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第三十一話
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さて、波乱が終わり、コウガくんと正式に同棲を始めてひと月が経とうかというというところである。
もうひとつ、コウガくん専用の防音設備と配信環境を整えた配信部屋を構築することに熱心になっていれば、いつの間にかそれだけ経っており、驚愕するばかりだ。
この間にコウガくんのEMPからの正式な独立が発表され、界隈の盛り上がりは拍車がかかっている。すわこのまま引退かと騒がれたところで、コウガくんは公式ツブックスにて「引退ではない」と明言。同時期にプロジェクト発足が発表された沙門くんのストリーマーグループの告知ツブートをリブートしたことで、おもにGanges界隈が大いに沸いた。
さて、それに伴い、俺も大きな決断をした。レイネの進退のことについてである。
正直、現状も、レイネの騒動の一件については、終息したとは言えない状況だ。なおも「TOF擁護派vs被害女性擁護派」の対立構造が根深く、常に火種が燻っているといっても差し支えないだろう。
しかし、このままほとぼりが冷めるまで活動を自粛し続けるなんて、レイネのリスナーの不安をいつまでも払拭できず、宙ぶらりんにさせるようなものだ。
俺が理想とした「美しい終わり」とは最も程遠い状況にほかならない。
故に、どんな批判を受けたとしても、レイネをやり切ってしまおうと考えた。とにかく、今示せるすべてをリスナーに示し、答えを出してもらいたいと思ったのである。
「それでお出しされたのが、引退カウントダウン企画、ですか……」
「ああ。大荒れするだろうけどな。でもさ、引退するにしても、このままフェードアウトするみたいな形は不誠実だと思うんだ。賛否どちらにも最大限向き合って、リスナーとぶつかって、悔いのない形で締めたいんだよ」
「ずっと燻り続けるよりは、火種かきあつめて一緒にドでかい花火ブチ上げて散ろうってか」
「まあ、そういうことになるだろうな」
「……まあでも、レイネって最初からそういうハチャメチャな感じだったよ、そういえば」
俺が提出した企画書と睨めっこしていた八女川は、諦めたような顔で伸びをしながらそう言った。つまりはまあ、採択されたということでいいだろう。
企画書の内容はこうだ。準備が出来次第、公式にてレイネの引退を発表。その期日に3Dモデルお披露目を兼ねた引退ライブを決行する。それまでの一カ月は、カウントダウンと称して毎日配信し、今までの分を取り戻すため、最大限リスナーと交流する、というもの。
キャリア後半は悲惨としか言いようのなかったレイネの活動だが、最後の最後に、せめて少しはそれが挽回できるようなお祭り騒ぎを。それで、最後にライブという大きな花火を上げて締めるのだ。
見る人によっては、綺麗な花火にも、汚い花火にも見えるだろう。それは仕方のないこと。
自分でも、花火を打ち上げたあとに見えるものは分からない。それでも、レイネというコンテンツに関わったすべての人間が前に進むためにも、必要なことだと思うのだ。
「それで、まあ……もう一つ、なんだが」
「……おう」
「レイネの引退に伴って、俺も、TOFを退職しようと考えてる」
「あ~~……まあ、そんなことだろうと思ってたよ。昆野さんに誘われたんだろ」
「TOFが嫌になったからじゃないんだよ。でももう、TOFは、俺の力がなくても、十分以上にやっていける」
「マジでさ、お前には恩しかないんだよ、こっちは。だからさ、お前が他にやりたいことできたなら、応援するしかねえよ、ダチとしてもさ」
八女川はニカッと笑って肩を竦めてみせた。色々と無茶なことを要求されることもあったが、なんだかんだ、こういうところに惹かれてたから、ずっとこいつの下でやってこれたんだよな、としみじみ実感したのだった。
さて、八女川とのミーティングを終え、代表の部屋から出ると、そこには、久々に見る顔があり、俺はつい嬉しくなって駆け寄った。
「シンくん! 久しぶり、元気してた?」
そう、今や、レイネに代わるTOFの顔、メジャーデビューアーティストのトニー・沈である。初期のころは歌ってみたやボイスのレコーディングとディレクションを頻繁に手伝い、一時期は一日おきに顔を合わせていたくらい馴染みのタレントだ。
レイネとしても彼とは同期で馴染み深く、個人的な思い入れもひとしおな相手だった。
しかし、そんなシンくんだが、俺のハイテンションに反比例するかのような、どこか信じられないものを見るような表情で、俺の顔を凝視するだけのリアクションである。俺は途端にドッと冷や汗をかいた。
「お、覚えてる……? 俺のこと……」
「……ナガトさん、辞めるって本当ですか」
