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3・おっさんは狩猟に慣れる
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ケインが喜々として解体する姿を正視できずにいるおっさんだったが、何度も「慣れなきゃやっていけないよ」と言われ、吐くものも無くなり、何とか正視しようと頑張った。
しばらくすると血を流し終え、内臓を取り出し終え、皮を剥かれて肉が見える頃になると何とか見る事が出来るようになる。
「ポーターを雇うかパーティを組んで猟をするのが普通だから、おっちゃんも組む相手を見つけた方が良いよ。俺が言うのも変だけど、ポーターって高いからな」
などと言いながら肉を切り出すケイン。そして、切り出した肉を腰の袋へと放り込む。それはどう見てもサイズが合っていない。
「それってマジックバックなのか?」
と、聞くおっさん。
「おっちゃんも持ってるじゃん。それだってそうなんだろう?」
と言われて腰を指す。おっさんもそれを改めて確認すると、そう言えば渡されたカネを放り込んだのに重さを感じなかったことに今さら気が付いた。(ああ、そう言えばカネの重さを感じなかったし、動いても音が鳴らなかったな)などと。
ケインの説明によると、マジックバックは大きさもさることながら、所有者の魔力量にも多大な影響を受けるという。おっさんの様な騎士や魔術師級の魔力があるなら、巾着程度の外見しかないおっさんのソレは下手をしたら馬車一台分相当にはなるかもしれないとの事だった。
「俺はそこまで魔力は多くないからヤギ5頭分くらいだよ」
と言うケイン。
解体の要領が分からないおっさんはただ見ているだけであったが、テキパキと解体を終えたケインの指示で穴を掘り、残った内臓や骨を埋め、次の獲物を探し始める。
ヤギは見つかるのだが、初心者や低魔力の冒険者の狩場と言う事もあって人も多く、獲物が競合してしまう事が多々あった。
とくに今日が初めてのおっさんにとってはケインの言う事が優先であり、なかなか獲物にありつけずに居た。
「もうそろそろみんな帰る頃だから、人が少なくなってからもう一匹狩った方が良いんじゃないか?」
などと言われ、ヤギの見つけ方を中心にケインから教わっている所だった。
そんな時、ふとおっさんは気付く。
「川の何にあるあの茂みは何だ?」
岩がゴツゴツした河原とは対照的に、中洲のような島には木が生えいている。中には中州と岸が繋がっている茂みもあった。
「ああ、見ての通りの茂みだ。気を付けろよ、おっちゃん。ああした茂みには岩鎧亀が居る事が多いんだ」
と、ケインから新たな魔物の説明を受ける。名前の通り岩のように硬い甲羅を持った亀の魔物で、中には水を操る個体も居るので非常に危険だという。ただ、下手に刺激しなければ温厚なので、近づかなければどうという事はない。
だが、茂みがある所は草が豊富でヤギの群棲地でもある。欲をかいて茂みへと分け入ってカメに返り討ちに会う事は後を絶たないとケインは警告する。
もはや血の気の少ないおっさんにとってはどうでも良い話ではあったが、注意点として覚えておこうと決めた。
「きゃあ~」
そんな時、茂みから悲鳴が聞こえて来た。
「茂みに誰か居るようだ」
おっさんがケインにそう言うが、ケインはおっさんを引き留める。
「おっちゃん。さっき言ったよな?岩鎧亀が居るんだ。ヤギを追って茂みに入って刺激したなら自業自得なんだよ。もしかしたら素材採取でカメを狩ってる冒険者かもしれないんだ」
と。
しかしおっさんには今の悲鳴がカメを狩りに入った冒険者とは思えなかったし、何もせずに自業自得とスルー出来るほどこの世界に慣れてもいなかった。それに何より、魔弓の威力ももっと試してみたかった。
「ちょっと魔弓を試すだけさ」
そう言って悲鳴がした方へと慎重に近づくおっさんと、半ば呆れながらついて行くケイン。
少し行くとなるほど、人の背丈ほどのカメが居る。なるほど、甲羅は岩のようだし、脚も硬そうな鱗が見える。
「あれだよ。弓じゃ相手にならないんだ。上級魔法とか魔法の剣や槍で挑むような相手だ。ヤギを追って入っちゃイケないんだよ」
