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第11話
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昼下がりの表通りに、一気に緊張が走る。
南街区より整備されているとはいえ、東街区も建物同士にほとんど隙間がない。
そもそも、火事の現場が商店の多い表通りであることも問題だった。
ところ狭しと商品が並べられているため、火が広がりやすく消火も困難。燃えやすいものを扱う店からの出火だった場合、致命的だ。
東街区は、大火を経験したことがある。
何十年も前のことだが、それを実体験していた高齢の者達からすればまさに悪夢の再来だった。
何年もかけて少しずつ復興した街が、再び無慈悲な炎に蹂躙される。
人々は、恐慌状態に陥った。
「イヤアァァァァァッ!!」
誰かの甲高い悲鳴が皮切りだった。
我先にと走り出す群衆。
大の男さえ、目の前の人間を突き飛ばして進む。自分と、自分の大切な人だけは助かろうと。あるいは、家財道具を何とか持ち出そうと。
揉みくちゃになりながら誰もが我欲で動くため、あちこちで衝突が起こった。
店先に置かれた果物や花が路地に散らばる。
逃げ惑う人々は、それらを踏みつけていることにさえ気付いていない。
激しい怒号。親とはぐれた子どもの泣き声。
悲鳴。悲鳴。悲鳴。
まさしく阿鼻叫喚。
目を覆いたくなるような光景に、ミーナが震えていた。
生まれ育った街なのだと、頬を膨らませながらもどこか楽しげに語る姿が脳裏をよぎる。
テーブルに飛び乗ったのが、シルフィアの意思なのかクシェルの意思なのか。
分からない。
けれど、身体中をグラグラと駆け巡る熱い感情が、制御できない。
あまりに大きすぎるそれが怒りなのか悲しみなのか、最早区別がつかなかった。
ダンッッッッッ!!
足でテーブルを乱暴に踏み鳴らす。
「ーー鎮まりなさい!!」
絶叫じみた命令が、辺り一帯に響き渡った。
混乱を極めた表通りが静けさを取り戻す。誰もが驚きの表情で硬直している。
そんな中を、シルフィアはあえて悠然と歩いた。漂うのは、さながら王者の風格。
示し合わせたわけでもないのに、自然と人垣が割れていく。向かう先には、地面に座り込む小さな子どもがいた。
泣き腫らした目をぱちくりさせる幼子を、シルフィアは掬い上げるように抱き締める。
余裕を失っていた大人達は、恥じ入り目を伏せた。
道の中心で泣いている子どもを邪魔に思い、蹴り飛ばそうとさえしていたのだ。
シルフィアの華奢な手が、小さな背中を労るように撫でる。子どもとは縁がないはずの領主の娘だが、その姿はやけに堂に入っていた。
慈愛深く瞳を細め、ゆったりとした笑みすら浮かべ。
まるで聖女のような神々しさに、東街区の住民達は状況を忘れて見入った。
「ひとまず落ち着いて、事態を正確に把握しましょう。誰か、実際に火を見ている者は?」
凛とした声音に、住民達はようやく我に返る。
誰もが顔を見合わせる中、一人の青年が進み出ておずおずと答えた。
「あの……小火、でした。あっちにある骨董店で、商品に火が点いて……」
青年が指し示したのは、通りを東に進んだ方角だった。
「骨董店ならば品ものが多く置かれているから、焦る気持ちも理解できるわ。けれど、全てが可燃性のものであるとは限らない。早急に対応すれば、被害は最小限で済むはずよ。ーーこの場にいる全員が協力し合えば、ね」
ゆっくりと睥睨され、住民達は雷に打たれたかのごとく飛び上がった。
女神もかくやの慈悲深さから一転、苛烈な為政者となったのだ。逆らおうとする者はいない。
ただですら光明を提示され、すがり付かずにはいられない心境なのだから。
被害が最小限で済む。悪夢のような大火から、街を守れるかもしれない。
シルフィア・ロントーレならば、きっと何とかしてくれる。なぜかそう信じられた。
