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第一部
④戻れない一線
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出したら少し冷静になり、ケンヂは自分の足の間からニョッキリと生えた三崎のイチモツを見てカーッと頭に血が上った。
「あっ、あの……」
自分だけ出してもう止めてとは言い出せないケンヂを見て、三崎がふぅと溜め息を吐いた。そしてするりとケンヂの尻を撫でる。
「ケンちゃんさぁ、ここにいたらいつかヤられちゃうよ」
そう言うと三崎の指がぐちゅんと尻穴に入ってきた。
「あんッ!」
そのまま指を抜き差しされて、快美感にケンヂは思わず喘いだ。
「こっちを覚えちゃっていいの?」
グチグチと指を動かされてケンヂがふぅふぅと熱い息を吐く。
「お尻、弄らないで……気持ちくなっちゃぅ……」
そのセリフに、従順に後孔を弄らせておいて何を言っているのだかと三崎は少し呆れた。
「気持ち好くしてあげたいんだよ」
そう言うと三崎は指を二本に増やし、内壁を指の腹でねっとりと擦った。
「あンッ、ああぁ……」
ケンヂは太股の間を三崎の分身で擦られながら尻のナカを念入りに解され、折り曲げた指の関節をキュッと噛んだ。
ナカの肉を掻き分けられるのも、浮き上がった筋をコリコリと扱かれるのも、粘膜をぬるぬると擦られるのも気持ちが好い。好過ぎて自分から孔を押し付けてしまう。
「ケンちゃん、後ろが俺の指を咥え込んでいるのが丸見えだよ」
「見ちゃ、や……」
「無理を言わないで」
三崎がグッと指を開いたら、ケンヂの蕾がぐんにゃりと拉げてナカの色が覗いた。
「あーあ、真っ赤になってる。こんなに熟れちゃって、もう戻れないよ」
「そんなぁ……」
三崎が弄ったからだと詰ったら、指がずるりと抜かれてしまった。
「三崎っ! ヤダ、抜くなって!」
抜いちゃヤダ、と気色ばむケンヂの尻肉を両手で掻き分けて三崎が顔を近付けた。そして綻んだ蕾に躊躇いなく舌を差し込んだ。
「やんんっ!」
初めての感触にガクガクとケンヂの身体が震える。
「ウソっ! ヤダ! ヤダァァァァァァ……!」
ぬるぬると蛇の様に入ってくるものが気持ち悪いのに、神経を掻き毟られているようにゾクゾクするのに、なのに下半身が溶けてしまったようにグズグズになっている。
(短いスカートを捲り上げられて、お尻の穴をじんじんするまで弄られて、舌で濡らされて……もう手遅れじゃん。こんなの、男じゃないじゃん)
すっかり受け入れ態勢の整ったケンヂの身体の奥がズクズクと疼く。その疼きが口を開かせた。
「三崎さん、おちんちん、挿れて。ハメハメして」
ケンヂの言葉に三崎がひっそりと笑い、ドロドロに溶けた穴に自分の先端を押し付けた。
ずぶり、と入ってくるものにケンヂの背中が引っ張られるように撓った。
ずぶり、ずぶり、と狭い穴に血管がビキビキと浮き上がった極悪な棒が入っていく。
もういっぱい入って来てる気がするのに、まだ終らないのだろうか。
「み……さきさ……。お尻、もぅ……きつ」
「まだだよ。もっと開いて」
ずぷん、と残りを押し込まれてケンヂの性器がぶるんと跳ねた。
ずっぽりと尻穴に陰茎が嵌っている。
「あ゛、あ゛、ぁ゛…………」
息を止められたようなケンヂに三崎が腰を押し付け、ぐりぐりとナカを抉った。
「馴染むまで……」
絞り出された三崎の言葉を聞いて、ケンヂはこんなのが身体に馴染むのかと思う。こんな巨大なのが……。
