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通信には周波数と距離の問題がある訳だが
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モールスを云々の前に大事な事を忘れていた。
光るって光源が必要だが、ライトの様なものがそもそも存在していなかった。
この世界には「ライト」なる魔法はないし、光る鉱石と云うのも今のところ発見されていない。
モールス以前に光源が問題だったとは・・・・・・
一応、最低限のハンドサインを作るのは簡単だった。
しかし、それは相手が見ているかどうかわからないところに問題がある訳で、とっさの際に必ず伝わるとは言えなかった。
そんなある日、研究者が喜々として俺に駆け寄って来た。
「凄いモノを発見したよ!」
これまで様々な鉱石を扱い、多くの失敗の中で魔動を確立させた彼だ。その知識と経験からまた何か発見したのだろう。
それが銃器に関わる事だと嬉しいのだが。
「これだよ、これ!」
そう言って見せられたのは良く分からないイヤリング?
「これは何かの装飾品?」
そう聞き返すとなぜかガッカリされた。
「いや、まあ、見ただけで分かれと云うのは無理があった。しかし、もっと察してくれても良かったのだが」
イマイチよく分からない。が、思い当たるフシは一つ。
「もしかして、コレが声を伝える装置?」
そう言うとパッと顔がほころぶ。
「そうさ!まさかの発想だったよ!」
そう言ってまくしたてるように説明する。
過去に様々な鉱物や土を使って魔動の実験をしたわけだが、水平石の様な例がある様に、いくつか不思議な性質の残渣が見つかっていた。
その中に宝石にするには濁りがある青い石があった。
「あの青い石、不思議な事に、石同士を共鳴させる事が出来たんだ。初めは楽器やオルゴールでも作れるかと思ったが、上手くいかなかった」
そう言えば、鍛冶師が魔動機械製作を始めて彼の仕事はそれまで同様の基礎研究に戻ったんだっけ。
しかし、手が空いた事で新しい事を始めたらしい。それが、兵器や鉱山機械とはまるで別方向の楽器類。
と言ってもそんな素養が無い彼が作れるはずもなく、せっかく見つけていた共鳴する石も今までただのゴミと化していた。
「ところが、あの糸を用いたオモチャから、銀糸を石間につなげてみたりしていたんだが、あの石、銀糸を繋いだ石から同じ形質を持った石へ、何もない空間を経ても振動が伝わる性質があったんだ」
有線どころかいきなり無線来ましたよコレ!
「離せる距離はせいぜい谷間くらいだった。それでも大声で届くかどうかの距離を普通に会話できるんだよ!」
まあ、うん。なんだか都合が良すぎて怖いよ。
「で、それを機体に付けてみると?」
そう疑問形で聞いてみると頷かれた。
それはどうやらヘルメットに付けたりヘッドフォンのように使う訳ではなく、人から一定の距離をあけて使用するらしい。
その距離も石によって異なるとか、ちょっと扱いが難しそうだ。
「いくつか試して数通りの使い方がある事が分かったんだ。まず、機体に取り付けるのはすべて同じ形質の石にする」
そんなことして混線しないのかと不思議に思うが、部隊間の通信をするには必要な事ではあるなと思いなおす。
「石は組み合わせていくつかのパターンが設定できるから、小石と主石を組み合せば個別の機体間での通信も可能だよ」
何だかすでに無線機が完成している。
「繋いでなくても共振できるから、その振動で声を届けるのか。たしかに、あの時見せた原理と似てはいるが、まさかこんなものが出来るとは・・・・・・」
そう正直に話すと、研究者もそれは同じだった。
「僕もさ!まさかこうやって共振を通して声を送れるなんて思いもしなかったよ」
非常にうれしそうだ。
こうして俺とリンの機体、そして、最近俺の部隊からベイン操縦の適性者を見つけ出して3人ほど訓練に参加させている。
ベインも5機用意されている。
「ただ、問題が無いわけじゃない」
この共鳴石の問題は通話距離だけではなく、その性質にある。
魔動装置で出来た空間内でしか使えず、魔動を備えた部屋や車、あるいは収穫機やベインに限られるという。トランシーバーのようには使えないらしく、訓練の審判役がベインに指示を出したりは出来ない。やろうと思えば小屋に籠らないといけないらしい。
「会話をするには大掛かりになるな」
そう、携帯電話やトランシーバーのようには使えない。
まあ、例えば指揮車を作ってベインや車両と通信する事が出来るのであれば、対ドラゴン戦にも使えなくはない。露天のバリスタや歩兵に直接指示が出来るわけではないので無線機ほど使い勝手は良くないが。
「あと、坑道内では使えなかった。振動を伝えるにはまだ解明されていないナニカがあるんだと思うが、今のところ突き止められていないんだ。それが分かれば、坑道内であったり、魔動空間を作らなくとも会話が可能になるかもしれないけどね」
という話だ。
俺にも魔動が電波の様な性質かどうかは分からないので研究者になにかアドバイスできるものは持ち合わせていないが。
「ユーヤ、聞こえる?」
改造して共鳴石を取り付けたベイン同士で通信してみた。ちゃんとリンの声が聞こえて来た。
「聞こえるよ。リン」
「ユーヤ?聞こえない?」
どうも上手くいかないらしい。
一度降りてリンに確認を取ってみると、二機の小石の位置が違う事が分かった。周波数が違うんだから聞こえる訳が無い。
「リン、聞こえる?」
「聞こえるよ、ユーヤ!」
今度はうまくいった。今のところ小石を使わない全体通信と三種類の小石と組み合わせる4チャンネルだが、もっと組み合わせを増やせるらしく、その辺りは今も研究中らしい。
光るって光源が必要だが、ライトの様なものがそもそも存在していなかった。
この世界には「ライト」なる魔法はないし、光る鉱石と云うのも今のところ発見されていない。
モールス以前に光源が問題だったとは・・・・・・
一応、最低限のハンドサインを作るのは簡単だった。
しかし、それは相手が見ているかどうかわからないところに問題がある訳で、とっさの際に必ず伝わるとは言えなかった。
そんなある日、研究者が喜々として俺に駆け寄って来た。
「凄いモノを発見したよ!」
これまで様々な鉱石を扱い、多くの失敗の中で魔動を確立させた彼だ。その知識と経験からまた何か発見したのだろう。
それが銃器に関わる事だと嬉しいのだが。
「これだよ、これ!」
そう言って見せられたのは良く分からないイヤリング?