「あ、聞こえてた……!? そっか、そうだ、シンくんってめっちゃ耳良かったね」
「あの、答えてください。辞めるって、本気で?」
シンくんの表情はみるみる険しくなっていく。俺は彼にそんな詰め寄り方をされる心当たりがなく、まんまとパニックに陥った。
「う、うん……とりあえずもう少し先にはなるけど」
「レイネと一緒に?」
「レっ……あ、いや、それは別に」
ちょっと待ってくれ。まさかここでバレたとか言わないよな。でも確かにシンくんはめちゃくちゃ耳が良いのだ。声紋鑑定が出来るほどずば抜けてるとは思わないが、何がしか共通点を見出していてもおかしくないのでは。
と言うかシンくんって配信でレイネと絡むときはモス子って呼んでたし、配信で名前を出す時もモス子だった気がするのだが。彼にレイネと呼ばれると妙に距離を置かれた気がして動悸が。
「関係、ありますよね。レイネについていくんですか」
「……んっ!? あ、いやっ」
「だって、ナガトさん、今までレイネの専属マネか何かだったんでしょ? 僕らが制作とかMIXとか外注できるようになって、事務所に社員が増えてから、ナガトさん、レイネに関わる仕事しかしてなかったじゃないですか」
「いや、いやいやいや!! そんなことしてない! 個人的な理由で出社できなくなって、在宅で仕事回してもらってただけよ!? 公式切り抜きの編集とか、新人さんのユニット歌ってみたの制作とかもやってたし……!」
「それでも、レイネのやつがメインですよね? 誤魔化さないでください。僕の耳には分かるんです。だって、あなたのディレクションの好みも、MIXの特徴も、全部知ってる……! レイネがどんな事情抱えてるかとか知りませんけど、事務所に顔出すどころか同期にもオフで会おうとしないのに、数字持ってるからって優遇されてナガトさんの技術を独占して、僕がどんなに悔しい思いをしてきたか、分かりますか!?」
俺は思わずその場にしゃがみこみたくなった。まさか、こんなところにも、俺の不誠実のあおりを受けた被害者がいたとは。それも、まさか、今の事務所の顔であるシンくんが。
とんだ勘違いである。確かに、レイネの歌みたやボイスは全部俺が制作していたよ。だって自分のことだから。自分で面倒を見れることは極力人の手を煩わせない主義なんだ。
だからといって、今更どう説明しろと!? 俺はレイネの同期のみんなにも最後の最後までは事実を隠したままで貫き通したいんだ。
「お、落ち着いて……あの、マジで、誤解だから……」
「ナガトさん、お願いします。TOFはもう、レイネだけの事務所じゃない。レイネが引退するなら、また前みたいに、ディレクションとか相談とか、ナガトさんにお願いしたい。僕はずっと、そのために、レイネを追い越そうと必死でやってきました。それなのに、こんなのはあんまりだ……!」
「参ったなぁ……だってさ、君はもう、大手のレーベルからデビューしたいっぱしのアーティストじゃないか。俺が口出しするなんて烏滸がましいだろ」
「関係ない。レイネが事務所の稼ぎ頭だったから、貴方の技術を独占できていたのなら、今度は僕がそうできるはずだ。登録者数も先月僕がトップになった。レイネが休止してる間も、僕はずっと必死に活動と向き合ってきた。今は、僕の方が、事務所の利益に貢献してる!」
「それは事実だよ。でもね、落ち着いて。TOFはレイネを贔屓してたんじゃなくて……本当にたまたまで」
だって俺がレイネやってたんだよ!? たまたまも何も、レイネが引っ張りだこだった時は、俺が社員としての仕事できないのは当たり前じゃんか!
ああ、言えないのがもどかしい。どうしたら、こんなとんでもない誤解を晴らせるのか。
「……それじゃあ、もっと別の理由があるってことですか。そうですよね。よく考えたら、引退と退職の時期が被るなんて、普通ありえない。仕事の関係だけであれば」
「……っ」
「ああ、やっぱり、そうなんだ」
今度こそバレた……? ああ、でも、せめて、引退までは黙っていてくれ……! と言うか今すぐ助けてくれ八女川。どうにもこの状況、コウガくんの時のやつと被るんだ。みるみるうちに冷静が失われていっているのがわかる。
「そっかあ、じゃあ、レイネの引退も、門出ってことなんですね。まあ、ずっと傍で支えてきたなら、そういう関係になってもおかしくないっていうか……僕が口出しできることじゃないな。おめでとうございます。末永く、お幸せに!」
「わっ、ちょ、待っ……」
シンくんは皮肉っぽく笑って、そのまま駆け出して行ってしまった。引き留める暇すら与えてくれなかった。
というか末永くお幸せにってどういうことだ。まさか、俺とレイネが結婚するとか、そういう感じで捉えたのではあるまいな。
待ってくれ。頼むから俺の話を聞いてくれ。
それだけは、何がどうひっくり返っても、本当にありえないから!
