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29、マシントレーニング
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「あ……っ、ぁ、あ……ぁ、んぅ……は、ぁ……っ」
ペニスの中が震えている。
正確に言うなら、ペニスの中にあるマッサージ機が震えている、なのだが、それにぴったりと貼りついた尿道だって、同じく震えているのだから間違いではない。
尿道の中を満遍なくゆらすマッサージ機が、イくには程遠いゆるやかな快感で、休むことなく俺のペニスを責め続けていた。
とても気持ちいいのだが、しっかり固定されたペニスには逃げ場がないため、休ませてもらえないのが少し辛い。
そもそもこのカバーにつけられた小さく光るタコは、所謂、大人の玩具というやつなのではないだろうか。
見た目は少し違うようだが、俺には陰部などに押し当て、その振動で快感を得るための道具にしか見えない。
三田村くんは、本当にこんなものがトレーニング用品だと思っているのか。
間違ったトレーニングなら、やめてもらわなければならないのだが、どうなのだろう。
「みたむら、くん……っ、これ、は……どういう、トレーニング、なのかな」
「このトレーニング、ですか? いま、間宮さんに体験してもらっているのは、腹筋の内側を鍛えるトレーニングです。分かりにくいと思うので、少し触りながら説明しますね。たぶん、間宮さんは、いまこの辺りに力が入っていると思います」
三田村くんの指が、ぷにりと指したのは俺の腹で、タコのスイッチを入れられてからずっと疼いている場所だった。
外から触られてみると、確かにそこに力が入っていることがよくわかる。
自分でも意識していなかったが、自然とそこに力が入るようになっているのだろうか。
「ぅ、ん、たしかに……ぃっ」
だが、触られているというだけで、さらに腹の奥が疼くような気がするのは何故なのだろう。
体の奥がきゅうっと絞られるように切なくなり、ひくひくと震える尿道が、マッサージ機を締め付けてしまう。
思わず、気持ちよくて声が出そうになってしまった。
我慢したつもりだが、三田村くんに気付かれはしなかっただろうか。
「間宮さん、わかってもらえましたね。この部分、つまり腹筋ですが、ここにすごく力が入っている状態がキープできていると思います。外部からの振動を、マッサージ機を使って内側へと送り込み、絶え間なく与え続けることでインナーマッスルを鍛える仕組みです。慣れてきたら、振動を強くしたり、リズムをつけたりすることで、もっと効果的なトレーニングにすることができますよ。間宮さんは初心者ですが、マッサージ機との相性がよく、すでに上級者向けのマッサージ機を使用されていますので、なれてきたらこちらの外部パーツを交換するのがオススメですね。これ以外にもいろいろありますので、試してみたくなったら言ってくださいね。振動パーツの他に、併用できるピストンパーツもあるので、組み合わせてみたらいいトレーニングになると思いますよ」
「そう、なのか。ありがとう、せつめいして、くれて」
思っていたよりも、まともなトレーニングのようだった。
確かに、マッサージ機が震えはじめてからずっと、腹筋に力が入り続けている、気がする。
触られるまでわからなかったが、あれだけ硬くなっていたのだから間違いないだろう。
これだけ直接的に鍛えられるのなら、普通に腹筋をするよりも、もしかしたら効果があるかもしれない。
気持ちいい上に、しっかりトレーニングもできるだなんて、スペシャルコースというだけあって、特別な方法を教えてくれるんだな。
「いえ、疑問に思ったことがあれば、いつでも聞いてくださいね。それじゃあ、僕はそろそろ別のトレーニングの準備をさせてもらおうと思うんですが、いいですか?」
「あ、ああ、よろしく、たのむよ」
「はい。それじゃあ、準備のために少し座面を開きますね。間宮さんは、そのまま座っていてくれて大丈夫ですので、トレーニングを続けてください」
座面を開く、とは、どういうことだろうか。
そう思った時には、ぴったりと腰についていた座面が消失していた。
まるで、ベンチに深く座りすぎてしまったかのように、腰から太ももの半ばが空気に触れていた。
いつの間にか、座面がなくなり、尻が剥き出しになっている。
座面に溜まっていたローションは、ゆっくりとどこかへ落ちていっているようだ。
「ぅ、あっ、なんっ、だ」
「ずいぶん前に中断してしまいましたからね。改めて、ゆっくりと潤すところからはじめていきますよ。間宮さんなら、こちらもすぐに慣れてくれると思います」
背後に移動していた三田村くんの声が聞こえると、すぐに大きな手に包まれた尻が、ゆったりと揉まれはじめた。
ふたつに分かれた肉の山を、ゆっくりと揉みほぐすように持ち上げ、捏ねるように撫でまわされる。
ペニスのことばかりで、すっかり忘れていたが、先程も三田村くんにアナルを触られていたのだった。
「大丈夫ですよ、間宮さん。いまからするのも、全部トレーニング効果を高めるための準備ですからね。痛いことは何もしませんから、こちらは僕に任せてください。間宮さんは、そのトレーニングに集中していてくださいね」
ねっとりとローションを塗りつける三田村くんの手が、再び俺のアナルを探りあて、ゆっくりとしわをのばすように撫でてくる。
「ああ、ぜんぶ、おまかせするよ」
俺はアナルをくるくると撫でられながら、ペニスの中で震える棒に意識を戻す。
今度は、どんな準備になるのだろうか。
喘いでしまいそうになる口を閉じ、震え続けるマッサージ機がくれる快感に集中する。
