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「これ、お前がやったんだってな??」
え……?僕がいつ…?
「黙ってるってことは、そうなんだな」
さくちーが話してるのはなんの事…?
僕…こんなの……
「はぁ、お前はもう…それになぁ……」
「せんせ、ぼくは、」
「いいから聞け」
意見を言うことすら、許されない…?
「このままでいいのか?」
何が?
「何がって顔をしてるな、お前は人に頼りすぎだ。このままじゃ、社会に出てダメな大人になるぞ?」
何が……
その後のことはよく覚えていない。
さくちー。ううん、桜先生が……。ううん、明智先生。
舐めるなとか、頼りすぎとか、甘ったれるなとか、有栖川さんのこととか、入学式とか、今まで迷惑だったとか、特別扱いはもうしない……とか、。
僕は、先生に特別扱いをされてたのか…。
それに、迷惑かぁ、…。そうだよね、病気だったもんね。僕も、周りの好意に甘え過ぎてたんだね、そっかあ…。
帰ってきた時には、誰もいなかったから、自分の部屋に直行して姫ちゃんからもらったテディベアを抱きしめていた。
「っ…ふっ、うぅ、ふえ、う~……」
目から涙がこぼれ落ちて、頬を伝ってテディベアに落ちた。そしたら、テディベアが急に光だして、
「どこ…?ここ」
【月華ちゃーーーん!ここは、雲見浅間神社!私の社よ】
「姫ちゃん!」
思わず、僕は姫ちゃんに抱きついた。
ん…?潮の匂い…?
【伊豆半島よ~!海があるのよ~!】
うぅ、、、姫ちゃんん、、、!
僕は、なんでここに来たとかそんな思考は吹っ飛ばして、取り敢えず、姫ちゃんに頭をぐりぐりした。
しばらくして、そういえば思い出した。
「姫ちゃん、僕なんでここにいるの?」
【それはね、私がそのテディベアに呪いをかけておいたからよ】
ドヤ顔で姫ちゃんが言った。
まじない?
【そう!月華ちゃんが泣いたら、すぐに分かるように!テディベアに、月華ちゃんの涙がかからない限り、分からないのだけれどね】
すごいのくれたんだ!姫ちゃん流石~!
ありがとう!
【それで、月華ちゃん。何に泣かされたの?】
僕が事の経緯を説明したら、姫ちゃんが怒り出した。
え……?僕がいつ…?
「黙ってるってことは、そうなんだな」
さくちーが話してるのはなんの事…?
僕…こんなの……
「はぁ、お前はもう…それになぁ……」
「せんせ、ぼくは、」
「いいから聞け」
意見を言うことすら、許されない…?
「このままでいいのか?」
何が?
「何がって顔をしてるな、お前は人に頼りすぎだ。このままじゃ、社会に出てダメな大人になるぞ?」
何が……
その後のことはよく覚えていない。
さくちー。ううん、桜先生が……。ううん、明智先生。
舐めるなとか、頼りすぎとか、甘ったれるなとか、有栖川さんのこととか、入学式とか、今まで迷惑だったとか、特別扱いはもうしない……とか、。
僕は、先生に特別扱いをされてたのか…。
それに、迷惑かぁ、…。そうだよね、病気だったもんね。僕も、周りの好意に甘え過ぎてたんだね、そっかあ…。
帰ってきた時には、誰もいなかったから、自分の部屋に直行して姫ちゃんからもらったテディベアを抱きしめていた。
「っ…ふっ、うぅ、ふえ、う~……」
目から涙がこぼれ落ちて、頬を伝ってテディベアに落ちた。そしたら、テディベアが急に光だして、
「どこ…?ここ」
【月華ちゃーーーん!ここは、雲見浅間神社!私の社よ】
「姫ちゃん!」
思わず、僕は姫ちゃんに抱きついた。
ん…?潮の匂い…?
【伊豆半島よ~!海があるのよ~!】
うぅ、、、姫ちゃんん、、、!
僕は、なんでここに来たとかそんな思考は吹っ飛ばして、取り敢えず、姫ちゃんに頭をぐりぐりした。
しばらくして、そういえば思い出した。
「姫ちゃん、僕なんでここにいるの?」
【それはね、私がそのテディベアに呪いをかけておいたからよ】
ドヤ顔で姫ちゃんが言った。
まじない?
【そう!月華ちゃんが泣いたら、すぐに分かるように!テディベアに、月華ちゃんの涙がかからない限り、分からないのだけれどね】
すごいのくれたんだ!姫ちゃん流石~!
ありがとう!
【それで、月華ちゃん。何に泣かされたの?】
僕が事の経緯を説明したら、姫ちゃんが怒り出した。
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