起きたら草原…女性がいない世界ってマジですか!?

天音の柊

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救世主…?

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「ねぇ、何か喋りなよ」

この状態で!?怖くて声が出ないんです!バカー!

「はぁ、死ぬんだよ?最後に言いたいことは?」

え、殺されんの…?マジなやつ?言えば殺されない??

「ほら、」

剣を喉に突き立てられてる。喋らせる気…無いよね?

「ん~。つまんないなぁ…」

そう言って第2王子は俺の腕を軽く切った。

「いっちゃ…!」
「あ~やっと声出た。……あれ?」

うん。俺もそう思った。血…出てんじゃん。殺されんのに、すげぇ冷静だな…俺。
俺の腕から出た血がシア様のベットに落ちて真っ赤なシミを作った。その瞬間…

「レイ!」

レオ兄の声がした。来てくれたのはレオ兄だけじゃなかった。誰だか分からない人もいたけど……。あれ?レオ兄何でここにいんの?俺が状況を確認する前に俺を何かが覆った。

「主!大丈夫か!!?怪我は……」

何かの正体はカナフだった。カナフは俺の腕を見て固まった。

「すごいびっくりしたわ~。下級精霊たちに呼ばれたから来てみれば、これはどういうことや?マテウス。わい、ヴァル振り切ってきたんやからな?」

え、誰…?関西弁…?

「ヒジリを連れてくるべきじゃったかえな…」

ルナ…。ホントだ!ヒジリいない!たくさん精霊?がいるのに!

「うあぁぁぉぁ!レイごめんねぇぇぇ!」
「愛し子…まさかこんなことになっているとは…すまない」

ヒューゴさんうるさいぃぃ
ライトさん……。ライトさんのせいじゃないんだからそんな顔しないで

「いとし…ご?」

第2王子様のこと地味に忘れてた…

「カナフ様ー?戻ってきてくださいー!愛し子の手当が先ですよー?」

この人も…誰?
俺の腕に包帯を巻いてくれてる。
あー!訳わかんないよー!

【レイ…大丈夫か?呼んでくれれば良かったのに…】

レギンだ。え、何でこんなにみんなが大集合してるの…?

「あらあら、騒がしいと思えば愛し子に手を出したの?人間。光と緑が来たがっていたけど、代表して私が来たわ。」
「水の…。なんでここにおるんや」

え?本当に訳が分からない…。

「マテウス様、一体どういうことですか?」
「レオン…ハルト…」

レオ兄…俺は何でここにレオ兄がいるのか、何で精霊たちがたくさんいるのかをまず聞きたいよ

「応急処置はしましたから、あとはヒジリ様にお願いしてください。カナフ様?そろそろ戻ってきましょう?」
「ぁ、……ありがとごじゃいましゅ」
「いえいえ!…カナフ様!」

精霊さんがカナフをどついた。

「は!主!主!!!」
「きいてうよ?」

カナフに抱きしめられた。お、おう?

事態に収集がつかなくなってるんだけど…これどうするべき…?


☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マテウスくん、こんなキャラじゃなかったはずなんだけどなぁ…











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