「体力に自信のある者は、火を消す作業に従事しなさい。水桶、またその代わりになるものは、周辺店舗が差し出すこと。消火作業が終わったのち、必ずうちで補償すると約束するわ。そして体力のない者はロントーレの屋敷に避難。使用人に事情を話せば庭園を解放してくれるはず」
淡々と放たれる指示を一つも聞き漏らすまいと、誰もが息を殺していた。
シルフィアは、切れそうに鋭い笑みを浮かべた。片頬を吊り上げ、獰猛さを隠しもせずに。
「時間との勝負よ。けれど、私達は理性のある生きもの。決して焦らず騒がず、他人を思いやって行動なさい。ロントーレの民の優しさ、強さをーー私は信じているわ」
男達は弾かれたように動き出す。
ある者は火事場の骨董店に向かい、またある者は女性や老人をロントーレ邸へと誘導する。
商人達は使えそうなものをどんどん持ち出した。
バケツや洗面器、じょうろばかりでなく、中には高価な壺などもある。
統率が取れたとまではいかないが、やみくもに動くことがなくなったため格段に円滑に回り出した。
一通り確認すると、シルフィアはミーナを振り返った。
「あなたも、誘導に加わってくれるかしら?」
「お嬢様は……」
「私は火事場に行くわ。不測の事態に備えなければならないもの」
「でしたら私も……!」
「ミーナ」
名を呼ぶと、彼女の体がビクリと跳ねる。
怖がらせるつもりはなかった。シルフィアはふっと表情を緩め、ミーナの肩を叩いた。
「避難民の食料や寝床の確保。屋敷もこれから忙しくなるわ。ミーナ、お願いね」
「……お嬢様、ずるいですぅ。そうやってご自分ばかり、危険な場所に飛び込んで……」
「お父様はもう王都へ出発しているはずだわ。私にはお父様に代わり、領民を守る義務がある。だから、ここを離れるわけにはいかないの」
黄金の髪が風に翻り、琥珀の瞳が目映く輝く。
背負うものも、覚悟も。
その重みすら、シルフィアを鮮やかに彩っていた。
「またあとで会いましょう」
気軽な挨拶と共に片目をつむってみせると、ミーナは泣きそうに顔を歪めた。
「……絶対ですよぅ! 約束ですからね!」
「もちろん。協力してくれた彼らを慰労会に招いてもてなすまでは、死ねないわ」
「それ単にお嬢様がおいしいものを食べたいだけじゃないですかぁ!」
「よく分かっているじゃない」
渋々歩き出す彼女を見届けると、シルフィアは振り返らずモクレンへと告げた。
「悪いが、お前は逃がしてやれないぞ」
「フィソーロ代表がこの火急時に逃げるわけないでしょう。ーー俺はどこまでも、あなたの側に」
「……馬鹿野郎が」
火事にいい思い出がないのはお互い様だ。
シルフィア達は静かに視線を交わした。
そうしてモクレンを引き連れ、出火元へ向かう。
二階にまで手を伸ばそうとする炎を見つけるのに、そう時間はかからなかった。
澄んだ青空に赤々とした炎の揺らめき。確かに、悪夢のような光景だ。
だが幸いというべきか、今のところ隣家や周辺への燃え移りはない。
指示するまでもなく両隣の家の外壁に水をかけ、延焼を防いだのだろう。いい判断だ。
「うん、俺が死んだ時と同じくらいの小火だな」
「縁起でもない冗談はやめてください」
「悪い悪い」
気候は穏やかだけれど年中乾燥しているのが、ロントーレ領の短所だ。
そのため何年かに一度、大火と呼べるほどではなくてもそれなりの規模の火事が起きる。
住民達もどこか慣れている節があり、皮肉ではあるが的確に対応できるのはいいことだった。
ーーみんな一時は混乱したようだけれど、うまく動けているわね。とはいえ神経質になっていた東街区で火事が起きるなんて、おかしな話よね……。
鎮火後、詳しく原因を調べる必要があるだろう。
考え込んでいると、一際強い風がごうと吹き荒れ、熱気が流れ込んできた。
火の粉が舞って一瞬ヒヤリとするが、しっかり警戒していたため問題ないようだ。
シルフィアはホッと胸を撫で下ろす。
バケツを運ぶ列も、既に五つになっていた。
このままいけば、そう時間がかからない内に消し止められるだろう。
そう楽観視していた矢先。
