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87、早起きは…得?
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気が付いたら、やわらかいものに優しく包みこまれていた。
なんだろう、すごく気持ちいい。
とても手触りがよくて、揉んでみるとなんとも言えないふかふかとした感触が、指先を受け止めてくれる。
ビーズクッションとも違うしっかりとした感触なのだが、なんともいえないふかふかさは触っていると癒されるような気がする。
目を開けてしまうのがもったいなくて、目を閉じたまま堪能する。
よくわからないけど、癖になる気持ちよさだった。
揉んで、撫でて、さすって、埋まって。
欲望の赴くままに、極上の手触りを堪能し続ける。
「……ぁ、れ……?」
だが、気が付いてしまった。
撫でているそれから、確かな鼓動と熱が伝わってくることに。
思わず、目を見開いた。
目の前が、肌色でいっぱいだった。
びっくりして目を閉じる。
世界はすぐに真っ暗になった。
心臓がばくばくと激しく動きはじめ、どうしていいかわからなくなる。
けれど、ぬくもりはそこにあるままで。
ちらりとまぶたを開いてみれば、目の前はやはり肌色で埋め尽くされている。
ぱちぱと目をしばたたかせると、それがむっちりと盛り上がった人の胸であることにようやく気が付いた。
ただしそれは、どう見ても女の子の丸みをおびたおっぱいではなく、鍛えられた筋肉で盛り上がった雄っぱいだった。
どうやら俺は、一方の雄っぱいを枕にしながら、もう一方の雄っぱいを撫でまわしていたようだった。
目を閉じて、雄っぱいを揉みながら、その谷間に顔を埋めていたのだ。
おいおい、完全にとんでもない変態じゃないか。
だが、しっかりと鍛えられた雄っぱいは、ぱつんぱつんな見た目に反してかなりやわらかく、それでいてぴんと張りのある感触が気持ちよくてたまらない。
あまりにも心地いいからなのか、俺は無意識にわしづかみにした雄っぱいを、好き勝手に撫でまわしていたらしい。
肌寒かったようで、無意識に手近なぬくもりにくっついて眠っていたみたいなのだが、どうしてこんなことになっているのだろうか?
とてもあたたかい、とてもあたたかいのだが、何故、俺は裸なのだろう。
目覚めた瞬間から、他人の素肌と自分の素肌がこうぴったりくっついているというのは、どうにも心臓に悪い体験だった。
驚きすぎて声も出なかったが、心臓はうるさいほどばくばくしている。
そろりと見上げてみれば、その立派な雄っぱいの持ち主は予想通り御前崎教授、その人だった。
鍛えられた肉体を惜し気もなくさらしている教授の横顔が、間接照明のやわらかい光の中に浮かび上がっている。
整髪料のついていないさらさらの前髪の作る陰影が、長い睫毛が縁取る瞳とすらりとした鼻梁にかかる様は、まるで完成された芸術作品のようだ。
同じ人間だと思えないほど整った顔立ちは、もはや羨ましいと思うことさえおこがましく思えてしまう。
普段、苦手に思っている教授を真っ直ぐに見つめる機会はなく、こんなに整った顔をしていることに気付いていなかったので、思わず見惚れてしまった。
イケオジだとは思っていたが、ここまでだとは思ってなかった。
「ん……?」
ぴくりと身動ぎした教授は、眉間にしわを寄せると頭を浮かせていた俺を抱き寄せた。
とくんとくんと規則正しく刻まれる鼓動に、どこか安心感を覚えると共に、どきどきしているのが自分だけだと思い知らされるようだった。
俺は、目覚めてからずっと、体の奥が熱くたくましい楔を求め、ずくずくと疼いているというのに。
スライムの教授にはないちんこの硬さや熱を思い出したら、アナルがひくひくして止まらなくなった。
教授の太ももに当たっていたちんこが、ゆるやかに勃起していく。
それが気まずくて腰を引こうとすると、今度は体ごと教授の腕の中に抱き込まれた。
