息をするように

天音の柊

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キレてるな 笹本視点

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「遥」
「何だ?結弦」
「これ、あとどれくらいで終わる?」

これ?あー、点滴のことか

「1時間くらいだな」

ここまで結弦が怒って性格変わってんの見るの久々だな
結弦は普段と仕事の時で性格?いや、雰囲気か。
というか、これは多分……


普段はふわふわしてる感じで、仕事関連は、なんというか、グイグイくるんだよ
今は後者だな

「葉月」
「は、はい!」
「ひかりが見つかるまで最低どれくらいかかる?」
「最低、二時間....ですかね」
「ギリギリいけるか」

二時間!?最低でも二時間!?やばいな
ひかりさん
逆に最高だとどのくらいなんだ?それに、結弦....ギリギリってなんのことだ?

「葉月。これ終わったらロサンゼルス行くぞ」
「は、はい??」
「確か...会合あったよな?」
「ありますけど....」

結弦....医者の前で無理する発言だぞそれ

「ゆーづくん!点滴やってすぐ行ったらすぐ倒れちゃうよ?」
「あ"?」
「あ"?じゃない!ゆづくん!体を大事にしなさい!」

よし!真たまにはいいことする!もっとグイグイいけ!

「....。仕事詰めるから平気」

どこが!?詰めるから平気じゃないんだろ!!?詰めたら負担かかるだけだからな!?

「ということは、結弦様。ロキさんは置いていくということですか?あ、ひかりも」

今、葉月さん、絶対忘れてたな
ひかりさんのこと

「代わりに司連れてく」

司って、結弦の義兄弟になった一番上の兄だよな?

「葉月...。あ~、自分で連絡する」

そういって結弦は電話を掛けた
恐らく一番上の兄だろう






....了承してくれたらしい。すげぇな...色々と
でも義兄弟って確か二人いたよな?もう一人は?

「結弦、もう一人は?」
「司のほうがそれっぽい」

それって....執事に??

はぁ、多分これは結弦の意志変わらなそうだな
葉月さんに薬渡しとくか



薬を取りに行くために俺と真は病室を出た



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