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21、トレーニング開始とセルフカウント
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「あ……っ、ぁ、あ……ぁ、んぅ……は、ぁ……っ」
「ここにもたっぷり入れておきましょうね」
その切なさは、すぐに入ってきたローションによって埋められた。
尿道に挿入されたノズルから、ほのかにあたたかいローションが流れ込んでくる。
狭い穴は、すぐにいっぱいになり、抜かれたノズルの代わりにマッサージ機が入り込んで、注がれたローションをぐぶぐぶと押し込んでいく。
それを、二度、三度と繰り返してから、マッサージ機は、再び尿道の奥まで埋め込まれた。
「あ……ぁ、くぅ、ん……っ」
切なさは埋められ、もうすでにもどかしさに変わっている。
腹の奥に、熱の塊が溜まっているようだ。
早く、動かしてもらいたい。
「このくらいかな? それでは、間宮さん。これから僕がマッサージ機を奥に入れますので、大きな声で、いち、と数えてください。それから、中でゆっくりと十回まわしますので、そちらのカウントもお願いします。十回まわし終わったら、今度は抜きますので、また、大きな声で、いち、と数えてください。この動作をひとつとカウントして、これから十回繰り返しますよ」
「はは……っ、なんだか、トレーニング、みたいだね」
「違いますよ、間宮さん。トレーニングみたい、ではなく、これは歴としたトレーニングですからね。だから、僕にも聞こえるように、大きな声できちんとカウントするのを忘れないでください。ちゃんと数えていただけないと、間違えて多くしてしまうかもしれませんから、くれぐれも数え忘れには注意してくださいね」
カウントやセットなどと言われると、なんだかいつものトレーニングをはじめる時と変わらないな、と思ってしまう。
なんとなく、三田村くんもいつものトレーナーとしての顔をしている気がした。
思わず、そう声をかければ、爽やかな笑顔の三田村くんがこちらを見て言う。
きりっとしてとても格好いい。
「ぅ、うん……っ、そうだね、数え、間違えたら、大変だね」
「ええ、もちろんですよ。くれぐれも、数え間違えたりしないよう、しっかり数えてくださいね」
三田村くんに注意されながら、なんだか「間違えた方がいい」と言われているような気になってしまう。
そんなことは、一言も言っていないのに、これがフラグってやつなのか。
俺は、どうすればいいんだろうか。
もしかして、わざと間違えて、たくさんしてもらうのもありなんだろうか。
想像するだけで、どきどきしてしまう。
この奥で、くるくるしてもらったら、どんなに気持ちよくなれるのだろうか。
「ぃっ、ちぃッッ」
だが、そんなバカな考えは、三田村くんが手を動かしはじめた瞬間から、考えるまでもないことなのだと思い知らされる。
マッサージ機は追加されたローションのおかげで、さっきよりもなめらかに尿道の奥へ入り込んできた。
それだけで、全身がぞわりと粟立つ。
さっきよりも、きつく締まっていたその場所を、太くてねじれた先端は、無理入り込んで、ぐいぐいと押し拡げていく。
まるで、初めて入れられたみたいにみしみしと軋んでるのに、こりこりこりと引っ掻かれてしまったら、もう気持ちよくてたまらない。
そこに溜まっていた熱に、火がついてしまったみたいだ。
目の前で、ぱちぱちと白い火花が散っていた。
こんなにすごいものを、十回だなんて耐えられるわけがない。
まだ最初の挿入だというのに、俺のキャパシティーはもう限界を越えてしまいそうだった。
このまま続けられたら、おかしくなってしまう。
「しっかり入りましたね。次は、間宮さんのリクエストを叶える番ですよ。ここから十回、ゆっくりとまわしていきますからね。ちゃんと数えてくださいね」
「ゃ、みたむぁ、くん、まっ、い゛ぁあ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁッッ」
ぱちぱちと火花が散る中、必死に出した制止の声は、三田村くんには届いてくれなかった。
止めるための手は、椅子に拘束されてしまって動かない。
じくじくと痛むそこで、ねじれた先端が今度はゆっくりと回転していく。
先端を咥えた場所が、ねじれた棒にごりごりと削られながら押し拡げられ、後ろに続くでこぼこが尿道の中を満遍なく刺激しはじめた。
まっすぐに固定されたペニスの中を、まっすぐに入り込んだマッサージ機が、容赦なく掻きまわしていく。
尿道の中でまわされても、耐えられるようになっていたから平気だと思っていたのに。
まさか、奥に入っただけでこんなに変わるだなんて、思いもしなかった。
「うーん、いまのは、いち、には聞こえなかったですね。よし、それじゃあ、もう一度ですね。最初からはじめましょう。ちゃんと、いちからカウントしてくださいね」
「ひ、ひぁ、ひぁう……っ、ま、まっへ、ぇあ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁぁあ゛あ゛ぁッッ」
