10 / 21
十話
しおりを挟む
※予約時間をミスってた(*´∀`*)!
「わー! 凄いですねゾア様! お店がいっぱいです!」
「ああ、確かに凄いな。 統一感が無いがそれがなんというか見ていて面白い」
「見たこと無いものがいっぱいです! あ、あれとか何ですかね? 変な角みたいですけど」
組合から離れて露店が並ぶ通りに出たが、多数の立ち並ぶ店には圧巻の一言だ。
売られているものも様々で食品を売る店の隣に武器を並べていたりアクセサリーを並べていたり。
妙な民族衣装のようなものや日用雑貨と規則性もなく混沌としている。
目当ての物を買いにいくというより、立ち寄った店で気になるものを買うという流れなのだろうか?
目を輝かせて色々なものを物色しているレーティアが角笛のような形をしたものを手に取っていた。
あれはヨシュアの記憶にあったな。
「それはあれだな。 男性の股間にあてるアクセサリーだな。 雄々しさをアピールするものだ」
「だ、んせいの……股間?」
確かに一際目につくデザインではあるな。
股間が大きい事が雄々しさに繋がる理由はよく分からんが、立派だ。
周囲からにやにやとした視線を浴びせられ、レーティアは商品をそっと戻して背後にやってきた。
耳まで真っ赤にしているが恥ずかしかったのだろうか。
別にただの商品なのだし気にするほどのものでも無いと思うが。
「おう兄ちゃん! 彼女さん欲しがってるみたいだし買っていくかい?」
「ちょっ! 違いますゾア様! し、知らなかったんです! あんなの欲しくありませんから!」
「お、嬢ちゃんはこっちより兄ちゃんのもののほうが欲しいのかな? あっはっはっは!」
「う、うぅぅぅぅ!」
……言いたいことはなんとなく分かるが随分とまあ下品な店主だな。
周りの連中もそれに乗っかって笑っているし、うちのレーティアは恥ずかしさで涙目じゃないか。
こういう手合いを黙らせるのは簡単だが、それは物理的になんだよな。
やってもいいが折角来た町で早速流血沙汰を起こすのも問題だからな。
今は穏便にいこう。今は。
「それ以上は勘弁してやってくれるか? うちのお嬢様は初心なんだ」
「はっはっはっは! そいつぁすまねぇな!」
「行こうかレーティア。 知らなかったんだからそういうこともある」
「うぅぅぅぅ……すいません」
「私は気にしていない。 安心しろ」
「はい……」
しかし……人間にとって性に関わるものとは恥ずかしいものなのか、面白いものなのかよく分からんな。
私の人間体の裸を見て顔を赤くしたり、あんな角笛のようなものを売り物にしたりそれを持って恥ずかしがったり。
まだまだ人間の事は不可解なものばかりだ。
意気消沈してしまったレーティアを連れて更に進むと、町の中央部に出てきた。
この辺りは店が減り、独創的な建物が多く見受けられる。
……三角形の家や明らかに斜めになっていたりするが機能的に大丈夫なのだろうか?
「あ、あの私なんかのせいでゾア様に嫌な思いをさせてしまって……申し訳ありません」
「ん? さっきの事か? 全く気にしていないから問題ない。 というより……私には彼等が何を面白がっていて、君が何を恥ずかしがっているのかがそもそも理解出来ていないからな」
「え!? 何をってその……えっと」
また顔を赤くしてゴニョゴニョと言い淀むレーティア。
これを理解するにはこの手に強い人間を喰らってみないと永遠に理解出来ない気がしてきたな。
別に理解したいとは思っていないけど、ちょっとだけ気にはなる。
「あ、そ、そう言えばゾア様にはやりたいことはないんですか!? わ、私も参考にしたいなぁなんて!」
あからさまに話題そらしてきたな。
しかし私のやりたいことか。
確かにレーティアには尋ねていたが、自分でやりたいことなんて考えていなかったな。
やりたいこと、か。
「言われてみるとたしかに私にもやりたいことは無いな」
「そうなんですか? 魔物も簡単に倒してきますしお強いから、そっち関連で何かやりたいことがあるのかと思ってました」
「強さはやりたい事というよりやらなければならないことだから少し主旨からズレるな。 ああ、だが最近は人間そのものに興味があるな」
「人間にですか?」
「ああ。 色々あって人間二人の記憶を覗くことがあってな。 森で生きているだけでは知れない事がたくさんあった。 前は森で生きているだけでもなんの不満も無かったが、色々と知ってしまってはそれだけで満足出来なくなってしまったのは確かだ」
「色々と考えててやっぱりゾア様は凄いですね。 私はまだ何にも思いつかなくて……私は本当にゾア様に捧げられて死ぬ運命だと思ってましたから。 まさかこんな風に町に来てしたいことをしていいなんて言われるなんて考えもしてませんでした」
まあ虐められていたのだしな。
他の、新しい知見を得てやりたいことを見つける心の余裕なんて無かったのだろう。
突然目の前に多くの選択肢を突きつけられても戸惑うのは当然なのかもしれない。
「そう急ぐ必要もない。 人生というものは案外長いものだ。 やりたいことを見つけるまでのんびりするといい。 それに私は君を縛りつけるつもりもない。 今はまだアイレノールの民を襲った者達の件もあるから推奨はしないが、先々は君が離れる事だって構わないと思っている」
「そ、それは私がいらないという事ですか!?」
「いてもいなくてもまあ大して変わらん。 が、いてくれると面白いという感情はあるかもしれないな」
「……そう、ですか」
うん?なぜそんなに落ち込むのだ?
