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⑮王都観光、またの名を王都ラブラブデート編−1(R-18)
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日程は順調で、予定通りに王都に着いた。
商団長のボイルさんから是非帰りも護衛を依頼したいと言われたけど、リッドは断った。
予定が合わないとかなんとか言ってたけど、護衛は苦手だからやりたくないだけだろう。
それに性欲も解消しづらいし。
「違う、お前に野宿をさせるからだ。せっかく卵を手に入れたんだから、使わないと勿体無いだろう」
「確かに卵に入っちゃえば夜も安全だけどな」
密室創造魔法で卵の中に入れるが、異次元に繋がっているので外からは干渉されない。卵も持ったまま移動するので壊される心配もしなくていい。
(あれ? 持ったまま移動するって、入れ子構造になるのか? 物理学的にそんな事が可能なの?)
ちょっと不思議に思ったけれど、実際に出来ているのだから可能なんだろう。難しいことを考えるのは性に合わないので直ぐに考えるのを止めた。
兎に角、卵の中に持ち込んだものはそのまま置いておけるし、レンタル倉庫みたいなものだと思えばいい。
広さも魔力の多いリッドの手を借りて魔方陣を刻んだから、十畳程度とそこそこ広い。
ベッドを持ち込めば宿屋代わりに使えるし、いざという時のシェルターにもなる。おまけにタダだ。
「名物料理なんかもあるし、宿を取れる時は取った方がいいけどな」
「確かに。俺は携帯食ってやつは苦手だ」
贅沢を言ってはいけないと思うけど、ナッツやドライフルーツと豆類を蜜で固めた携帯食は食べた気がしない。おまけに元の世界で食べていたものよりも硬い。
燻製肉は美味しいけど同じものは飽きるし、食事の面だけでも俺は冒険者になれそうもない。
「なら次からは転移石を利用して――」
「しなくていい。俺が転移魔法陣を覚えるから、転移石を使うのは止めろ」
何百万円もするものを緊急時でもないのに使えるかっての。
「なら帰りはどうする?」
「どうもしねぇよ。一週間くらい我慢する」
「わかった。俺もなるべく考慮する」
考慮すると言われてリッドの事だから狩りでもしそうで不安だったけれど、深くは考えない事にする。
俺達は王都のギルドに依頼終了の報告に行き、それから宿を取った。
「あんたの常宿?」
「ああ。一々変えるのは面倒だろう? ユウトがいるからもう少し高級な所が良いかとも思ったが、食事が旨いし静かだからな」
静かだから、という言葉の意味を俺が知るのは直ぐだった。
その日はもう遅いから観光は翌日以降にして、近くを軽く歩き回って屋台を冷やかすだけで宿に戻った。
借りている部屋に入った途端、リッドに押し倒されて俺は慌てた。
「おいっ! 宿屋は壁が薄いから――」
「大丈夫だ。ここは防音と耐震魔法が施されているからな」
「あ、静かな宿ってそういう……」
「だから大きな声を出しても大丈夫だぞ?」
リッドにニヤリと笑われて俺は頬が熱くなった。
王都に来るまでに泊まった宿で、リッドにイカされて啜り泣く声を隣室の奴らに聞かれ、翌朝にからかわれて恥ずかしい思いをした。
『可愛らしい声で鳴くから堪らなかった』なんて言われ、こっちの男どもに俺はそういう対象として見られるのだと改めて意識する事にもなった。
「人に聞かれなくたって、今日はしないぞ」
「何故だっ!?」
「何故って、それはお前が最近、変な格好ばかりさせるからだよっ!」
キスして身体中に触れるところまではまあいい。
問題はその後で、こいつは中途半端に俺の服を脱がせて膝を抱えさせたり四つん這いにさせたり、敢えて恥ずかしい格好で恥ずかしい場所を弄ってくる。
「変じゃない。ユウが猫みたいな格好で甘えるのは可愛い」
「変な性癖に目覚めるなよっ!」
俺がニャアニャア言わされて強請るようにケツを持ち上げてしまうのは、こいつが散々に焦らすからだ。
この阿呆を喜ばせるだけだとわかっていても、俺は目先の快楽に負けてあっさりと降参してしまう。
早くイカせてくれとせがんでしまう。
「お前、無理やり言わせようなんて、いい趣味じゃねぇぞ?」
「わかってる」
重々しく頷いたリッドはちゃんとわかっているらしい。
(んん? わかっていて止めないなら、余計に質が悪いじゃねぇかよ!)
