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第5話
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「素敵……完璧だわ」
可愛らしい子ども達に囲まれ、振り撒く笑顔。
ふんわりした雰囲気はまさに癒し系。逸材との邂逅に全身が歓喜している。
震えるシルフィアの隣で、モクレンは気味悪そうに顔をしかめた。
「ああいうのがお好きなんですか」
「好きね、全てが愛らしいわ」
「ユキノシタは、言うほど美形じゃないですよね」
「決して美形というほど整ってはいないけれど、それを補ってなお余りある穏やかな雰囲気でしょう? というか」
シルフィアは、クルリとモクレンを仰ぎ見た。
「彼とは昔からの付き合いなのでしょう? あなたが友人の容姿を批判するなんて思わなかったわ」
「別に、批判しているつもりは……」
「分かっているわ。ただのやきもち、よね?」
シルフィアとしての口調で、けれど笑みにはクシェルらしさを載せて。
にんまり瞳を細めると、モクレンは目を逸らした。からかわれた悔しさからか、目元が少し赤くなっている。
冷静そうな容貌に反して、彼は子どもの時から負けん気が強かった。
「くそ……」
「地が隠せていないわよ、モクレン」
こそこそやり取りしていると、ユキノシタがモクレンに気付いた。
「ああ、モクレンじゃありませんか! すみません、ベルに気付きませんでした!」
「忙しいのだから構わないさ。それよりユキノシタ、領主様のご息女の前だぞ」
「ああっ、これは大変失礼いたしました!」
養い子達はほとんど同い年だが、先に養子になった者が兄姉であるという明確な序列があった。
モクレンは二番目、ユキノシタは六番目だ。
ーーモクレンも一目で分かったが、ユキノシタも全然変わってねぇな。
子犬のように嬉しそうな顔で駆け寄ってくる青年に、思わず笑みをこぼす。
慌てて身だしなみを整えるユキノシタに、シルフィアは優雅なお辞儀を見せた。
「初めまして、ユキノシタ様。私、ロントーレ家のシルフィアにございます」
ユキノシタには、必要に迫られない限りクシェルであった前世を打ち明けない。
事前にモクレンと話し合って決めていた。
養い子達は、既にクシェルの死と折り合いをつけて人生を歩み出している。
ここで混乱させるようなことを言っては、喪失に絶望していた過去が甦ってしまうかもしれない。
それほどクシェルは大きな存在だったのだと、モクレンに言い聞かせられた。
行き場のない薄汚れた子どもを、気負いなく受け入れてくれた。生きるために必要な知識を惜しみなく与えてくれた。厳しくも温かく見守ってくれた。
父として。またそうじゃなくとも、クシェルという存在自体が救いだったのだと。
そこまで言われては引き下がるしかなかった。
彼らの頭を撫でてやりたくても、確かにシルフィアはクシェルではないのだ。
全ては終わってしまったこと。
ーー死んだあともそんなに想ってもらえるなんて、面映ゆくもあるけどな。
シルフィアは淡い苦さと喜びを感じながら、ユキノシタへと微笑んだ。
「訪問させていただく旨を二日前にお伝えしたばかりですのに、ご迷惑だったでしょうか?」
「とんでもございません。孤児達を気にかけてくださるシルフィア様の慈悲深さに、私は感銘を受けました。子ども達も喜んでおります」
「まぁ、恐れ入ります」
ちらりと視線を向けると、ユキノシタにあれだけ群がっていた子ども達はシルフィアを遠巻きに観察していた。
少し警戒しているようだが、それ以上に興味が強いらしい。特に女の子はドレスが気になるのか、目をキラキラと輝かせていた。
シルフィアは子ども達に向けて微笑んだ。
「お土産に、揚げパンを買ってきたの。よかったらみんなで食べましょう」
作戦通り、子ども達は我先にと寄ってきた。
あまりに勢いがよすぎて揉みくちゃにされかけたが、そこはモクレンがさりげなく庇ってくれる。
少し余分に買ってきていたので、揚げパンは無事全員の手に行き渡った。
子ども達は早速かぶり付く。
「わーい!」
「ここの揚げパンおいしいよね!」
「ならよかったわ。私は初めて食べるのよ」
「えー、領主様の家族なのに、食べたことないのー!?」