「おはよう、悠一。よく眠れたかね?」
頭のてっぺんに口付けられ、囁くような掠れ声を聞いたら、もうたまらなくなった。
もう条件反射だった。
半勃ちだったちんこが、その声を聞いただけで完全に勃起してしまう。
だが、恥ずかしいと思うより早く、自分のものより大きく硬いものとごりっと擦りあわされる。
「んぁ……ん゛ぅううっ」
「ふふ、こちらの悠一もしっかり起きたようだね」
勃起したちんこたちが、ふたりの間に挟まれてごりごりと擦れた。
ぞくぞくするような快感に思わず腰が引けたが、逃げ出そうとした尻を掴まれ、引き寄せられれば、先程よりもぴたりと貼りついた体がちんこを責め立てる。
「おやおや、私から離れて、どこに行こうというのだね?」
このなめらかな肌の下に、あの燃え盛る炎のような欲望が詰まっているのだと思うと、早く俺を蕩かして欲しいと思ってしまう。
向けられた想い応えていない卑怯者の癖に。
「まだ、朝も早いようだな。悠一、君がよければ、昨夜のように愛を確かめあいたいのだが、許してくれるかね?」
ぞわりと震えるくらい甘く響く声に、気が付けば俺は頷いていた。
「ありがとう、悠一。君を快楽に導く役目、精一杯、つとめさせてもらうよ」
降ってきた唇から差し出された舌が、ぬるりと俺の舌を絡め取って、蕩けるような口付けになる。
ちんこをごりごりされながら、ちゅくちゅくと絡みあう舌にうっとりと目を閉じた。
【目覚めるなり、抜け駆けとは卑怯すぎて話にならんな、人間め】
「抜け駆けだなんて。私は、昨夜のように、と言っただろう? まさか、これから悠一を悦ばせようというのに、君は参加しないつもりなのかね?」
【そんなわけがないだろう】
「きょー、じゅ……?」
「ああ、悠一。心配しなくても大丈夫だよ。私たちが、たっぷり気持ちよくしてあげるからね」
にっこりと微笑んだ教授とぽよりとゆれた教授に、二度と勃起できないのではないかと思うくらい、あらゆる体液を徹底的に搾り出される。
早起きは三文の得というけれど、どうやら、いまの俺には当てはまらないようだった。
なんだろう、すごく気持ちいい。
とても手触りがよくて、揉んでみるとなんとも言えないふかふかとした感触が、指先を受け止めてくれる。
ビーズクッションとも違うしっかりとした感触なのだが、なんともいえないふかふかさは触っていると癒されるような気がする。
目を開けてしまうのがもったいなくて、目を閉じたまま堪能する。
よくわからないけど、癖になる気持ちよさだった。
揉んで、撫でて、さすって、埋まって。
欲望の赴くままに、極上の手触りを堪能し続ける。
「……ぁ、れ……?」
だが、気が付いてしまった。
撫でているそれから、確かな鼓動と熱が伝わってくることに。
思わず、目を見開いた。
目の前が、肌色でいっぱいだった。
びっくりして目を閉じる。
世界はすぐに真っ暗になった。
心臓がばくばくと激しく動きはじめ、どうしていいかわからなくなる。
けれど、ぬくもりはそこにあるままで。
ちらりとまぶたを開いてみれば、目の前はやはり肌色で埋め尽くされている。
ぱちぱと目をしばたたかせると、それがむっちりと盛り上がった人の胸であることにようやく気が付いた。
ただしそれは、どう見ても女の子の丸みをおびたおっぱいではなく、鍛えられた筋肉で盛り上がった雄っぱいだった。
どうやら俺は、一方の雄っぱいを枕にしながら、もう一方の雄っぱいを撫でまわしていたようだった。
目を閉じて、雄っぱいを揉みながら、その谷間に顔を埋めていたのだ。
おいおい、完全にとんでもない変態じゃないか。
だが、しっかりと鍛えられた雄っぱいは、ぱつんぱつんな見た目に反してかなりやわらかく、それでいてぴんと張りのある感触が気持ちよくてたまらない。
あまりにも心地いいからなのか、俺は無意識にわしづかみにした雄っぱいを、好き勝手に撫でまわしていたらしい。
肌寒かったようで、無意識に手近なぬくもりにくっついて眠っていたみたいなのだが、どうしてこんなことになっているのだろうか?
