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番外編
アンコール.9※
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***
-ベルヴァ王国・茉莉花宮-
ギシッ…ギシッ…
「…はぁ…あっ…ん…ティム…」
「…はぁ…っ…ルル…」
愛しい我が子が寝静まる夜更け。
月の光に照らされた二つの影は卑猥に揺れ、激しく愛し合う音が部屋中に響き渡る。
ギシッ…ギシッ…
「…ぁんっ…あっ…あっ…ん…」
「…はぁ…はぁ…っ…」
フルールの弱い場所を、何度も自身の男性器で擦り上げるウルティムス。
フルールは堪らず、自らも腰を前後に動かす。
そんなフルールの煽情的な姿に、ウルティムスは興奮し、自然と腰の動きが激しく荒くなる。
パンッパンッ…パンッパンッ…
「…あぁ!…んっ…んあっ…ティム、いい…あぅ!」
「はぁ…はぁ…はぁ…くっ…ルル!」
腰を打ち付ける乾いた音が、二人の興奮を更に煽り、二人の腰の動きがどんどん加速していく。
「はぁん!…うぅん…っ…い…きもちい…!もう…イク…」
「はぁ…ルル…出る!…っ…」
パンッパンッ…ぐちぐち…ぐちゅっ…
「あぁぁ!イク…イク……んんっ!」
ぶるるっ…と、ピンク色に紅潮した体を大きく痙攣させ、ビクビクと腰を跳ねさせながらフルールは絶頂した。
「…っ…くっ!!…ルル!…っ」
同時に、ウルティムスもフルールの締め付けに耐えきれず、自身の男性器を最奥まで突き入れ、大量の蜜を放つ。
凄まじい快楽に顔を歪ませ、腰をガクガクと揺らしながら、蜜を放ち続ける二人。
「はぁ……ん…っ…ん…あ…」
「……っ…はぁ…」
全ての蜜を出し終えると、ウルティムスはゆっくりと、フルールの中から萎えた男性器を引き抜いた。
「…はぁ…あっ…ん…」
フルールは抜かれる感覚にすら感じてしまい、小さな喘ぎ声を漏らす。
萎えたウルティムスの男性器には「避妊具」が付けられており、大量の蜜で膨らんだ先端部分は、ぶらん…と、垂れ下がっていた。
「………っ…」
フルールはその光景に、顔を歪ませる。
しかし
「ふぅー……今日もすげぇ良かったな…」
ウルティムスはそんなフルールの様子に気付くことなく、慣れた手付きで避妊具を処理していく。
処理を終えたウルティムスは、直ぐ様ベッドから降り、裸のまま「一人」でバスルームへと向かった。
「……………」
一人残されたフルールは、ウルティムスの後ろ姿を呆然と見つめ
「……ぐすっ…っ…」
その大きな瞳からは、涙が零れ落ちたのだった。
***
-茉莉花宮・ガーデンハウス-
「…って、事があってね…」
「ティムは、僕に飽きちゃったのかな…?」
フルールの金色の髪が、太陽の日差しを浴び、キラキラと宝石のように煌めく。
テーブルの上には可愛らしいお菓子がたくさん並び、甘い香りが辺りを漂う。
「んふ、それは有り得ません!」
「毎日「子供達が可愛い!ルルが綺麗だ!」と、隙あらば騒いでいると言うのに…」
ズズッ…と、優雅に紅茶を啜るレオン。
いつもの如く、突然フルールの影から現れ、当然の様にお茶会に参加。
レオンはフルールの思い違いを、バッサリと否定したのだった。
「でも…じゃあ、何で「1回」しかしないのかな?」
「ルルとの子供は何人いてもいいって…今まで「避妊具」なんて付けなかったのに…それに…」
フルールは眉をキュッ…と、切なげに歪ませ
「もう2週間「シてない」…こんなに空いた事ない…」
「僕の「体に飽きた」としか思えない!!」
遂に両手で顔を覆い、泣き出してしまうフルール。
すると
少し離れた場所で遊んでいた子供達が、一斉にフルールのそばに駆け寄り、励ますかの様に身を寄せ合う。
その光景を従者達は微笑ましく見守り、レオンに至っては、撮影用の大きなカメラを構えた。
カシャカシャカシャ…
カシャカシャカシャ…
「…いつから、そう思う様になったのですか?」
レオンはあらゆる角度からシャッターを切りつつ、フルールに問いかける。
「…いつ……あっ!あの日から…!」
「シュカ王国に視察に行った日からだよ!」
ピタッ…
「………シュカ王国…」
レオンはピタリ…と、手を止め、自身の顎を触りながら考える仕草を見せた。
次の瞬間
「なるほど!」
「??」
レオンの声にフルールはコテン…と、首を横に傾ける。
「んふ、シュカ王の「策略」にまんまとハマッた訳ですか…」
「ベルヴァの王が、全く…情けない」
やれやれ…と、レオンは首を緩く振りながら、苦笑いを浮かべたのだった…。