もうひとつ、コウガくん専用の防音設備と配信環境を整えた配信部屋を構築することに熱心になっていれば、いつの間にかそれだけ経っており、驚愕するばかりだ。
この間にコウガくんのEMPからの正式な独立が発表され、界隈の盛り上がりは拍車がかかっている。すわこのまま引退かと騒がれたところで、コウガくんは公式ツブックスにて「引退ではない」と明言。同時期にプロジェクト発足が発表された沙門くんのストリーマーグループの告知ツブートをリブートしたことで、おもにGanges界隈が大いに沸いた。
さて、それに伴い、俺も大きな決断をした。レイネの進退のことについてである。
正直、現状も、レイネの騒動の一件については、終息したとは言えない状況だ。なおも「TOF擁護派vs被害女性擁護派」の対立構造が根深く、常に火種が燻っているといっても差し支えないだろう。
しかし、このままほとぼりが冷めるまで活動を自粛し続けるなんて、レイネのリスナーの不安をいつまでも払拭できず、宙ぶらりんにさせるようなものだ。
俺が理想とした「美しい終わり」とは最も程遠い状況にほかならない。
故に、どんな批判を受けたとしても、レイネをやり切ってしまおうと考えた。とにかく、今示せるすべてをリスナーに示し、答えを出してもらいたいと思ったのである。
「それでお出しされたのが、引退カウントダウン企画、ですか……」
「ああ。大荒れするだろうけどな。でもさ、引退するにしても、このままフェードアウトするみたいな形は不誠実だと思うんだ。賛否どちらにも最大限向き合って、リスナーとぶつかって、悔いのない形で締めたいんだよ」
「ずっと燻り続けるよりは、火種かきあつめて一緒にドでかい花火ブチ上げて散ろうってか」
「まあ、そういうことになるだろうな」
「……まあでも、レイネって最初からそういうハチャメチャな感じだったよ、そういえば」
俺が提出した企画書と睨めっこしていた八女川は、諦めたような顔で伸びをしながらそう言った。つまりはまあ、採択されたということでいいだろう。
企画書の内容はこうだ。準備が出来次第、公式にてレイネの引退を発表。その期日に3Dモデルお披露目を兼ねた引退ライブを決行する。それまでの一カ月は、カウントダウンと称して毎日配信し、今までの分を取り戻すため、最大限リスナーと交流する、というもの。
キャリア後半は悲惨としか言いようのなかったレイネの活動だが、最後の最後に、せめて少しはそれが挽回できるようなお祭り騒ぎを。それで、最後にライブという大きな花火を上げて締めるのだ。
見る人によっては、綺麗な花火にも、汚い花火にも見えるだろう。それは仕方のないこと。
自分でも、花火を打ち上げたあとに見えるものは分からない。それでも、レイネというコンテンツに関わったすべての人間が前に進むためにも、必要なことだと思うのだ。
「それで、まあ……もう一つ、なんだが」
「……おう」
「レイネの引退に伴って、俺も、TOFを退職しようと考えてる」
「あ~~……まあ、そんなことだろうと思ってたよ。昆野さんに誘われたんだろ」
「TOFが嫌になったからじゃないんだよ。でももう、TOFは、俺の力がなくても、十分以上にやっていける」
「マジでさ、お前には恩しかないんだよ、こっちは。だからさ、お前が他にやりたいことできたなら、応援するしかねえよ、ダチとしてもさ」
八女川はニカッと笑って肩を竦めてみせた。色々と無茶なことを要求されることもあったが、なんだかんだ、こういうところに惹かれてたから、ずっとこいつの下でやってこれたんだよな、としみじみ実感したのだった。
さて、八女川とのミーティングを終え、代表の部屋から出ると、そこには、久々に見る顔があり、俺はつい嬉しくなって駆け寄った。
「シンくん! 久しぶり、元気してた?」
そう、今や、レイネに代わるTOFの顔、メジャーデビューアーティストのトニー・沈である。初期のころは歌ってみたやボイスのレコーディングとディレクションを頻繁に手伝い、一時期は一日おきに顔を合わせていたくらい馴染みのタレントだ。
レイネとしても彼とは同期で馴染み深く、個人的な思い入れもひとしおな相手だった。
しかし、そんなシンくんだが、俺のハイテンションに反比例するかのような、どこか信じられないものを見るような表情で、俺の顔を凝視するだけのリアクションである。俺は途端にドッと冷や汗をかいた。
「お、覚えてる……? 俺のこと……」
「……ナガトさん、辞めるって本当ですか」
「あ、聞こえてた……!? そっか、そうだ、シンくんってめっちゃ耳良かったね」
「あの、答えてください。辞めるって、本気で?」
シンくんの表情はみるみる険しくなっていく。俺は彼にそんな詰め寄り方をされる心当たりがなく、まんまとパニックに陥った。