「こら、失礼ですよ」
子ども達に手渡された揚げパンを片手に、ユキノシタが窘める。けれど威厳も何もあったものではなく、背中に乗られたり腕にぶら下がられたり。
身代わりとばかり揉みくちゃにされるユキノシタを、兄貴分であるモクレンは庇わなかった。
「みなさんっ、お客様が来ている時くらい、お行儀よくしてくださいよっ」
弱りきったユキノシタに、シルフィアは萌えた。
涙をいっぱいに溜めた目では全く恐ろしくないし、髪もあちこち跳ねて鳥の巣のようだ。
周囲の子ども達込みで、いつまでも観賞していたい微笑ましい光景だった。
「ぐはぁ……っ。可愛すぎるだろ」
「地が隠せておりませんよ、シルフィア様」
先ほどからかった時と同じ台詞を、モクレンから冷え冷えとやり返される。
シルフィアは萌えの衝動を宥めるため、揚げパンを口一杯に頬張った。
立ったまま食べるだなんて、貴族の令嬢としては眉をひそめられる行為だ。
けれどロントーレ家にとっては、民に添うのが当たり前。子ども達がおいしそうに食べているのだから、同じように食べるのが当たり前だった。
爵位が高くないこともあって自由に育てられたシルフィアには、さほど抵抗もない。
しばらくそうして頬張っていると、指に付いた砂糖まで食べ終えた少女が口を開いた。
「揚げパン大好きだけど、たまにしか食べられないんだ。いつも誰かの誕生日の時だけなの」
名残惜しげに空っぽの手を見つめていた少女を、隣の少年が小突いた。
「仕方ないだろ。うちは貧乏なんだから我慢しろ」
「兄ちゃん、可愛い妹のためにちょっとくらい分けてよ。この悲しそうな顔が見えない?」
「こういう時ばっか甘えるな」
微笑ましいやり取りにクスクス笑うと、シルフィアは余っていた揚げパンを差し出した。
もう一つずつ行き渡るほど残っていないので、半分に千切ってそれぞれに渡す。すると、少女の笑顔が輝いた。
「ありがとう、お姉ちゃん!」
「こちらこそ、喜んでもらえて嬉しいわ。また、近い内に持ってくるわね」
「ホントに!? いいの!?」
「ええ、約束よ」
頭を撫でると、彼女は気持ちよさそうに目を細めた。頬が林檎のように色付いている。
貧乏というわりに、子ども達は全員血色がよく健康そうだった。国や教会からの支援だけでは何かと不足もあるだろうに、表情も明るい。
ユキノシタが上手くやりくりをしているのか、はたまた領主である父が支援をしているのか。
どちらも十分あり得そうだ。
けれど一人だけ、浮かない様子の少女がいた。
か細い腕には白い包帯を巻いている。おそらく彼女が、通り魔に遭ったトーカという子どもだろう。
シルフィアはそっと近付くと、ドレスの裾を気にせず少女の前で屈んだ。
「揚げパン、おいしい?」
少女は目を瞬かせる。シルフィアは安心させるよう、笑顔を浮かべた。
「食事は、きちんと食べているかしら?」
トーカは顔を強ばらせると、パッと背を向けて走り出した。逃げるように建物に消えていく少女を、追いかけることはできなかった。
他の子ども達に比べて顔色が悪かったので、思わず声をかけてしまった。けれど今の彼女からすれば、知らない大人はみんな恐ろしいはずだ。
「警戒、されましたかね?」
「ごめんなさい、放っておけなくて」
モクレンの問いに謝罪を返すと、彼は気にした素振りを見せず首を振った。
「あなたは昔から、子どもには優しかった」
「『子どもには』って、強調するなよ」
ふて腐れながら呟くシルフィアに、モクレンは楽しげな笑みを漏らす。
けれど次の瞬間、その笑顔が硬直した。
彼の視線の先を追い、背後を振り返る。
そこには、鮮やかな赤毛と赤茶色の瞳が特徴的な青年が立っていた。
白いシャツに仕立てのいいオリーブ色のジャケットと、濃藍のベスト。首元を絹のスカーフで飾り、品よく、かつ洗練された装いだった。
着崩すことで気怠い色気まで漂わせている。
「こんなとこで会うなんて珍しいこともあるもんじゃねぇか、モクレン」
軽い調子の青年の背中で、一つにまとめられた赤い髪が馬の尾のように跳ねる。
片頬を吊り上げるようにして笑う姿は昔と変わらないはずなのに、どこか酷薄そうに見えた。
「この男が、こんなに早く帰って来るとは……」
対照的に、いつもきっちりとした白衣姿のモクレンが、うめくように漏らした。
