LOOK AT ME

天宮叶

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僕達って付き合ってるの?

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掲示板に張り出されたテスト結果を見ながら僕はガックシ肩を落とした。

今までで1番最悪な点数と順位に泣きそうになるけれど、相変わらず1位の欄に載っている想い人の名前を見ると少しだけ元気が湧いてくる。光成くんは今回は少し落ちていて17位になってた。
柴くんは相変わらず中間をキープしている。

「ど、どんまい!クレープ奢ってやるから元気出せって。」

隣で張り出された成績表を見ていた光成くんが僕のことを励ましてくれて、それにありがとうって御礼を言うけどやっぱり悲しいものは悲しい。

ちなみに時くんと柴くんは成績には興味ないみたいで屋上でのんびりしてるからここには居ない。

「俺も今回は落ちちゃったからさ~。」

「それでも20位以内でしょ。凄いよ。」

「あんがと~。」

人集りから抜けると2人でのんびり廊下を歩く。

そうしていると目の前から女の子が歩いてきて、僕は避けようと端っこに寄った。

でも、その女の子は何故か真っ直ぐこちらへと歩いて来ていて僕と光成くんは顔を見合わせて首を傾げる。

「あ、あのっ!」

「なんすか?」

その女の子は光成くんの目の前で立ち止まると赤い顔をして光成くんに話しかけた。

「あ、あの…お話があるんですけど…。」

女の子の言葉に光成くんが僕の方をちらって見たから、行ってらっしゃいって僕は手を振って、2人は僕にお礼を言ってから並んで歩いて行ってしまった。

あの様子はきっと告白かなあ…なんて思いながら僕は柴くんの顔を思い浮かべる。

彼がこれを知ったらどうするんだろうって不安が過ぎったから後で光成くんに聞いてみようって思った。
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