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エピローグ
epilogue...(5)
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カラーン、カラーン……。
どこかで鐘の音が鳴り響いている。
モクモクとふくらみあがる入道雲と、照りつける太陽にセミの鳴き声、たくさんのハトが、藍色の青空を羽ばたいていく。
あたしは椅子に座り、お母さんのノートパソコンを開く。机の上には、みんなでとった観覧車の遊園地の真新しい写真が飾られていた。
お父さんが、玄関からあたしに叫んでいる。
「茜ぇ⁉ 友子ちゃんが迎えにきたよ! 今日はみんなでプールに行くんだろー? 日夏茉ちゃんのこと頼むなー。じゃあお父さん行ってくるから!」
Re.ハローワールド
『朱里、誕生日おめでとう!
今日は友子たちとプールに行くんだ!
ところで、あたし、絵本作家を目指そうと思うの。
それで相談なんだけど、あなたのペンネームをあたしに使わせてくれない?
将来、朱里みたいなすごい絵本を作ってみせるわ!
帰ったらまたメールするね。
いってきます!』
メールを送信し、あたしはパソコンを閉じた。
「はーい! い、ま行くー!」
カラーン、カラーン……。
どこかで鐘の音が鳴り響いている。
モクモクとふくらみあがる入道雲と、照りつける太陽にセミの鳴き声、たくさんのハトが、藍色の青空を羽ばたいていく。
あたしは椅子に座り、お母さんのノートパソコンを開く。机の上には、みんなでとった観覧車の遊園地の真新しい写真が飾られていた。
お父さんが、玄関からあたしに叫んでいる。
「茜ぇ⁉ 友子ちゃんが迎えにきたよ! 今日はみんなでプールに行くんだろー? 日夏茉ちゃんのこと頼むなー。じゃあお父さん行ってくるから!」
Re.ハローワールド
『朱里、誕生日おめでとう!
今日は友子たちとプールに行くんだ!
ところで、あたし、絵本作家を目指そうと思うの。
それで相談なんだけど、あなたのペンネームをあたしに使わせてくれない?
将来、朱里みたいなすごい絵本を作ってみせるわ!
帰ったらまたメールするね。
いってきます!』
メールを送信し、あたしはパソコンを閉じた。
「はーい! い、ま行くー!」
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