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第二章 転生するにしても、これは無いだろ!
第二十六話
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作戦その2 知識と手に職をつけよう!
さて、ウルラッド父さんに自分の意思を伝えることに成功した俺は、次に、平民落ちした後の生活を考え、この世界の実用的な知識と技術を身に付けようと思い至った。
しかし、俺が何をしても褒めそやす胡散臭い家庭教師は、俺が「王国民の一般的な生活と職業が知りたい」と言っても、「ベルラッド王子がそのようなことをお気になさる必要はございません」とおべっかで飾り立てた言葉を返すばかりだった。
帝王学なんか学んでも屁のツッパリにもなりゃしないというのに。今の俺に必要なのは、安定した収入の見込める、身の丈に合った職業に就くため、必須の知識と技能だ。
家庭教師が役に立たないとなれば、今の俺が頼れるものは一つしかない。そう、本だ。
俺はカモフラージュと趣味を兼ねて、表向き俺に甘々な母に画材用具を強請り、絵の勉強のために王宮内の蔵書室を利用したいという名目をゲットした。
絵は前世からの趣味だ。小学生から絵画教室で絵を習っていたし、中高と美術部に入っていて、全国のコンクールでナントカ大臣賞をいくつか貰ったことがある。
デッサンは頭をスッキリさせたい時に良くやっていた。偏屈な変人だった絵の先生にも、デッサン力だけは手放しに誉められたことがあるくらいだ。
母も流石に絵の趣味は不審に思わなかったのか、無駄に上等な絵の具やら何やら取り揃えてくれた。絵に没頭し、王としての政治に興味が無いなら、傀儡としても都合がいいと思ったのだろう。ウム、計画通り……。
さて、今日俺は初めて王宮の蔵書室へ足を踏み入れる。母は用心深く監視として侍女をひとり付けたが、俺は原作知識を活用し、部屋に入った途端眠りの呪文を唱えて眠らせた。
俺程度の技量でどこまで通用するか不安だったが、意外にすんなり効いてくれたみたいだ。
さて、手に職手に職、と……俺はそれっぽい本を手に取り、ペラペラとめくってみた。難しい言葉の羅列だ。ベルラッドのこれまでの怠慢が窺える。
いちいち呆れていても仕方がないので、俺はひとまず辞書を片手に読み進めることにした。
「まあ、前世の常識がこっちで通用するかは分からんが、医療系の職業は人間が存在する限り需要あるだろ……ふむ、治癒師……医者みたいなもんだよな? 光属性の適性必須か。まあでも俺悪役王子だからな……光魔法なんか使えないだろ、多分……。お、薬師! 調合には魔力や特定の魔法を使うが、これといった適性の制限ナシ! 王宮発行の資格を取得すれば開業できるのか……! いいな、メモメモ」
こっそり持ち込んだ羊皮紙に、イイカンジの職業を書き連ねていく。しかし、沢山の列になった職業の一覧を眺めてみても、一番魅力を感じるのは薬師だった。
俺の前世の得意科目は生物・化学。美術は人体理解が必須だし、俺自身、見た目を取っても構造を取っても人体がだいぶ好きだったりするので、自ずと興味がそっちに傾いたのだ。
一応前世でも薬剤師目指して勉強していたりした。まあ、電車にはねられて叶わなかったんだけどね。無念。
「さてさて、薬師資格取得のために必要なもの……試験の受験資格は、王立学園を卒業した17歳以上の人間で、一般魔法技能検定3級以上保有者、か。王立学園は俺もジルラッドも通うもんな。あとは一般魔法技能検定? へぇ、そんなのがあるんだ……知らんかった。英検みたいだな」
俺は読んでいた本をパタリと閉じ、羊皮紙を懐に仕舞う。そろそろ眠りの魔法が解けるころになったからだ。
本棚に今まで開いていた本を戻し、適当に選んだ本やら図鑑やら積み上げ、もう一枚新しい羊皮紙を取り出して適当にデッサンを始めた。ああほら、侍女がむにゃむにゃ言う声が聞こえる。
「ヒッ」
侍女が息を呑んだ音が静かな蔵書室に響きわたる。彼女は気が弱く、いつもオドオドと母の傍で母の叱咤に怯えながら仕事をしている。
いつも目の下に濃いクマをこさえている彼女。もしかしたら、勤務環境のストレスであまり眠れていないのではないだろうか。
恐らく、この失態がバレた時のことを恐れて、顔面蒼白になっていることだろう。うん、普通にごめんなさい。
「べ、ベルラッド王子……?」
「あ、ごめんなさい。その、お疲れだったんですよね。目の下にクマがあるし、起こすの申し訳なくて」
「も、申し訳ありません!! ベルラッドさまがお勉強なさっている時に……」
「大丈夫ですよ。お母さまには内緒にしときます」
俺はシーッと人差し指を唇に当てて肩を竦めた。小癪な仕草だが、少しは安心してくれるんじゃなかろうか。
まあこんな小太りの生意気なガキがやっても可愛くない可能性があるがな!! 自分で言っておいてなんだがスゲェ傷つくな。
「ありがとうございます! ありがとうございます!」
