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17、隘路貫通
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「あ゛っ、あ゛っ、なにっ、そこっ、だめっ、はいらないっ」
くるくるとんとんと尿道を拡げながら、進んでいたマッサージ機が、ついに尿道の終わりにたどり着いた。
とんっとぶつかった先が、びりびりと痺れのような感覚を全身に伝えてくる。
三田村くんの持つマッサージ機が、くるくるとそこで回転すると、その先端がほんの少しだけくぷっと中に入り込んだような気がした。
その瞬間、全身がぞわりと粟立つ。
「ひンンッ」
尿道を初めて拡げた時よりも、はるかに強い違和感があった。
自分で小指を入れた時にはなかったが、いまは尿道の奥が拒絶の意思を示している。
そこを直接見ることはできないが、これ以上奥には入ってくるなとばかりに、閉ざされているのを感じた。
「三田村くん、そこには、もう入らないと思うから……」
「いえ、このマッサージ機は、この奥までしっかり入れないとダメなんですよ。ほら、まだこんなに残ってますよね。このあたりまで入れておかないと、一番マッサージしてあげたいところには届かないので、もう少しだけがんばってください。大丈夫、リラックスしてくれれば、きっと入りますからね。いまは、ここにもう少しジェルを足して、気持ちよくなっておきましょうか」
思わずギブアップしようとしたのを遮り、三田村くんはペニスに飲み込ませたマッサージ機の残りの長さを見せつけながら説明してくれる。
三田村くんが掴んでいるところ以外のほとんどを、俺のペニスの中に入れてしまうつもりなのだと知って、その長さに対する怖さよりも興味の方が湧いてしまう自分が怖い。
本来、出すべき穴から物を入れるなんて、おかしなことをしてるはずなのに、それが気持ちいいことだと認識していて、もっとしてみたいと思ってしまうのだから。
「間宮さん、一旦、これを抜きますよ」
「あ、うん、お願いす……ぅ゛あ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁッッ」
どきどきしている間に、三田村くんから優しく声をかけられて、頷いた途端に抜き出されていた。
ねじれたりでこぼこしていたりと少し複雑な形をしているマッサージ機が、ずりゅりゅりゅと尿道の中を激しく引っ掻きながら外まで出てくる。
ペニスがおかしくなってしまったみたいに気持ちよくて、逆撫でにされた尿道は痺れたようになり、ずっと放尿している最中のような感覚がなくならなかった。
その気持ちよさで、射精しなかったのが奇跡のようだ。
精液が出てしまってしたら、もう気持ちいいことはしてもらえなくなってしまう。
何も出ていないのを確認して、危ないところだったとほっとする。
マッサージ機を全部抜かれても、尿道からその感覚はなくなっていなかった。
抜けた穴にジェルのノズルが差し込まれた時には、また悲鳴をあげてしまった。
どうやら、俺の尿道は、何か物を入れられると気持ちよくなってしまう場所に変わってしまったらしい。
「あ゛ぁあ゛あ゛ぁっ、あづぃの、きでるよぉっ、おぐまで、ぎぢゃう゛よぉ……っ」
「ええ、そうですね。とっても上手に飲み込めてますよ。今度こそ、マッサージ機が奥まで入るようにがんばりましょうね。だから、そんなに心配そうな顔をしないでください。今度はちゃんと入ってくれますよ。ジェルもさっきより奥まで入ってくれましたからね。だから、間宮さんはリラックスしながら、待っててくれるだけで大丈夫ですよ」
再び、差し込んだノズルから、俺の尿道にジェルがぐぶぐぶと入り込んでくる。
今度は、さっきよりも深いところまで、あたたかなジェルで満たされてしまう。
マッサージ機を、受け入れたところまで、しっかりとジェルは届いていた。
すぐに、あの熱がやってくる。
暴れたくなる気持ちを押さえながら、自分でペニスを持ち上げ、三田村くんにも見えるように、尿道口を押し開く。
「あっ、ああっ、みたむら、くぅ、ん……っ、は、はやくぅ……っ、マッサージ、き、ちょうだぃ……っ、ここに、いれてぇ……っ、ずぼずぼ、されたぃ、マッサージ、されたぃの、おねがぃ、おくまで、いっぱいにしてぇ……っ」
くぱりと開いた尿道口を前に、ごくりと聞こえたのはどこからだったか。