「あなたの方こそ。ーー商談はずいぶんあっさりまとまったようですね、エニシダ」
可愛らしい子ども達に囲まれ、振り撒く笑顔。
ふんわりした雰囲気はまさに癒し系。逸材との邂逅に全身が歓喜している。
震えるシルフィアの隣で、モクレンは気味悪そうに顔をしかめた。
「ああいうのがお好きなんですか」
「好きね、全てが愛らしいわ」
「ユキノシタは、言うほど美形じゃないですよね」
「決して美形というほど整ってはいないけれど、それを補ってなお余りある穏やかな雰囲気でしょう? というか」
シルフィアは、クルリとモクレンを仰ぎ見た。
「彼とは昔からの付き合いなのでしょう? あなたが友人の容姿を批判するなんて思わなかったわ」
「別に、批判しているつもりは……」
「分かっているわ。ただのやきもち、よね?」
シルフィアとしての口調で、けれど笑みにはクシェルらしさを載せて。
にんまり瞳を細めると、モクレンは目を逸らした。からかわれた悔しさからか、目元が少し赤くなっている。
冷静そうな容貌に反して、彼は子どもの時から負けん気が強かった。
「くそ……」
「地が隠せていないわよ、モクレン」
こそこそやり取りしていると、ユキノシタがモクレンに気付いた。
「ああ、モクレンじゃありませんか! すみません、ベルに気付きませんでした!」
「忙しいのだから構わないさ。それよりユキノシタ、領主様のご息女の前だぞ」
「ああっ、これは大変失礼いたしました!」
養い子達はほとんど同い年だが、先に養子になった者が兄姉であるという明確な序列があった。
モクレンは二番目、ユキノシタは六番目だ。
ーーモクレンも一目で分かったが、ユキノシタも全然変わってねぇな。
子犬のように嬉しそうな顔で駆け寄ってくる青年に、思わず笑みをこぼす。
慌てて身だしなみを整えるユキノシタに、シルフィアは優雅なお辞儀を見せた。
「初めまして、ユキノシタ様。私、ロントーレ家のシルフィアにございます」
ユキノシタには、必要に迫られない限りクシェルであった前世を打ち明けない。
事前にモクレンと話し合って決めていた。
養い子達は、既にクシェルの死と折り合いをつけて人生を歩み出している。
ここで混乱させるようなことを言っては、喪失に絶望していた過去が甦ってしまうかもしれない。
それほどクシェルは大きな存在だったのだと、モクレンに言い聞かせられた。
行き場のない薄汚れた子どもを、気負いなく受け入れてくれた。生きるために必要な知識を惜しみなく与えてくれた。厳しくも温かく見守ってくれた。
父として。またそうじゃなくとも、クシェルという存在自体が救いだったのだと。
そこまで言われては引き下がるしかなかった。
彼らの頭を撫でてやりたくても、確かにシルフィアはクシェルではないのだ。
全ては終わってしまったこと。
ーー死んだあともそんなに想ってもらえるなんて、面映ゆくもあるけどな。
シルフィアは淡い苦さと喜びを感じながら、ユキノシタへと微笑んだ。
「訪問させていただく旨を二日前にお伝えしたばかりですのに、ご迷惑だったでしょうか?」
「とんでもございません。孤児達を気にかけてくださるシルフィア様の慈悲深さに、私は感銘を受けました。子ども達も喜んでおります」
「まぁ、恐れ入ります」
ちらりと視線を向けると、ユキノシタにあれだけ群がっていた子ども達はシルフィアを遠巻きに観察していた。
少し警戒しているようだが、それ以上に興味が強いらしい。特に女の子はドレスが気になるのか、目をキラキラと輝かせていた。
シルフィアは子ども達に向けて微笑んだ。
「お土産に、揚げパンを買ってきたの。よかったらみんなで食べましょう」
作戦通り、子ども達は我先にと寄ってきた。
あまりに勢いがよすぎて揉みくちゃにされかけたが、そこはモクレンがさりげなく庇ってくれる。
少し余分に買ってきていたので、揚げパンは無事全員の手に行き渡った。
子ども達は早速かぶり付く。
「わーい!」
「ここの揚げパンおいしいよね!」
「ならよかったわ。私は初めて食べるのよ」
「えー、領主様の家族なのに、食べたことないのー!?」
「こら、失礼ですよ」
子ども達に手渡された揚げパンを片手に、ユキノシタが窘める。けれど威厳も何もあったものではなく、背中に乗られたり腕にぶら下がられたり。
