56 / 81
僕達って付き合ってるの?
2
しおりを挟む
掲示板に張り出されたテスト結果を見ながら僕はガックシ肩を落とした。
今までで1番最悪な点数と順位に泣きそうになるけれど、相変わらず1位の欄に載っている想い人の名前を見ると少しだけ元気が湧いてくる。光成くんは今回は少し落ちていて17位になってた。
柴くんは相変わらず中間をキープしている。
「ど、どんまい!クレープ奢ってやるから元気出せって。」
隣で張り出された成績表を見ていた光成くんが僕のことを励ましてくれて、それにありがとうって御礼を言うけどやっぱり悲しいものは悲しい。
ちなみに時くんと柴くんは成績には興味ないみたいで屋上でのんびりしてるからここには居ない。
「俺も今回は落ちちゃったからさ~。」
「それでも20位以内でしょ。凄いよ。」
「あんがと~。」
人集りから抜けると2人でのんびり廊下を歩く。
そうしていると目の前から女の子が歩いてきて、僕は避けようと端っこに寄った。
でも、その女の子は何故か真っ直ぐこちらへと歩いて来ていて僕と光成くんは顔を見合わせて首を傾げる。
「あ、あのっ!」
「なんすか?」
その女の子は光成くんの目の前で立ち止まると赤い顔をして光成くんに話しかけた。
「あ、あの…お話があるんですけど…。」
女の子の言葉に光成くんが僕の方をちらって見たから、行ってらっしゃいって僕は手を振って、2人は僕にお礼を言ってから並んで歩いて行ってしまった。
あの様子はきっと告白かなあ…なんて思いながら僕は柴くんの顔を思い浮かべる。
彼がこれを知ったらどうするんだろうって不安が過ぎったから後で光成くんに聞いてみようって思った。
今までで1番最悪な点数と順位に泣きそうになるけれど、相変わらず1位の欄に載っている想い人の名前を見ると少しだけ元気が湧いてくる。光成くんは今回は少し落ちていて17位になってた。
柴くんは相変わらず中間をキープしている。
「ど、どんまい!クレープ奢ってやるから元気出せって。」
隣で張り出された成績表を見ていた光成くんが僕のことを励ましてくれて、それにありがとうって御礼を言うけどやっぱり悲しいものは悲しい。
ちなみに時くんと柴くんは成績には興味ないみたいで屋上でのんびりしてるからここには居ない。
「俺も今回は落ちちゃったからさ~。」
「それでも20位以内でしょ。凄いよ。」
「あんがと~。」
人集りから抜けると2人でのんびり廊下を歩く。
そうしていると目の前から女の子が歩いてきて、僕は避けようと端っこに寄った。
でも、その女の子は何故か真っ直ぐこちらへと歩いて来ていて僕と光成くんは顔を見合わせて首を傾げる。
「あ、あのっ!」
「なんすか?」
その女の子は光成くんの目の前で立ち止まると赤い顔をして光成くんに話しかけた。
「あ、あの…お話があるんですけど…。」
女の子の言葉に光成くんが僕の方をちらって見たから、行ってらっしゃいって僕は手を振って、2人は僕にお礼を言ってから並んで歩いて行ってしまった。
あの様子はきっと告白かなあ…なんて思いながら僕は柴くんの顔を思い浮かべる。
彼がこれを知ったらどうするんだろうって不安が過ぎったから後で光成くんに聞いてみようって思った。
129
お気に入りに追加
601
あなたにおすすめの小説
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる