77 / 80
77・おっさんは和んだ
しおりを挟む
それから10日後、サンポが言っていた様にギルマスは直ぐにギルド職員と冒険者を寄越してきた。
「いきなり団体で寄越して来るとは、ダイキが信用されているのか、あのギルマスが欲深いのか」
サンポがそんな苦笑いしている。
「人が増えたら東の出城も回せる」
キョーコがそう言って来る。
今回はギルド職員と冒険者30人がやって来たので、冒険者の半数を連れて出城へと向かうおっさん達。
冒険者達によると村跡を改修した休憩所は好評で、拠点から砦までの往来が楽になるという。
村にあったアーチ橋にも驚いたらしく、なぜかキョーコが誇らしげにしていた。
出城に着くと騎士や村人が忙しくしており、壁以外の部分はまだほとんど外観だけであることが分かる。
それでも拠点と変わらない立派な壁や建物に驚く冒険者をよそに、おっさんはさっそく塔へと登ってみることにした。
塔から西を見れば砦が見え、狼煙や灯火で連絡をとるくらいならおっさんで無くとも可能な状態である事を確認した。
南を見れば見慣れた光景が広がり、南東には川が東へと流れを変えながら続いている。
そして東だが、こちらが高い事は明白で、南と比べて極端に地平線が高くなっており、北へと下がっているのが見て取れた。
それは山というにはなだらかで、丘という方が適切だが地平線が極端に高い事から、出城からの高さは数十メートルになるものと見積もれた。
「崖がある訳じゃないが、丘を形成する何かが向こうにあるのか?」
おっさんはその丘の向こうへ行きたい衝動にかられ、以前カズキが言っていた川へ架橋する話を持ちかける。
「良いよ」
カズキは二つ返事で快諾し、出城の目前から製作をはじめ、僅か一日で完成させた事には驚きしかないおっさん。
「この辺りは岩盤が硬いし、浅い所にあって造り易かった」
おっさんが理由を聞けばそんな答えが返ってくる。
「もしかしたら目の前の丘は大きな岩とか露出した岩盤かも知れないね。向こうは手を加えずに橋台作れたから」
カズキの言葉で改めて東を見れば、確かに木の生えない不自然さに気付かされたおっさん。
完成した橋はおっさんが考えていた錦帯橋の様なデザインではなく、より見慣れたコンクリート製連続アーチ橋だった。
材質はコンクリートではなく、周りの砂や石を整形したり圧縮したものとカズキが説明したが、質感はコンクリートと言われていたら信じてしまう。
「村人に聞いたら地震は経験がないって話だったから、無筋コンクリート橋に近い構造で十分かな」
そんな橋の耐用年数はゆうに数百年はあるだろうとの事で、北の村で見た錦帯橋モドキの様に永く残るらしい。
橋が完成して直ぐ、渡り初めを行い対岸に立ったおっさんは、ショーコに辺りの植生を聞いてみる。
「本当に草しかないね。ほら、岩だから無理だよ、ここ」
見たままの答えしか返って来ず、それ以上の興味が沸かないらしいショーコはすぐさま出城へと帰って行った。
おっさんが丘へ登りたいと言うと、カズキと武器改良がしたいキョーコが降り、キャリーは着いてくる気が無く、拠点へ向かったメンバーだけとなった。
翌日には準備を整えて出発したおっさんたちは時折草が生えるだけの岩を踏みしめながら進む。
「何も居ないな」
サンポが言う様に周りには魔物の気配がまるで無い。
おっさんが塔から見回した時も、東の丘にはまったく気配がない事に気付いていたし、そうだったからこそ来てみたいと思ったのだが。
1日目の夕暮れを迎えてもまだ出城が見えていた。
多少歩き辛い場所もあったとは言え、20キロや30キロは進んだはずなのに、まるで景色が変わらない。
西や南はずっと平原が見えるばかりで、東や北はどこまでも岩しか見えない。
そんな場所でテントを設営するのも大変だった。
おっさんはキャリーが来なかった理由を理解する。
翌日、日の出頃には起き出して出発の準備をし、さらに東へと歩み続けるのだが、変わった事と言えば標高が上がったのだろう、出城の見え方が徐々に低くなるばかりで、まるで変わらない景色が続いている。
