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4・そこはのんびり生活出来そうな場所だった
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「分かってもらえたならうれしいよ」
という女性に連れられて、暗い夜道を進んで行くと山を下り、平野へと出て来た。そこには城と言って差し支えがない構造物が月光に照らし出されている。
「帰ったよ。門を開けなさい」
ちょっと城門であげるには似つかわしくない一声によって城門の脇にある通用門が開く。
「これは姫様。問題はありませんでしたか?」
と、年かさの男が声を掛けてくる。姫って?
「西国の無頼が迷い込んでいたが問題ない。それより、私の伴侶を見つけたぞ!」
と、姫と呼ばれた女性が僕を示す。それに釣られるように僕を観察する年かさの男。
「ふむ、身なりはともかくその佇まい、武人で間違いありませんな」
との評価をいただいた。
「聞いて驚け、助六。この者、あの玄家直系だ。落ちのびて東境まで来たところを、質の悪い無頼に追われていたそうだぞ」
と、まあ、間違ってはいない説明をする姫。
「それはそれは。しかし、玄家直系と言えど、扱える術は火か水。さて、姫のお眼鏡に適いますかな?」
という、たぶん爺やな男。
「そこは問題ない。火も水も使えないが、そんな児戯など不要な術を使うぞ?こやつは」
と、得意げな姫。
「ほっほ、それは頼もしいですな。姫の雷に負けぬ術であると良いですなぁ」
という爺や。あまり僕に期待はしていないらしい。まあ、実際そうなんだけどね?
「助六の目は誤魔化せんかぁ。実際、弱っちいからねぇ、私の旦那様は」
という姫。いや、あんたも理解しながら旦那だ伴侶だ持ち上げてたんかい!
そんな事を門前で語らい、僕は問題なく城内へと招き入れられた。
そして、朝から何も喰っていない事を姫さまに伝えると、自分も食事をと言って用意させた。
「西国の武人の口に合うかどうか分からないけど、こんなものしか無いんだよぅ」
と、姫さまが言うソレは、芋と根菜と葉っぱが入った汁物だった。その芋は西国で食べられているサトイモの様な白や灰色ではなく黄色で、齧ってみると前世で言うジャガイモに近い食感と味がした。
「そんなに変だった?」
マジマジとイモを見つめる僕に姫さまがそう言って来る。が、何と言えばいいのだろうか。「これが12世紀や13世紀の日本風異世界にあるってどゆ事?」って聞けばいいのか?
「‥‥‥おいしい。東国にこんな芋がある事に驚いただけで‥‥‥」
と、濁して伝えた。
「そうかそうか、美味しいか。それは良かったよ。西国にはまだ伝わっていない。いや、持ち込ませていない芋だからね。水に乏しいこの地でも育つし、やりようによっては年に二度収穫出来る。困った事もあるけど、西国に伝えるには勿体無い芋なんだよ」
と説明してくれる姫さま。
詳しく聞くと、現状、東国での稲作は北限と言うほどではないが、気温が低く年によって収穫が不安定であるらしい。そう言う状況なので、主食はジャガイモが担っているという事らしい。東国にとっては戦略作物でもあるんだろう。
その話を聞いて、前世の農業知識を引き出してみる。
うん、使えそうな知識がいくつもあって、僕がこの地で命を繋げるのに役立ちそうだ。
翌日、昨日の話を詳しく聞かせろと、爺やが周辺の村から人を集めて来た。
まず、現状を聞いてみたところ、ジャガイモは連作障害を起こしている可能性がありそうだった。場所によっては病気が発生していたり、奇形や収量低下がみられるという。
「奇形が多い畑や病気が出ている畑はイモを植えない様に。病気の出た畑のイモは種芋にしない様に」
といった基本的な事をまずは指示した。それは既に分かっているらしいが、それに追加して
「それらの畑は2、3年イモを育ててはいけない。麦やソバ、豆などほかの作物を交互に混ぜ、イモを同じ畑で連続して栽培しない工夫をした方が良い」
と教えた。
今は全く理解していないだろう。しかし、数年すればその意味が分かるはずだ。
「ところで、米はどこで苗代を作るのでしょう?」
城の周りに水田らしきモノが散見されたが、苗代らしきモノが見受けられない。東国の気候が少々冷涼だとしても、苗代の準備を始めて良い時期ではないだろうか?
「何だね、なわしろってのは。籾を田に播くのはひと月後だ」
はい?まさか直播やってんの?