果たして、彼女は両目に涙を湛えて何度も頭を下げた。いや、どんだけあの母が怖いんだよ。うんまあ怖いけどね、滅茶苦茶わかるけどね。
いくら生き延びた後のことを考えなきゃならんかったとは言え、悪いことをしてしまった。本気で申し訳ない。
「いつも大変ですよね……ごめんなさい、迷惑かけて。僕が蔵書室で勉強している間のことは、これからも口外しませんから、その間だけでもゆっくり休んでください」
「そんな、でも、その……いいんでしょうか?」
「バレなければ問題ないですよ。どうせ僕は絵を描いているだけだし。ほら」
ほんの5分くらいで描いた、まだアタリとラフの間くらいにしかなっていない魔獣図鑑の写真をデッサンした羊皮紙を見せる。
彼女は面食らい、食い入るように見つめる。うーん、そんな大したものじゃないんだが……。
「て、天才です……っ! すごい、ベルラッドさま、本当に絵がお上手で……!」
いやまあ、ね。中身はバリバリ美術畑にいたこともある高校生だし。というか逆にこの状態で上手いって断定できたのか? ワンチャンお世辞説あるな。ちょっと凹むわ。
「僕、もっと上手になりたいんです。もしよければ、デッサンのモデルになってくれると嬉しいんですけど」
「え、わ、私を、ですか? いいんですか!?」
「それはこっちのセリフですよ。勿論いやでしたら無理は言いません」
「いえいえいえいえ!! とんでもございません!! ぜひやらせてください!!」
お、おう。普通デッサンのモデルにしたいって言うと滅茶苦茶嫌がられるんだが……日本人とガラリア人では感覚が違うのかもしれないな。
あ、でも、クラスの女子とかは結構「似顔絵描いて!!」ってお願いしてきたし、女性は嬉しく思ったりするのかな?
「ありがとうございます。じゃあ今日はそろそろ戻りましょうか」
あらかた平民落ちした後の進路についても目星がついたしな。明日は薬師になるために必要な魔法と勉強について調べよう。
そんで、いくらか練習も出来ればもっといいんだが……眠りの魔法の効果持続時間はだいたい1時間弱。練習すればもっと長くなるもんなのかな? それとも魔力量に依存するのか? 魔力量を増やすことって出来るんだろうか。
ああ、調べることがどんどん増えていく!! なんでベルラッド(覚醒前)はちゃんと先生の話を聞いてなかったんだ! バカ!
俺はこの時浮かれていて気付かなかった。俺が今致命的なミスを犯していることに。
あの母親の狡猾さについて、俺はこれ以上ない程見くびっていたのだ。
さて、ウルラッド父さんに自分の意思を伝えることに成功した俺は、次に、平民落ちした後の生活を考え、この世界の実用的な知識と技術を身に付けようと思い至った。
しかし、俺が何をしても褒めそやす胡散臭い家庭教師は、俺が「王国民の一般的な生活と職業が知りたい」と言っても、「ベルラッド王子がそのようなことをお気になさる必要はございません」とおべっかで飾り立てた言葉を返すばかりだった。
帝王学なんか学んでも屁のツッパリにもなりゃしないというのに。今の俺に必要なのは、安定した収入の見込める、身の丈に合った職業に就くため、必須の知識と技能だ。
家庭教師が役に立たないとなれば、今の俺が頼れるものは一つしかない。そう、本だ。
俺はカモフラージュと趣味を兼ねて、表向き俺に甘々な母に画材用具を強請り、絵の勉強のために王宮内の蔵書室を利用したいという名目をゲットした。
絵は前世からの趣味だ。小学生から絵画教室で絵を習っていたし、中高と美術部に入っていて、全国のコンクールでナントカ大臣賞をいくつか貰ったことがある。
デッサンは頭をスッキリさせたい時に良くやっていた。偏屈な変人だった絵の先生にも、デッサン力だけは手放しに誉められたことがあるくらいだ。
母も流石に絵の趣味は不審に思わなかったのか、無駄に上等な絵の具やら何やら取り揃えてくれた。絵に没頭し、王としての政治に興味が無いなら、傀儡としても都合がいいと思ったのだろう。ウム、計画通り……。
さて、今日俺は初めて王宮の蔵書室へ足を踏み入れる。母は用心深く監視として侍女をひとり付けたが、俺は原作知識を活用し、部屋に入った途端眠りの呪文を唱えて眠らせた。
俺程度の技量でどこまで通用するか不安だったが、意外にすんなり効いてくれたみたいだ。
さて、手に職手に職、と……俺はそれっぽい本を手に取り、ペラペラとめくってみた。難しい言葉の羅列だ。ベルラッドのこれまでの怠慢が窺える。
いちいち呆れていても仕方がないので、俺はひとまず辞書を片手に読み進めることにした。
「まあ、前世の常識がこっちで通用するかは分からんが、医療系の職業は人間が存在する限り需要あるだろ……ふむ、治癒師……医者みたいなもんだよな? 光属性の適性必須か。まあでも俺悪役王子だからな……光魔法なんか使えないだろ、多分……。お、薬師! 調合には魔力や特定の魔法を使うが、これといった適性の制限ナシ! 王宮発行の資格を取得すれば開業できるのか……! いいな、メモメモ」
こっそり持ち込んだ羊皮紙に、イイカンジの職業を書き連ねていく。しかし、沢山の列になった職業の一覧を眺めてみても、一番魅力を感じるのは薬師だった。
俺の前世の得意科目は生物・化学。美術は人体理解が必須だし、俺自身、見た目を取っても構造を取っても人体がだいぶ好きだったりするので、自ずと興味がそっちに傾いたのだ。
一応前世でも薬剤師目指して勉強していたりした。まあ、電車にはねられて叶わなかったんだけどね。無念。
「さてさて、薬師資格取得のために必要なもの……試験の受験資格は、王立学園を卒業した17歳以上の人間で、一般魔法技能検定3級以上保有者、か。王立学園は俺もジルラッドも通うもんな。あとは一般魔法技能検定? へぇ、そんなのがあるんだ……知らんかった。英検みたいだな」
俺は読んでいた本をパタリと閉じ、羊皮紙を懐に仕舞う。そろそろ眠りの魔法が解けるころになったからだ。
本棚に今まで開いていた本を戻し、適当に選んだ本やら図鑑やら積み上げ、もう一枚新しい羊皮紙を取り出して適当にデッサンを始めた。ああほら、侍女がむにゃむにゃ言う声が聞こえる。
「ヒッ」
侍女が息を呑んだ音が静かな蔵書室に響きわたる。彼女は気が弱く、いつもオドオドと母の傍で母の叱咤に怯えながら仕事をしている。
いつも目の下に濃いクマをこさえている彼女。もしかしたら、勤務環境のストレスであまり眠れていないのではないだろうか。
恐らく、この失態がバレた時のことを恐れて、顔面蒼白になっていることだろう。うん、普通にごめんなさい。
「べ、ベルラッド王子……?」
「あ、ごめんなさい。その、お疲れだったんですよね。目の下にクマがあるし、起こすの申し訳なくて」
「も、申し訳ありません!! ベルラッドさまがお勉強なさっている時に……」
「大丈夫ですよ。お母さまには内緒にしときます」
俺はシーッと人差し指を唇に当てて肩を竦めた。小癪な仕草だが、少しは安心してくれるんじゃなかろうか。
まあこんな小太りの生意気なガキがやっても可愛くない可能性があるがな!! 自分で言っておいてなんだがスゲェ傷つくな。
「ありがとうございます! ありがとうございます!」
果たして、彼女は両目に涙を湛えて何度も頭を下げた。いや、どんだけあの母が怖いんだよ。うんまあ怖いけどね、滅茶苦茶わかるけどね。
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「いつも大変ですよね……ごめんなさい、迷惑かけて。僕が蔵書室で勉強している間のことは、これからも口外しませんから、その間だけでもゆっくり休んでください」
「そんな、でも、その……いいんでしょうか?」
「バレなければ問題ないですよ。どうせ僕は絵を描いているだけだし。ほら」
ほんの5分くらいで描いた、まだアタリとラフの間くらいにしかなっていない魔獣図鑑の写真をデッサンした羊皮紙を見せる。
彼女は面食らい、食い入るように見つめる。うーん、そんな大したものじゃないんだが……。
「て、天才です……っ! すごい、ベルラッドさま、本当に絵がお上手で……!」
いやまあ、ね。中身はバリバリ美術畑にいたこともある高校生だし。というか逆にこの状態で上手いって断定できたのか? ワンチャンお世辞説あるな。ちょっと凹むわ。
「僕、もっと上手になりたいんです。もしよければ、デッサンのモデルになってくれると嬉しいんですけど」
「え、わ、私を、ですか? いいんですか!?」
「それはこっちのセリフですよ。勿論いやでしたら無理は言いません」
「いえいえいえいえ!! とんでもございません!! ぜひやらせてください!!」
お、おう。普通デッサンのモデルにしたいって言うと滅茶苦茶嫌がられるんだが……日本人とガラリア人では感覚が違うのかもしれないな。
あ、でも、クラスの女子とかは結構「似顔絵描いて!!」ってお願いしてきたし、女性は嬉しく思ったりするのかな?
「ありがとうございます。じゃあ今日はそろそろ戻りましょうか」
あらかた平民落ちした後の進路についても目星がついたしな。明日は薬師になるために必要な魔法と勉強について調べよう。
そんで、いくらか練習も出来ればもっといいんだが……眠りの魔法の効果持続時間はだいたい1時間弱。練習すればもっと長くなるもんなのかな? それとも魔力量に依存するのか? 魔力量を増やすことって出来るんだろうか。
ああ、調べることがどんどん増えていく!! なんでベルラッド(覚醒前)はちゃんと先生の話を聞いてなかったんだ! バカ!
俺はこの時浮かれていて気付かなかった。俺が今致命的なミスを犯していることに。
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※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
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