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ニニギの嫁選び
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アマテラスの孫、天孫・ニニギノミコトは、
或る日、笠沙の浜を、散歩していました。
ニニギ「あぁ……国作り、ちょっと、疲れたなぁ。
僕も、そろそろ、彼女、欲しいなぁ……。
……んっ?」
その時、ニニギは、砂浜に、絶世の美女を、見付けました。
ニ「きっ、君!」
コノハナサクヤヒメ「はい?」
ニ「!!!♡」
くるり、と振り返った彼女は、大層、美しい女性でした。
ニ「あっ、あのっ!///」
サ「何でしょうか?」
ニ「ヤらして下さいっ!♡///」
サ「はぁ!?」
ニ「!!」
(し、しまった! 長年、DTを拗らせ過ぎて、つい、本音が……!)
サ「あの……私一人では、決められません。
お父様に、相談してみます。」
ニ「ハイ……。 オナシャス。」
~ 後日 ~
ニニギの元へ、二人の女性が、訪れました。
ニ「あ、あの、サクヤヒメ。 お父さん、何て……?」
サ「はい。 アマテラスオオミカミ様の、お孫様のお嫁でしたら、喜んで、との事でございます。」
ニ「やったー!♡」
ニニギは、跳び上がって、喜びました。
ニ「で、さ。
その、君の隣の、女の人は……?」
サ「こちらは、私の姉の、イワナガヒメと、申します。」
イワナガヒメ「宜しくお願い致します、ニニギ様。」
ニ「えぇ……。(ドン引き)」
何故、ニニギノミコトが、ドン引きしたのか。
それは、イワナガヒメが、サクヤヒメとは似ても似付かぬ、醜女であったからなのです。
ニ「……ブスは、要りません。」
イ「は?
ニニギ様、今、何と……?」
ニ「……ブスは、お断りします。(キッパリ)」
イ「ち、ちょっと!
何て、失礼な!
天孫と言えど、言って良い事と、悪い事がありますよ!?」
ニ「いやいやいやいや!
だってね? 僕にだって、好みってモンがあるよね?
君、ブス過ぎ! 本当に、サクヤヒメの姉なの?
僕、サクヤヒメだけ、お嫁にするから!
君は、実家に帰って?」
イ「あんだと、ゴルァ!」
サ「イワナガお姉様、落ち着いて!」
イ「これが、落ち着いていられるか!
もういい! こんな男、こっちから、願い下げだ!
その代わり、アンタ、後悔する事になるよ?」
ニ「何で?」
イ「サクヤヒメは、確かに、花の様に美しいよ。
けどね、花ってのは、儚いモンだ。
サクヤヒメを娶っても、花の様に、短い間しか、生きられない。
あたしを娶れば、巌の様に、長い間、生きられたんだよ。
残念だったね!」
そう、捨て台詞を言い残して、イワナガヒメは、実家に帰って行きました。
そのせいで、日本人には、現在の様に、寿命が出来た、と言う事でございます。
或る日、笠沙の浜を、散歩していました。
ニニギ「あぁ……国作り、ちょっと、疲れたなぁ。
僕も、そろそろ、彼女、欲しいなぁ……。
……んっ?」
その時、ニニギは、砂浜に、絶世の美女を、見付けました。
ニ「きっ、君!」
コノハナサクヤヒメ「はい?」
ニ「!!!♡」
くるり、と振り返った彼女は、大層、美しい女性でした。
ニ「あっ、あのっ!///」
サ「何でしょうか?」
ニ「ヤらして下さいっ!♡///」
サ「はぁ!?」
ニ「!!」
(し、しまった! 長年、DTを拗らせ過ぎて、つい、本音が……!)
サ「あの……私一人では、決められません。
お父様に、相談してみます。」
ニ「ハイ……。 オナシャス。」
~ 後日 ~
ニニギの元へ、二人の女性が、訪れました。
ニ「あ、あの、サクヤヒメ。 お父さん、何て……?」
サ「はい。 アマテラスオオミカミ様の、お孫様のお嫁でしたら、喜んで、との事でございます。」
ニ「やったー!♡」
ニニギは、跳び上がって、喜びました。
ニ「で、さ。
その、君の隣の、女の人は……?」
サ「こちらは、私の姉の、イワナガヒメと、申します。」
イワナガヒメ「宜しくお願い致します、ニニギ様。」
ニ「えぇ……。(ドン引き)」
何故、ニニギノミコトが、ドン引きしたのか。
それは、イワナガヒメが、サクヤヒメとは似ても似付かぬ、醜女であったからなのです。
ニ「……ブスは、要りません。」
イ「は?
ニニギ様、今、何と……?」
ニ「……ブスは、お断りします。(キッパリ)」
イ「ち、ちょっと!
何て、失礼な!
天孫と言えど、言って良い事と、悪い事がありますよ!?」
ニ「いやいやいやいや!
だってね? 僕にだって、好みってモンがあるよね?
君、ブス過ぎ! 本当に、サクヤヒメの姉なの?
僕、サクヤヒメだけ、お嫁にするから!
君は、実家に帰って?」
イ「あんだと、ゴルァ!」
サ「イワナガお姉様、落ち着いて!」
イ「これが、落ち着いていられるか!
もういい! こんな男、こっちから、願い下げだ!
その代わり、アンタ、後悔する事になるよ?」
ニ「何で?」
イ「サクヤヒメは、確かに、花の様に美しいよ。
けどね、花ってのは、儚いモンだ。
サクヤヒメを娶っても、花の様に、短い間しか、生きられない。
あたしを娶れば、巌の様に、長い間、生きられたんだよ。
残念だったね!」
そう、捨て台詞を言い残して、イワナガヒメは、実家に帰って行きました。
そのせいで、日本人には、現在の様に、寿命が出来た、と言う事でございます。
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