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⑪l'm lovin' it−1(R−18)
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「チヤ、何を拗ねている?」
珍しくこちらを窺うようなロクの態度が気に入らない。
あの人と疚しい事でもしてたんじゃないのって、邪推してしまう。
「別に拗ねてないし。どうせ俺は部外者だし」
「そんな事は言ってないだろう」
「あんたの元部下が来るなんて聞いてなかったけど?」
にこりと笑ったら天を仰がれてしまった。
(あ~、駄目だ。俺ってば、めっちゃ面倒臭い奴になってる。ロクにも呆れられちゃう)
悄々と肩を落としていたらロクが言い辛そうに話し始めた。
「慕ってくれる団員達には悪いが、俺は騎士団の長になど向いていなかった。寧ろ外されて、これ幸いと自由になれた」
「自由にって……一人で何が出来るんだよ」
「肩書きさえあれば、情報を集めたり操作したりは容易い」
「……意外。あんたは情報操作とかしないタイプだと思ってた」
「幻滅したか?」
「いいや、安心したよ。王族に馬鹿正直に突っかかって行って、手も足も出ないのかと思った」
「マキシム卿には面と向かって逆らう事は出来ない。だからお前を強引に取り上げられたら、私でもどうしようもない。その事ばかり心配で……悪かった」
強引に話を纏め過ぎたという自覚はあるんだろう。ばつが悪そうに謝るロクは可愛い。
「俺はあんたに守られてばかりいるね」
「……え?」
「それって俺が神々の飲み物だから? 俺を口にした者は強者になれるから、だから保護してくれるの?」
もしも王国の為だと言うなら、俺を王族に渡してしまえばいい。それとも何か他に理由があるの?
じっと見つめていたら、ロクがそろそろと手を伸ばしてきた。
俺に触れる指先は呆れるほどに慎重だった。
「お前を……一哉を踏み躙らせる訳にはいかない」
「弱っちくて同情した?」
「……わからない。ただ、誰にも渡せない」
そこに独占欲はあるのか。特別な気持ちはあるのか。少しでも俺に希望はあるのか。
「あんたが食べても良いんだよ? 一番最初に俺に手を付けて、ナカを暴いても良いんだよ?」
俺の言葉にロクの中心がズキリと脈打った。
ロクは間違いなく俺に反応している。
それが喉が干上がる程にドキドキして嬉しい。
「お前を……抉じ開けたらどうなる」
「わかんない。あんたなしじゃいらんなくなるかも」
今だって言葉だけで、想像だけで俺のナカは期待にズキズキと疼いている。
そこを擦られたら気持ちよくてイッてしまうかも、もうずっと擦られていたいと思うようになるかもと気持ちが舞い上がっている。
ロクに擦られたい。
身体の一番奥にある気持ちがいいところをロクに擦られたい。
「ロク……駄目? 指だけでもいいから、そろそろナカに触って欲しいよ」
俺はもうロクに触られたくて限界だった。
ロクだって迷っているのがその目を見ればわかる。
「ちょっとだけ、指だけだから。ロクは味をみてくれるだけでいいから……ね? 実験だよ」
俺は必死にロクを誘って、自分の身体の変化を確かめてみる為だからと説いて指を後ろに誘導した。
後ろを使った事なんて無かったけど、そこが潤っていて気持ちがいいのはわかってる。
ロクの指を飲み込みたいって思うのは甘味化した俺の本能みたいなものだ。
「濡らさないと駄目だろう?」
なんで詳しいのってムカつくけど、俺は口を尖らせながら否定した。
「少し、擦れば……平気。ナカから、濡れてるから」
「……?」
「甘くなるのと一緒! 勝手に溶けてるの!」
畜生、何を不思議そうな顔をしているんだよ。こんな事を言わせんな。啜られたくて溶ける身体だなんて申告したくないよ!
真っ赤になった俺の頬に一つ口付け、窄まりをロクが爪先で引っ掻いた。
それから爪を引っ込め、ズブズブと指を沈めた。
(ふぁああああんっ!)