一般的に直播は田植え法に対して収量で劣ると言われ、農薬や品種改良の進んだ前世日本の環境でさえ、発育や収量への懸念から普及は進んでいない。
確かに直播の方が省力化出来ることは確かで、育苗の手間や田植えの手間が減る。一歩進んで乾田直播法ならさらに省力化、低コスト化になるのだが、その分リスクも大きい。
とくに冷涼な気候であるなら、直播では発育、出穂時期に寒気にあたるととても大きな影響を受けてしまう危険性が高く、保温育苗を行ってより早い時期に田植えを行い、強いイネを育てた方が冷害にも強くなるはずだ。
そんな訳で、播種までひと月あるというので、播種前の作業を今から始めてもらう。
初めは文句ばかり言っていたが、この段階から塩水選と言う新たな手法を教えた事で食いつく者が出て来た。
「塩水に籾を漬けて大丈夫なのか?それも鶏卵が浮くほどの濃い塩水だと?」
などと言いながら、実践するものが現れた。
「沈んだ籾だけを使う。取り出したらよく水洗いするように」
などと勝手知った如くに指示を出しているが、今世の僕にこんな知識も経験もあるはずがないのだが、玄家の事すら風聞でしか知らない東国の人たちは全く疑う事がない。ああ、もちろん、僕の言っている事を疑う者は居るが、僕がこんなことをなぜ知っているのかは、彼らには知りようがない事なのだから。
「凄いねぇ。玄家ってのは、本当に地に足着けて生きてるんだねぇ」
などと姫さままで感心しているほどだ。んな訳ないんだけどね。
塩水選が済み、籾米の準備が行われている間に苗代の準備もやってもらう。保温折衷苗代にしたいから、水位調節が可能な場所を選び、畝を作っていく。
籾を播いて覆土し、塩水選と並行して行ってもらったもみ殻の炭、焼きもみ殻をその上からかけていく。
仕上げは油紙だが、さすがに用意できなかったので稲わらで代用してみることにした。
結果が心配ではあったが、20日程度で思った程度の発育を見せている。ちょっと油紙より遅いが、そこは今後の改善点だろう。
さて、そうこうしていて、大きな問題が発覚した。
ここの稲作って乾田直播だとよ。よくそんな博打みたいなことやってたよな。だから収量安定しなかったんじゃないのか?
という女性に連れられて、暗い夜道を進んで行くと山を下り、平野へと出て来た。そこには城と言って差し支えがない構造物が月光に照らし出されている。
「帰ったよ。門を開けなさい」
ちょっと城門であげるには似つかわしくない一声によって城門の脇にある通用門が開く。
「これは姫様。問題はありませんでしたか?」
と、年かさの男が声を掛けてくる。姫って?
「西国の無頼が迷い込んでいたが問題ない。それより、私の伴侶を見つけたぞ!」
と、姫と呼ばれた女性が僕を示す。それに釣られるように僕を観察する年かさの男。
「ふむ、身なりはともかくその佇まい、武人で間違いありませんな」
との評価をいただいた。
「聞いて驚け、助六。この者、あの玄家直系だ。落ちのびて東境まで来たところを、質の悪い無頼に追われていたそうだぞ」
と、まあ、間違ってはいない説明をする姫。
「それはそれは。しかし、玄家直系と言えど、扱える術は火か水。さて、姫のお眼鏡に適いますかな?」
という、たぶん爺やな男。
「そこは問題ない。火も水も使えないが、そんな児戯など不要な術を使うぞ?こやつは」
と、得意げな姫。
「ほっほ、それは頼もしいですな。姫の雷に負けぬ術であると良いですなぁ」
という爺や。あまり僕に期待はしていないらしい。まあ、実際そうなんだけどね?
「助六の目は誤魔化せんかぁ。実際、弱っちいからねぇ、私の旦那様は」
という姫。いや、あんたも理解しながら旦那だ伴侶だ持ち上げてたんかい!
そんな事を門前で語らい、僕は問題なく城内へと招き入れられた。
そして、朝から何も喰っていない事を姫さまに伝えると、自分も食事をと言って用意させた。
「西国の武人の口に合うかどうか分からないけど、こんなものしか無いんだよぅ」
と、姫さまが言うソレは、芋と根菜と葉っぱが入った汁物だった。その芋は西国で食べられているサトイモの様な白や灰色ではなく黄色で、齧ってみると前世で言うジャガイモに近い食感と味がした。
「そんなに変だった?」
マジマジとイモを見つめる僕に姫さまがそう言って来る。が、何と言えばいいのだろうか。「これが12世紀や13世紀の日本風異世界にあるってどゆ事?」って聞けばいいのか?