とてもあたたかい、とてもあたたかいのだが、何故、俺は裸なのだろう。
目覚めた瞬間から、他人の素肌と自分の素肌がこうぴったりくっついているというのは、どうにも心臓に悪い体験だった。
驚きすぎて声も出なかったが、心臓はうるさいほどばくばくしている。
そろりと見上げてみれば、その立派な雄っぱいの持ち主は予想通り御前崎教授、その人だった。
鍛えられた肉体を惜し気もなくさらしている教授の横顔が、間接照明のやわらかい光の中に浮かび上がっている。
整髪料のついていないさらさらの前髪の作る陰影が、長い睫毛が縁取る瞳とすらりとした鼻梁にかかる様は、まるで完成された芸術作品のようだ。
同じ人間だと思えないほど整った顔立ちは、もはや羨ましいと思うことさえおこがましく思えてしまう。
普段、苦手に思っている教授を真っ直ぐに見つめる機会はなく、こんなに整った顔をしていることに気付いていなかったので、思わず見惚れてしまった。
イケオジだとは思っていたが、ここまでだとは思ってなかった。
「ん……?」
ぴくりと身動ぎした教授は、眉間にしわを寄せると頭を浮かせていた俺を抱き寄せた。
とくんとくんと規則正しく刻まれる鼓動に、どこか安心感を覚えると共に、どきどきしているのが自分だけだと思い知らされるようだった。
俺は、目覚めてからずっと、体の奥が熱くたくましい楔を求め、ずくずくと疼いているというのに。
スライムの教授にはないちんこの硬さや熱を思い出したら、アナルがひくひくして止まらなくなった。
教授の太ももに当たっていたちんこが、ゆるやかに勃起していく。
それが気まずくて腰を引こうとすると、今度は体ごと教授の腕の中に抱き込まれた。
「おはよう、悠一。よく眠れたかね?」
頭のてっぺんに口付けられ、囁くような掠れ声を聞いたら、もうたまらなくなった。
もう条件反射だった。
半勃ちだったちんこが、その声を聞いただけで完全に勃起してしまう。
だが、恥ずかしいと思うより早く、自分のものより大きく硬いものとごりっと擦りあわされる。
「んぁ……ん゛ぅううっ」
「ふふ、こちらの悠一もしっかり起きたようだね」
勃起したちんこたちが、ふたりの間に挟まれてごりごりと擦れた。
ぞくぞくするような快感に思わず腰が引けたが、逃げ出そうとした尻を掴まれ、引き寄せられれば、先程よりもぴたりと貼りついた体がちんこを責め立てる。
「おやおや、私から離れて、どこに行こうというのだね?」
このなめらかな肌の下に、あの燃え盛る炎のような欲望が詰まっているのだと思うと、早く俺を蕩かして欲しいと思ってしまう。
向けられた想い応えていない卑怯者の癖に。
「まだ、朝も早いようだな。悠一、君がよければ、昨夜のように愛を確かめあいたいのだが、許してくれるかね?」
ぞわりと震えるくらい甘く響く声に、気が付けば俺は頷いていた。
「ありがとう、悠一。君を快楽に導く役目、精一杯、つとめさせてもらうよ」
降ってきた唇から差し出された舌が、ぬるりと俺の舌を絡め取って、蕩けるような口付けになる。
ちんこをごりごりされながら、ちゅくちゅくと絡みあう舌にうっとりと目を閉じた。
【目覚めるなり、抜け駆けとは卑怯すぎて話にならんな、人間め】
「抜け駆けだなんて。私は、昨夜のように、と言っただろう? まさか、これから悠一を悦ばせようというのに、君は参加しないつもりなのかね?」
【そんなわけがないだろう】
「きょー、じゅ……?」
「ああ、悠一。心配しなくても大丈夫だよ。私たちが、たっぷり気持ちよくしてあげるからね」
にっこりと微笑んだ教授とぽよりとゆれた教授に、二度と勃起できないのではないかと思うくらい、あらゆる体液を徹底的に搾り出される。
早起きは三文の得というけれど、どうやら、いまの俺には当てはまらないようだった。
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