!」
ズプズプと指で後孔を犯されて思い切り目を見開いた。
さっきのヌルヌルと滑るのとは違う、もっとはっきりと力強く肉を突く感覚に戸惑う。
(やだ、なに? お尻ズプズプって、出し入れされてんの怖い。女みたいにされてんの怖い。ロク、ロク、怖いよ)
「ロクっ……やっ! 怖いぃぃ……」
ズプズプされてんのが怖くて振り返ったら、ロクの切羽詰まった余裕のない表情が見えた。
「チヤ……チヤ。済まない、怖がらせて……済まない」
「ロクぅ……ズプズプ、や」
俺は現金なもんで、ロクの顔を見たらちょっと余裕を取り戻して甘えるようにそう言ってみた。
そんな事を言ったらロクが煽られるとわかっていたのに、わざと言ってみた。
「や、か……」
「やだよぅ」
嫌だと言いつつあんあんと喘いで見せる。
俺ってば性悪でどうしようもない。
「チヤっ!」
ロクの指の動きが速くなって、尻孔を性器のように穿たれている俺はドキドキしながら高まっていく快感に乗っかった。
お尻でイッて見せたらロクは満足する? 俺をもっと鳴かせたいと思う? 自分も……そこに入りたいと思う?
「ロクぅ!」
俺は深々と入り込んだ指をキュウウウウッ! と力一杯締め付けてイッた。
これでイかされたのだと指に肉襞を絡み付けた。
「チヤ……」
ロクの苦しそうな声が聞こえ、ちゅぷっと音を立てて指が引き抜かれた。
指を抜き取られた俺の穴は赤く綻んで、きっと妖しくテラテラと光っている。
「ロク、ちょっとずつ慣らしたら出来るようになるよ?」
「……何を」
「あんたの砲身。俺に突っ込みたいでしょ?」
「……気の所為だ」
気まずげなロクが物凄く可愛い。
「実験だよ。前も後ろもあんたが飲んで?」
それでそのついでに後ろを慣らせばいい。
性行為は必要ないけど、セットにしたら避けられないよね?
マッ◯のお子様セットについてくるオマケみたいに、あんたもそれを楽しめば良い。
俺はロクを身体から堕とそうとしている事に疚しさを感じない訳では無かったけれど、時間がなくて焦っていた。
俺はいずれ帰るし、そうなったら多分二度と会えない。
貴族のロクは相応しいお嫁さんを貰うだろうし、よく似た黒豹の子供を作るんだろう。
それは嫌になるくらい鮮明に想像できる未来だったし、壊すつもりもない。
ただそこにいられない俺が、少しくらいロクを貰ったっていいだろう?
「あんたしか信用できない。甘い物の嫌いなあんたしか、こんな事を頼めない」
そう言ったらロクがぐらついた。
よしあとちょっと。
「ねえ、甘いのを食べて貰ってる時って、俺も凄く甘く感じるって知ってるでしょう? もしかしたらそれが代金なのかも。甘い物好きな俺が甘い物と引き換えに甘い物を貰う。その交換が十分に成立したら帰れるのかも」
「チヤが満足するまでと言うことか?」
「多分」
俺は睫毛を伏せてそう答えた。
自分でもそれらしい話だとは思ったけど、所詮は何の根拠もない思い付きに過ぎない。
こんな話に乗ってくれるとしたら、それは帰れなくなってる俺が可哀想だからだろう。
「わかった。俺がお前の甘いのを啜る」
「うん。どれだけ甘くても我慢してね」
「辛くはなれないのか?」
「無茶を言うなよ」
俺は小さく笑って頭の何処かで冷静に考える。
(俺は恐怖を感じたら無味無臭になる。俺が自分の甘い身体を渡す相手は誰でも良い訳じゃなくて、きっとこの黒豹じゃなければ駄目だった)
甘ったるいまま最後まで食べて貰えたら神々の恩恵を与える事が出来る。けれど甘い物の嫌いなこの男が何処まで耐えられるのかわからない。
「そう言えば、口を濯がなくてもいいの?」
「何のことだ?」
「甘いのが嫌で、俺に口を食わせた後は濯ぎに行ってたじゃん」
そう言ったらロクが俺の背中に圧し掛かってきて、首の後ろをざらりと舐めながら言った。
「お前に口の中を舐められた後は、無性に牙を突き立てたくなって疼いた。だから獣のように自分の腕に噛み付いていた。どうせお前を啜れば治るしな」
「ッ!」
思いもよらなかった告白に頭の中が真っ白になった。
俺が散々舐め回した牙が疼いていただなんて。その牙を振るいたいと思っていただなんて。
「か、むの……?」
「噛まない。少し牙を立てただけでお前の肌は破れてしまう」
うなじの上を鼻先でなぞられて身体がガクガクと震えた。
信用はしているけど無条件に怖い。怖いのに……。
「……勃ってる」
ロクに指摘されて死にたくなった。
俺ってばなんでこの状況で股間が盛り上がってる訳!?
「おかしな奴だな」
クツクツと笑われながらロクの手で分身を扱きたてられる。
「ちょ、やめっ! そんな事はしなくていいからっ!」
「いいから大人しくしていろ。怖がらせた責任を取ってやる」
耳元で甘ったるく囁かれ、耳を舐られながらロクの手でイかされた。
それは甘美だけれど、なんだか物凄く悔しかった。
「いつでもイかせてやるからな」
ロクはそう言うと、何故かご機嫌で手を洗いに行った。
俺はさっきまで優勢だったのにと、がっかりしながらベッドに沈み込んだ。
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