太い指がナカに入ってきてハクハクと口が開いた。
どうしよう、これだけですっごく気持ちがいい。
「チヤ……濡れてる。動かしてもいいか?」
耳を舐るような声に必死でコクコクと頷いた。
声を出す余裕なんてない。でも止めないで、もっとして。
「……柔らかいな」
ピチャピチャと耳を舐めながら後孔に指を出し入れされてどうしようもなく感じた。腰が勝手にいやらしく動いて、俺だけロクを貪っているような浅ましい痴態を曝してしまう。
「チヤ……可愛いな。こんなところで感じて、クチャクチャになって」
「だって……飲み物。俺は飲み物だから……」
「飲ませてくれるのか? それはこっちもか?」
尻を穿たれたまま前を咥えられ、俺は思い切り腰を突き上げてしまった。
ロクの口の中にぴっちりと包み込まれて気持ちよくて、蕩けそうに好くて、縋り付いた頭から手を離す事が出来ない。
「ろくっ、ろく……おちんちん、気持ちいいよぅ」
あ~、もう馬鹿じゃないの? なに『おちんちん』とか言っちゃってんの? 俺だって頭の片隅で馬鹿みたいだって、恥ずかしいって思ってんだよ。でも――。
「ン~ッ!」
ロクが益々激しく前を吸うから、もげそうに吸引して俺を追い詰めるから、だから前から出そうだしちゃっかり動いてる後ろもヌルヌルだしもうどっちが気持ちいいのかわからない。どっちもいっぱい漏れてる。
「ふぁっ!」
空に放り出されたような解放感のあと、ロクがごくごくと喉を鳴らして俺の出したものを飲み干した。
同時に後ろで指がまだ動いていて、俺は制止する事も逃げ出す事も出来ない。
全部一滴残らず飲み干したロクが口許を拭うのをただぼんやりと見つめ、身体を引っくり返されて後ろに吸い付かれた。
「ひんっ!」
(嘘、そんなところまで……)
俺は溶けた後ろを啜られて舌を挿れられた。
ナカがぬるぬると擦れて、またしても腰が揺れてしまう。
(こんなとこを、啜って欲しいなんて……)
恥ずかしいしおかしい。でも止めないで欲しい。ナカで舌が蠢くのが頭が蕩けそうに気持ちが好い。
俺はあんあんと鳴きながらすっかり甘い味がしなくなるまで舐られ尽くされ、出汁がらのようにボーッとベッドに突っ伏していたら尻肉を左右に割られた。
珍しくこちらを窺うようなロクの態度が気に入らない。
あの人と疚しい事でもしてたんじゃないのって、邪推してしまう。
「別に拗ねてないし。どうせ俺は部外者だし」
「そんな事は言ってないだろう」
「あんたの元部下が来るなんて聞いてなかったけど?」
にこりと笑ったら天を仰がれてしまった。
(あ~、駄目だ。俺ってば、めっちゃ面倒臭い奴になってる。ロクにも呆れられちゃう)
悄々と肩を落としていたらロクが言い辛そうに話し始めた。
「慕ってくれる団員達には悪いが、俺は騎士団の長になど向いていなかった。寧ろ外されて、これ幸いと自由になれた」
「自由にって……一人で何が出来るんだよ」
「肩書きさえあれば、情報を集めたり操作したりは容易い」
「……意外。あんたは情報操作とかしないタイプだと思ってた」
「幻滅したか?」
「いいや、安心したよ。王族に馬鹿正直に突っかかって行って、手も足も出ないのかと思った」
「マキシム卿には面と向かって逆らう事は出来ない。だからお前を強引に取り上げられたら、私でもどうしようもない。その事ばかり心配で……悪かった」
強引に話を纏め過ぎたという自覚はあるんだろう。ばつが悪そうに謝るロクは可愛い。
「俺はあんたに守られてばかりいるね」
「……え?」
「それって俺が神々の飲み物だから? 俺を口にした者は強者になれるから、だから保護してくれるの?」
もしも王国の為だと言うなら、俺を王族に渡してしまえばいい。それとも何か他に理由があるの?
