プティカリーノ

うしお

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13、おねだりと最後の選択

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「間宮さん、この件に関して、僕はお手伝いしかしてあげられないんですよ。これは、間宮さんに、自分で決めてもらわないといけないことですからね。でも、ちゃんと言葉にしてくれたら、僕は必ず間宮さんの力になります。だから、僕にお願いしたいことがあったら、はっきりおっしゃってくださいね」

どうすればいいのかわからないと、思っていることに気付いてくれたのか、三田村くんがアナルをゆっくり撫でながら、優しく俺に教えてくれる。
そういえば、さっきも三田村くんは、俺が使いたいと言ったら、なんて言い方をしていたのを思い出した。
そうか、俺が自分で道具を使いたいとお願いしないといけないのか、と。

「……ぁ、ん……っ、三田村、くん、お願いだ。その道具を、俺に……っ、使わせて、くれないかな……そ、そのっ、俺の、ペ……っ、ペニスを、だね……っ、しゃ……射精、できなくして、欲しいんだ……っ」

「間宮さん、念のため確認しますね。本当に射精ができなくなってもいいんですか?」

「そ、その……」

言っているうちに恥ずかしくなって、たくさんどもってしまった。
お願いしながら、これを動かすのはどうなのか、と指も入れたままで止まっている。
変なことをお願いをしてしまったせいで、顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。
かなり聞き取りにくかったと思うのだが、三田村くんには、ちゃんと届いてくれたようだ。
優しく聞き返してくる。
ただ、その内容は、素直にうんと頷けないものだった。
なんでそんなことをお願いしてしまったのか、と恥ずかしくてたまらないし、いますぐにだって射精がしたいくらいだ。
射精ができなくなっていいなんて、即答することができない。

「間宮さん、ちゃんと答えてください。こんなに苦しそうですよ。本当に、道具を使って精液を出せなくしてしまってもいいんですか?」

「あぅううぅっ」

三田村くんの手が、ペニスをきゅうっと握り込む。
中にある小指が、きついと感じるような強さに、思わず悲鳴を上げてしまった。
俺の指と三田村くんの手に挟まれたペニスは、痛いはずなのにさらに硬くなって悦びはじめる。
少し動いただけで、ごりごりと擦れ、痛くなるとわかっているのに、ゆれる腰が止められない。
三田村くんの手で、勝手にペニスを扱いてしまっている。
気持ちよくて、腰が止まらない。

「間宮さん、さっきからずっと腰がゆれてますよ。やっぱり射精がしたいんじゃないですか? せっかくここまできましたが、今日はもうトレーニングをやめることにして、ここで精液を出してしまいましょうか?」

「そ、それは、ダメだよ……!」

「どうしてですか? 本当は、もう精液を出したいんでしょう? 穴にハマったこの指を引き抜いて、こうやってたくさん扱きながら、びゅうびゅう精液を出してイきたいんじゃないですか?」

「は、ぁ……っ」

三田村くんは、勝手に腰を振ってしまう俺のペニスに新しいジェルを落とすと、小指のまわりをくるりと撫でた。
尿道がじんわりとあたたかくなって、すぐにやってきた蕩けるような気持ちよさに、思わず吐息が漏れてしまう。
くるりくるりと何度か小指のまわりを撫でた三田村くんは、そのままペニスをぬちゅぬちゅと扱きはじめた。
自分で腰をゆらすよりも気持ちよくて、がくがくと腰が振ってしまう。

「あ゛っ、あ゛あ゛っ、み、三田村、くぅ……んっ、くぅうぅッッ、ま、待ってぇ……ッッ」

「待ってしまって、本当にいいんですか? 間宮さん、いま、すごく気持ちよさそうな顔をしているのに。ほら、鏡を見てください。可哀想なくらい一生懸命腰を振って、このまま射精したいっておねだりしてるみたいでしょう? それなのに、本当にやめてしまっていいんですか?」

「あ゛っ、激し……っ、だ、だめっ、それ、だめっ、とけるっ、とけちゃぅ……っ」

ペニスを激しく扱かれて、がくがくと腰を振る俺の耳元で、三田村くんが囁いた。
まるで、誰かに聞かれてしまってはいけないとばかりに、ひそひそと。
その唇はとても近くて、俺の耳を食めてしまうほどだ。
掠めるだけでも気持ちよかった唇が、俺の耳をはむはむと食んでいる。
それが堪えきれないほど気持ちよくて、首をすくめながら鏡を見れば、情けないほど蕩けた顔で必死に腰を振る自分の姿がそこにあった。
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