「‥‥‥おいしい。東国にこんな芋がある事に驚いただけで‥‥‥」
と、濁して伝えた。
「そうかそうか、美味しいか。それは良かったよ。西国にはまだ伝わっていない。いや、持ち込ませていない芋だからね。水に乏しいこの地でも育つし、やりようによっては年に二度収穫出来る。困った事もあるけど、西国に伝えるには勿体無い芋なんだよ」
と説明してくれる姫さま。
詳しく聞くと、現状、東国での稲作は北限と言うほどではないが、気温が低く年によって収穫が不安定であるらしい。そう言う状況なので、主食はジャガイモが担っているという事らしい。東国にとっては戦略作物でもあるんだろう。
その話を聞いて、前世の農業知識を引き出してみる。
うん、使えそうな知識がいくつもあって、僕がこの地で命を繋げるのに役立ちそうだ。
翌日、昨日の話を詳しく聞かせろと、爺やが周辺の村から人を集めて来た。
まず、現状を聞いてみたところ、ジャガイモは連作障害を起こしている可能性がありそうだった。場所によっては病気が発生していたり、奇形や収量低下がみられるという。
「奇形が多い畑や病気が出ている畑はイモを植えない様に。病気の出た畑のイモは種芋にしない様に」
といった基本的な事をまずは指示した。それは既に分かっているらしいが、それに追加して
「それらの畑は2、3年イモを育ててはいけない。麦やソバ、豆などほかの作物を交互に混ぜ、イモを同じ畑で連続して栽培しない工夫をした方が良い」
と教えた。
今は全く理解していないだろう。しかし、数年すればその意味が分かるはずだ。
「ところで、米はどこで苗代を作るのでしょう?」
城の周りに水田らしきモノが散見されたが、苗代らしきモノが見受けられない。東国の気候が少々冷涼だとしても、苗代の準備を始めて良い時期ではないだろうか?
「何だね、なわしろってのは。籾を田に播くのはひと月後だ」
はい?まさか直播やってんの?
一般的に直播は田植え法に対して収量で劣ると言われ、農薬や品種改良の進んだ前世日本の環境でさえ、発育や収量への懸念から普及は進んでいない。
確かに直播の方が省力化出来ることは確かで、育苗の手間や田植えの手間が減る。一歩進んで乾田直播法ならさらに省力化、低コスト化になるのだが、その分リスクも大きい。
とくに冷涼な気候であるなら、直播では発育、出穂時期に寒気にあたるととても大きな影響を受けてしまう危険性が高く、保温育苗を行ってより早い時期に田植えを行い、強いイネを育てた方が冷害にも強くなるはずだ。
そんな訳で、播種までひと月あるというので、播種前の作業を今から始めてもらう。
初めは文句ばかり言っていたが、この段階から塩水選と言う新たな手法を教えた事で食いつく者が出て来た。
「塩水に籾を漬けて大丈夫なのか?それも鶏卵が浮くほどの濃い塩水だと?」
などと言いながら、実践するものが現れた。
「沈んだ籾だけを使う。取り出したらよく水洗いするように」
などと勝手知った如くに指示を出しているが、今世の僕にこんな知識も経験もあるはずがないのだが、玄家の事すら風聞でしか知らない東国の人たちは全く疑う事がない。ああ、もちろん、僕の言っている事を疑う者は居るが、僕がこんなことをなぜ知っているのかは、彼らには知りようがない事なのだから。
「凄いねぇ。玄家ってのは、本当に地に足着けて生きてるんだねぇ」
などと姫さままで感心しているほどだ。んな訳ないんだけどね。
塩水選が済み、籾米の準備が行われている間に苗代の準備もやってもらう。保温折衷苗代にしたいから、水位調節が可能な場所を選び、畝を作っていく。
籾を播いて覆土し、塩水選と並行して行ってもらったもみ殻の炭、焼きもみ殻をその上からかけていく。
仕上げは油紙だが、さすがに用意できなかったので稲わらで代用してみることにした。
結果が心配ではあったが、20日程度で思った程度の発育を見せている。ちょっと油紙より遅いが、そこは今後の改善点だろう。
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