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特別編・そして一週間後
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一週間経って、また日曜日がやってきた。あれ以来、わたし達はほとんど毎日一緒のベッドで寝ている。
エッチするかどうかは双方の気分次第だけど(とは言え三日に二回くらいはしてると思う)、ただ同じ布団の中にいるだけでも充分に幸せを噛みしめることができる。
昨晩はミサちゃんと一緒にベッドに入ったけど、抱き合っている内にミサちゃんは眠ってしまった。疲れていたのかもしれない。彼女の頬に軽くキスをして、温もりと香りを感じながらわたしも眠りについた。
今朝、ベッドの上でわたしが目を覚ますと、隣りではミサちゃんが小さな寝息を立てていた。
大体いつも、わたしが起きたときにミサちゃんは眠っている。朝はまあまあ弱いみたいで、それも意外と子供っぽくてカワイイ。好きになってから、彼女のすべてが可愛く思えてしまう。
起こすのももったいない可愛さなので、朝食の時間まではそのままにしておこうと思う。今日は日曜日で、学校も部活もない。
こうしてミサちゃんの寝顔を見ていると年齢以上に幼く見える。かなり色白で、サラサラの黒髪がとても映える。透き通るような白い肌に朝陽が差して、頬はほのかな桃色を帯びている。眉毛は目尻側のあたりと、眉間だけ少し手入れしているようで細めにシュッとしている。(わたしはコワくて眉毛をイジることができない。)それに長いマツ毛。最近は特にわたしの目を見て話してくれるので、こちらが照れてしまう。
寝顔をじっと観察してると、ますます愛おしくなり、腕をそっと回してゆっくり抱きしめた。ミサちゃんの体温、体臭、鼓動が五感を通してわたしの全身に染みわたる。柔らかい彼女の体に触れて、脳がとろけそうになってきた。最近気付いたけど、匂いをかぐのが一番性欲を刺激する気がする。
そういえば、わたし達が結ばれてからは寝ているミサちゃんのおっぱいを触っていない。(当たり前かもしれないけど)
そのことに気づくと、なおさらムラムラしてきた。昨晩していないというのもあるし、今日が休日ということもあって気が急いているみたいだ。
ミサちゃんは体をこちらに傾けて、いわゆる胎児のような姿勢で腕を前面に垂らしている。
わたしは少し体を下にずらして、その腕の間に顔を入れ込んだ。ミサちゃんの胸元の匂いと体温が顔全体で感じられ、興奮がさらに増した。おっぱいと正面から向き合う形になった。
そして両手を近づけ、触ろうとして……ふと思った。
(あれ? 触っていいんだっけ……?)
もちろん、あれ以来何度も触り舐め吸いしてるけど、眠っているときにはしていない。
言ってしまえば、起きてるときに存分にしているから、寝ているときにする必要がなくなったのである。
そもそも、寝てる人を襲うのは本当はよろしくないことであって、それは『同意』が得られないからだ。
でもミサちゃんはきっと、事後でも許してくれるだろう。怒られたら謝ろう。そんな気持ちで、欲望を抑えることはできなかったのだった。
横向きのミサちゃんの胸に向かって、パジャマの上から両手の指を押し込んだ。
ふにゅ、と柔らかい触感が指を覆う。そして暖かい。
何度触っても、最高の触り心地だった。横向きというのが、わたしの好きな形の一つだ。重力のはたらきで左右の乳房が乗っかり潰されて、逃れようと突き出てくる膨らみは密度のある弾力を生み出している。
ふに、ふに、ふに、と何度も抵抗を味わう。もっと手全体で感じたくなり、手のひらから指までを胸に当てた。
ミサちゃんの胸は、すごく大きいというわけではないけど、人より大きめのわたしの手を開いて包むと少しあふれるくらいだ。その重量感に、わたしの手と心は幸せを感じている。
さらに欲が出てきて、わたしは手を彼女のパジャマの裾から差し込んだ。シルクのような滑らかな肌触りを受けつつ、上の方へと滑らせる。
生の手触りは、ふにゅ、というよりも、ぷにゅ、という擬音が合っている。弾力を直接感じる。
わたしの視覚からは、自分の手がミサちゃんの胸をまさぐることでパジャマの内側でゴソゴソと動いている様子が見えて、それは自分で触ってはいるものの、とてもいやらしく見えた。
しばらくは弱めに揉んでいたけど、だんだん自分が大胆になってきて無遠慮に揉みしだくようになってきた。そして、やはり我慢できずに服をめくりあげてしまった。
