使い魔スライムと俺

うしお

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58、なでなでが好き

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いきたい。

俺のアナルから、ちゅぷりちゅぷりといやらしい水音がする。
中に入り込んだ教授の舌が、俺のナカをゆっくりと舐めながら、出入りを繰り返している音だ。
御前崎教授が、俺の下半身をハグするみたいにがっちりと抱え込んでから、どのくらいこうして舐められているのだろうか。
やわらかな舌がくれる優しくて小さな快感は、残酷なくらい俺の中にもどかしさだけを詰め込んでいく。
そのもどかしさを必死にかき集めてイこうとしても、小さすぎる快感はイけるところまで高めてくれず、弾ける前に霧散してしまう。
激しく責められてイくのに慣れた俺の体は、このもどかしい気持ちよさだけではイけなくなってしまっていた。
つい先程まで、まるで教授の舌の延長のように動いてくれていたスライムも、いまは体の奥で小さく震えているだけだ。
結局のところ、スライムが動いてくれたものの、俺にアナルの中を犯される気持ちよさを思い出させただけで終わってしまい、より一層もどかしさが募るようになっただけだった。
もしかすると、それが目的だったのかもしれない。
そうだとしたら、その効果は絶大だった。
もっと強い刺激が欲しかった。

「は、ぁ……っ、あ……ぁ、んっ、あ、ああ……っ」

すっかり覚えてしまった気持ちよさを求めて、腰が勝手に揺れてしまう。
圧倒的な質量でも、火傷しそうな熱杭でも。
いますぐもらえるのなら、どちらでも構わなかった。
ただ、どうしようもない空虚を抱えて疼く俺の体を、いますぐ埋めて欲しくてたまらない。
焦らされきった俺は、すっかり追い詰められていた。

はっきりとしたテントを張り、その存在感を主張している教授の勃起ちんこに、俺の目は釘付けになっている。
そこに隠れているのは、俺がいま抱えている飢えを満たしてくれる存在だ。
おかしな勘違いからこの勃起ちんこに処女を奪われて、居もしない誰かに嫉妬されながら意識を失うほど犯された。
まだ終わってから一日も経っていない。
ほんの数時間のことだ。
目覚めてすぐは、あんなことをするなんてとんでもない人だ、と思っていたのに、いまの俺は『あんなこと』をして欲しくてたまらない。
教授は俺の体だけでなく、同時に、心も埋めてくれると知ってしまったからだ。

「悠一。さっきから、君の腰が揺れているのだがね。これでは、舐めにくくてかなわない。いますぐ止めなさい」

教授に少しだけきつい口調で言われ、ぞくぞくしながら俺は必死になって疼く体を抑え込んだ。
叱責にも似たそれに、アナルの中はひくひくと震え、尿道口はぱくぱくと先走りをこぼしながら悦んでいる。

「ちゃんと止められたようだね。偉いよ、悠一。良い子には、ご褒美をあげよう」

頭の代わりに尻を撫でられ、ひくひくと震えるアナルに固いものが押し当てられた。
押し当てられたものが、くちりとアナルを開いて、そのまま中まで入り込む。
やわらかな舌には存在しないはずの節が、アナルの縁にくんっと引っかかる。
だが、それは、濡れた舌がアナルをぬるりとなぞるまでのことだった。
ひくんっと震えて締まったアナルに反して、濡れたそれはさらに奥へと入り込んできた。
それが、教授の指であることは、すぐにわかった。
ぬくっぬくっと出し入れされる指を、アナルがきゅうんと強く締め付ける。
やわらかく解れていたからか、指は最初から二本まとめて入れられた。
中でばらばらと動く指に、それまでのもどかしさが、僅かにだが癒される。

「は、ぁ、ああ……っ、んぅ、ぅ……はぁンッ」

「……嗚呼、見つけたよ。ここのようだね。さあ、良い子に出来て偉かったね。私が、悠一をしっかり撫で撫でしてあげようね」

「ひぁンッ、あ゛っ、あ、はっ、あ……ああンッ」

前立腺をこりんっと引っ掻かれて、腰が思いきり跳ねた。
そのまま続けて、こりんこりんと引っ掻く指も、俺の腰も止まらない。
腰を動かしちゃダメなのに、気持ちよくて止められない。

「悠一、良い子にしていないと、撫で撫でをやめてしまうよ?」

かくかくと揺れる俺の腰を、教授がぺちぺちと叩いて止めた。
お腹の中を撫で撫でしてくれていた指も、俺の中を指先で押したまま止まってしまっている。

「ぁ、あ……ゃ、ぁ……っ、もっ、と……ぉ、もっと、ほしぃ……っ」

俺は教授の指を締め付けながら、必死にねだる。
せっかくもらえた快感なのに、このままでは、取り上げられてしまう。

「もっと欲しいのかね? それなら、良い子にしていないと駄目だろう?」

「は、ぁ……っ、ンッ、ンンッ、いいこぉ……っ、いいこに、するからぁ……っ」

「そうだよ。良い子にしておいで。ちゃんと出来たら、たくさん撫で撫でしてあげるからね」

俺は必死になって、勝手に揺れてしまう自分の腰を止めようと努力した。
けれど、教授の指が俺の中を撫で撫でする度に、俺の腰はびくびくと震えてしまうから、その度に指を止められてしまう。
良い子じゃないと撫で撫でしてもらえないのに、どうして俺の体は言うことを聞いてくれないのだろう。
俺はそう思っているのに、教授の指が動き出せば、俺の腰は動いてしまった。

でも、本当はもっと太いものが欲しい。
淫乱な俺の体は、もう二本の指では物足りないのだ。
だから、欲しくて欲しくてたまらない。
けれど。

でも、もらえるだけ、しあわせだ。
だって、こんなにもきもちいい。

そう、思う自分も確かにここにいるのだ。
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