「ーーお願い、離して! 子どもが、私の子どもが、まだ中にいるのよっ!!」
胸を引き裂くような悲鳴が上がった。
南街区より整備されているとはいえ、東街区も建物同士にほとんど隙間がない。
そもそも、火事の現場が商店の多い表通りであることも問題だった。
ところ狭しと商品が並べられているため、火が広がりやすく消火も困難。燃えやすいものを扱う店からの出火だった場合、致命的だ。
東街区は、大火を経験したことがある。
何十年も前のことだが、それを実体験していた高齢の者達からすればまさに悪夢の再来だった。
何年もかけて少しずつ復興した街が、再び無慈悲な炎に蹂躙される。
人々は、恐慌状態に陥った。
「イヤアァァァァァッ!!」
誰かの甲高い悲鳴が皮切りだった。
我先にと走り出す群衆。
大の男さえ、目の前の人間を突き飛ばして進む。自分と、自分の大切な人だけは助かろうと。あるいは、家財道具を何とか持ち出そうと。
揉みくちゃになりながら誰もが我欲で動くため、あちこちで衝突が起こった。
店先に置かれた果物や花が路地に散らばる。
逃げ惑う人々は、それらを踏みつけていることにさえ気付いていない。
激しい怒号。親とはぐれた子どもの泣き声。
悲鳴。悲鳴。悲鳴。
まさしく阿鼻叫喚。
目を覆いたくなるような光景に、ミーナが震えていた。
生まれ育った街なのだと、頬を膨らませながらもどこか楽しげに語る姿が脳裏をよぎる。
テーブルに飛び乗ったのが、シルフィアの意思なのかクシェルの意思なのか。
分からない。
けれど、身体中をグラグラと駆け巡る熱い感情が、制御できない。
あまりに大きすぎるそれが怒りなのか悲しみなのか、最早区別がつかなかった。
ダンッッッッッ!!
足でテーブルを乱暴に踏み鳴らす。
「ーー鎮まりなさい!!」
絶叫じみた命令が、辺り一帯に響き渡った。
混乱を極めた表通りが静けさを取り戻す。誰もが驚きの表情で硬直している。
そんな中を、シルフィアはあえて悠然と歩いた。漂うのは、さながら王者の風格。
示し合わせたわけでもないのに、自然と人垣が割れていく。向かう先には、地面に座り込む小さな子どもがいた。
泣き腫らした目をぱちくりさせる幼子を、シルフィアは掬い上げるように抱き締める。
余裕を失っていた大人達は、恥じ入り目を伏せた。
道の中心で泣いている子どもを邪魔に思い、蹴り飛ばそうとさえしていたのだ。
シルフィアの華奢な手が、小さな背中を労るように撫でる。子どもとは縁がないはずの領主の娘だが、その姿はやけに堂に入っていた。
慈愛深く瞳を細め、ゆったりとした笑みすら浮かべ。
まるで聖女のような神々しさに、東街区の住民達は状況を忘れて見入った。
「ひとまず落ち着いて、事態を正確に把握しましょう。誰か、実際に火を見ている者は?」
凛とした声音に、住民達はようやく我に返る。
誰もが顔を見合わせる中、一人の青年が進み出ておずおずと答えた。
「あの……小火、でした。あっちにある骨董店で、商品に火が点いて……」
青年が指し示したのは、通りを東に進んだ方角だった。
「骨董店ならば品ものが多く置かれているから、焦る気持ちも理解できるわ。けれど、全てが可燃性のものであるとは限らない。早急に対応すれば、被害は最小限で済むはずよ。ーーこの場にいる全員が協力し合えば、ね」
ゆっくりと睥睨され、住民達は雷に打たれたかのごとく飛び上がった。
女神もかくやの慈悲深さから一転、苛烈な為政者となったのだ。逆らおうとする者はいない。
ただですら光明を提示され、すがり付かずにはいられない心境なのだから。
被害が最小限で済む。悪夢のような大火から、街を守れるかもしれない。
シルフィア・ロントーレならば、きっと何とかしてくれる。なぜかそう信じられた。
「体力に自信のある者は、火を消す作業に従事しなさい。水桶、またその代わりになるものは、周辺店舗が差し出すこと。消火作業が終わったのち、必ずうちで補償すると約束するわ。そして体力のない者はロントーレの屋敷に避難。使用人に事情を話せば庭園を解放してくれるはず」