レーティアとしても私のような化物と離れられれば解放されて気も楽になると思うのだが。
ああ、金銭面かな?
それならきちんと一人でも大丈夫な額を稼ぐつもりだから安心していいのだが。
「なにか不安なことでもあるのか?」
「え? い、いいえ! すいません! 大丈夫です!」
なんだ大丈夫なのか。
人間というのは難しいものだな。
だが最近はそれを見るのも少し楽しいと感じている自分がいる。
二人もの人間を取り込んだからか人の表情や気持ちの変化というものを少しだけ知り、それを見るのがなかなか楽しい。
「さて、そろそろ組合のほうへ戻るか。 君はお腹は空いていないか?」
「だ、だいじょう……ぶじゃないです」
レーティアが大丈夫と答えようとしたタイミングで丁度よくお腹が鳴り赤面しながら否定した。
実に可愛らしいものだ。
「じゃあ戻りついでにどこかで軽食でも買っていくか」
「あっ……は、はい」
レーティアの手を取り、今度は別の道を通って食べ物の露店を探しながら歩き始める。
性的なものは何もないのにまた少し恥ずかしそうにしているレーティア。
彼女は今度は何を恥ずかしがっているのか。それを考えてみるのも面白いかもしれないな。
※小話。
レ「おふろ……ってなんですか?」
ゾ「む? 人は毎日お湯で身体を洗い、つかるのではないのか?」
レ「聞いたこと無いですねー」
ゾ「海水浴というのは? 海で下着のような姿で遊ぶのでは?」
レ「そんなことしてたら海の魔物に食べられちゃいます」
ゾ「そうなのか……書物の知識というものもあてにならんな」
レ「不思議な本ですね。 他にどんなのがあったんですか?」
ゾ「あとはそうだな……男同士で性行をしているものとかだな。 あれも嘘なのか?」
レ「え!? そ、それは分かりません!」
ゾ「そうか……嘘しかないなら棄てるか」
レ「ま、待ってもらっていいですか! そ、その本当に嘘なのか気になるので! そう、確認の為に! 嘘かどうか確認しますので!」
ゾ「……? そこまで言うなら」
レ「ふぅ……危なかった」
ゾ「なぜあそこまで必死に……今度聞いてみるか」
※見た後の感想を求められた時のレーティアの反応が気になるよね(*゚∀゚)!
「わー! 凄いですねゾア様! お店がいっぱいです!」
「ああ、確かに凄いな。 統一感が無いがそれがなんというか見ていて面白い」
「見たこと無いものがいっぱいです! あ、あれとか何ですかね? 変な角みたいですけど」
組合から離れて露店が並ぶ通りに出たが、多数の立ち並ぶ店には圧巻の一言だ。
売られているものも様々で食品を売る店の隣に武器を並べていたりアクセサリーを並べていたり。
妙な民族衣装のようなものや日用雑貨と規則性もなく混沌としている。
目当ての物を買いにいくというより、立ち寄った店で気になるものを買うという流れなのだろうか?
