前世が巫女だったらしく神様たちから愛されています

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「んにゃ～」
【月華、早く目覚ませ！】

スクナの声が聞こえる～

でも、僕今すごくふわふわしてて、気持ちいいんだよね

「ふわー」
【だめだこれ…。まぁ、家の前に居れば誰か来んだろ。そしたら、そいつに任せよう】

家の前～？ふわふわ～


「月華……、？」

ふわふわ～烈の声だ～

【よし。月華、少し人の時では長めだが、すぐ迎えに来るからな】

スクナが僕のおでこにキスをした

んにゃ～


「月華！！！」

烈が僕を抱きしめてきた。
水がいっぱい当たった～
雨ー？烈、おうち入ろー？


「月華…月華、月華、、！3ヶ月もどこに行ってたんだ……！」

3ヶ月～？何の話ー？

「烈～おうち入ろ～？」
「月華…？」

烈が黙ってそのまま家に入った。
何か悪いこと僕したのかなあ～

今は何にも考えられないやー。まぁいいよね

お家のソファーに座って、烈にもたれてた。
しばらくしたら、ドタバタと音がして、母さんと義父さんが帰ってきた。

「月華！！！」
「月華くん！！」

んにゃ？

「月華、体は？大丈夫？！！3ヶ月もの間、月華はいなくなっていたのに、警察に相談しても、市役所に相談しても、全く取り扱って貰えなかった！！どうして？？？まるで、もう月華がいなかったみたいに！！！」
「朱音、月華くんが混乱してしまうよ。落ち着いて」

んー？？よく分からないけど、何か大変なことが起こったらしい！

「月華くん、大丈夫かい？」
「ん～」

大丈夫って何がー？

「父さん、俺が月華を見つけた時からなんか、月華、ふわふわしてて…」
「ふむ…水無瀬先生にかけ合ってみるか。行方不明になっていた時に、何かあったのかもしれない」

んー、烈～！頭をグリグリして、烈に擦り寄った。

「月華、…」

なでなでしてくれた！嬉しい！

「月華くん。今から水無瀬先生が来てくれるそうだ」

せんせ？へー、そっか

「月華…どうしたのよ…」

小さな声がしたと思ったら、母さんが抱きしめてきた。

そして、また雨が降ってきた。どうしてだろう…。お家の中にいるのに、どうして、雨が降ってくるんだろう…