いまよりもっと気持ちいいなら、スペシャルコースを申し込もうか、と思いながら。
ペニスの中が震えている。
正確に言うなら、ペニスの中にあるマッサージ機が震えている、なのだが、それにぴったりと貼りついた尿道だって、同じく震えているのだから間違いではない。
尿道の中を満遍なくゆらすマッサージ機が、イくには程遠いゆるやかな快感で、休むことなく俺のペニスを責め続けていた。
とても気持ちいいのだが、しっかり固定されたペニスには逃げ場がないため、休ませてもらえないのが少し辛い。
そもそもこのカバーにつけられた小さく光るタコは、所謂、大人の玩具というやつなのではないだろうか。
見た目は少し違うようだが、俺には陰部などに押し当て、その振動で快感を得るための道具にしか見えない。
三田村くんは、本当にこんなものがトレーニング用品だと思っているのか。
間違ったトレーニングなら、やめてもらわなければならないのだが、どうなのだろう。
「みたむら、くん……っ、これ、は……どういう、トレーニング、なのかな」
「このトレーニング、ですか? いま、間宮さんに体験してもらっているのは、腹筋の内側を鍛えるトレーニングです。分かりにくいと思うので、少し触りながら説明しますね。たぶん、間宮さんは、いまこの辺りに力が入っていると思います」
三田村くんの指が、ぷにりと指したのは俺の腹で、タコのスイッチを入れられてからずっと疼いている場所だった。
外から触られてみると、確かにそこに力が入っていることがよくわかる。
自分でも意識していなかったが、自然とそこに力が入るようになっているのだろうか。
「ぅ、ん、たしかに……ぃっ」
だが、触られているというだけで、さらに腹の奥が疼くような気がするのは何故なのだろう。
体の奥がきゅうっと絞られるように切なくなり、ひくひくと震える尿道が、マッサージ機を締め付けてしまう。
思わず、気持ちよくて声が出そうになってしまった。
我慢したつもりだが、三田村くんに気付かれはしなかっただろうか。
「間宮さん、わかってもらえましたね。この部分、つまり腹筋ですが、ここにすごく力が入っている状態がキープできていると思います。外部からの振動を、マッサージ機を使って内側へと送り込み、絶え間なく与え続けることでインナーマッスルを鍛える仕組みです。慣れてきたら、振動を強くしたり、リズムをつけたりすることで、もっと効果的なトレーニングにすることができますよ。間宮さんは初心者ですが、マッサージ機との相性がよく、すでに上級者向けのマッサージ機を使用されていますので、なれてきたらこちらの外部パーツを交換するのがオススメですね。これ以外にもいろいろありますので、試してみたくなったら言ってくださいね。振動パーツの他に、併用できるピストンパーツもあるので、組み合わせてみたらいいトレーニングになると思いますよ」
「そう、なのか。ありがとう、せつめいして、くれて」
思っていたよりも、まともなトレーニングのようだった。
確かに、マッサージ機が震えはじめてからずっと、腹筋に力が入り続けている、気がする。
触られるまでわからなかったが、あれだけ硬くなっていたのだから間違いないだろう。
これだけ直接的に鍛えられるのなら、普通に腹筋をするよりも、もしかしたら効果があるかもしれない。
気持ちいい上に、しっかりトレーニングもできるだなんて、スペシャルコースというだけあって、特別な方法を教えてくれるんだな。
「いえ、疑問に思ったことがあれば、いつでも聞いてくださいね。それじゃあ、僕はそろそろ別のトレーニングの準備をさせてもらおうと思うんですが、いいですか?」
「あ、ああ、よろしく、たのむよ」
「はい。それじゃあ、準備のために少し座面を開きますね。間宮さんは、そのまま座っていてくれて大丈夫ですので、トレーニングを続けてください」
座面を開く、とは、どういうことだろうか。
そう思った時には、ぴったりと腰についていた座面が消失していた。
まるで、ベンチに深く座りすぎてしまったかのように、腰から太ももの半ばが空気に触れていた。
いつの間にか、座面がなくなり、尻が剥き出しになっている。
座面に溜まっていたローションは、ゆっくりとどこかへ落ちていっているようだ。
「ぅ、あっ、なんっ、だ」
「ずいぶん前に中断してしまいましたからね。改めて、ゆっくりと潤すところからはじめていきますよ。間宮さんなら、こちらもすぐに慣れてくれると思います」
背後に移動していた三田村くんの声が聞こえると、すぐに大きな手に包まれた尻が、ゆったりと揉まれはじめた。
ふたつに分かれた肉の山を、ゆっくりと揉みほぐすように持ち上げ、捏ねるように撫でまわされる。
ペニスのことばかりで、すっかり忘れていたが、先程も三田村くんにアナルを触られていたのだった。
「大丈夫ですよ、間宮さん。いまからするのも、全部トレーニング効果を高めるための準備ですからね。痛いことは何もしませんから、こちらは僕に任せてください。間宮さんは、そのトレーニングに集中していてくださいね」
ねっとりとローションを塗りつける三田村くんの手が、再び俺のアナルを探りあて、ゆっくりとしわをのばすように撫でてくる。
「ああ、ぜんぶ、おまかせするよ」
俺はアナルをくるくると撫でられながら、ペニスの中で震える棒に意識を戻す。
今度は、どんな準備になるのだろうか。
喘いでしまいそうになる口を閉じ、震え続けるマッサージ機がくれる快感に集中する。
いまよりもっと気持ちいいなら、スペシャルコースを申し込もうか、と思いながら。
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