こうまで魔物の気配ひとつなく、景色に変化がないと誰も喋らなくなり、ただ東へと歩く足音しか聞こえなくなる。
2日目の夕暮れ、まだ出城が見えている。ただ、高さはそろそろ塔の高さに達したのだろう。目線の先に塔があった。
「2日歩いた。距離にしたら砦から出城付近のはずだが、まだ東は何も見えないな」
サンポが面白くなさそうにつぶやくが、おっさんも今さら後悔していた。まさか2日目も進んで景色が変わらないのは想定外だったからだ。
薪になるものすら無い岩の大地で2日目の夜を過ごし、3日目も黙々と東を目指して進んで行く。
すると、昼頃には塔が見えなくなり、ようやく丘の頂上を越えた事を確認したが、目の前の景色は相変わらずだった。
北も同じく、西すら同じ。景色が変わらな過ぎる事で目印を付けながら進む事にした一行。
東の景色は相変わらずでただ空が見えるのみ。
そして、3日目が終わろうとした頃だった。
「お、東が拓けたな」
サンポがそう嬉しそうに言い、おっさんも安堵したのだが、
「何かおかしくないですか?」
エミリーが疑問を口にする。
おっさんは首を傾げながら眼前の景色を眺める、異常や異変を探るのだが、何も不自然な事が見つからなかった。
「いや、山脈と大河、いや、あれは湖かな?」
眼前に広がるのは左右の山々と切り開かれた水面が広がる光景で、何がおかしいのか理解できずにいた。
ふとサンポを見て、ヘタを見たが、ふたりもおっさんと似たような顔である。
「ここは出城の塔と同じ高さのはずですよね?では、見えている距離はどうですか?」
おっさんが改めて景色を見れば、不思議な事に山脈が湖に沈む様に消え、地平線と水平線が同じ所にあった。
それが単に山脈が東へ行く毎に低くなっているなら分かるのだが、地形として明らかに不自然な見え方をしている事に気が付いた。
「確かにおかしい。山脈の地平線と湖の水平線の距離が明らかに違う」
遠見で見れば一目瞭然だった。
さらに山脈と認識していたものを遠見で南へと見れば、平原からの続きである事も分かる。
「これは・・・地溝帯か?」
おっさんが導き出した回答がそれである。
翌日、朝からさらに東へ進む毎に水面から陸が浮き上がる様に見えて来る。
「これは不思議ですね」
おっさんとエミリーがサンポやヘタへと、世界が実は球体であり、地平線や水平線が何であるかを説明していた。
「まるで水面から陸がせり出す様に見えるなんて、ダイキさんの説明がなければ驚いていました」
久々に現れた景色の変化にはしゃぐヘタ。
森人の20歳は人間で言えばエミリーより年下にあたるため、年相応の姿に見えたおっさんは和んだ。
4日目の夕暮れに見た姿は、丘の終わりと数百メートルの断崖だった。
「実はここは高原か?」
おっさんには眼前の景色が理解できなかった。
「いきなり団体で寄越して来るとは、ダイキが信用されているのか、あのギルマスが欲深いのか」
サンポがそんな苦笑いしている。
「人が増えたら東の出城も回せる」
キョーコがそう言って来る。
今回はギルド職員と冒険者30人がやって来たので、冒険者の半数を連れて出城へと向かうおっさん達。
冒険者達によると村跡を改修した休憩所は好評で、拠点から砦までの往来が楽になるという。
村にあったアーチ橋にも驚いたらしく、なぜかキョーコが誇らしげにしていた。
出城に着くと騎士や村人が忙しくしており、壁以外の部分はまだほとんど外観だけであることが分かる。
それでも拠点と変わらない立派な壁や建物に驚く冒険者をよそに、おっさんはさっそく塔へと登ってみることにした。
塔から西を見れば砦が見え、狼煙や灯火で連絡をとるくらいならおっさんで無くとも可能な状態である事を確認した。
南を見れば見慣れた光景が広がり、南東には川が東へと流れを変えながら続いている。
そして東だが、こちらが高い事は明白で、南と比べて極端に地平線が高くなっており、北へと下がっているのが見て取れた。
