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第二章 転生するにしても、これは無いだろ!
第二十五話
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「乗り心地はどうだ? 怖くないか?」
「はい、お父さまが後ろにいらっしゃるので、何も怖くないです」
「そうか、そうか。嬉しいことを言ってくれるな」
パカポコと軽快な蹄の音、草を踏み分けるホワイトノイズとともに、落ち着いた低音の声が耳を擽る。
なんて心地よいのだろうか。俺は堪らず泣きそうになるのを堪える。あのおっかない母は最近、殆ど四六時中俺にひっついてじっとりとした視線を向けてくるから、おちおち安心して眠れもしなかった。
恐らく、狡猾なあの人のことだから、俺に何かしら異変があることを当然に悟り、見極めているのかもしれない。俺がちゃんと傀儡として育っているのか。これから自らの傀儡として相応しい愚昧に育つのか、否か。
この人のもとで、母から離れて過ごせればどんなに良いことか。でも、そんなことはあり得ない。誰よりもこの人の寵愛を受けているあのジルラッドですら無理なのだから。
「さて、ベルラッド。ここにはシレーヌ王妃も、シレーヌ王妃の耳も無い。何か、彼女の耳に入れたくない話があるのだろう? 安心して、なんでも話してみなさい」
「……っはい。ありがとうございます」
この人は何でもお見通しだったようだ。しかも、俺の思惑も見越して、それに最適な対話の場所も用意してくれた。
子どもの言うことだからと軽んじない、その分け隔てない誠実。これこそ、この父さんを名君たらしめているのかもしれない。
「上手く説明出来なかったらごめんなさい……僕、頭を打ってから、急に目が覚めたみたいな感じで。あれから、ずっと怖いんです。お母さまは良く、僕を王にすると言います。僕はこの国の王になるのだと、そう決まっているって」
「ふむ……それが、ベルラッドにとっては、怖いのか」
「ええと。僕は、これまで、それが当たり前なのだと、そう思ってました。でも、ベッドの上で、はじめて、一人でいろいろ考える時間があって……もし、僕が王になりたくないって言ったら、お母さまは何と仰るだろうと、思いました。本当は、お父さまにお伝えするのも申し訳ないというか、不甲斐ないんですが、僕は、王になりたくない、です」
「そう、か……そうだったのか。それは、何故か、聞いてもいいか?」
「その……想像が出来なくて。僕は、この国に住む、沢山の人々の命を背負う責任がどんなに重いか、それがどんなに難しい事か、僕が大人になっても、そんなことが出来るのか。お母さまは、何も分からなくていい、何も考えなくていいと仰います。でも、それだけは駄目だと、僕でも分かります」
「どうして、駄目だと思う?」
「国王陛下は、いつも何かを考えていらっしゃいます。今日だって、どうしたら僕のためになるか考えてくださったでしょう? こんなふうに、お父さまはいつも国民のためにどうすべきか考えていらっしゃるのだと、僕は思いました」
「なるほど。お前の考えは分かった。続けてくれ」
「はい。お母さまはきっと、国王になりたくない僕のことはお認めになりません。でも、僕はこのままお母さまの仰る通りに国王になってしまえば、何か取り返しのつかないことになるんじゃないかと、それが怖いんです。でも、お母さまに逆らうことも、同じくらい、怖くて……」
そう、このまま国王になれば俺は殺される。それだけは絶対に嫌だ。
マしかし、こんな利己的な自己保身をウルラッド父さんにさらけ出すのは酷く恥なので、せめてもっともらしく国王になる覚悟が自分には無いことだけでもお伝えできればな、と思っている。
肝心なことは言えないが、それでも、今の俺の言葉は殆ど本心だ。
「父は……すまない、お前を見くびっていた。お前は自分の能力について疑っている節があるが、お前の年のころの私より、余程お前は聡いよ」
「いえ、僕は……」
誤解です。中身はそれなりに育った高校生なのです。本当にすみません。9歳らしからぬことを言ってすみません。俺にとっちゃ死活問題なんです。
可及的速やかに何とか生き残る策を探さないといけないんです。何故って死ぬから。ふるって助けてください。