淡々と放たれる指示を一つも聞き漏らすまいと、誰もが息を殺していた。
シルフィアは、切れそうに鋭い笑みを浮かべた。片頬を吊り上げ、獰猛さを隠しもせずに。
「時間との勝負よ。けれど、私達は理性のある生きもの。決して焦らず騒がず、他人を思いやって行動なさい。ロントーレの民の優しさ、強さをーー私は信じているわ」
男達は弾かれたように動き出す。
ある者は火事場の骨董店に向かい、またある者は女性や老人をロントーレ邸へと誘導する。
商人達は使えそうなものをどんどん持ち出した。
バケツや洗面器、じょうろばかりでなく、中には高価な壺などもある。
統率が取れたとまではいかないが、やみくもに動くことがなくなったため格段に円滑に回り出した。
一通り確認すると、シルフィアはミーナを振り返った。
「あなたも、誘導に加わってくれるかしら?」
「お嬢様は……」
「私は火事場に行くわ。不測の事態に備えなければならないもの」
「でしたら私も……!」
「ミーナ」
名を呼ぶと、彼女の体がビクリと跳ねる。
怖がらせるつもりはなかった。シルフィアはふっと表情を緩め、ミーナの肩を叩いた。
「避難民の食料や寝床の確保。屋敷もこれから忙しくなるわ。ミーナ、お願いね」
「……お嬢様、ずるいですぅ。そうやってご自分ばかり、危険な場所に飛び込んで……」
「お父様はもう王都へ出発しているはずだわ。私にはお父様に代わり、領民を守る義務がある。だから、ここを離れるわけにはいかないの」
黄金の髪が風に翻り、琥珀の瞳が目映く輝く。
背負うものも、覚悟も。
その重みすら、シルフィアを鮮やかに彩っていた。
「またあとで会いましょう」
気軽な挨拶と共に片目をつむってみせると、ミーナは泣きそうに顔を歪めた。
「……絶対ですよぅ! 約束ですからね!」
「もちろん。協力してくれた彼らを慰労会に招いてもてなすまでは、死ねないわ」
「それ単にお嬢様がおいしいものを食べたいだけじゃないですかぁ!」
「よく分かっているじゃない」
渋々歩き出す彼女を見届けると、シルフィアは振り返らずモクレンへと告げた。
「悪いが、お前は逃がしてやれないぞ」
「フィソーロ代表がこの火急時に逃げるわけないでしょう。ーー俺はどこまでも、あなたの側に」
「……馬鹿野郎が」
火事にいい思い出がないのはお互い様だ。
シルフィア達は静かに視線を交わした。
そうしてモクレンを引き連れ、出火元へ向かう。
二階にまで手を伸ばそうとする炎を見つけるのに、そう時間はかからなかった。
澄んだ青空に赤々とした炎の揺らめき。確かに、悪夢のような光景だ。
だが幸いというべきか、今のところ隣家や周辺への燃え移りはない。
指示するまでもなく両隣の家の外壁に水をかけ、延焼を防いだのだろう。いい判断だ。
「うん、俺が死んだ時と同じくらいの小火だな」
「縁起でもない冗談はやめてください」
「悪い悪い」
気候は穏やかだけれど年中乾燥しているのが、ロントーレ領の短所だ。
そのため何年かに一度、大火と呼べるほどではなくてもそれなりの規模の火事が起きる。
住民達もどこか慣れている節があり、皮肉ではあるが的確に対応できるのはいいことだった。
ーーみんな一時は混乱したようだけれど、うまく動けているわね。とはいえ神経質になっていた東街区で火事が起きるなんて、おかしな話よね……。
鎮火後、詳しく原因を調べる必要があるだろう。
考え込んでいると、一際強い風がごうと吹き荒れ、熱気が流れ込んできた。
火の粉が舞って一瞬ヒヤリとするが、しっかり警戒していたため問題ないようだ。
シルフィアはホッと胸を撫で下ろす。
バケツを運ぶ列も、既に五つになっていた。
このままいけば、そう時間がかからない内に消し止められるだろう。
そう楽観視していた矢先。
「ーーお願い、離して! 子どもが、私の子どもが、まだ中にいるのよっ!!」
胸を引き裂くような悲鳴が上がった。
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