それは山というにはなだらかで、丘という方が適切だが地平線が極端に高い事から、出城からの高さは数十メートルになるものと見積もれた。
「崖がある訳じゃないが、丘を形成する何かが向こうにあるのか?」
おっさんはその丘の向こうへ行きたい衝動にかられ、以前カズキが言っていた川へ架橋する話を持ちかける。
「良いよ」
カズキは二つ返事で快諾し、出城の目前から製作をはじめ、僅か一日で完成させた事には驚きしかないおっさん。
「この辺りは岩盤が硬いし、浅い所にあって造り易かった」
おっさんが理由を聞けばそんな答えが返ってくる。
「もしかしたら目の前の丘は大きな岩とか露出した岩盤かも知れないね。向こうは手を加えずに橋台作れたから」
カズキの言葉で改めて東を見れば、確かに木の生えない不自然さに気付かされたおっさん。
完成した橋はおっさんが考えていた錦帯橋の様なデザインではなく、より見慣れたコンクリート製連続アーチ橋だった。
材質はコンクリートではなく、周りの砂や石を整形したり圧縮したものとカズキが説明したが、質感はコンクリートと言われていたら信じてしまう。
「村人に聞いたら地震は経験がないって話だったから、無筋コンクリート橋に近い構造で十分かな」
そんな橋の耐用年数はゆうに数百年はあるだろうとの事で、北の村で見た錦帯橋モドキの様に永く残るらしい。
橋が完成して直ぐ、渡り初めを行い対岸に立ったおっさんは、ショーコに辺りの植生を聞いてみる。
「本当に草しかないね。ほら、岩だから無理だよ、ここ」
見たままの答えしか返って来ず、それ以上の興味が沸かないらしいショーコはすぐさま出城へと帰って行った。
おっさんが丘へ登りたいと言うと、カズキと武器改良がしたいキョーコが降り、キャリーは着いてくる気が無く、拠点へ向かったメンバーだけとなった。
翌日には準備を整えて出発したおっさんたちは時折草が生えるだけの岩を踏みしめながら進む。
「何も居ないな」
サンポが言う様に周りには魔物の気配がまるで無い。
おっさんが塔から見回した時も、東の丘にはまったく気配がない事に気付いていたし、そうだったからこそ来てみたいと思ったのだが。
1日目の夕暮れを迎えてもまだ出城が見えていた。
多少歩き辛い場所もあったとは言え、20キロや30キロは進んだはずなのに、まるで景色が変わらない。
西や南はずっと平原が見えるばかりで、東や北はどこまでも岩しか見えない。
そんな場所でテントを設営するのも大変だった。
おっさんはキャリーが来なかった理由を理解する。
翌日、日の出頃には起き出して出発の準備をし、さらに東へと歩み続けるのだが、変わった事と言えば標高が上がったのだろう、出城の見え方が徐々に低くなるばかりで、まるで変わらない景色が続いている。
こうまで魔物の気配ひとつなく、景色に変化がないと誰も喋らなくなり、ただ東へと歩く足音しか聞こえなくなる。
2日目の夕暮れ、まだ出城が見えている。ただ、高さはそろそろ塔の高さに達したのだろう。目線の先に塔があった。
「2日歩いた。距離にしたら砦から出城付近のはずだが、まだ東は何も見えないな」
サンポが面白くなさそうにつぶやくが、おっさんも今さら後悔していた。まさか2日目も進んで景色が変わらないのは想定外だったからだ。
薪になるものすら無い岩の大地で2日目の夜を過ごし、3日目も黙々と東を目指して進んで行く。
すると、昼頃には塔が見えなくなり、ようやく丘の頂上を越えた事を確認したが、目の前の景色は相変わらずだった。
北も同じく、西すら同じ。景色が変わらな過ぎる事で目印を付けながら進む事にした一行。
東の景色は相変わらずでただ空が見えるのみ。
そして、3日目が終わろうとした頃だった。
「お、東が拓けたな」
サンポがそう嬉しそうに言い、おっさんも安堵したのだが、
「何かおかしくないですか?」
エミリーが疑問を口にする。
おっさんは首を傾げながら眼前の景色を眺める、異常や異変を探るのだが、何も不自然な事が見つからなかった。