目を輝かせて色々なものを物色しているレーティアが角笛のような形をしたものを手に取っていた。
あれはヨシュアの記憶にあったな。
「それはあれだな。 男性の股間にあてるアクセサリーだな。 雄々しさをアピールするものだ」
「だ、んせいの……股間?」
確かに一際目につくデザインではあるな。
股間が大きい事が雄々しさに繋がる理由はよく分からんが、立派だ。
周囲からにやにやとした視線を浴びせられ、レーティアは商品をそっと戻して背後にやってきた。
耳まで真っ赤にしているが恥ずかしかったのだろうか。
別にただの商品なのだし気にするほどのものでも無いと思うが。
「おう兄ちゃん! 彼女さん欲しがってるみたいだし買っていくかい?」
「ちょっ! 違いますゾア様! し、知らなかったんです! あんなの欲しくありませんから!」
「お、嬢ちゃんはこっちより兄ちゃんのもののほうが欲しいのかな? あっはっはっは!」
「う、うぅぅぅぅ!」
……言いたいことはなんとなく分かるが随分とまあ下品な店主だな。
周りの連中もそれに乗っかって笑っているし、うちのレーティアは恥ずかしさで涙目じゃないか。
こういう手合いを黙らせるのは簡単だが、それは物理的になんだよな。
やってもいいが折角来た町で早速流血沙汰を起こすのも問題だからな。
今は穏便にいこう。今は。
「それ以上は勘弁してやってくれるか? うちのお嬢様は初心なんだ」
「はっはっはっは! そいつぁすまねぇな!」
「行こうかレーティア。 知らなかったんだからそういうこともある」
「うぅぅぅぅ……すいません」
「私は気にしていない。 安心しろ」
「はい……」
しかし……人間にとって性に関わるものとは恥ずかしいものなのか、面白いものなのかよく分からんな。
私の人間体の裸を見て顔を赤くしたり、あんな角笛のようなものを売り物にしたりそれを持って恥ずかしがったり。
まだまだ人間の事は不可解なものばかりだ。
意気消沈してしまったレーティアを連れて更に進むと、町の中央部に出てきた。
この辺りは店が減り、独創的な建物が多く見受けられる。
……三角形の家や明らかに斜めになっていたりするが機能的に大丈夫なのだろうか?
「あ、あの私なんかのせいでゾア様に嫌な思いをさせてしまって……申し訳ありません」
「ん? さっきの事か? 全く気にしていないから問題ない。 というより……私には彼等が何を面白がっていて、君が何を恥ずかしがっているのかがそもそも理解出来ていないからな」
「え!? 何をってその……えっと」
また顔を赤くしてゴニョゴニョと言い淀むレーティア。
これを理解するにはこの手に強い人間を喰らってみないと永遠に理解出来ない気がしてきたな。
別に理解したいとは思っていないけど、ちょっとだけ気にはなる。
「あ、そ、そう言えばゾア様にはやりたいことはないんですか!? わ、私も参考にしたいなぁなんて!」
あからさまに話題そらしてきたな。
しかし私のやりたいことか。
確かにレーティアには尋ねていたが、自分でやりたいことなんて考えていなかったな。
やりたいこと、か。
「言われてみるとたしかに私にもやりたいことは無いな」
「そうなんですか? 魔物も簡単に倒してきますしお強いから、そっち関連で何かやりたいことがあるのかと思ってました」
「強さはやりたい事というよりやらなければならないことだから少し主旨からズレるな。 ああ、だが最近は人間そのものに興味があるな」
「人間にですか?」
「ああ。 色々あって人間二人の記憶を覗くことがあってな。 森で生きているだけでは知れない事がたくさんあった。 前は森で生きているだけでもなんの不満も無かったが、色々と知ってしまってはそれだけで満足出来なくなってしまったのは確かだ」
「色々と考えててやっぱりゾア様は凄いですね。 私はまだ何にも思いつかなくて……私は本当にゾア様に捧げられて死ぬ運命だと思ってましたから。 まさかこんな風に町に来てしたいことをしていいなんて言われるなんて考えもしてませんでした」
まあ虐められていたのだしな。
他の、新しい知見を得てやりたいことを見つける心の余裕なんて無かったのだろう。
突然目の前に多くの選択肢を突きつけられても戸惑うのは当然なのかもしれない。
「そう急ぐ必要もない。 人生というものは案外長いものだ。 やりたいことを見つけるまでのんびりするといい。 それに私は君を縛りつけるつもりもない。 今はまだアイレノールの民を襲った者達の件もあるから推奨はしないが、先々は君が離れる事だって構わないと思っている」
「そ、それは私がいらないという事ですか!?」
「いてもいなくてもまあ大して変わらん。 が、いてくれると面白いという感情はあるかもしれないな」
「……そう、ですか」
うん?なぜそんなに落ち込むのだ?
レーティアとしても私のような化物と離れられれば解放されて気も楽になると思うのだが。
ああ、金銭面かな?