意外な速さで追い立てられている冒険者らしき人が見える。おっさんは放っておくわけにもいかず、弓を出す。ヤギを射た弓では明らかに威力不足なので、より強力なコンパウンドボウを思い浮かべ、ふと、(あ、そう言えばクロスボウには拳銃弾並みの初速を出せるのがあったっけ?)などと、余計なことを考えていた。
そして左手に現れた弓は弓の形をしていなかった。
それは大型のコンパウンドクロスボウの様でありながら、弓であると主張するように左手に収まっている。おっさんもどこか満足したようにそれを引き絞って矢を思い浮かべる。(この場合は甲羅を抜ける様に硬質で重量があった方が良いだろう)と思い浮かべながら引き絞る。
「重っ!」
練習やヤギに用いた弓では全く重さを感じなかったが、この弓は重いとおっさんは苦笑しながらも引き絞る。
一瞬、どこを狙えば良いのか迷ってしまったが、柔らかそうな首の付け根が良いかと狙いを定めて放った。
ドンという音と共に打ち出された矢は目で追う事が出来なかった。その事に驚いているとカメが悲鳴を上げ、首から血を流しながら引っ込める。
「スゲェや、おっちゃん!」
ケインが褒める事に気を良くしたおっさんはさらにトドメとばかりに二射目を引き絞る。
「おっちゃん、甲羅は硬いって!」
ケインのそんな制止を無視するように放たれた二射目は甲羅に穴をあけた。おっさんは首を引っ込めたカメの姿を思い浮かべ、どこを狙えば効果的かを考え、首の上辺りの甲羅を射抜いて首を狙ったのだった。
甲羅に穴をあけた事に驚愕したケインが黙り込んでいると、引っ込めていた首がヌルっと姿を現し、甲羅の穴や首周りから血が流れだしてきた。
「ウソだろ、アイツを弓で射殺すなんて・・・・・・」
ケインはさらに驚いてその場に立ち尽くした。おっさんは逃げていた冒険者へと駆け寄り声を掛けた。
「大丈夫か?」
声で女らしいとは思っていたおっさんだったが、実際に声を掛けるところまで近づいて顔を見ると二十歳そこそこと言ったところだろうと推察した。
遅れてやってきたケインがその女性冒険者を見て呆れたように声を掛けた。
「エミリーの姉ちゃん、また無茶してたんか?銅級から黄銅級に上がりたいのは分かるけど、無茶したら意味ないだろ」
その呆れ声におっさんは彼女の素性を聞いてみたところ、まだ15才の駆け出し冒険者だと知れた。自分の感覚と実年齢の違いに驚くおっさん。
「え?15才?!」
驚くところのおかしさに笑い出すケイン。
その後、おっさんはケインに言われたように自分の腰巾着にカメが収納できないかやってみたところ、見事に収納出来て驚くことになった。
しばらくすると血を流し終え、内臓を取り出し終え、皮を剥かれて肉が見える頃になると何とか見る事が出来るようになる。
「ポーターを雇うかパーティを組んで猟をするのが普通だから、おっちゃんも組む相手を見つけた方が良いよ。俺が言うのも変だけど、ポーターって高いからな」
などと言いながら肉を切り出すケイン。そして、切り出した肉を腰の袋へと放り込む。それはどう見てもサイズが合っていない。
「それってマジックバックなのか?」
と、聞くおっさん。
「おっちゃんも持ってるじゃん。それだってそうなんだろう?」
と言われて腰を指す。おっさんもそれを改めて確認すると、そう言えば渡されたカネを放り込んだのに重さを感じなかったことに今さら気が付いた。(ああ、そう言えばカネの重さを感じなかったし、動いても音が鳴らなかったな)などと。
ケインの説明によると、マジックバックは大きさもさることながら、所有者の魔力量にも多大な影響を受けるという。おっさんの様な騎士や魔術師級の魔力があるなら、巾着程度の外見しかないおっさんのソレは下手をしたら馬車一台分相当にはなるかもしれないとの事だった。
「俺はそこまで魔力は多くないからヤギ5頭分くらいだよ」
と言うケイン。
解体の要領が分からないおっさんはただ見ているだけであったが、テキパキと解体を終えたケインの指示で穴を掘り、残った内臓や骨を埋め、次の獲物を探し始める。
ヤギは見つかるのだが、初心者や低魔力の冒険者の狩場と言う事もあって人も多く、獲物が競合してしまう事が多々あった。
とくに今日が初めてのおっさんにとってはケインの言う事が優先であり、なかなか獲物にありつけずに居た。
「もうそろそろみんな帰る頃だから、人が少なくなってからもう一匹狩った方が良いんじゃないか?」
などと言われ、ヤギの見つけ方を中心にケインから教わっている所だった。
そんな時、ふとおっさんは気付く。
「川の何にあるあの茂みは何だ?」