「ああ、すごく上手にお願いしてくれましたね。こちらにもたっぷり塗って、すぐにでも奥まで埋めてしまいましょう。これはまだ準備ですからね。早く全部終わらせて、間宮さんのために、このマッサージ機を動かしてあげたいです」
「ぅん……っ、ぜんぶ、してぇ……っ」
「はい。全部、僕とだけしましょうね」
それからすぐ、開いた尿道口にマッサージ機の先端がくぷっと差し込まれ、馴染ませるようにくるりと一度だけまわった。
入口をくすぐられるような動きに、はぁーっと大きく息を吐けば、マッサージ機はそのまままっすぐ、尿道の終わりまで一気ににゅぷーっと押し込まれてくる。
尿道の内側をこりりりりっと連続で引っ掻かれるような快感に仰け反れば、全身が勝手にがくがくと震え、自分のペニスなんて持っていられなくなった。
「そのまま、寄りかかっていていいですからね」
「……ん゛ぁあ゛あ゛あ゛あ゛ぁッッ」
俺の代わりにペニスを掴んだ三田村くんがそう言って、次の瞬間には、尿道の奥に大きくねじれたマッサージ機の先端を捩じ込んで開いていた。
ジェルに濡れたマッサージ機は、すごく簡単ににゅるっと奥まで入り込んだのに、受け入れた場所は、無理矢理拡げられたのと同じ痛みに軋んだ。
きつく閉じていた場所が、力ずくで拡げられてしまったかのように、ずくずくと疼くような痛みが体の奥に居座っている。
「すみません、いまのはちょっと痛かったですね。痛みが落ち着くまで、しばらくこのままお休みしましょうか」
「み、みたむら、くん……っ、こ、これ……さっ、ぅ、うごかしたら、きっ、きもち、いぃの、かなぁ……っ」
ペニスから、マッサージ機が少しだけ見えている。
尿道の奥はいまだにずくずくと疼いているが、三田村くんの休もうという提案に、俺は素直に頷けなかった。
痛みよりもはるかに大きくなった好奇心が、疼いているそこを撫でて欲しいと訴えている。
尿道と同じく入ったのなら、そこも気持ちいいのではないかと期待していた。
「……優しく、動かして、みましょうか?」
一瞬、三田村くんが、驚いたように目を見開いていたような気がした。
だが、瞬きをしたあと、もう一度見た三田村くんは、いつものように優しく目を細めて微笑んでいるだけだ。
それから、もう一度確認するように、俺の希望を聞いてくれる。
「……ぅ、ん、して……っ、そこっ、そこも、なでなで、して、ほしぃ……っ」
「ええ、任せてください。間宮さんがお願いしてくれたので、撫で撫でしてあげましょうね。それから、残っている分も、全部入れてしまいましょう」
くるくるとんとんと尿道を拡げながら、進んでいたマッサージ機が、ついに尿道の終わりにたどり着いた。
とんっとぶつかった先が、びりびりと痺れのような感覚を全身に伝えてくる。
三田村くんの持つマッサージ機が、くるくるとそこで回転すると、その先端がほんの少しだけくぷっと中に入り込んだような気がした。
その瞬間、全身がぞわりと粟立つ。
「ひンンッ」
尿道を初めて拡げた時よりも、はるかに強い違和感があった。
自分で小指を入れた時にはなかったが、いまは尿道の奥が拒絶の意思を示している。
そこを直接見ることはできないが、これ以上奥には入ってくるなとばかりに、閉ざされているのを感じた。
「三田村くん、そこには、もう入らないと思うから……」
「いえ、このマッサージ機は、この奥までしっかり入れないとダメなんですよ。ほら、まだこんなに残ってますよね。このあたりまで入れておかないと、一番マッサージしてあげたいところには届かないので、もう少しだけがんばってください。大丈夫、リラックスしてくれれば、きっと入りますからね。いまは、ここにもう少しジェルを足して、気持ちよくなっておきましょうか」
思わずギブアップしようとしたのを遮り、三田村くんはペニスに飲み込ませたマッサージ機の残りの長さを見せつけながら説明してくれる。
三田村くんが掴んでいるところ以外のほとんどを、俺のペニスの中に入れてしまうつもりなのだと知って、その長さに対する怖さよりも興味の方が湧いてしまう自分が怖い。
本来、出すべき穴から物を入れるなんて、おかしなことをしてるはずなのに、それが気持ちいいことだと認識していて、もっとしてみたいと思ってしまうのだから。
「間宮さん、一旦、これを抜きますよ」
「あ、うん、お願いす……ぅ゛あ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁッッ」
どきどきしている間に、三田村くんから優しく声をかけられて、頷いた途端に抜き出されていた。
