プティカリーノ

うしお

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26、ご褒美の続きと新しい知識

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そこからの三田村くんは、本当にすごかった。

「ん゛ぐぅう゛う゛ぅう゛う゛ぅッッ」

「ああ、やっぱりこの奥が一番気持ちいいんですか。でも、まわすだけじゃ物足りないって感じですね。いいですよ。間宮さんの大好きなピストンも足しておきましょうね」

口を塞いだままの俺から何がわかるのか、三田村くんは固定された俺のペニスの中を、マッサージ機で容赦なく掻きまわした。
ぐちゅぐちゅぐちょぐちょと、ペニスの中を激しく捏ねまわし、ぢゅぷっぢゅぷっと容赦ないピストンで責め立てる。
この快感に慣れたと思っていたのは俺の勘違いで、三田村くんにかなり手加減されていただけなのだと思い知らされた。
三田村くんは、少しでも俺の反応がいいと判断すれば、慣れることもできないような激しさでそこばかりを責め続け、少しでも慣れてきたと判断すれば、また別のところを責めはじめる。
やっぱり、三田村くんはトレーニングの鬼だな、と思うのと同時に、もうやりたくないと言っただろう人たちの気持ちが少しはわかるような気がした。
本当におかしくなりそうなくらい、何をされても気持ちよくてたまらないだなんて。
こんなのが癖になったら、普通に暮らしていける気がしなかったんだろう。

ペニスは常にびくびくと震え、先走りがあふれ続ける。
それがまた、荒ぶるマッサージ機の動きを助けていた。
いつイってもおかしくないだけの快感を捩じ込まれ、涙も唾液もだらしなく垂れ流しながら喘ぎ続ける。
もう、それ以外のことなど、何もさせてもらえなかった。

「すごいな、どんどんあふれてきてる。間宮さんは、これが気持ちいいことだって、思ってくれてるってことですよね。僕がいっぱいトレーニングしても大丈夫な人がいるなんて、すごく嬉しいです。間宮さんは、やっぱり特別な人だったんですね。ふふっ、この気持ちよさを、しっかり覚えておいてくださいね。きっと、間宮さんが気持ちいいって思えるトレーニングをしてあげられるのは、このジムの中でも僕くらいしかいないと思います。だから、これからも僕だけをトレーナーに選んでください。他のトレーナーなんて選べなくなるくらい僕が、間宮さんをいっぱい鍛えていきますから」

きゅうっとかたくなっていた奥に、マッサージ機がずぶずぶと押し込まれ、その中をぐるぐると掻き混ぜながらゆるやかなピストンをしはじめる。
尿道よりもきつくて狭くて、どこよりも敏感に快感を拾う場所が、いきなり狙い撃ちにされていた。
こんなにすごい快感に慣れてしまったら、絶対にダメになってしまうのに、強弱をつけながら繰り返される快感に、体がどんどん慣らされていく。
掻きまわされる快感も、ピストンされる快感も、俺の体はされるがまま、すべてを受け止めはじめていた。
もっと、もっと、気持ちよくなりたいと、ペニスの奥が疼き続けている。

「間宮さんが大好きなここは、前立腺っていうんですよ。名前を覚えておいてくださいね。ちゃんと名前を知っていたら、おねだりがもっとしやすくなりますから。ここは外から触っても気持ちよくなれるんですよ。中でこれだけ気持ちよくなれるなら、一緒に触ればもっと気持ちよくなれると思います。少し試してみましょうか」

「……ぅあ゛っ、あ゛ぁあ゛あ゛ぁぁあ゛あ゛ぁ……っ」

口を塞いでいた手が外されると、抑えられていた悲鳴が口からあふれ出した。
三田村くんの手は、そのままローションに濡れた座面へと向かい、固定されたペニスの下、陰嚢の奥へと入り込んでくる。
ローションに濡れた手が、椅子と俺の間でぬちゃりと音を立てても、ペニスの中を掻き混ぜるぐちゃぐちゃという水音には敵わない。
ほとんど隙間のないそこに、無理矢理入り込んできた三田村くんの手が、そのまま真上にある俺の体を揃えた指先でぐぐっと押し上げた。

「あ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁぁあ゛あ゛ぁッッ」

本当に狂ってしまうかと思った。
まわりながらピストンを繰り返すマッサージ機を、三田村くんの指先が的確に捉え、下からぐぐっと押し上げてくる。
二本の指が、まわるマッサージ機の外側に添えられ、ゆっくりとマッサージでもするように捏ねはじめた。
前立腺と呼ばれた場所が、中と外から挟み撃ちにされ、ぐりゅぐりゅと捏ねるように責められている。

「ん゛ぁあ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁッッ、じぇん゛ぃちゅ、えん゛ッッ、もん゛らあ゛めぇえ゛え゛ぇえ゛え゛ぇッッ」

「そう、そうですよ、間宮さん。ここが前立腺です。すごいな、もう名前を覚えてくれたんですね。やっぱり一番好きなところだから、覚えるのも早いのかな。それなら、もっと好きになれるように、いっぱい気持ちよくしてあげないといけませんね」

その声を聞けば、顔を見なくてもわかってしまう。
三田村くんは、きっといま素敵な笑顔で笑っているだろうということが。
俺には、逃げるという選択肢など、はじめからないということが。

「ぁ゛……っ、ぃ……ぅ……っ、ぁ、あ゛ぁ……っ、ぃぐぅ……ぅう゛ぅ……っ」

波のように押し寄せながら、高まり続ける熱に押され続け、俺の体はついに絶頂を目指しはじめた。
俺の前立腺には、三田村くんが見つけたという最適な回転とピストン、そこへさらに外からの刺激までもが加えられている。
三田村くんの手は、俺を快楽の中に沈めようとするかのように、動き続けていた。
一度は、狂うかと思うまで高められた快感も、いまは穏やかに気持ちよくなれるだけのものに変わっている。
一度、激しくしてから、少しずつ弱めていく。
それは、先程も使われた慣らし方だった。

「ふふっ、本当に間宮さんはすごいな。初めてなのに、前立腺の中をほじられてイけちゃうんですか? これが気持ちいいなんて、すごい才能ですよ。ああ、本当だ。びくびくしてきましたね。もうこのまま、前立腺でイっちゃうのかな。イっちゃうんでしょうね。だって、間宮さん、ずっと先っぽからお漏らししてますもんね。気持ちいいから、いろいろ出ちゃってるんでしょう。すごく必死にイきたがってる感じがして、可愛いですね。ここ、ずっとびくびくしてます。前立腺の中を、くるくるほじられてるのに、イきたいよーって一生懸命訴えてるみたいですね」

前立腺を陰嚢の下から、くんっくんっと押し上げられつつかけられる言葉に、ぞくぞくと震える。
いまの自分の状態を、実況されるなんて恥ずかしいのに、それすらも気持ちよくてたまらない。
中と外から責められている前立腺が、三田村くんの指に反応して絶頂へと駆け上がっていく。
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