身代わりとばかり揉みくちゃにされるユキノシタを、兄貴分であるモクレンは庇わなかった。
「みなさんっ、お客様が来ている時くらい、お行儀よくしてくださいよっ」
弱りきったユキノシタに、シルフィアは萌えた。
涙をいっぱいに溜めた目では全く恐ろしくないし、髪もあちこち跳ねて鳥の巣のようだ。
周囲の子ども達込みで、いつまでも観賞していたい微笑ましい光景だった。
「ぐはぁ……っ。可愛すぎるだろ」
「地が隠せておりませんよ、シルフィア様」
先ほどからかった時と同じ台詞を、モクレンから冷え冷えとやり返される。
シルフィアは萌えの衝動を宥めるため、揚げパンを口一杯に頬張った。
立ったまま食べるだなんて、貴族の令嬢としては眉をひそめられる行為だ。
けれどロントーレ家にとっては、民に添うのが当たり前。子ども達がおいしそうに食べているのだから、同じように食べるのが当たり前だった。
爵位が高くないこともあって自由に育てられたシルフィアには、さほど抵抗もない。
しばらくそうして頬張っていると、指に付いた砂糖まで食べ終えた少女が口を開いた。
「揚げパン大好きだけど、たまにしか食べられないんだ。いつも誰かの誕生日の時だけなの」
名残惜しげに空っぽの手を見つめていた少女を、隣の少年が小突いた。
「仕方ないだろ。うちは貧乏なんだから我慢しろ」
「兄ちゃん、可愛い妹のためにちょっとくらい分けてよ。この悲しそうな顔が見えない?」
「こういう時ばっか甘えるな」
微笑ましいやり取りにクスクス笑うと、シルフィアは余っていた揚げパンを差し出した。
もう一つずつ行き渡るほど残っていないので、半分に千切ってそれぞれに渡す。すると、少女の笑顔が輝いた。
「ありがとう、お姉ちゃん!」
「こちらこそ、喜んでもらえて嬉しいわ。また、近い内に持ってくるわね」
「ホントに!? いいの!?」
「ええ、約束よ」
頭を撫でると、彼女は気持ちよさそうに目を細めた。頬が林檎のように色付いている。
貧乏というわりに、子ども達は全員血色がよく健康そうだった。国や教会からの支援だけでは何かと不足もあるだろうに、表情も明るい。
ユキノシタが上手くやりくりをしているのか、はたまた領主である父が支援をしているのか。
どちらも十分あり得そうだ。
けれど一人だけ、浮かない様子の少女がいた。
か細い腕には白い包帯を巻いている。おそらく彼女が、通り魔に遭ったトーカという子どもだろう。
シルフィアはそっと近付くと、ドレスの裾を気にせず少女の前で屈んだ。
「揚げパン、おいしい?」
少女は目を瞬かせる。シルフィアは安心させるよう、笑顔を浮かべた。
「食事は、きちんと食べているかしら?」
トーカは顔を強ばらせると、パッと背を向けて走り出した。逃げるように建物に消えていく少女を、追いかけることはできなかった。
他の子ども達に比べて顔色が悪かったので、思わず声をかけてしまった。けれど今の彼女からすれば、知らない大人はみんな恐ろしいはずだ。
「警戒、されましたかね?」
「ごめんなさい、放っておけなくて」
モクレンの問いに謝罪を返すと、彼は気にした素振りを見せず首を振った。
「あなたは昔から、子どもには優しかった」
「『子どもには』って、強調するなよ」
ふて腐れながら呟くシルフィアに、モクレンは楽しげな笑みを漏らす。
けれど次の瞬間、その笑顔が硬直した。
彼の視線の先を追い、背後を振り返る。
そこには、鮮やかな赤毛と赤茶色の瞳が特徴的な青年が立っていた。
白いシャツに仕立てのいいオリーブ色のジャケットと、濃藍のベスト。首元を絹のスカーフで飾り、品よく、かつ洗練された装いだった。
着崩すことで気怠い色気まで漂わせている。
「こんなとこで会うなんて珍しいこともあるもんじゃねぇか、モクレン」
軽い調子の青年の背中で、一つにまとめられた赤い髪が馬の尾のように跳ねる。
片頬を吊り上げるようにして笑う姿は昔と変わらないはずなのに、どこか酷薄そうに見えた。
「この男が、こんなに早く帰って来るとは……」
対照的に、いつもきっちりとした白衣姿のモクレンが、うめくように漏らした。
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