「これは何かの装飾品?」
そう聞き返すとなぜかガッカリされた。
「いや、まあ、見ただけで分かれと云うのは無理があった。しかし、もっと察してくれても良かったのだが」
イマイチよく分からない。が、思い当たるフシは一つ。
「もしかして、コレが声を伝える装置?」
そう言うとパッと顔がほころぶ。
「そうさ!まさかの発想だったよ!」
そう言ってまくしたてるように説明する。
過去に様々な鉱物や土を使って魔動の実験をしたわけだが、水平石の様な例がある様に、いくつか不思議な性質の残渣が見つかっていた。
その中に宝石にするには濁りがある青い石があった。
「あの青い石、不思議な事に、石同士を共鳴させる事が出来たんだ。初めは楽器やオルゴールでも作れるかと思ったが、上手くいかなかった」
そう言えば、鍛冶師が魔動機械製作を始めて彼の仕事はそれまで同様の基礎研究に戻ったんだっけ。
しかし、手が空いた事で新しい事を始めたらしい。それが、兵器や鉱山機械とはまるで別方向の楽器類。
と言ってもそんな素養が無い彼が作れるはずもなく、せっかく見つけていた共鳴する石も今までただのゴミと化していた。
「ところが、あの糸を用いたオモチャから、銀糸を石間につなげてみたりしていたんだが、あの石、銀糸を繋いだ石から同じ形質を持った石へ、何もない空間を経ても振動が伝わる性質があったんだ」
有線どころかいきなり無線来ましたよコレ!
「離せる距離はせいぜい谷間くらいだった。それでも大声で届くかどうかの距離を普通に会話できるんだよ!」
まあ、うん。なんだか都合が良すぎて怖いよ。
「で、それを機体に付けてみると?」
そう疑問形で聞いてみると頷かれた。
それはどうやらヘルメットに付けたりヘッドフォンのように使う訳ではなく、人から一定の距離をあけて使用するらしい。
その距離も石によって異なるとか、ちょっと扱いが難しそうだ。
「いくつか試して数通りの使い方がある事が分かったんだ。まず、機体に取り付けるのはすべて同じ形質の石にする」
そんなことして混線しないのかと不思議に思うが、部隊間の通信をするには必要な事ではあるなと思いなおす。
「石は組み合わせていくつかのパターンが設定できるから、小石と主石を組み合せば個別の機体間での通信も可能だよ」
何だかすでに無線機が完成している。
「繋いでなくても共振できるから、その振動で声を届けるのか。たしかに、あの時見せた原理と似てはいるが、まさかこんなものが出来るとは・・・・・・」
そう正直に話すと、研究者もそれは同じだった。
「僕もさ!まさかこうやって共振を通して声を送れるなんて思いもしなかったよ」
非常にうれしそうだ。
こうして俺とリンの機体、そして、最近俺の部隊からベイン操縦の適性者を見つけ出して3人ほど訓練に参加させている。
ベインも5機用意されている。
「ただ、問題が無いわけじゃない」
この共鳴石の問題は通話距離だけではなく、その性質にある。
魔動装置で出来た空間内でしか使えず、魔動を備えた部屋や車、あるいは収穫機やベインに限られるという。トランシーバーのようには使えないらしく、訓練の審判役がベインに指示を出したりは出来ない。やろうと思えば小屋に籠らないといけないらしい。
「会話をするには大掛かりになるな」
そう、携帯電話やトランシーバーのようには使えない。
まあ、例えば指揮車を作ってベインや車両と通信する事が出来るのであれば、対ドラゴン戦にも使えなくはない。露天のバリスタや歩兵に直接指示が出来るわけではないので無線機ほど使い勝手は良くないが。
「あと、坑道内では使えなかった。振動を伝えるにはまだ解明されていないナニカがあるんだと思うが、今のところ突き止められていないんだ。それが分かれば、坑道内であったり、魔動空間を作らなくとも会話が可能になるかもしれないけどね」
という話だ。
俺にも魔動が電波の様な性質かどうかは分からないので研究者になにかアドバイスできるものは持ち合わせていないが。
「ユーヤ、聞こえる?」
改造して共鳴石を取り付けたベイン同士で通信してみた。ちゃんとリンの声が聞こえて来た。
「聞こえるよ。リン」
「ユーヤ?聞こえない?」
どうも上手くいかないらしい。
一度降りてリンに確認を取ってみると、二機の小石の位置が違う事が分かった。周波数が違うんだから聞こえる訳が無い。
「リン、聞こえる?」
「聞こえるよ、ユーヤ!」
今度はうまくいった。今のところ小石を使わない全体通信と三種類の小石と組み合わせる4チャンネルだが、もっと組み合わせを増やせるらしく、その辺りは今も研究中らしい。
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