「まあ、とにかく。父も、お前の考えは決して間違っていないと思う。そして、すまない。お前ほどの小さい子が、母親に疑いを持つことのどんなに恐ろしく、難しい選択だっただろうか。つらい思いをさせたな」
あ、あれ……? おかしいな。俺やっぱり涙腺がおかしくなってる。焼け付くような胸の痛みに伴って、堰切った涙がボロボロと鞍に水玉模様を作っていくのをボーっと眺めながら、首を傾げた。
俺は前世に家族に愛された記憶があるから、今の母がどんなに怖くてもそこまでダメージが無いとタカを括っていた。
でも、俺が気付かないうちに、ベルラッドとしての俺は深く傷ついていたのかもしれない。
「ごべ、ごめなさい……っ、おれ」
「いいんだ、大丈夫。ここには父とお前と、心優しいこの馬しかいないのだから」
ウルラッド父さんはそう言って、大きな手のひらで俺の涙をくしくしと拭う。恐らく剣を握って出来た、かたいタコがこしょこしょとくすぐったい。
しかし、その感触が、俺の胸の中をじんわりと暖かくしてくれる。
「……っ僕、は、どうすれば、いいでしょうか? 今まで、何も考えず、何も疑わず、やってきたことが、全部……怖い、怖いんです。それなのに、この期に及んでも、自分のことしか考えられない。王になりたくない、なんてことしか。こんな息子で、本当に、すみません」
「いいや、お前は私の愛しい息子だ。どんな子であっても、決して変わらないことだ。それだけは、信じてくれ。父として、必ず、お前が笑顔で未来を過ごせるように、力を尽くすと誓おう。この剣にかけて」
「……! はい、ありがとうございます、お父さま」
目覚めてから初めて、心から笑えたような気がする。ウルラッド父さんは、俺の暗い気分を晴らすために、馬を走らせてくれた。
風を切る感覚、何もかも吹き飛ばされるような爽快感。
最初は少しおっかなかったけれど、次第に俺は楽しくなって沢山叫びまわった。ウルラッド父さんはそんな俺を見て愉快そうに笑い、また一緒になって叫んだりしてくれた。
ウルラッド父さんが乗馬にハマる訳が分かったような気がして嬉しかった。
しかし、父さんと一緒に楽しく乗馬出来たのは、これが最初で最後のことだった。
「はい、お父さまが後ろにいらっしゃるので、何も怖くないです」
「そうか、そうか。嬉しいことを言ってくれるな」
パカポコと軽快な蹄の音、草を踏み分けるホワイトノイズとともに、落ち着いた低音の声が耳を擽る。
なんて心地よいのだろうか。俺は堪らず泣きそうになるのを堪える。あのおっかない母は最近、殆ど四六時中俺にひっついてじっとりとした視線を向けてくるから、おちおち安心して眠れもしなかった。
恐らく、狡猾なあの人のことだから、俺に何かしら異変があることを当然に悟り、見極めているのかもしれない。俺がちゃんと傀儡として育っているのか。これから自らの傀儡として相応しい愚昧に育つのか、否か。
この人のもとで、母から離れて過ごせればどんなに良いことか。でも、そんなことはあり得ない。誰よりもこの人の寵愛を受けているあのジルラッドですら無理なのだから。
「さて、ベルラッド。ここにはシレーヌ王妃も、シレーヌ王妃の耳も無い。何か、彼女の耳に入れたくない話があるのだろう? 安心して、なんでも話してみなさい」
「……っはい。ありがとうございます」
この人は何でもお見通しだったようだ。しかも、俺の思惑も見越して、それに最適な対話の場所も用意してくれた。
子どもの言うことだからと軽んじない、その分け隔てない誠実。これこそ、この父さんを名君たらしめているのかもしれない。
「上手く説明出来なかったらごめんなさい……僕、頭を打ってから、急に目が覚めたみたいな感じで。あれから、ずっと怖いんです。お母さまは良く、僕を王にすると言います。僕はこの国の王になるのだと、そう決まっているって」
「ふむ……それが、ベルラッドにとっては、怖いのか」
「ええと。僕は、これまで、それが当たり前なのだと、そう思ってました。でも、ベッドの上で、はじめて、一人でいろいろ考える時間があって……もし、僕が王になりたくないって言ったら、お母さまは何と仰るだろうと、思いました。本当は、お父さまにお伝えするのも申し訳ないというか、不甲斐ないんですが、僕は、王になりたくない、です」
「そう、か……そうだったのか。それは、何故か、聞いてもいいか?」
「その……想像が出来なくて。僕は、この国に住む、沢山の人々の命を背負う責任がどんなに重いか、それがどんなに難しい事か、僕が大人になっても、そんなことが出来るのか。お母さまは、何も分からなくていい、何も考えなくていいと仰います。でも、それだけは駄目だと、僕でも分かります」
「どうして、駄目だと思う?」
「国王陛下は、いつも何かを考えていらっしゃいます。今日だって、どうしたら僕のためになるか考えてくださったでしょう? こんなふうに、お父さまはいつも国民のためにどうすべきか考えていらっしゃるのだと、僕は思いました」
「なるほど。お前の考えは分かった。続けてくれ」
「はい。お母さまはきっと、国王になりたくない僕のことはお認めになりません。でも、僕はこのままお母さまの仰る通りに国王になってしまえば、何か取り返しのつかないことになるんじゃないかと、それが怖いんです。でも、お母さまに逆らうことも、同じくらい、怖くて……」
そう、このまま国王になれば俺は殺される。それだけは絶対に嫌だ。
マしかし、こんな利己的な自己保身をウルラッド父さんにさらけ出すのは酷く恥なので、せめてもっともらしく国王になる覚悟が自分には無いことだけでもお伝えできればな、と思っている。
肝心なことは言えないが、それでも、今の俺の言葉は殆ど本心だ。
「父は……すまない、お前を見くびっていた。お前は自分の能力について疑っている節があるが、お前の年のころの私より、余程お前は聡いよ」
「いえ、僕は……」
誤解です。中身はそれなりに育った高校生なのです。本当にすみません。9歳らしからぬことを言ってすみません。俺にとっちゃ死活問題なんです。
可及的速やかに何とか生き残る策を探さないといけないんです。何故って死ぬから。ふるって助けてください。
「まあ、とにかく。父も、お前の考えは決して間違っていないと思う。そして、すまない。お前ほどの小さい子が、母親に疑いを持つことのどんなに恐ろしく、難しい選択だっただろうか。つらい思いをさせたな」
あ、あれ……? おかしいな。俺やっぱり涙腺がおかしくなってる。焼け付くような胸の痛みに伴って、堰切った涙がボロボロと鞍に水玉模様を作っていくのをボーっと眺めながら、首を傾げた。
俺は前世に家族に愛された記憶があるから、今の母がどんなに怖くてもそこまでダメージが無いとタカを括っていた。
でも、俺が気付かないうちに、ベルラッドとしての俺は深く傷ついていたのかもしれない。
「ごべ、ごめなさい……っ、おれ」
「いいんだ、大丈夫。ここには父とお前と、心優しいこの馬しかいないのだから」
ウルラッド父さんはそう言って、大きな手のひらで俺の涙をくしくしと拭う。恐らく剣を握って出来た、かたいタコがこしょこしょとくすぐったい。
しかし、その感触が、俺の胸の中をじんわりと暖かくしてくれる。
「……っ僕、は、どうすれば、いいでしょうか? 今まで、何も考えず、何も疑わず、やってきたことが、全部……怖い、怖いんです。それなのに、この期に及んでも、自分のことしか考えられない。王になりたくない、なんてことしか。こんな息子で、本当に、すみません」
「いいや、お前は私の愛しい息子だ。どんな子であっても、決して変わらないことだ。それだけは、信じてくれ。父として、必ず、お前が笑顔で未来を過ごせるように、力を尽くすと誓おう。この剣にかけて」
「……! はい、ありがとうございます、お父さま」
目覚めてから初めて、心から笑えたような気がする。ウルラッド父さんは、俺の暗い気分を晴らすために、馬を走らせてくれた。
風を切る感覚、何もかも吹き飛ばされるような爽快感。
最初は少しおっかなかったけれど、次第に俺は楽しくなって沢山叫びまわった。ウルラッド父さんはそんな俺を見て愉快そうに笑い、また一緒になって叫んだりしてくれた。
ウルラッド父さんが乗馬にハマる訳が分かったような気がして嬉しかった。
しかし、父さんと一緒に楽しく乗馬出来たのは、これが最初で最後のことだった。
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