じっと見つめていたら、ロクがそろそろと手を伸ばしてきた。
俺に触れる指先は呆れるほどに慎重だった。
「お前を……一哉を踏み躙らせる訳にはいかない」
「弱っちくて同情した?」
「……わからない。ただ、誰にも渡せない」
そこに独占欲はあるのか。特別な気持ちはあるのか。少しでも俺に希望はあるのか。
「あんたが食べても良いんだよ? 一番最初に俺に手を付けて、ナカを暴いても良いんだよ?」
俺の言葉にロクの中心がズキリと脈打った。
ロクは間違いなく俺に反応している。
それが喉が干上がる程にドキドキして嬉しい。
「お前を……抉じ開けたらどうなる」
「わかんない。あんたなしじゃいらんなくなるかも」
今だって言葉だけで、想像だけで俺のナカは期待にズキズキと疼いている。
そこを擦られたら気持ちよくてイッてしまうかも、もうずっと擦られていたいと思うようになるかもと気持ちが舞い上がっている。
ロクに擦られたい。
身体の一番奥にある気持ちがいいところをロクに擦られたい。
「ロク……駄目? 指だけでもいいから、そろそろナカに触って欲しいよ」
俺はもうロクに触られたくて限界だった。
ロクだって迷っているのがその目を見ればわかる。
「ちょっとだけ、指だけだから。ロクは味をみてくれるだけでいいから……ね? 実験だよ」
俺は必死にロクを誘って、自分の身体の変化を確かめてみる為だからと説いて指を後ろに誘導した。
後ろを使った事なんて無かったけど、そこが潤っていて気持ちがいいのはわかってる。
ロクの指を飲み込みたいって思うのは甘味化した俺の本能みたいなものだ。
「濡らさないと駄目だろう?」
なんで詳しいのってムカつくけど、俺は口を尖らせながら否定した。
「少し、擦れば……平気。ナカから、濡れてるから」
「……?」
「甘くなるのと一緒! 勝手に溶けてるの!」
畜生、何を不思議そうな顔をしているんだよ。こんな事を言わせんな。啜られたくて溶ける身体だなんて申告したくないよ!
真っ赤になった俺の頬に一つ口付け、窄まりをロクが爪先で引っ掻いた。
それから爪を引っ込め、ズブズブと指を沈めた。
(ふぁああああんっ!)
太い指がナカに入ってきてハクハクと口が開いた。
どうしよう、これだけですっごく気持ちがいい。
「チヤ……濡れてる。動かしてもいいか?」
耳を舐るような声に必死でコクコクと頷いた。
声を出す余裕なんてない。でも止めないで、もっとして。
「……柔らかいな」
ピチャピチャと耳を舐めながら後孔に指を出し入れされてどうしようもなく感じた。腰が勝手にいやらしく動いて、俺だけロクを貪っているような浅ましい痴態を曝してしまう。
「チヤ……可愛いな。こんなところで感じて、クチャクチャになって」
「だって……飲み物。俺は飲み物だから……」
「飲ませてくれるのか? それはこっちもか?」
尻を穿たれたまま前を咥えられ、俺は思い切り腰を突き上げてしまった。
ロクの口の中にぴっちりと包み込まれて気持ちよくて、蕩けそうに好くて、縋り付いた頭から手を離す事が出来ない。
「ろくっ、ろく……おちんちん、気持ちいいよぅ」
あ~、もう馬鹿じゃないの? なに『おちんちん』とか言っちゃってんの? 俺だって頭の片隅で馬鹿みたいだって、恥ずかしいって思ってんだよ。でも――。
「ン~ッ!」
ロクが益々激しく前を吸うから、もげそうに吸引して俺を追い詰めるから、だから前から出そうだしちゃっかり動いてる後ろもヌルヌルだしもうどっちが気持ちいいのかわからない。どっちもいっぱい漏れてる。
「ふぁっ!」
空に放り出されたような解放感のあと、ロクがごくごくと喉を鳴らして俺の出したものを飲み干した。
同時に後ろで指がまだ動いていて、俺は制止する事も逃げ出す事も出来ない。
全部一滴残らず飲み干したロクが口許を拭うのをただぼんやりと見つめ、身体を引っくり返されて後ろに吸い付かれた。
「ひんっ!」
(嘘、そんなところまで……)
俺は溶けた後ろを啜られて舌を挿れられた。
ナカがぬるぬると擦れて、またしても腰が揺れてしまう。
(こんなとこを、啜って欲しいなんて……)
恥ずかしいしおかしい。でも止めないで欲しい。ナカで舌が蠢くのが頭が蕩けそうに気持ちが好い。
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