それならきちんと一人でも大丈夫な額を稼ぐつもりだから安心していいのだが。
「なにか不安なことでもあるのか?」
「え? い、いいえ! すいません! 大丈夫です!」
なんだ大丈夫なのか。
人間というのは難しいものだな。
だが最近はそれを見るのも少し楽しいと感じている自分がいる。
二人もの人間を取り込んだからか人の表情や気持ちの変化というものを少しだけ知り、それを見るのがなかなか楽しい。
「さて、そろそろ組合のほうへ戻るか。 君はお腹は空いていないか?」
「だ、だいじょう……ぶじゃないです」
レーティアが大丈夫と答えようとしたタイミングで丁度よくお腹が鳴り赤面しながら否定した。
実に可愛らしいものだ。
「じゃあ戻りついでにどこかで軽食でも買っていくか」
「あっ……は、はい」
レーティアの手を取り、今度は別の道を通って食べ物の露店を探しながら歩き始める。
性的なものは何もないのにまた少し恥ずかしそうにしているレーティア。
彼女は今度は何を恥ずかしがっているのか。それを考えてみるのも面白いかもしれないな。
※小話。
レ「おふろ……ってなんですか?」
ゾ「む? 人は毎日お湯で身体を洗い、つかるのではないのか?」
レ「聞いたこと無いですねー」
ゾ「海水浴というのは? 海で下着のような姿で遊ぶのでは?」
レ「そんなことしてたら海の魔物に食べられちゃいます」
ゾ「そうなのか……書物の知識というものもあてにならんな」
レ「不思議な本ですね。 他にどんなのがあったんですか?」
ゾ「あとはそうだな……男同士で性行をしているものとかだな。 あれも嘘なのか?」
レ「え!? そ、それは分かりません!」
ゾ「そうか……嘘しかないなら棄てるか」
レ「ま、待ってもらっていいですか! そ、その本当に嘘なのか気になるので! そう、確認の為に! 嘘かどうか確認しますので!」
ゾ「……? そこまで言うなら」
レ「ふぅ……危なかった」
ゾ「なぜあそこまで必死に……今度聞いてみるか」
※見た後の感想を求められた時のレーティアの反応が気になるよね(*゚∀゚)!
0
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
舞葬のアラン
浅瀬あずき
ファンタジー
17歳の青年アランは死後冥界の神と契約し、千年後の世界に再生することとなる。それは、「やつ」とともに千年もの間封印されることになったルシアを救うためであった...。
目覚めた場所は森の中で、何と記憶を失っていた。アランは壮絶な過去によって冷酷で皮肉な性格が形成されるが、記憶を失ったことで本来の純粋さを取り戻すこととなる。しかし、心の奥底には記憶があった時の人格が眠っており…?!
自身の境遇や秘められた戦士としての力に戸惑いながらも、彼は様々な出会いを経験して成長し、記憶を探す旅に出ることを決意する。
謎に満ちた彼の素性は徐々に旅の中で明らかになっていく。彼は記憶を取り戻し、ルシアを救うことができるのだろうか。これは、1人の青年が運命に挑む物語ー。
伝統的な英雄譚や冒険活劇を現代の視点で”描く”、本格ダークファンタジー!
※只今書き直し中のため前後で繋がってないとこあります。
※残酷描写もあるので、苦手な方はご注意を。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
仲間がいるから、冒険が楽しい。
堕天使ピエロ
ファンタジー
主人公の佐藤健(サトウ タケル)は自称女神である赤髪の少女の能力により異世界転移した。
自身が転移した翌日に転生して来た同級生の水町結花(ミズマチ ユイカ)とパーティを組むが、水町さんは史上最高とも言われる鬼才の持ち主であった。
最弱職である佐藤健と最強の水町さんのパーティの成長を見守るために、近衛騎士団から最強の女が派遣された。
この小説は、小説家になろうにも同時掲載しています。
素質ナシの転生者、死にかけたら最弱最強の職業となり魔法使いと旅にでる。~趣味で伝説を追っていたら伝説になってしまいました~
シロ鼬
ファンタジー
才能、素質、これさえあれば金も名誉も手に入る現代。そんな中、足掻く一人の……おっさんがいた。
羽佐間 幸信(はざま ゆきのぶ)38歳――完全完璧(パーフェクト)な凡人。自分の中では得意とする持ち前の要領の良さで頑張るが上には常に上がいる。いくら努力しようとも決してそれらに勝つことはできなかった。
華のない彼は華に憧れ、いつしか伝説とつくもの全てを追うようになり……彼はある日、一つの都市伝説を耳にする。
『深夜、山で一人やまびこをするとどこかに連れていかれる』
山頂に登った彼は一心不乱に叫んだ…………そして酸欠になり足を滑らせ滑落、瀕死の状態となった彼に死が迫る。
――こっちに……を、助けて――
「何か……聞こえる…………伝説は……あったんだ…………俺……いくよ……!」
こうして彼は記憶を持ったまま転生、声の主もわからぬまま何事もなく10歳に成長したある日――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる