息をするように

1

誰？ 司視点

結弦の執事？が出ていってから俺と大翔の間には何とも言えない空気が流れてた

しばらくして、俺のスマホが鳴った

「はい、司です」
「司か？俺だ」

え？誰？え、マジで
オレオレ詐欺？？？

「えっと、どなたですか？」
「結弦だけど」

....？ユヅル？え、俺の弟の？
こんな言葉遣いだったか？

「え、」
「天川 司と天川 大翔の義兄弟になった白波 結弦！！」
「結弦...？本物なのか？」


「結弦！？司！結弦と話してるの！？」

本気まじか？
ごめん、大翔、ちょっと無視する

「ロキが変なこと言ったっぽいけど、俺はそんなこと思ってねぇから」

「司と大翔のこと信頼してないわけじゃないから...だから」

だから？？

「司、俺とロサンゼルスに行かないか？」

ロサンゼルス！？なんでロサンゼルス！？

「あー、えっと大翔は？」
「大翔にはロキを任せたい」

ロキってさっきのやつか？

「大翔、怒ったら怖そうだなってw」

それは....当たってる
大翔は普段何となくのほほんとしているが、怒るとというかキレると、手がつけられなくなる

「あ、あぁ、分かった。伝えておく」

「よろしく頼む、一時間後に迎えに行く」

一時間！？時間全然ねぇじゃん！

そういって、結弦からの電話は切れた

結弦は俺の番号どこで知ったんだ？？


￣￣￣￣￣￣￣￣￣

「それでな、大翔。結弦がお前にさっきのやつを絞ってほしいらしい」

「ふぅん...」

返事がそっけないな...
絞るって変な言い方だな…


てか結弦だよな？あれ……