まぶしい。こんなに明るいときに見るのは初めてかもしれない。日を浴びて白い光を反射するおっぱいは、セクシーでもあり神秘的にも思えた。汗と紅潮で、瑞々しくも美しい果実のように見える。果実なら、することは一つだ。
かぷっ。
その頂きにそびえる突起を、口に含む。ミサちゃん特有の香りが漂い、鼻孔からも彼女を味わう。
起こしてしまわないよう、あまり強くならないように控えめに吸いついた。
ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……。
目の前のミサちゃんのおっぱいから、口を通して多幸感が脳みそいっぱいに沁みていく。もちろん何かが出てきているわけじゃないんだけど、『幸せ』という概念そのものを摂取している気持ちになっている。
口が塞がっているので鼻息が荒くなってしまうけど、吸うのをやめられない。
(大好きなミサちゃん……。おっぱい……。可愛い……。好き……。幸せ……)
頭の中でそんな言葉たちを発すると、脳内に反響して感覚が増幅されるかのようだった。
幸せを噛み締めながら、わたしは意識が薄れていった――。
「ひなた……。ひなた、好き……」
「う……ん……?」
気がつくと、わたしは寝る前と変わらず、ミサちゃんの胸に包まれた状態だった。ミサちゃんは腕を回してわたしの頭を胸元に引き寄せている。そして、
「よしよし……ひなた、可愛いですね……」
などと囁いてわたしの頭をなでている。
「あの、ミサちゃん……?」
「わっ、ひなたさん!? 起こしちゃった?」
ミサちゃんは驚いて、わたしを咄嗟に引き離した。二人とも、布団から上半身を起こして向き合った。
「いや、大丈夫……おはようミサちゃん」
「お、おはよう」
「……」
「……」
「何してたの……?」
「その……目が覚めたら、ひなたさんが寝たまま私の胸に甘えてて……可愛かったからそのままよしよししてたの」
ミサちゃんは少し恥ずかしそうにそう言った。つまり、彼女はわたしを赤ちゃんみたいに可愛がっていたのだ。わたしは、顔が熱くなるのを感じた。
「ごめん、わたしが早起きして、ミサちゃんの胸触っちゃって、そのまま寝ちゃったの。勝手に触ってごめんなさい……」
「なーんだそうだったんだ。てっきり、寝ぼけたひなたさんが私をママだと思って甘えてきたのかと……」
「ち、違うよ! ママって……」
そんな、ミサちゃんをママ代わりにするつもりはないし、そもそもママにそんな甘え方をしてると思われてはたまらない。
「別にいいよ、触っても。私の胸に甘えてくるひなたさん、すごく可愛いから」
「あ、ありがと……」
同級生なのに、こんな可愛がられ方でいいのだろうか。
ん? そういえばさっき……。
「ねえ、さっき『ひなた』って呼んでくれてたよね?」
「う、うん……。なんかママのつもりだったからつい……」
「……わたしも、『ミサ』……って呼んでも、いい……?」
「え……ひなたさんが私のママに……?」
「違うっ! ママから離れて! その……わたし達もう、彼女同士……なんだから、さ。『ひなた』って呼んで欲しいな」
ずっと、ちょっとだけ気になっていたことだった。『ひなたさん』って呼んでもらうのも可愛くて好きだったけど、もう少し距離を詰めたいなって。
「いい? ミサ……」
ミサは、少し目を伏せてから改めて向き直って言った。
「うん、わかったよ。ひなた……」
わたしとミサが互いの目を見る。なんだかドキドキしてきた。どちらからともなく、手を絡める。
「ミサ……」
「ひなた……」
お互いの顔が近づき、双方の顔だけしか見えなくなる。ミサの瞳が潤んで、わたしの姿を映している。
鼻を右に傾け、唇と唇が接触する。
口を開いて、二人の唇が大きく絡まり合う。
舌でミサの前歯をなぞる。
「んむ……」
「……っんん」
声にならないが、名前を呼び合う。
ミサがわたしの背中に腕を回したので、わたしもそれに応える。
もっと体全体で、強く激しくくっつきたくなる。
舌を突き出し、さらに奥へ。すると、
「んっ!」
ミサちゃんが急に口を離した。
「ごめん! 痛かった?」
「違うの、朝ごはん! 時間!」
時計を見ると、食堂が閉まる十五分前だった。
「やば、急げ急げ!」
四十秒で支度して、二人で食堂に向かった。
「もう、ひなたと一緒だとこんなことばっかりだよー」
「えーっ、ミサのほうが朝弱いくせに!」
そんなことを言いながらも、わたしとミサはずっと笑顔だった。