「いや、山脈と大河、いや、あれは湖かな?」
眼前に広がるのは左右の山々と切り開かれた水面が広がる光景で、何がおかしいのか理解できずにいた。
ふとサンポを見て、ヘタを見たが、ふたりもおっさんと似たような顔である。
「ここは出城の塔と同じ高さのはずですよね?では、見えている距離はどうですか?」
おっさんが改めて景色を見れば、不思議な事に山脈が湖に沈む様に消え、地平線と水平線が同じ所にあった。
それが単に山脈が東へ行く毎に低くなっているなら分かるのだが、地形として明らかに不自然な見え方をしている事に気が付いた。
「確かにおかしい。山脈の地平線と湖の水平線の距離が明らかに違う」
遠見で見れば一目瞭然だった。
さらに山脈と認識していたものを遠見で南へと見れば、平原からの続きである事も分かる。
「これは・・・地溝帯か?」
おっさんが導き出した回答がそれである。
翌日、朝からさらに東へ進む毎に水面から陸が浮き上がる様に見えて来る。
「これは不思議ですね」
おっさんとエミリーがサンポやヘタへと、世界が実は球体であり、地平線や水平線が何であるかを説明していた。
「まるで水面から陸がせり出す様に見えるなんて、ダイキさんの説明がなければ驚いていました」
久々に現れた景色の変化にはしゃぐヘタ。
森人の20歳は人間で言えばエミリーより年下にあたるため、年相応の姿に見えたおっさんは和んだ。
4日目の夕暮れに見た姿は、丘の終わりと数百メートルの断崖だった。
「実はここは高原か?」
おっさんには眼前の景色が理解できなかった。
194
お気に入りに追加
1,916
あなたにおすすめの小説

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
最強付与術師の成長革命 追放元パーティから魔力回収して自由に暮らします。え、勇者降ろされた? 知らんがな
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
旧題:最強付与術師の成長革命~レベルの無い世界で俺だけレベルアップ!あ、追放元パーティーから魔力回収しますね?え?勇者降ろされた?知らんがな
・成長チート特盛の追放ざまぁファンタジー!
【ファンタジー小説大賞の投票お待ちしております!】
付与術のアレンはある日「お前だけ成長が遅い」と追放されてしまう。
だが、仲間たちが成長していたのは、ほかならぬアレンのおかげだったことに、まだ誰も気づいていない。
なんとアレンの付与術は世界で唯一の《永久持続バフ》だったのだ!
《永久持続バフ》によってステータス強化付与がスタックすることに気づいたアレンは、それを利用して無限の魔力を手に入れる。
そして莫大な魔力を利用して、付与術を研究したアレンは【レベル付与】の能力に目覚める!
ステータス無限付与とレベルシステムによる最強チートの組み合わせで、アレンは無制限に強くなり、規格外の存在に成り上がる!
一方でアレンを追放したナメップは、大事な勇者就任式典でへまをして、王様に大恥をかかせてしまう大失態!
彼はアレンの能力を無能だと決めつけ、なにも努力しないで戦いを舐めきっていた。
アレンの努力が報われる一方で、ナメップはそのツケを払わされるはめになる。
アレンを追放したことによってすべてを失った元パーティは、次第に空中分解していくことになる。
カクヨムにも掲載
なろう
日間2位
月間6位
なろうブクマ6500
カクヨム3000
★最強付与術師の成長革命~レベルの概念が無い世界で俺だけレベルが上がります。知らずに永久バフ掛けてたけど、魔力が必要になったので追放した元パーティーから回収しますね。えっ?勇者降ろされた?知らんがな…

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍3巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる