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第三十話
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さて、ことが済んだのち、沙門くんはスッキリした顔で「それじゃ配信するから!」と言って帰っていった。いついかなるときでも配信を取らねば気が済まない、惚れ惚れするほどの通常運転である。
俺とコウガくんは、疲労感はあったものの、何となく落ち着かないような気分を分かち合った。俺も小心者なりにごまかしごまかし虎の威を借りて大見得を張ったし、コウガくんに至っては、いままで逆らうことの出来なかった相手に対して、はっきりと決別の意を示したのだ。
生半可な精神力では乗り切れない場面だった。自分の功績でないものを振りかざすのはどうにもキツいものがある。コウガくんに関わることでない限り、あんなことはもう二度とごめんだ。
ちゃんと、自分の力で、コウガくんのことを守れるようにならなければ。それこそ、沙門くんのように、クールに、大胆に。
「ちゃんと向き合うって啖呵切ったのに、結局、ナガトさんとサモに守られただけだったや。情けね、オレ」
ひとまず、貴重品や衣服など、すぐに運びだせそうなものをキャリーケースに詰め込む作業を二人で協力してやっていたところ、コウガくんはポツリとそんなことを言った。
「……きみはさ、もし男と付き合ってることをカミングアウトしたら、あの人にどんな反応されるかなんてこと、分かり切ってただろ。それでも、堂々と、躊躇いなく、俺のことを恋人だって言ってくれた。それに、まず何より、今まで自分が受けた仕打ちじゃなく、俺たち二人が侮辱を受けたことに怒ってくれた。かっこよかったよ。まあもっと自分が受けた仕打ちの方を怒れとは思ったが」
「だって、オレのぶんはナガトさんとサモの方が十分怒ってくれただろ。それに、あの人に謝られたからって、オレはあの人が二人にあんな酷いこと言ったの、一生かけても絶対許さないし、別に今更かなって」
とびきり綺麗な笑顔でコウガくんは言い放つ。昨日までは確かにあった迷いが完全に吹き飛んでしまっているようだった。完全に吹っ切れたようだ。自分が酷い仕打ちを受けたからでなく、俺たちを侮辱したことがきっかけで、兄に感じていた未練を振り切ったとは。
らしいと言えばらしいが、純粋に喜べるかと言えば、そうではなかった。それだけ、彼が家族から受けた理不尽は根深いのだと思い知るばかりだからだ。
「俺たちも、そうだよ。君があの人から受けた理不尽は絶対に忘れないし、許さない。君の豊かな心を麻痺させてしまうくらい、悲しみや辛さを溜め込ませた、その仕打ちを」
「……大袈裟だって。いいんだよ。オレのことは、もう」
「いいわけないんだなあ、これが。大事なもの傷つけられて黙っていられるほどお利口じゃないし。傷ついて、痛んでいるのに、それを飲みこもうとしてたら、悲しいんだよ。サインを見逃して、気付けなかった時が一番つらいんだ、こういうのは」
「あ……だから、あの時、ナガトさん怒ってたの?」
「あの時? いつだ」
「あの、ルリさんと揉めてたとき。てっきり、浮気を疑われて怒ってるんだとばかり思ってた。でも、あの後会いに行ったら、浮気だなんて思ってないっぽくて、意味が分からなくて」
……あの時の俺、そんなに露骨だった? 確かに怒ってはいたが、それは、あからさまに辛そうなコウガくんのことなど構わず自分の要求を通そうとしてたルリとかいう人が人間として信じられなさ過ぎたからなんだよな。
コウガくんの「辛い」というSOSが無視されていたことが、つくづく許せなかった。
「あれで君に怒ってたんだとすれば、俺も相当な鬼畜になるって……そうだよ、そうだ、俺はあのルリって人も大概許せないんだよ!! なんなんだあれ、きみの気持ちなんかアウトオブ眼中で自分の願望ばっか押し付けてきやがって!! あんなのデートじゃなくて他人巻き込んだ傍迷惑な野外露出オナニーだろうが!! あろうことかそんな自己満足にうちのカイくんを巻き込みやがって……!!」
つい興奮して息巻いてしまい、いかんいかんと深呼吸。不意にすっかり静かになったコウガくんを横目見る。そして俺は頭を殴られたような衝撃に見舞われた。
