タブー×ソング〜愛しすぎて家に招待したらあっさり着いてきたので思う存分愛でまくる〜

天宮叶

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イズがどうして俺についてきてくれたのかは分からないし、話したくないのなら俺から聞こうとも思わない。けど、俺を受け入れてくれる理由は聞いてみたい気もするんだ。

「いいってば。それとも俺のお願いはやっぱり叶えられないわけ?」

「ううん。叶えるよ。ただ俺を受け入れてくれる理由が知りたいんだ」

愛する君の願いなら、辛くとも叶えてみせるさ。その対価が君を抱くということならなおさら。でもね、やっぱりイズにもイズ自身を宝物みたいに扱ってほしい。

「理由なんかどうでもいいだろう」

「よくないよ」

イズの背に唇を近づけて、そこに小さな薔薇の花を咲かせる。その微かな痛みにイズがうめいた。

「ねえ、教えて。愛しいイズ」

「っ……あんたが俺のストーカーだったから」

「……は、ははは」

イズの言葉に思わず笑い声が口から飛び出る。イズがなにを言いたいのかはよくわからない。

それでも、俺だけがイズに触れることを許されている気がして嬉しく思えた。

丹念にふやけるまでならしたイズの密孔が誘うようにひくりと収縮を繰り返す。それを間近に見つめながら、早くイズと繋がりたいと口元を綻ばせる。

「俺のことが欲しいって、ここが俺にキスしようとしてるよ」

「んんっ!」

応える様にその場所にもう一度顔を埋めて唇を添えると、舌を出し入れしてあげる。淫乱に腰を振るイズがかわいくてかわいくてエッチでたまらなくなった。

「ああ……もう、我慢できない」

「へっ、!あっ、」
舌を抜いて、服を脱ぎ捨てるとイズを仰向けにしての足を

持ち上げ、自分の昂りを孔へとくっつける。イズが止めようとするのも聞かずにそのまま腰を前へと押し込むと、ゆっくりとイズの中へと俺のものが飲み込まれていく。

「はっ……いきなりっ……んん、苦し……」

「ああ!……イズ、イズの中に入ってるよ。狭くて、温かくて最高だよっ。イズ!イズ!!!イズっ!!」

今にも理性がはち切れそうで、好き勝手に突いてしまいそうになるのを必死に我慢する。

そんな俺をとろんとした瞳で見上げるイズは、はっはっと短い呼吸を繰り返していて少しだけ辛そうだ。

「大丈夫?」

顔にかかる髪を払ってあげながら尋ねる。

「……初めてだからっ……苦しい……」

「……え?初めてなのかい??」

「……そうだけど」

予想もしていなかった事実に驚きを隠せない。俺から視線を逸らしたイズの顔がほんのりと赤く染っていて、それを見て我慢していたものが一気に噴き出してきた。

だって、仕方ないじゃないか!イズが悪い。まさか俺だけがイズを抱くという幸運を与えられた唯一の人間だなんて思ってもいなかったんだから!

「イズっ!!!!」

「わっ、んぷっ、なにすんっ……んっ」

イズの唇に無茶苦茶にしゃぶりつきながら腰を動かしていく。

食いちぎられそうな程に狭いイズの中は正に天国そのもので、目の前のイズの背に天使の羽が見えてくる様だった。

(俺の天使。メシア。ナイチンゲール!!)

「好きだよっ……はあはあっ、好き……愛してるっ、俺には君だけだ……」

「あっ、あ゛ああ……やめっ、深いっ、そこやだ…!あっあっあっ…」

「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い……もっと泣いて」

生理的なものなのか涙を流すイズの目尻にキスをして、彼の涙を舌で舐めとってやる。

潤んで蒸気したイズの顔は最高に俺の興奮を煽ってくるのに、当の本人はそれに気がついていないのか、喘ぎながらも睨みつけてくるから、更に腰が止まらなくなるんだよ。もっとその顔を俺に見せ欲しい。もっと睨んで!もっと君という存在を俺の心に刻み込んで!!

「ひゃっ、ああ……そんなに激しく、するなっ……んっ」

「大丈夫だよ。君が動けなくなっても俺がちゃんと介抱してあげるから」

「そう、いう、ことじゃっ、なっ、いゃ、あ゛っ」

初めてなのにこんなに乱れていけない子だな。

ふふ、これからいくらでも気持ちいいことを教えてあげるからね。そうすれば俺の愛も君に届くのかな?

これからもっともっと、君自身に俺の愛を教えてあげるから覚悟しておいてね。

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