「う、うん……とりあえずもう少し先にはなるけど」
「レイネと一緒に?」
「レっ……あ、いや、それは別に」
ちょっと待ってくれ。まさかここでバレたとか言わないよな。でも確かにシンくんはめちゃくちゃ耳が良いのだ。声紋鑑定が出来るほどずば抜けてるとは思わないが、何がしか共通点を見出していてもおかしくないのでは。
と言うかシンくんって配信でレイネと絡むときはモス子って呼んでたし、配信で名前を出す時もモス子だった気がするのだが。彼にレイネと呼ばれると妙に距離を置かれた気がして動悸が。
「関係、ありますよね。レイネについていくんですか」
「……んっ!? あ、いやっ」
「だって、ナガトさん、今までレイネの専属マネか何かだったんでしょ? 僕らが制作とかMIXとか外注できるようになって、事務所に社員が増えてから、ナガトさん、レイネに関わる仕事しかしてなかったじゃないですか」
「いや、いやいやいや!! そんなことしてない! 個人的な理由で出社できなくなって、在宅で仕事回してもらってただけよ!? 公式切り抜きの編集とか、新人さんのユニット歌ってみたの制作とかもやってたし……!」
「それでも、レイネのやつがメインですよね? 誤魔化さないでください。僕の耳には分かるんです。だって、あなたのディレクションの好みも、MIXの特徴も、全部知ってる……! レイネがどんな事情抱えてるかとか知りませんけど、事務所に顔出すどころか同期にもオフで会おうとしないのに、数字持ってるからって優遇されてナガトさんの技術を独占して、僕がどんなに悔しい思いをしてきたか、分かりますか!?」
俺は思わずその場にしゃがみこみたくなった。まさか、こんなところにも、俺の不誠実のあおりを受けた被害者がいたとは。それも、まさか、今の事務所の顔であるシンくんが。
とんだ勘違いである。確かに、レイネの歌みたやボイスは全部俺が制作していたよ。だって自分のことだから。自分で面倒を見れることは極力人の手を煩わせない主義なんだ。
だからといって、今更どう説明しろと!? 俺はレイネの同期のみんなにも最後の最後までは事実を隠したままで貫き通したいんだ。
「お、落ち着いて……あの、マジで、誤解だから……」
「ナガトさん、お願いします。TOFはもう、レイネだけの事務所じゃない。レイネが引退するなら、また前みたいに、ディレクションとか相談とか、ナガトさんにお願いしたい。僕はずっと、そのために、レイネを追い越そうと必死でやってきました。それなのに、こんなのはあんまりだ……!」
「参ったなぁ……だってさ、君はもう、大手のレーベルからデビューしたいっぱしのアーティストじゃないか。俺が口出しするなんて烏滸がましいだろ」
「関係ない。レイネが事務所の稼ぎ頭だったから、貴方の技術を独占できていたのなら、今度は僕がそうできるはずだ。登録者数も先月僕がトップになった。レイネが休止してる間も、僕はずっと必死に活動と向き合ってきた。今は、僕の方が、事務所の利益に貢献してる!」
「それは事実だよ。でもね、落ち着いて。TOFはレイネを贔屓してたんじゃなくて……本当にたまたまで」
だって俺がレイネやってたんだよ!? たまたまも何も、レイネが引っ張りだこだった時は、俺が社員としての仕事できないのは当たり前じゃんか!
ああ、言えないのがもどかしい。どうしたら、こんなとんでもない誤解を晴らせるのか。
「……それじゃあ、もっと別の理由があるってことですか。そうですよね。よく考えたら、引退と退職の時期が被るなんて、普通ありえない。仕事の関係だけであれば」
「……っ」
「ああ、やっぱり、そうなんだ」
今度こそバレた……? ああ、でも、せめて、引退までは黙っていてくれ……! と言うか今すぐ助けてくれ八女川。どうにもこの状況、コウガくんの時のやつと被るんだ。みるみるうちに冷静が失われていっているのがわかる。
「そっかあ、じゃあ、レイネの引退も、門出ってことなんですね。まあ、ずっと傍で支えてきたなら、そういう関係になってもおかしくないっていうか……僕が口出しできることじゃないな。おめでとうございます。末永く、お幸せに!」
「わっ、ちょ、待っ……」
シンくんは皮肉っぽく笑って、そのまま駆け出して行ってしまった。引き留める暇すら与えてくれなかった。
というか末永くお幸せにってどういうことだ。まさか、俺とレイネが結婚するとか、そういう感じで捉えたのではあるまいな。
待ってくれ。頼むから俺の話を聞いてくれ。
それだけは、何がどうひっくり返っても、本当にありえないから!
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