岩がゴツゴツした河原とは対照的に、中洲のような島には木が生えいている。中には中州と岸が繋がっている茂みもあった。
「ああ、見ての通りの茂みだ。気を付けろよ、おっちゃん。ああした茂みには岩鎧亀が居る事が多いんだ」
と、ケインから新たな魔物の説明を受ける。名前の通り岩のように硬い甲羅を持った亀の魔物で、中には水を操る個体も居るので非常に危険だという。ただ、下手に刺激しなければ温厚なので、近づかなければどうという事はない。
だが、茂みがある所は草が豊富でヤギの群棲地でもある。欲をかいて茂みへと分け入ってカメに返り討ちに会う事は後を絶たないとケインは警告する。
もはや血の気の少ないおっさんにとってはどうでも良い話ではあったが、注意点として覚えておこうと決めた。
「きゃあ~」
そんな時、茂みから悲鳴が聞こえて来た。
「茂みに誰か居るようだ」
おっさんがケインにそう言うが、ケインはおっさんを引き留める。
「おっちゃん。さっき言ったよな?岩鎧亀が居るんだ。ヤギを追って茂みに入って刺激したなら自業自得なんだよ。もしかしたら素材採取でカメを狩ってる冒険者かもしれないんだ」
と。
しかしおっさんには今の悲鳴がカメを狩りに入った冒険者とは思えなかったし、何もせずに自業自得とスルー出来るほどこの世界に慣れてもいなかった。それに何より、魔弓の威力ももっと試してみたかった。
「ちょっと魔弓を試すだけさ」
そう言って悲鳴がした方へと慎重に近づくおっさんと、半ば呆れながらついて行くケイン。
少し行くとなるほど、人の背丈ほどのカメが居る。なるほど、甲羅は岩のようだし、脚も硬そうな鱗が見える。
「あれだよ。弓じゃ相手にならないんだ。上級魔法とか魔法の剣や槍で挑むような相手だ。ヤギを追って入っちゃイケないんだよ」
意外な速さで追い立てられている冒険者らしき人が見える。おっさんは放っておくわけにもいかず、弓を出す。ヤギを射た弓では明らかに威力不足なので、より強力なコンパウンドボウを思い浮かべ、ふと、(あ、そう言えばクロスボウには拳銃弾並みの初速を出せるのがあったっけ?)などと、余計なことを考えていた。
そして左手に現れた弓は弓の形をしていなかった。
それは大型のコンパウンドクロスボウの様でありながら、弓であると主張するように左手に収まっている。おっさんもどこか満足したようにそれを引き絞って矢を思い浮かべる。(この場合は甲羅を抜ける様に硬質で重量があった方が良いだろう)と思い浮かべながら引き絞る。
「重っ!」
練習やヤギに用いた弓では全く重さを感じなかったが、この弓は重いとおっさんは苦笑しながらも引き絞る。
一瞬、どこを狙えば良いのか迷ってしまったが、柔らかそうな首の付け根が良いかと狙いを定めて放った。
ドンという音と共に打ち出された矢は目で追う事が出来なかった。その事に驚いているとカメが悲鳴を上げ、首から血を流しながら引っ込める。
「スゲェや、おっちゃん!」
ケインが褒める事に気を良くしたおっさんはさらにトドメとばかりに二射目を引き絞る。
「おっちゃん、甲羅は硬いって!」
ケインのそんな制止を無視するように放たれた二射目は甲羅に穴をあけた。おっさんは首を引っ込めたカメの姿を思い浮かべ、どこを狙えば効果的かを考え、首の上辺りの甲羅を射抜いて首を狙ったのだった。
甲羅に穴をあけた事に驚愕したケインが黙り込んでいると、引っ込めていた首がヌルっと姿を現し、甲羅の穴や首周りから血が流れだしてきた。
「ウソだろ、アイツを弓で射殺すなんて・・・・・・」
ケインはさらに驚いてその場に立ち尽くした。おっさんは逃げていた冒険者へと駆け寄り声を掛けた。
「大丈夫か?」
声で女らしいとは思っていたおっさんだったが、実際に声を掛けるところまで近づいて顔を見ると二十歳そこそこと言ったところだろうと推察した。
遅れてやってきたケインがその女性冒険者を見て呆れたように声を掛けた。
「エミリーの姉ちゃん、また無茶してたんか?銅級から黄銅級に上がりたいのは分かるけど、無茶したら意味ないだろ」
その呆れ声におっさんは彼女の素性を聞いてみたところ、まだ15才の駆け出し冒険者だと知れた。自分の感覚と実年齢の違いに驚くおっさん。
「え?15才?!」
驚くところのおかしさに笑い出すケイン。
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