俺はここらで釘を刺しておく事にする。
「余りエスカレートするようなら、もうお前とはしない。俺は優しくされたいんだ」
「わかった。わかったから触れさせないなんて言わないでくれ」
しょんぼりと眉を下げられて俺は簡単に絆されてしまう。
だって目尻に傷のある強面の大男がさぁ、ペットに触れるのを拒否された時みたいにガッカリしているのを見ると哀れになっちまうだろ。
自分を鍛える事以外に趣味らしい趣味も見当たらないし、俺に構って癒されるならそれもまあ良しって言うか好きにさせてやりたい。
俺は仕方がないなと溜め息を吐き、空気が和らいだのを察したリッドが間近で目を合わせてくる。
「重くないか?」
体重なんて掛けてない癖に気遣うリッドに俺は笑う。
「そこまでビクビクしなくていいよ。あんたのやり方でいい」
恥ずかしい格好をさせられること以外はリッドに不満はない。
こいつの触れ方も、手も口も舌も全部好きだ。
匂いだって嫌いじゃない。
「ユウト、可愛がらせてくれ」
「バカ、男に言うセリフじゃないって」
俺はクスクスと笑いながらリッドの首に両腕を回して目を瞑った。
あっちの世界でこれまでにしてきた回数よりも、こいつ一人としたキスの方がずっと多い。
舌を啜られて囀る事にも慣れてしまった。
「腰を上げるぞ」
リッドはわざわざ断ってから俺の腰をふわりと持ち上げ、服を脱がせて勃ち上がり掛けたソレを手のひらに包み込んだ。
「お前は――」
「今日はいい。ユウは気持ちいい事だけに集中しろ」
そう言われてちょっとだけホッとしてしまった。
だって丸太みたいなリッドのブツを出されると、迫力に押されてメタメタになってしまう。
カチコチになったアレで太腿や分身をゴリゴリと擦られるだけで、息を乱して興奮する。
(俺って変態みたいじゃね? 男の股にぶら下がったモノに煽られるとか信じらんねーだろ)
だから俺だけって言うのはありがたい。
リッドには申し訳ないけど。
「ほら、集中しろ」
上の空を詰るように先っぽを指の腹で抉られ、涙目になってリッドを睨む。
「バカ、先っぽはやだって――」
「本当に嫌なら俺もしない」
やけに甘ったるく言われて口を噤んだ。
俺の身体の事なんて、こいつには全部把握されちまってる。
ズルイ、と思うがどう詰って良いのかわからない。
それで仕方なく口がいいと言ってみる。
お前の口に入れてくれと。
「ユウッ!」
興奮したリッドに袋ごと性器を頬張られ、口の中で揉みしだかれて足の先まで快感が奔る。
たまに後ろにまで舌が伸びるが咎める余裕もない。
「んあっ、あっ、リッド……それ、やっ……」
本当は嫌じゃない。嫌じゃないけど蕾の表面を舐められるとムズムズしてしまう。
中に挿れられた経験も無いのにヒクヒクと動くのが恥ずかしい。
「ンッ、ンッ、ンッ……あっ、やっ!」
ひっきりなしに喘がされて脚を開いて身を捩る。
結局は自分から恥ずかしい格好をしてしまっている事に気付かない。
リッドの手と舌で踊らされるだけだ。
「イクッ、出るっ!」
「ユウ、名前を、名前を呼んでくれ」
「リッド……」
腹から声を絞り出すように呻き、ギュッとリッドの髪を掴んでイッたら後ろをふわふわと触られた。
「ふぁっ?」
「少しだけ、な」
悪戯っぽくそう言ったリッドに蕾の表面を撫でられ、俺は酷く乱れて醜態を晒してしまった。
商団長のボイルさんから是非帰りも護衛を依頼したいと言われたけど、リッドは断った。
予定が合わないとかなんとか言ってたけど、護衛は苦手だからやりたくないだけだろう。
それに性欲も解消しづらいし。
「違う、お前に野宿をさせるからだ。せっかく卵を手に入れたんだから、使わないと勿体無いだろう」
「確かに卵に入っちゃえば夜も安全だけどな」
密室創造魔法で卵の中に入れるが、異次元に繋がっているので外からは干渉されない。卵も持ったまま移動するので壊される心配もしなくていい。
(あれ? 持ったまま移動するって、入れ子構造になるのか? 物理学的にそんな事が可能なの?)
ちょっと不思議に思ったけれど、実際に出来ているのだから可能なんだろう。難しいことを考えるのは性に合わないので直ぐに考えるのを止めた。
兎に角、卵の中に持ち込んだものはそのまま置いておけるし、レンタル倉庫みたいなものだと思えばいい。
広さも魔力の多いリッドの手を借りて魔方陣を刻んだから、十畳程度とそこそこ広い。
ベッドを持ち込めば宿屋代わりに使えるし、いざという時のシェルターにもなる。おまけにタダだ。
「名物料理なんかもあるし、宿を取れる時は取った方がいいけどな」
「確かに。俺は携帯食ってやつは苦手だ」
贅沢を言ってはいけないと思うけど、ナッツやドライフルーツと豆類を蜜で固めた携帯食は食べた気がしない。おまけに元の世界で食べていたものよりも硬い。
燻製肉は美味しいけど同じものは飽きるし、食事の面だけでも俺は冒険者になれそうもない。
「なら次からは転移石を利用して――」
「しなくていい。俺が転移魔法陣を覚えるから、転移石を使うのは止めろ」
何百万円もするものを緊急時でもないのに使えるかっての。
「なら帰りはどうする?」
「どうもしねぇよ。一週間くらい我慢する」
「わかった。俺もなるべく考慮する」
考慮すると言われてリッドの事だから狩りでもしそうで不安だったけれど、深くは考えない事にする。
俺達は王都のギルドに依頼終了の報告に行き、それから宿を取った。
「あんたの常宿?」
「ああ。一々変えるのは面倒だろう? ユウトがいるからもう少し高級な所が良いかとも思ったが、食事が旨いし静かだからな」
静かだから、という言葉の意味を俺が知るのは直ぐだった。
その日はもう遅いから観光は翌日以降にして、近くを軽く歩き回って屋台を冷やかすだけで宿に戻った。
借りている部屋に入った途端、リッドに押し倒されて俺は慌てた。
「おいっ! 宿屋は壁が薄いから――」
「大丈夫だ。ここは防音と耐震魔法が施されているからな」
「あ、静かな宿ってそういう……」
「だから大きな声を出しても大丈夫だぞ?」
リッドにニヤリと笑われて俺は頬が熱くなった。
王都に来るまでに泊まった宿で、リッドにイカされて啜り泣く声を隣室の奴らに聞かれ、翌朝にからかわれて恥ずかしい思いをした。
『可愛らしい声で鳴くから堪らなかった』なんて言われ、こっちの男どもに俺はそういう対象として見られるのだと改めて意識する事にもなった。
「人に聞かれなくたって、今日はしないぞ」
「何故だっ!?」
「何故って、それはお前が最近、変な格好ばかりさせるからだよっ!」
キスして身体中に触れるところまではまあいい。
問題はその後で、こいつは中途半端に俺の服を脱がせて膝を抱えさせたり四つん這いにさせたり、敢えて恥ずかしい格好で恥ずかしい場所を弄ってくる。
「変じゃない。ユウが猫みたいな格好で甘えるのは可愛い」
「変な性癖に目覚めるなよっ!」
俺がニャアニャア言わされて強請るようにケツを持ち上げてしまうのは、こいつが散々に焦らすからだ。
この阿呆を喜ばせるだけだとわかっていても、俺は目先の快楽に負けてあっさりと降参してしまう。
早くイカせてくれとせがんでしまう。
「お前、無理やり言わせようなんて、いい趣味じゃねぇぞ?」
「わかってる」
重々しく頷いたリッドはちゃんとわかっているらしい。
(んん? わかっていて止めないなら、余計に質が悪いじゃねぇかよ!)
俺はここらで釘を刺しておく事にする。
「余りエスカレートするようなら、もうお前とはしない。俺は優しくされたいんだ」
「わかった。わかったから触れさせないなんて言わないでくれ」
しょんぼりと眉を下げられて俺は簡単に絆されてしまう。
だって目尻に傷のある強面の大男がさぁ、ペットに触れるのを拒否された時みたいにガッカリしているのを見ると哀れになっちまうだろ。
自分を鍛える事以外に趣味らしい趣味も見当たらないし、俺に構って癒されるならそれもまあ良しって言うか好きにさせてやりたい。
俺は仕方がないなと溜め息を吐き、空気が和らいだのを察したリッドが間近で目を合わせてくる。
「重くないか?」
体重なんて掛けてない癖に気遣うリッドに俺は笑う。
「そこまでビクビクしなくていいよ。あんたのやり方でいい」
恥ずかしい格好をさせられること以外はリッドに不満はない。
こいつの触れ方も、手も口も舌も全部好きだ。
匂いだって嫌いじゃない。
「ユウト、可愛がらせてくれ」
「バカ、男に言うセリフじゃないって」
俺はクスクスと笑いながらリッドの首に両腕を回して目を瞑った。
あっちの世界でこれまでにしてきた回数よりも、こいつ一人としたキスの方がずっと多い。
舌を啜られて囀る事にも慣れてしまった。
「腰を上げるぞ」
リッドはわざわざ断ってから俺の腰をふわりと持ち上げ、服を脱がせて勃ち上がり掛けたソレを手のひらに包み込んだ。
「お前は――」
「今日はいい。ユウは気持ちいい事だけに集中しろ」
そう言われてちょっとだけホッとしてしまった。
だって丸太みたいなリッドのブツを出されると、迫力に押されてメタメタになってしまう。
カチコチになったアレで太腿や分身をゴリゴリと擦られるだけで、息を乱して興奮する。
(俺って変態みたいじゃね? 男の股にぶら下がったモノに煽られるとか信じらんねーだろ)
だから俺だけって言うのはありがたい。
リッドには申し訳ないけど。
「ほら、集中しろ」
上の空を詰るように先っぽを指の腹で抉られ、涙目になってリッドを睨む。
「バカ、先っぽはやだって――」
「本当に嫌なら俺もしない」
やけに甘ったるく言われて口を噤んだ。
俺の身体の事なんて、こいつには全部把握されちまってる。
ズルイ、と思うがどう詰って良いのかわからない。
それで仕方なく口がいいと言ってみる。
お前の口に入れてくれと。
「ユウッ!」
興奮したリッドに袋ごと性器を頬張られ、口の中で揉みしだかれて足の先まで快感が奔る。
たまに後ろにまで舌が伸びるが咎める余裕もない。
「んあっ、あっ、リッド……それ、やっ……」
本当は嫌じゃない。嫌じゃないけど蕾の表面を舐められるとムズムズしてしまう。
中に挿れられた経験も無いのにヒクヒクと動くのが恥ずかしい。
「ンッ、ンッ、ンッ……あっ、やっ!」
ひっきりなしに喘がされて脚を開いて身を捩る。
結局は自分から恥ずかしい格好をしてしまっている事に気付かない。
リッドの手と舌で踊らされるだけだ。
「イクッ、出るっ!」
「ユウ、名前を、名前を呼んでくれ」
「リッド……」
腹から声を絞り出すように呻き、ギュッとリッドの髪を掴んでイッたら後ろをふわふわと触られた。
「ふぁっ?」
「少しだけ、な」
悪戯っぽくそう言ったリッドに蕾の表面を撫でられ、俺は酷く乱れて醜態を晒してしまった。
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