わたし達は毎日、好きな人と一緒に生活してるからね。
エッチするかどうかは双方の気分次第だけど(とは言え三日に二回くらいはしてると思う)、ただ同じ布団の中にいるだけでも充分に幸せを噛みしめることができる。
昨晩はミサちゃんと一緒にベッドに入ったけど、抱き合っている内にミサちゃんは眠ってしまった。疲れていたのかもしれない。彼女の頬に軽くキスをして、温もりと香りを感じながらわたしも眠りについた。
今朝、ベッドの上でわたしが目を覚ますと、隣りではミサちゃんが小さな寝息を立てていた。
大体いつも、わたしが起きたときにミサちゃんは眠っている。朝はまあまあ弱いみたいで、それも意外と子供っぽくてカワイイ。好きになってから、彼女のすべてが可愛く思えてしまう。
起こすのももったいない可愛さなので、朝食の時間まではそのままにしておこうと思う。今日は日曜日で、学校も部活もない。
こうしてミサちゃんの寝顔を見ていると年齢以上に幼く見える。かなり色白で、サラサラの黒髪がとても映える。透き通るような白い肌に朝陽が差して、頬はほのかな桃色を帯びている。眉毛は目尻側のあたりと、眉間だけ少し手入れしているようで細めにシュッとしている。(わたしはコワくて眉毛をイジることができない。)それに長いマツ毛。最近は特にわたしの目を見て話してくれるので、こちらが照れてしまう。
寝顔をじっと観察してると、ますます愛おしくなり、腕をそっと回してゆっくり抱きしめた。ミサちゃんの体温、体臭、鼓動が五感を通してわたしの全身に染みわたる。柔らかい彼女の体に触れて、脳がとろけそうになってきた。最近気付いたけど、匂いをかぐのが一番性欲を刺激する気がする。
そういえば、わたし達が結ばれてからは寝ているミサちゃんのおっぱいを触っていない。(当たり前かもしれないけど)
そのことに気づくと、なおさらムラムラしてきた。昨晩していないというのもあるし、今日が休日ということもあって気が急いているみたいだ。
ミサちゃんは体をこちらに傾けて、いわゆる胎児のような姿勢で腕を前面に垂らしている。
わたしは少し体を下にずらして、その腕の間に顔を入れ込んだ。ミサちゃんの胸元の匂いと体温が顔全体で感じられ、興奮がさらに増した。おっぱいと正面から向き合う形になった。
そして両手を近づけ、触ろうとして……ふと思った。
(あれ? 触っていいんだっけ……?)
もちろん、あれ以来何度も触り舐め吸いしてるけど、眠っているときにはしていない。
言ってしまえば、起きてるときに存分にしているから、寝ているときにする必要がなくなったのである。
そもそも、寝てる人を襲うのは本当はよろしくないことであって、それは『同意』が得られないからだ。
でもミサちゃんはきっと、事後でも許してくれるだろう。怒られたら謝ろう。そんな気持ちで、欲望を抑えることはできなかったのだった。
横向きのミサちゃんの胸に向かって、パジャマの上から両手の指を押し込んだ。
ふにゅ、と柔らかい触感が指を覆う。そして暖かい。
何度触っても、最高の触り心地だった。横向きというのが、わたしの好きな形の一つだ。重力のはたらきで左右の乳房が乗っかり潰されて、逃れようと突き出てくる膨らみは密度のある弾力を生み出している。
ふに、ふに、ふに、と何度も抵抗を味わう。もっと手全体で感じたくなり、手のひらから指までを胸に当てた。
ミサちゃんの胸は、すごく大きいというわけではないけど、人より大きめのわたしの手を開いて包むと少しあふれるくらいだ。その重量感に、わたしの手と心は幸せを感じている。
さらに欲が出てきて、わたしは手を彼女のパジャマの裾から差し込んだ。シルクのような滑らかな肌触りを受けつつ、上の方へと滑らせる。
生の手触りは、ふにゅ、というよりも、ぷにゅ、という擬音が合っている。弾力を直接感じる。
わたしの視覚からは、自分の手がミサちゃんの胸をまさぐることでパジャマの内側でゴソゴソと動いている様子が見えて、それは自分で触ってはいるものの、とてもいやらしく見えた。
しばらくは弱めに揉んでいたけど、だんだん自分が大胆になってきて無遠慮に揉みしだくようになってきた。そして、やはり我慢できずに服をめくりあげてしまった。
まぶしい。こんなに明るいときに見るのは初めてかもしれない。日を浴びて白い光を反射するおっぱいは、セクシーでもあり神秘的にも思えた。汗と紅潮で、瑞々しくも美しい果実のように見える。果実なら、することは一つだ。
かぷっ。
その頂きにそびえる突起を、口に含む。ミサちゃん特有の香りが漂い、鼻孔からも彼女を味わう。
起こしてしまわないよう、あまり強くならないように控えめに吸いついた。
ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……。
目の前のミサちゃんのおっぱいから、口を通して多幸感が脳みそいっぱいに沁みていく。もちろん何かが出てきているわけじゃないんだけど、『幸せ』という概念そのものを摂取している気持ちになっている。
口が塞がっているので鼻息が荒くなってしまうけど、吸うのをやめられない。
(大好きなミサちゃん……。おっぱい……。可愛い……。好き……。幸せ……)
頭の中でそんな言葉たちを発すると、脳内に反響して感覚が増幅されるかのようだった。
幸せを噛み締めながら、わたしは意識が薄れていった――。
「ひなた……。ひなた、好き……」
「う……ん……?」
気がつくと、わたしは寝る前と変わらず、ミサちゃんの胸に包まれた状態だった。ミサちゃんは腕を回してわたしの頭を胸元に引き寄せている。そして、
「よしよし……ひなた、可愛いですね……」
などと囁いてわたしの頭をなでている。
「あの、ミサちゃん……?」
「わっ、ひなたさん!? 起こしちゃった?」
ミサちゃんは驚いて、わたしを咄嗟に引き離した。二人とも、布団から上半身を起こして向き合った。
「いや、大丈夫……おはようミサちゃん」
「お、おはよう」
「……」
「……」
「何してたの……?」
「その……目が覚めたら、ひなたさんが寝たまま私の胸に甘えてて……可愛かったからそのままよしよししてたの」
ミサちゃんは少し恥ずかしそうにそう言った。つまり、彼女はわたしを赤ちゃんみたいに可愛がっていたのだ。わたしは、顔が熱くなるのを感じた。
「ごめん、わたしが早起きして、ミサちゃんの胸触っちゃって、そのまま寝ちゃったの。勝手に触ってごめんなさい……」
「なーんだそうだったんだ。てっきり、寝ぼけたひなたさんが私をママだと思って甘えてきたのかと……」
「ち、違うよ! ママって……」
そんな、ミサちゃんをママ代わりにするつもりはないし、そもそもママにそんな甘え方をしてると思われてはたまらない。
「別にいいよ、触っても。私の胸に甘えてくるひなたさん、すごく可愛いから」
「あ、ありがと……」
同級生なのに、こんな可愛がられ方でいいのだろうか。
ん? そういえばさっき……。
「ねえ、さっき『ひなた』って呼んでくれてたよね?」
「う、うん……。なんかママのつもりだったからつい……」
「……わたしも、『ミサ』……って呼んでも、いい……?」
「え……ひなたさんが私のママに……?」
「違うっ! ママから離れて! その……わたし達もう、彼女同士……なんだから、さ。『ひなた』って呼んで欲しいな」
ずっと、ちょっとだけ気になっていたことだった。『ひなたさん』って呼んでもらうのも可愛くて好きだったけど、もう少し距離を詰めたいなって。
「いい? ミサ……」
ミサは、少し目を伏せてから改めて向き直って言った。
「うん、わかったよ。ひなた……」
わたしとミサが互いの目を見る。なんだかドキドキしてきた。どちらからともなく、手を絡める。
「ミサ……」
「ひなた……」
お互いの顔が近づき、双方の顔だけしか見えなくなる。ミサの瞳が潤んで、わたしの姿を映している。
鼻を右に傾け、唇と唇が接触する。
口を開いて、二人の唇が大きく絡まり合う。
舌でミサの前歯をなぞる。
「んむ……」
「……っんん」
声にならないが、名前を呼び合う。
ミサがわたしの背中に腕を回したので、わたしもそれに応える。
もっと体全体で、強く激しくくっつきたくなる。
舌を突き出し、さらに奥へ。すると、
「んっ!」
ミサちゃんが急に口を離した。
「ごめん! 痛かった?」
「違うの、朝ごはん! 時間!」
時計を見ると、食堂が閉まる十五分前だった。
「やば、急げ急げ!」
四十秒で支度して、二人で食堂に向かった。
「もう、ひなたと一緒だとこんなことばっかりだよー」
「えーっ、ミサのほうが朝弱いくせに!」
そんなことを言いながらも、わたしとミサはずっと笑顔だった。
わたし達は毎日、好きな人と一緒に生活してるからね。
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ありがとうございます! 大好きな要素を詰め合わせた小説なので、そう言ってもらえると嬉しいです。