コウガくんはまたもや何もかもに絶望したかのように泣いていた。あ、だとか、う、だとか、そんな嗚咽を漏らしながら、滂沱の涙を流しているのである。
「かっ……! カイくん!? なに、だれにやられた」
俺は思わず彼の肩に掴みかかり、揺さぶった。俺の発言のどこかが彼の何がしかのスイッチを入れてしまったのかもしれない。
コウガくんは俺の両手首を掴み、屈むみたいに頭を下げる。いよいよ何が何だか分からない。
「ナガトさ、ごめ、オレ……ごめん、マジで、ごめん、ごめんなさい……」
「わ、お、俺こそ、ごめん、どうした、一回、頭を上げて、ゆっくり息を吸ってくれ」
「ころして、すてないでぇ……」
「ころッ、えっ、捨てないで……!?!? な、なんで!? 捨てない、捨てないから!!」
彼の回転の速い頭脳はいったい、何をはじき出したというのか。何がどうしたら捨てるだとかそういう話になる!? 君と末永く一緒にいたいから、手段を選ばず、あの兄を撃退したばかりだというのに。
「……っオレ、自分がリアルの女の人怖いっていうのも差し引いて、ルリさんのこと妙に気持ち悪いって思ってて……その理由が分かって……」
「理由とか無く普通に気持ち悪いよあの人は……」
「ちがくてさぁ……あの人、オレだった……同族嫌悪だった……」
「えぇ……? いや、全然ちが」
「オレ、ナガトさんに、同じことした……ナガトさんの気持ち考えずに、自分の願望ばっか押し付けて、脅して……」
「あぁ~~~~~~~~……そういう……」
微妙に状況が違うような気もするが、まあちょっと否めないのも困る。つまりは、このタイミングで、ようやく沙門くんに言われたことが効いてきた、ということか。
たしかに、過ちかそうでないか言われたら、過ちとしか言いようのない成り行きだっただろう。どう考えても不健全な関係から始まり、今に至る。
しかし、あれは俺にだって非があった。不注意であの状況を招いたのも俺で、自分の罪悪感から、拒むことをせず流された俺にも責任は少なからずある。年長者なりに、もっと誠実な対応もできたはずなのに、それをしなかったのだ。
「そうは言うけどさ、きみ、無意識で分かってただろ。俺が、内心では、きみや沙門くんとの関係を惜しんでたこと。色々なしがらみがあってそれを認められなかった俺の手を、きみは必死で掴んでくれたんだ。そりゃあ、多少やり口に頂けないところはあったけどさ。全然、俺の気持ちを考えてなかったわけではないじゃんか」
「ねえ……ナガトさんさぁ、他人に甘すぎるって……最悪だよ、オレ」
「確かに、最低ではあったよ。でも、そんなきみを好きになったのは俺だ。だから、まあ、その……なんだ、今後、改めるつもりがあるなら、それでいいんじゃないか。俺も、できるだけ、きみが寂しくならないように気を付けるしさ……これから挽回して、さらに最高なカイくんをもっと見せてくれよ。ほら、俺チョロいから、何度だって惚れ直すぜ」
コウガくんはゆっくり顔を上げた。そして、俺の顔を見て、強張っていた表情をみるみる柔らかくし、何度も頷いた。俺はそんな彼がたまらなく可愛くて、つい、そのまま抱き着いて、押し倒した。俺が甘いのは他人じゃねえっての。わかれよ。
コウガくんは押し倒されたまま真っ赤にした顔を覆い、後頭部を床に擦りつけるようにして頭を振った。俺は思わず舌なめずりしながら、その様を見下ろし、悦に浸った。
「抱いてくれ……ケツで……」
「んふッw……そこは譲らねえのなw」
「これ以上かっこいいところ見せられたら供給過多で死んじまう……」
「みっともないところ見て冷静になろうって? 言ってくれるじゃん」
「言ってねえよ……アナルくらい弱くねぇと帳尻合わんって……オレの周りスパダリしかいないのかよ……好き……」
「俺のアナルがクソ雑魚っつったかお前、あ?」
「そこまでは言ってねえよ。自覚があってよかったよ」
「あっ、ピキりました今。やってやろうじゃねえか。さっさと帰ってお前のチンコと俺のアナルどっちが強いか勝負付けんぞ。ぜってぇ負けねえ」
「ねえ、これそういうフリだよね。分かっててやってるでしょ」