ねじれたりでこぼこしていたりと少し複雑な形をしているマッサージ機が、ずりゅりゅりゅと尿道の中を激しく引っ掻きながら外まで出てくる。
ペニスがおかしくなってしまったみたいに気持ちよくて、逆撫でにされた尿道は痺れたようになり、ずっと放尿している最中のような感覚がなくならなかった。
その気持ちよさで、射精しなかったのが奇跡のようだ。
精液が出てしまってしたら、もう気持ちいいことはしてもらえなくなってしまう。
何も出ていないのを確認して、危ないところだったとほっとする。
マッサージ機を全部抜かれても、尿道からその感覚はなくなっていなかった。
抜けた穴にジェルのノズルが差し込まれた時には、また悲鳴をあげてしまった。
どうやら、俺の尿道は、何か物を入れられると気持ちよくなってしまう場所に変わってしまったらしい。
「あ゛ぁあ゛あ゛ぁっ、あづぃの、きでるよぉっ、おぐまで、ぎぢゃう゛よぉ……っ」
「ええ、そうですね。とっても上手に飲み込めてますよ。今度こそ、マッサージ機が奥まで入るようにがんばりましょうね。だから、そんなに心配そうな顔をしないでください。今度はちゃんと入ってくれますよ。ジェルもさっきより奥まで入ってくれましたからね。だから、間宮さんはリラックスしながら、待っててくれるだけで大丈夫ですよ」
再び、差し込んだノズルから、俺の尿道にジェルがぐぶぐぶと入り込んでくる。
今度は、さっきよりも深いところまで、あたたかなジェルで満たされてしまう。
マッサージ機を、受け入れたところまで、しっかりとジェルは届いていた。
すぐに、あの熱がやってくる。
暴れたくなる気持ちを押さえながら、自分でペニスを持ち上げ、三田村くんにも見えるように、尿道口を押し開く。
「あっ、ああっ、みたむら、くぅ、ん……っ、は、はやくぅ……っ、マッサージ、き、ちょうだぃ……っ、ここに、いれてぇ……っ、ずぼずぼ、されたぃ、マッサージ、されたぃの、おねがぃ、おくまで、いっぱいにしてぇ……っ」
くぱりと開いた尿道口を前に、ごくりと聞こえたのはどこからだったか。
「ああ、すごく上手にお願いしてくれましたね。こちらにもたっぷり塗って、すぐにでも奥まで埋めてしまいましょう。これはまだ準備ですからね。早く全部終わらせて、間宮さんのために、このマッサージ機を動かしてあげたいです」
「ぅん……っ、ぜんぶ、してぇ……っ」
「はい。全部、僕とだけしましょうね」
それからすぐ、開いた尿道口にマッサージ機の先端がくぷっと差し込まれ、馴染ませるようにくるりと一度だけまわった。
入口をくすぐられるような動きに、はぁーっと大きく息を吐けば、マッサージ機はそのまままっすぐ、尿道の終わりまで一気ににゅぷーっと押し込まれてくる。
尿道の内側をこりりりりっと連続で引っ掻かれるような快感に仰け反れば、全身が勝手にがくがくと震え、自分のペニスなんて持っていられなくなった。
「そのまま、寄りかかっていていいですからね」
「……ん゛ぁあ゛あ゛あ゛あ゛ぁッッ」
俺の代わりにペニスを掴んだ三田村くんがそう言って、次の瞬間には、尿道の奥に大きくねじれたマッサージ機の先端を捩じ込んで開いていた。
ジェルに濡れたマッサージ機は、すごく簡単ににゅるっと奥まで入り込んだのに、受け入れた場所は、無理矢理拡げられたのと同じ痛みに軋んだ。
きつく閉じていた場所が、力ずくで拡げられてしまったかのように、ずくずくと疼くような痛みが体の奥に居座っている。
「すみません、いまのはちょっと痛かったですね。痛みが落ち着くまで、しばらくこのままお休みしましょうか」
「み、みたむら、くん……っ、こ、これ……さっ、ぅ、うごかしたら、きっ、きもち、いぃの、かなぁ……っ」
ペニスから、マッサージ機が少しだけ見えている。
尿道の奥はいまだにずくずくと疼いているが、三田村くんの休もうという提案に、俺は素直に頷けなかった。
痛みよりもはるかに大きくなった好奇心が、疼いているそこを撫でて欲しいと訴えている。
尿道と同じく入ったのなら、そこも気持ちいいのではないかと期待していた。
「……優しく、動かして、みましょうか?」
一瞬、三田村くんが、驚いたように目を見開いていたような気がした。
だが、瞬きをしたあと、もう一度見た三田村くんは、いつものように優しく目を細めて微笑んでいるだけだ。
それから、もう一度確認するように、俺の希望を聞いてくれる。
「……ぅ、ん、して……っ、そこっ、そこも、なでなで、して、ほしぃ……っ」
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