ケンヂがはくはくと浅い息を繰り返していたら、ずるりと肉棒を引き抜かれた。
「ひぅっ!」
身体の中身を持って行かれそうで思わず声を上げたケンヂに、三崎が後ろから囁いた。
「最初はゆっくり動くから、怖がらないでいいよ」
「ぅぅ……」
怖がらないなんてそんなの無理。
無理だけど三崎がくれるものだから受け取るしか無い。それに望んだのは自分だ。
ズルズルとナカから肉棒を引き擦り出され、それが終ると今度はまたジリジリと入ってこられる。
「ふ……ぅ、ん…………」
ゆっくりゆっくり後孔を抜き差しされているうちに、窄まりが拡がって柔らかくなってきた。
「あ……い、かも…………」
少し楽になった、と思ったらケンヂはもっとぐちゅんぐちゅんと乱暴に突かれたくて堪らなくなった。
「みさきさん、犯してぇ……」
激しく犯してくれと涙目で頼まれて、三崎が険しい顔で応える。
痛いくらいに腰を掴み、親指で尻肉を掻き分け、穴を露出させてズドンと穿った。
「あンッ、あん!」
ケンヂは肛交でそれほど激しい快感を得ている訳では無い。けれど犯されている事に酷く興奮していた。男に尻穴を穿たれて女のように犯されている自分に陶酔していた。
「あっ、あっ、奥まできてる! コンコンしてるぅ!」
言い訳が出来ないくらい奥まで犯されてケンヂは啼いた。
最初はただのバイトのつもりだったのに。女装もフリだけだったのに。
「ケンヂ、奥に出すよ」
三崎に囁かれてケンヂは黙ったまま頷いた。
男なのに男に種付けをされてしまう自分。お尻のナカに。白い、液体を注がれて。
ガツッ! と腰骨が当たるくらい強く押し付けられて、奥にじわりと熱が拡がった。
ケンヂはブルブルと震えながら出されている間中、塞き止めるように両手で自分の陰茎を掴んでいた。
きっともう、ここだけではイケない。自分は男に犯されるオカマなのだ。
「三崎さん、俺が慣れるまで、何度もシてね」
ケンヂの言葉に三崎は嬉しそうに頷いた。
「あっ、あの……」
自分だけ出してもう止めてとは言い出せないケンヂを見て、三崎がふぅと溜め息を吐いた。そしてするりとケンヂの尻を撫でる。
「ケンちゃんさぁ、ここにいたらいつかヤられちゃうよ」
そう言うと三崎の指がぐちゅんと尻穴に入ってきた。
「あんッ!」
そのまま指を抜き差しされて、快美感にケンヂは思わず喘いだ。
「こっちを覚えちゃっていいの?」
グチグチと指を動かされてケンヂがふぅふぅと熱い息を吐く。
「お尻、弄らないで……気持ちくなっちゃぅ……」
そのセリフに、従順に後孔を弄らせておいて何を言っているのだかと三崎は少し呆れた。
「気持ち好くしてあげたいんだよ」
そう言うと三崎は指を二本に増やし、内壁を指の腹でねっとりと擦った。
「あンッ、ああぁ……」
ケンヂは太股の間を三崎の分身で擦られながら尻のナカを念入りに解され、折り曲げた指の関節をキュッと噛んだ。
ナカの肉を掻き分けられるのも、浮き上がった筋をコリコリと扱かれるのも、粘膜をぬるぬると擦られるのも気持ちが好い。好過ぎて自分から孔を押し付けてしまう。
「ケンちゃん、後ろが俺の指を咥え込んでいるのが丸見えだよ」
「見ちゃ、や……」
「無理を言わないで」
三崎がグッと指を開いたら、ケンヂの蕾がぐんにゃりと拉げてナカの色が覗いた。
「あーあ、真っ赤になってる。こんなに熟れちゃって、もう戻れないよ」
「そんなぁ……」
三崎が弄ったからだと詰ったら、指がずるりと抜かれてしまった。
「三崎っ! ヤダ、抜くなって!」
抜いちゃヤダ、と気色ばむケンヂの尻肉を両手で掻き分けて三崎が顔を近付けた。そして綻んだ蕾に躊躇いなく舌を差し込んだ。