は? いつも何度でも俺は本気だが? ここまで煽られて引き下がるなんて男じゃねえよ。
しかし、今日のコウガくんになら勝てると思った俺の想いも虚しく、その晩もまた、俺は彼に完敗したのだった。
俺とコウガくんは、疲労感はあったものの、何となく落ち着かないような気分を分かち合った。俺も小心者なりにごまかしごまかし虎の威を借りて大見得を張ったし、コウガくんに至っては、いままで逆らうことの出来なかった相手に対して、はっきりと決別の意を示したのだ。
生半可な精神力では乗り切れない場面だった。自分の功績でないものを振りかざすのはどうにもキツいものがある。コウガくんに関わることでない限り、あんなことはもう二度とごめんだ。
ちゃんと、自分の力で、コウガくんのことを守れるようにならなければ。それこそ、沙門くんのように、クールに、大胆に。
「ちゃんと向き合うって啖呵切ったのに、結局、ナガトさんとサモに守られただけだったや。情けね、オレ」
ひとまず、貴重品や衣服など、すぐに運びだせそうなものをキャリーケースに詰め込む作業を二人で協力してやっていたところ、コウガくんはポツリとそんなことを言った。
「……きみはさ、もし男と付き合ってることをカミングアウトしたら、あの人にどんな反応されるかなんてこと、分かり切ってただろ。それでも、堂々と、躊躇いなく、俺のことを恋人だって言ってくれた。それに、まず何より、今まで自分が受けた仕打ちじゃなく、俺たち二人が侮辱を受けたことに怒ってくれた。かっこよかったよ。まあもっと自分が受けた仕打ちの方を怒れとは思ったが」
「だって、オレのぶんはナガトさんとサモの方が十分怒ってくれただろ。それに、あの人に謝られたからって、オレはあの人が二人にあんな酷いこと言ったの、一生かけても絶対許さないし、別に今更かなって」
とびきり綺麗な笑顔でコウガくんは言い放つ。昨日までは確かにあった迷いが完全に吹き飛んでしまっているようだった。完全に吹っ切れたようだ。自分が酷い仕打ちを受けたからでなく、俺たちを侮辱したことがきっかけで、兄に感じていた未練を振り切ったとは。
らしいと言えばらしいが、純粋に喜べるかと言えば、そうではなかった。それだけ、彼が家族から受けた理不尽は根深いのだと思い知るばかりだからだ。
「俺たちも、そうだよ。君があの人から受けた理不尽は絶対に忘れないし、許さない。君の豊かな心を麻痺させてしまうくらい、悲しみや辛さを溜め込ませた、その仕打ちを」
「……大袈裟だって。いいんだよ。オレのことは、もう」
「いいわけないんだなあ、これが。大事なもの傷つけられて黙っていられるほどお利口じゃないし。傷ついて、痛んでいるのに、それを飲みこもうとしてたら、悲しいんだよ。サインを見逃して、気付けなかった時が一番つらいんだ、こういうのは」
「あ……だから、あの時、ナガトさん怒ってたの?」
「あの時? いつだ」
「あの、ルリさんと揉めてたとき。てっきり、浮気を疑われて怒ってるんだとばかり思ってた。でも、あの後会いに行ったら、浮気だなんて思ってないっぽくて、意味が分からなくて」
……あの時の俺、そんなに露骨だった? 確かに怒ってはいたが、それは、あからさまに辛そうなコウガくんのことなど構わず自分の要求を通そうとしてたルリとかいう人が人間として信じられなさ過ぎたからなんだよな。
コウガくんの「辛い」というSOSが無視されていたことが、つくづく許せなかった。
「あれで君に怒ってたんだとすれば、俺も相当な鬼畜になるって……そうだよ、そうだ、俺はあのルリって人も大概許せないんだよ!! なんなんだあれ、きみの気持ちなんかアウトオブ眼中で自分の願望ばっか押し付けてきやがって!! あんなのデートじゃなくて他人巻き込んだ傍迷惑な野外露出オナニーだろうが!! あろうことかそんな自己満足にうちのカイくんを巻き込みやがって……!!」
つい興奮して息巻いてしまい、いかんいかんと深呼吸。不意にすっかり静かになったコウガくんを横目見る。そして俺は頭を殴られたような衝撃に見舞われた。
コウガくんはまたもや何もかもに絶望したかのように泣いていた。あ、だとか、う、だとか、そんな嗚咽を漏らしながら、滂沱の涙を流しているのである。
「かっ……! カイくん!? なに、だれにやられた」