「ダメですよ、間宮さん。カウントはお任せしたじゃないですか。ちゃんと数えてくれないと困りますよ。僕は何回まわしたか、数えてないのでわかりませんからね。ほら、間宮さん。また最初からはじめますよ」
「ここにもたっぷり入れておきましょうね」
その切なさは、すぐに入ってきたローションによって埋められた。
尿道に挿入されたノズルから、ほのかにあたたかいローションが流れ込んでくる。
狭い穴は、すぐにいっぱいになり、抜かれたノズルの代わりにマッサージ機が入り込んで、注がれたローションをぐぶぐぶと押し込んでいく。
それを、二度、三度と繰り返してから、マッサージ機は、再び尿道の奥まで埋め込まれた。
「あ……ぁ、くぅ、ん……っ」
切なさは埋められ、もうすでにもどかしさに変わっている。
腹の奥に、熱の塊が溜まっているようだ。
早く、動かしてもらいたい。
「このくらいかな? それでは、間宮さん。これから僕がマッサージ機を奥に入れますので、大きな声で、いち、と数えてください。それから、中でゆっくりと十回まわしますので、そちらのカウントもお願いします。十回まわし終わったら、今度は抜きますので、また、大きな声で、いち、と数えてください。この動作をひとつとカウントして、これから十回繰り返しますよ」
「はは……っ、なんだか、トレーニング、みたいだね」
「違いますよ、間宮さん。トレーニングみたい、ではなく、これは歴としたトレーニングですからね。だから、僕にも聞こえるように、大きな声できちんとカウントするのを忘れないでください。ちゃんと数えていただけないと、間違えて多くしてしまうかもしれませんから、くれぐれも数え忘れには注意してくださいね」
カウントやセットなどと言われると、なんだかいつものトレーニングをはじめる時と変わらないな、と思ってしまう。
なんとなく、三田村くんもいつものトレーナーとしての顔をしている気がした。
思わず、そう声をかければ、爽やかな笑顔の三田村くんがこちらを見て言う。
きりっとしてとても格好いい。
「ぅ、うん……っ、そうだね、数え、間違えたら、大変だね」
「ええ、もちろんですよ。くれぐれも、数え間違えたりしないよう、しっかり数えてくださいね」
三田村くんに注意されながら、なんだか「間違えた方がいい」と言われているような気になってしまう。
そんなことは、一言も言っていないのに、これがフラグってやつなのか。
俺は、どうすればいいんだろうか。
もしかして、わざと間違えて、たくさんしてもらうのもありなんだろうか。
想像するだけで、どきどきしてしまう。
この奥で、くるくるしてもらったら、どんなに気持ちよくなれるのだろうか。
「ぃっ、ちぃッッ」
だが、そんなバカな考えは、三田村くんが手を動かしはじめた瞬間から、考えるまでもないことなのだと思い知らされる。
マッサージ機は追加されたローションのおかげで、さっきよりもなめらかに尿道の奥へ入り込んできた。
それだけで、全身がぞわりと粟立つ。
さっきよりも、きつく締まっていたその場所を、太くてねじれた先端は、無理入り込んで、ぐいぐいと押し拡げていく。
まるで、初めて入れられたみたいにみしみしと軋んでるのに、こりこりこりと引っ掻かれてしまったら、もう気持ちよくてたまらない。
そこに溜まっていた熱に、火がついてしまったみたいだ。
目の前で、ぱちぱちと白い火花が散っていた。
こんなにすごいものを、十回だなんて耐えられるわけがない。
まだ最初の挿入だというのに、俺のキャパシティーはもう限界を越えてしまいそうだった。
このまま続けられたら、おかしくなってしまう。
「しっかり入りましたね。次は、間宮さんのリクエストを叶える番ですよ。ここから十回、ゆっくりとまわしていきますからね。ちゃんと数えてくださいね」
「ゃ、みたむぁ、くん、まっ、い゛ぁあ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁッッ」
ぱちぱちと火花が散る中、必死に出した制止の声は、三田村くんには届いてくれなかった。
止めるための手は、椅子に拘束されてしまって動かない。
じくじくと痛むそこで、ねじれた先端が今度はゆっくりと回転していく。
先端を咥えた場所が、ねじれた棒にごりごりと削られながら押し拡げられ、後ろに続くでこぼこが尿道の中を満遍なく刺激しはじめた。
まっすぐに固定されたペニスの中を、まっすぐに入り込んだマッサージ機が、容赦なく掻きまわしていく。
尿道の中でまわされても、耐えられるようになっていたから平気だと思っていたのに。
まさか、奥に入っただけでこんなに変わるだなんて、思いもしなかった。
「うーん、いまのは、いち、には聞こえなかったですね。よし、それじゃあ、もう一度ですね。最初からはじめましょう。ちゃんと、いちからカウントしてくださいね」
「ひ、ひぁ、ひぁう……っ、ま、まっへ、ぇあ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁぁあ゛あ゛ぁッッ」
「ダメですよ、間宮さん。カウントはお任せしたじゃないですか。ちゃんと数えてくれないと困りますよ。僕は何回まわしたか、数えてないのでわかりませんからね。ほら、間宮さん。また最初からはじめますよ」
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