***
-ベルヴァ王国・茉莉花宮-
ギシッ…ギシッ…
「…はぁ…あっ…ん…ティム…」
「…はぁ…っ…ルル…」
愛しい我が子が寝静まる夜更け。
月の光に照らされた二つの影は卑猥に揺れ、激しく愛し合う音が部屋中に響き渡る。
ギシッ…ギシッ…
「…ぁんっ…あっ…あっ…ん…」
「…はぁ…はぁ…っ…」
フルールの弱い場所を、何度も自身の男性器で擦り上げるウルティムス。
フルールは堪らず、自らも腰を前後に動かす。
そんなフルールの煽情的な姿に、ウルティムスは興奮し、自然と腰の動きが激しく荒くなる。
パンッパンッ…パンッパンッ…
「…あぁ!…んっ…んあっ…ティム、いい…あぅ!」
「はぁ…はぁ…はぁ…くっ…ルル!」
腰を打ち付ける乾いた音が、二人の興奮を更に煽り、二人の腰の動きがどんどん加速していく。
「はぁん!…うぅん…っ…い…きもちい…!もう…イク…」
「はぁ…ルル…出る!…っ…」
パンッパンッ…ぐちぐち…ぐちゅっ…
「あぁぁ!イク…イク……んんっ!」
ぶるるっ…と、ピンク色に紅潮した体を大きく痙攣させ、ビクビクと腰を跳ねさせながらフルールは絶頂した。
「…っ…くっ!!…ルル!…っ」
同時に、ウルティムスもフルールの締め付けに耐えきれず、自身の男性器を最奥まで突き入れ、大量の蜜を放つ。
凄まじい快楽に顔を歪ませ、腰をガクガクと揺らしながら、蜜を放ち続ける二人。
「はぁ……ん…っ…ん…あ…」
「……っ…はぁ…」
全ての蜜を出し終えると、ウルティムスはゆっくりと、フルールの中から萎えた男性器を引き抜いた。
「…はぁ…あっ…ん…」
フルールは抜かれる感覚にすら感じてしまい、小さな喘ぎ声を漏らす。
萎えたウルティムスの男性器には「避妊具」が付けられており、大量の蜜で膨らんだ先端部分は、ぶらん…と、垂れ下がっていた。
「………っ…」
フルールはその光景に、顔を歪ませる。
しかし
「ふぅー……今日もすげぇ良かったな…」
ウルティムスはそんなフルールの様子に気付くことなく、慣れた手付きで避妊具を処理していく。
処理を終えたウルティムスは、直ぐ様ベッドから降り、裸のまま「一人」でバスルームへと向かった。
「……………」
一人残されたフルールは、ウルティムスの後ろ姿を呆然と見つめ
「……ぐすっ…っ…」
その大きな瞳からは、涙が零れ落ちたのだった。
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「…って、事があってね…」
「ティムは、僕に飽きちゃったのかな…?」
フルールの金色の髪が、太陽の日差しを浴び、キラキラと宝石のように煌めく。
テーブルの上には可愛らしいお菓子がたくさん並び、甘い香りが辺りを漂う。
「んふ、それは有り得ません!」
「毎日「子供達が可愛い!ルルが綺麗だ!」と、隙あらば騒いでいると言うのに…」
ズズッ…と、優雅に紅茶を啜るレオン。
いつもの如く、突然フルールの影から現れ、当然の様にお茶会に参加。
レオンはフルールの思い違いを、バッサリと否定したのだった。
「でも…じゃあ、何で「1回」しかしないのかな?」
「ルルとの子供は何人いてもいいって…今まで「避妊具」なんて付けなかったのに…それに…」
フルールは眉をキュッ…と、切なげに歪ませ
「もう2週間「シてない」…こんなに空いた事ない…」
「僕の「体に飽きた」としか思えない!!」
遂に両手で顔を覆い、泣き出してしまうフルール。
すると
少し離れた場所で遊んでいた子供達が、一斉にフルールのそばに駆け寄り、励ますかの様に身を寄せ合う。
その光景を従者達は微笑ましく見守り、レオンに至っては、撮影用の大きなカメラを構えた。
カシャカシャカシャ…
カシャカシャカシャ…
「…いつから、そう思う様になったのですか?」
レオンはあらゆる角度からシャッターを切りつつ、フルールに問いかける。
「…いつ……あっ!あの日から…!」
「シュカ王国に視察に行った日からだよ!」
ピタッ…
「………シュカ王国…」
レオンはピタリ…と、手を止め、自身の顎を触りながら考える仕草を見せた。
次の瞬間
「なるほど!」
「??」
レオンの声にフルールはコテン…と、首を横に傾ける。
「んふ、シュカ王の「策略」にまんまとハマッた訳ですか…」
「ベルヴァの王が、全く…情けない」
やれやれ…と、レオンは首を緩く振りながら、苦笑いを浮かべたのだった…。
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