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二年生になったロベルト様。魔物討伐実習で古竜が現れるイベントが発生。このイベントでヒロインと一緒に古竜を倒し、古竜の魔石をヒロインに捧げながら告白をする。
目の前にスチルで見た魔石のペンダントがあるのは、なぜなの?教えておじいさーん。
「アリア、十六歳の誕生日おめでとう」
ロベルト様の瞳と同じ紫色のペンダントは、古竜の魔石を加工したもの。これ一つで王都に豪邸を買っても、一生遊んで暮らせる。いやいや、そうじゃなくて、ヒロインじゃなくて幼馴染に渡していいの?
「…………気に入らなかった?」
「ううん。びっくりしちゃって……ロベルトの瞳の色だね」
「うん。アリアにぼくの色を身に着けてほしくって……だめ?」
きゅうんと見つめられる。背が伸びても子犬わんこで、甘えん坊のロベルト様。闇星☆の世界で、自分の色のアクセサリーを贈るのは、求婚。背が高くて見下ろされてるのに、なぜかきゅうん顔。きゅうん、きゅうん、可愛すぎる。好きです。
「…………ロベルトが着けてくれる?」
「うん、喜んで。アリアに似合うよ」
ヒロインさん、ごめんなさい。ロベルト様のきゅうん顔を断るなんて無理です。推しの誘惑にあっさり完敗、負けました。ロベルト様のとびきりの笑顔、尊死。
闇星☆の世界は、女性は十六歳、男性十八歳にならないと結婚できない。ロベルト様の十八歳の誕生日に結婚予定。私たち、婚約しました。
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