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闘技大会準決勝 --ペアの部&パーティの部--
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「また端折られた気がするっ!!」
「また変な事言ってる」
「端折られたのはペア戦だよー?」
「「!?」」
ホント仲良いなぁこの三人
ちょっとだけ後日談
ソロの準決勝での騒ぎは私によって始まりの街での活動を断念したプレイヤー達の逆恨みから始まったようで、セコンドにいたプレイヤーと戦う調理師のメンバーを抑える為に控え室前で待機していたプレイヤー数名がお縄となったようだ
戦う調理師の面々はその日は都合が合わないない為控え室には誰もいなかったのになんというか…悪い事ってできないようになってるのかも?
それにそもそもの話、他の街での評判も良くはなかったみたいだけどね?この人達
「なんなんだよこの熊は!!チートじゃないのかよ!?有益な情報を隠すなんて卑怯じゃないか!!」
とはセコンドのプレイヤーの言葉だ
ルナを襲おうとしたのは卑怯じゃないのかと思っていたら会場もそう思っていたのだろう
とっくに試合が終了し、会話も双方筒抜けとなっていた会場からはブーイングの嵐がセコンドプレイヤーに向けられていた
「そんな義務も義理も聞いたことはありませんが、この騒ぎのお詫びとして情報を提供しようと思います、ルナ?いいよね?」
ルナがこちらを見て笑顔で頷く
あぁ、穢れが祓わてれゆく…マジ天使
「この熊ですがお気づきの方も居ると思います、私達が最初に倒したフィールドボスのあの熊です」
会場がどよめく
「あの熊を特定の条件で撃退すると道具が与えられます、道具はプレイスタイルなどで変わってくるものと思われます。」
その時の私はとても悲しい顔をしていたらしい
「ルナはヌイグルミで私は熊の手でしたから…ちなみに熊の手はステータスアップのみで召喚効果は持ちません。」
会場のなんとも言えない空気がそれを証明していた。
「さて、その条件ですが…流石にそのまんま言うのはよろしくないので『童謡』とだけ教えておきますね♪」
そう言い残し、ステージを降りてルナを連れて去ろうとしたら
『勝者ランプ選手に盛大な拍手を!!!』
と運営の宇崎さん
盛大な拍手の雨にとりあえず手を振って対応
『ランプちゃ~ん?この街と始まりの街では管理が違うから、始まりの街でも広報よろしくね~?』
と渋澤さんの声にずっこける
会場の何割かもずっこけてたので私は何も間違って無かったと思う
なんだか締まらないまま引き上げていく私達なのだった。
全然ちょっとじゃなかった後日談終わり!
ペア戦?
魔法を限定解除したルナと私に勝てるペアなぞおりませんでした。
吹き飛ばした前衛に容赦なく降り注ぐルナの魔法
後衛の魔法使いは私の攻撃が当たる前に降参していましたとさ
そして迎えたパーティ戦準決勝
攻略組で固まったパーティで連携も戦略もハイレベルなとても良い試合になった
戦う調理師の三人を二人で対応し、私に三人と言う極端なシフトで闘っていると思いきや
隙をついて魔法使いがルナにインファイトを試みたのだ
ルナの支援魔法と牽制の魔法が今無くなると均衡が破られてしまう、ルナの手元にヌイグルミが居ないというのも相手の判断のうちだろう、流石の状況判断である
誰もがルナの離脱を想像しただろう…私以外は
次の光景で状況は一変する
ルナがいた場所には相手の魔法使いが倒れるのみとなり
驚愕で一瞬止まってしまったプレイヤーにルナの魔法と私のなぎ払いが決まりHPを掻き消す
五対三の数の有利には歴戦のプレイヤーも勝つことは出来ず
「聖☆お姉さんの勝利!」
激闘の末に審判より勝利宣告を受け取ることができたのだった
ガチの人はやっぱりすごいねー
この試合は大会ベストバウト候補にも挙げられ、広報としても使いたいと運営から後に連絡が来たほどだった
ちなみに、今回ルナの窮地を救ったのはルナ自身の実力である
フィールドでは私の目も届かない事もあるので、ルナには自衛手段としてスキル居合いを覚えて貰っていたのだ。
覚えるだけでなく、私との幾度の手合わせのなかメキメキと上達した腕前はかなりの物となっておりヒットアンドアウェイを軸とした闘い、つまり遮蔽物の少ない闘技場という条件はマッチしすぎたといえよう。
クマはパーティ戦だと召喚しただけで数的有利となる為、今回使用禁止となっていただけです
「なんかやっぱり端折られてない!?」
Suicaさんは変な事気にするなぁ
「三対二で押さえ込まれちゃったからねぇ」
うどんさんは悔しそうだ
「向こうはそれでも驚いたみたいですよー?私達を早めに倒して合流の予定だったみたいですしー?」
蜜柑さんが相変わらずのんびりとそんな事を言う
「うちらが離脱するのはマズいってのはわかってたからそりゃ全力よねぇ…というかルナちゃんの援護なかったらあっという間だったと思うけど」
うどんさん、うちのルナもっと褒めていいんですよ?
「ってかなんで蜜柑は相手事情まで知ってんのさ!?」
Suicaさん、それは私も思いました
「向こうの魔法使いさんとお喋りする機会がありましてー♪」
蜜柑さんのミカンぱわーは凄いもんなぁ(納得)
「と、とにかく!今回のMVPはルナって事で!!」
「えむぶいぴー?」
ルナが小首を傾げている。
きゃわわわわ!!
「殊勲賞!一番頑張った人の事だよ!」
「うん!ルナちゃんがいっちばーん!」
「おめでとールナちゃん!そしてありがとー♪」
「すごく格好良かったよ!ルナ!!何かご褒美に欲しい物ある??」
皆の祝福に素直に喜ぶルナ
とても良いものですね!(●REC)
「ルナ、おねぇちゃんに美味しい物作ってもらいたいかな?…ルナも作れそうなもの」
モジモジとはに噛みながら強烈なパンチを繰り出す可愛さの権化にその場の料理好きがノックアウトされた
つまり全員である
「ルナちゃん!私はオムレツ教えてあげる!」
「私はジャーマンポテト!」
「私はパウンドケーキを教えちゃうよー♪」
「じゃあ私はルナに我が家直伝のみそ汁を伝授しよう!」
「わーい!!!」
そんなこんなで決勝進出の祝勝会は
クッキング教室となるのでした。
後日
「ランプちゃんの家のみそ汁はあんな味なんだね」
とパパさんに言われ、なんとなく気まずいような嬉しいようなそんな気分な田中 燈でした。
「また変な事言ってる」
「端折られたのはペア戦だよー?」
「「!?」」
ホント仲良いなぁこの三人
ちょっとだけ後日談
ソロの準決勝での騒ぎは私によって始まりの街での活動を断念したプレイヤー達の逆恨みから始まったようで、セコンドにいたプレイヤーと戦う調理師のメンバーを抑える為に控え室前で待機していたプレイヤー数名がお縄となったようだ
戦う調理師の面々はその日は都合が合わないない為控え室には誰もいなかったのになんというか…悪い事ってできないようになってるのかも?
それにそもそもの話、他の街での評判も良くはなかったみたいだけどね?この人達
「なんなんだよこの熊は!!チートじゃないのかよ!?有益な情報を隠すなんて卑怯じゃないか!!」
とはセコンドのプレイヤーの言葉だ
ルナを襲おうとしたのは卑怯じゃないのかと思っていたら会場もそう思っていたのだろう
とっくに試合が終了し、会話も双方筒抜けとなっていた会場からはブーイングの嵐がセコンドプレイヤーに向けられていた
「そんな義務も義理も聞いたことはありませんが、この騒ぎのお詫びとして情報を提供しようと思います、ルナ?いいよね?」
ルナがこちらを見て笑顔で頷く
あぁ、穢れが祓わてれゆく…マジ天使
「この熊ですがお気づきの方も居ると思います、私達が最初に倒したフィールドボスのあの熊です」
会場がどよめく
「あの熊を特定の条件で撃退すると道具が与えられます、道具はプレイスタイルなどで変わってくるものと思われます。」
その時の私はとても悲しい顔をしていたらしい
「ルナはヌイグルミで私は熊の手でしたから…ちなみに熊の手はステータスアップのみで召喚効果は持ちません。」
会場のなんとも言えない空気がそれを証明していた。
「さて、その条件ですが…流石にそのまんま言うのはよろしくないので『童謡』とだけ教えておきますね♪」
そう言い残し、ステージを降りてルナを連れて去ろうとしたら
『勝者ランプ選手に盛大な拍手を!!!』
と運営の宇崎さん
盛大な拍手の雨にとりあえず手を振って対応
『ランプちゃ~ん?この街と始まりの街では管理が違うから、始まりの街でも広報よろしくね~?』
と渋澤さんの声にずっこける
会場の何割かもずっこけてたので私は何も間違って無かったと思う
なんだか締まらないまま引き上げていく私達なのだった。
全然ちょっとじゃなかった後日談終わり!
ペア戦?
魔法を限定解除したルナと私に勝てるペアなぞおりませんでした。
吹き飛ばした前衛に容赦なく降り注ぐルナの魔法
後衛の魔法使いは私の攻撃が当たる前に降参していましたとさ
そして迎えたパーティ戦準決勝
攻略組で固まったパーティで連携も戦略もハイレベルなとても良い試合になった
戦う調理師の三人を二人で対応し、私に三人と言う極端なシフトで闘っていると思いきや
隙をついて魔法使いがルナにインファイトを試みたのだ
ルナの支援魔法と牽制の魔法が今無くなると均衡が破られてしまう、ルナの手元にヌイグルミが居ないというのも相手の判断のうちだろう、流石の状況判断である
誰もがルナの離脱を想像しただろう…私以外は
次の光景で状況は一変する
ルナがいた場所には相手の魔法使いが倒れるのみとなり
驚愕で一瞬止まってしまったプレイヤーにルナの魔法と私のなぎ払いが決まりHPを掻き消す
五対三の数の有利には歴戦のプレイヤーも勝つことは出来ず
「聖☆お姉さんの勝利!」
激闘の末に審判より勝利宣告を受け取ることができたのだった
ガチの人はやっぱりすごいねー
この試合は大会ベストバウト候補にも挙げられ、広報としても使いたいと運営から後に連絡が来たほどだった
ちなみに、今回ルナの窮地を救ったのはルナ自身の実力である
フィールドでは私の目も届かない事もあるので、ルナには自衛手段としてスキル居合いを覚えて貰っていたのだ。
覚えるだけでなく、私との幾度の手合わせのなかメキメキと上達した腕前はかなりの物となっておりヒットアンドアウェイを軸とした闘い、つまり遮蔽物の少ない闘技場という条件はマッチしすぎたといえよう。
クマはパーティ戦だと召喚しただけで数的有利となる為、今回使用禁止となっていただけです
「なんかやっぱり端折られてない!?」
Suicaさんは変な事気にするなぁ
「三対二で押さえ込まれちゃったからねぇ」
うどんさんは悔しそうだ
「向こうはそれでも驚いたみたいですよー?私達を早めに倒して合流の予定だったみたいですしー?」
蜜柑さんが相変わらずのんびりとそんな事を言う
「うちらが離脱するのはマズいってのはわかってたからそりゃ全力よねぇ…というかルナちゃんの援護なかったらあっという間だったと思うけど」
うどんさん、うちのルナもっと褒めていいんですよ?
「ってかなんで蜜柑は相手事情まで知ってんのさ!?」
Suicaさん、それは私も思いました
「向こうの魔法使いさんとお喋りする機会がありましてー♪」
蜜柑さんのミカンぱわーは凄いもんなぁ(納得)
「と、とにかく!今回のMVPはルナって事で!!」
「えむぶいぴー?」
ルナが小首を傾げている。
きゃわわわわ!!
「殊勲賞!一番頑張った人の事だよ!」
「うん!ルナちゃんがいっちばーん!」
「おめでとールナちゃん!そしてありがとー♪」
「すごく格好良かったよ!ルナ!!何かご褒美に欲しい物ある??」
皆の祝福に素直に喜ぶルナ
とても良いものですね!(●REC)
「ルナ、おねぇちゃんに美味しい物作ってもらいたいかな?…ルナも作れそうなもの」
モジモジとはに噛みながら強烈なパンチを繰り出す可愛さの権化にその場の料理好きがノックアウトされた
つまり全員である
「ルナちゃん!私はオムレツ教えてあげる!」
「私はジャーマンポテト!」
「私はパウンドケーキを教えちゃうよー♪」
「じゃあ私はルナに我が家直伝のみそ汁を伝授しよう!」
「わーい!!!」
そんなこんなで決勝進出の祝勝会は
クッキング教室となるのでした。
後日
「ランプちゃんの家のみそ汁はあんな味なんだね」
とパパさんに言われ、なんとなく気まずいような嬉しいようなそんな気分な田中 燈でした。
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