「やんんっ!」
初めての感触にガクガクとケンヂの身体が震える。
「ウソっ! ヤダ! ヤダァァァァァァ……!」
ぬるぬると蛇の様に入ってくるものが気持ち悪いのに、神経を掻き毟られているようにゾクゾクするのに、なのに下半身が溶けてしまったようにグズグズになっている。
(短いスカートを捲り上げられて、お尻の穴をじんじんするまで弄られて、舌で濡らされて……もう手遅れじゃん。こんなの、男じゃないじゃん)
すっかり受け入れ態勢の整ったケンヂの身体の奥がズクズクと疼く。その疼きが口を開かせた。
「三崎さん、おちんちん、挿れて。ハメハメして」
ケンヂの言葉に三崎がひっそりと笑い、ドロドロに溶けた穴に自分の先端を押し付けた。
ずぶり、と入ってくるものにケンヂの背中が引っ張られるように撓った。
ずぶり、ずぶり、と狭い穴に血管がビキビキと浮き上がった極悪な棒が入っていく。
もういっぱい入って来てる気がするのに、まだ終らないのだろうか。
「み……さきさ……。お尻、もぅ……きつ」
「まだだよ。もっと開いて」
ずぷん、と残りを押し込まれてケンヂの性器がぶるんと跳ねた。
ずっぽりと尻穴に陰茎が嵌っている。
「あ゛、あ゛、ぁ゛…………」
息を止められたようなケンヂに三崎が腰を押し付け、ぐりぐりとナカを抉った。
「馴染むまで……」
絞り出された三崎の言葉を聞いて、ケンヂはこんなのが身体に馴染むのかと思う。こんな巨大なのが……。
ケンヂがはくはくと浅い息を繰り返していたら、ずるりと肉棒を引き抜かれた。
「ひぅっ!」
身体の中身を持って行かれそうで思わず声を上げたケンヂに、三崎が後ろから囁いた。
「最初はゆっくり動くから、怖がらないでいいよ」
「ぅぅ……」
怖がらないなんてそんなの無理。
無理だけど三崎がくれるものだから受け取るしか無い。それに望んだのは自分だ。
ズルズルとナカから肉棒を引き擦り出され、それが終ると今度はまたジリジリと入ってこられる。
「ふ……ぅ、ん…………」
ゆっくりゆっくり後孔を抜き差しされているうちに、窄まりが拡がって柔らかくなってきた。
「あ……い、かも…………」
少し楽になった、と思ったらケンヂはもっとぐちゅんぐちゅんと乱暴に突かれたくて堪らなくなった。
「みさきさん、犯してぇ……」
激しく犯してくれと涙目で頼まれて、三崎が険しい顔で応える。
痛いくらいに腰を掴み、親指で尻肉を掻き分け、穴を露出させてズドンと穿った。
「あンッ、あん!」
ケンヂは肛交でそれほど激しい快感を得ている訳では無い。けれど犯されている事に酷く興奮していた。男に尻穴を穿たれて女のように犯されている自分に陶酔していた。
「あっ、あっ、奥まできてる! コンコンしてるぅ!」
言い訳が出来ないくらい奥まで犯されてケンヂは啼いた。
最初はただのバイトのつもりだったのに。女装もフリだけだったのに。
「ケンヂ、奥に出すよ」
三崎に囁かれてケンヂは黙ったまま頷いた。
男なのに男に種付けをされてしまう自分。お尻のナカに。白い、液体を注がれて。
ガツッ! と腰骨が当たるくらい強く押し付けられて、奥にじわりと熱が拡がった。
ケンヂはブルブルと震えながら出されている間中、塞き止めるように両手で自分の陰茎を掴んでいた。
きっともう、ここだけではイケない。自分は男に犯されるオカマなのだ。
「三崎さん、俺が慣れるまで、何度もシてね」
ケンヂの言葉に三崎は嬉しそうに頷いた。
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