俺は思わず彼の肩に掴みかかり、揺さぶった。俺の発言のどこかが彼の何がしかのスイッチを入れてしまったのかもしれない。
コウガくんは俺の両手首を掴み、屈むみたいに頭を下げる。いよいよ何が何だか分からない。
「ナガトさ、ごめ、オレ……ごめん、マジで、ごめん、ごめんなさい……」
「わ、お、俺こそ、ごめん、どうした、一回、頭を上げて、ゆっくり息を吸ってくれ」
「ころして、すてないでぇ……」
「ころッ、えっ、捨てないで……!?!? な、なんで!? 捨てない、捨てないから!!」
彼の回転の速い頭脳はいったい、何をはじき出したというのか。何がどうしたら捨てるだとかそういう話になる!? 君と末永く一緒にいたいから、手段を選ばず、あの兄を撃退したばかりだというのに。
「……っオレ、自分がリアルの女の人怖いっていうのも差し引いて、ルリさんのこと妙に気持ち悪いって思ってて……その理由が分かって……」
「理由とか無く普通に気持ち悪いよあの人は……」
「ちがくてさぁ……あの人、オレだった……同族嫌悪だった……」
「えぇ……? いや、全然ちが」
「オレ、ナガトさんに、同じことした……ナガトさんの気持ち考えずに、自分の願望ばっか押し付けて、脅して……」
「あぁ~~~~~~~~……そういう……」
微妙に状況が違うような気もするが、まあちょっと否めないのも困る。つまりは、このタイミングで、ようやく沙門くんに言われたことが効いてきた、ということか。
たしかに、過ちかそうでないか言われたら、過ちとしか言いようのない成り行きだっただろう。どう考えても不健全な関係から始まり、今に至る。
しかし、あれは俺にだって非があった。不注意であの状況を招いたのも俺で、自分の罪悪感から、拒むことをせず流された俺にも責任は少なからずある。年長者なりに、もっと誠実な対応もできたはずなのに、それをしなかったのだ。
「そうは言うけどさ、きみ、無意識で分かってただろ。俺が、内心では、きみや沙門くんとの関係を惜しんでたこと。色々なしがらみがあってそれを認められなかった俺の手を、きみは必死で掴んでくれたんだ。そりゃあ、多少やり口に頂けないところはあったけどさ。全然、俺の気持ちを考えてなかったわけではないじゃんか」
「ねえ……ナガトさんさぁ、他人に甘すぎるって……最悪だよ、オレ」
「確かに、最低ではあったよ。でも、そんなきみを好きになったのは俺だ。だから、まあ、その……なんだ、今後、改めるつもりがあるなら、それでいいんじゃないか。俺も、できるだけ、きみが寂しくならないように気を付けるしさ……これから挽回して、さらに最高なカイくんをもっと見せてくれよ。ほら、俺チョロいから、何度だって惚れ直すぜ」
コウガくんはゆっくり顔を上げた。そして、俺の顔を見て、強張っていた表情をみるみる柔らかくし、何度も頷いた。俺はそんな彼がたまらなく可愛くて、つい、そのまま抱き着いて、押し倒した。俺が甘いのは他人じゃねえっての。わかれよ。
コウガくんは押し倒されたまま真っ赤にした顔を覆い、後頭部を床に擦りつけるようにして頭を振った。俺は思わず舌なめずりしながら、その様を見下ろし、悦に浸った。
「抱いてくれ……ケツで……」
「んふッw……そこは譲らねえのなw」
「これ以上かっこいいところ見せられたら供給過多で死んじまう……」
「みっともないところ見て冷静になろうって? 言ってくれるじゃん」
「言ってねえよ……アナルくらい弱くねぇと帳尻合わんって……オレの周りスパダリしかいないのかよ……好き……」
「俺のアナルがクソ雑魚っつったかお前、あ?」
「そこまでは言ってねえよ。自覚があってよかったよ」
「あっ、ピキりました今。やってやろうじゃねえか。さっさと帰ってお前のチンコと俺のアナルどっちが強いか勝負付けんぞ。ぜってぇ負けねえ」
「ねえ、これそういうフリだよね。分かっててやってるでしょ」
は? いつも何度でも俺は本気だが? ここまで煽られて引き下がるなんて男じゃねえよ。
しかし、今日のコウガくんになら勝てると思った俺の想いも虚しく、その晩もまた、俺は彼に完敗したのだった。
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