使い魔スライムと俺

うしお

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53、食べくらべ

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耳の中に、スライムが入ってくる。
内側をたっぷりと舐められている感覚に、ぞくぞくと背筋が震える。
下からアナルをスライムちんこで突き上げられ、もどかしさに腰が揺れた。

「あ、ん……っ、は……ぁ、っ、ん……」

なんだろう。
気持ちがいいのだけれど、どこか物足りないような気がする。

【貴殿は、ユウは耳が弱いと言っていたが、そうでもないようだな。たった一晩体を繋いだくらいで、私よりもユウの良いところを知っているなどと、妄言を吐くにも程がある】

俺の中で、せっせと活動しているスライムは、少しバカにするような物言いで、すぐ側にいる人物に話しかけた。

「それは、君がスライムだからではないのかね? 昨夜、私が舌で愛撫しながら抱いた際には、可愛らしく啼いていたのだがね。そうか、君はあんなに可愛らしい数寄屋くんの姿を、見たことがないのだな。……可哀想なことだな」

ふっと鼻で笑うように吐き捨てたスライムに答えたのは、御前崎教授だった。
こちらも言葉は丁寧ながら、スライム相手にマウントを取りに行く態度で、その間に挟まれている俺は、どうしていいか、わからない。
わからないので、そのまま喘いでいることにする。

【何だと、それは負け惜しみというものではないのかね? その粗末なもので、ユウを満足させたと言い張るのも、無理があると思うのだがね】

「これに関しては、大きいから良い、太いから良い、というものではないだろう。……しかし、そこまで言うのなら、代わってもらおうか。私の言葉が負け惜しみなのかどうか、試してみようではないか。……数寄屋くん、協力してもらうぞ」

【仕方あるまい。ユウ、同情する必要はない。演技などはせず、思うままに喘ぎたまえ】

「あ……っ、ん……、んぅ」

スライムちんこが、ずるりと引き抜かれる。
ずっとスライムちんこを咥えさせられていたせいで、俺のアナルはすぐに閉じてはくれない。
ぽっかりと開いてしまったアナルが、ひくりと震えた。
今は、精液とか出て来るわけではないからいいけれど、このままアナルが締まらない体になったらどうしよう。
そんな不安が頭を過った。

「そうだ。あとのことは、すべて私に任せてくれればいい」

アナルのゆるみ具合を確認するかのように、教授の指がうっすら口を開けていたアナルの縁をゆるりと撫でた。
触られたアナルが、反射的にきゅんと締まる。
スライムちんことも、普通のちんことも違う指の硬さに、体がぞくぞくと震えた。

「んぅ……っ、は、ぅ、う……っ」

「数寄屋くん、いまから挿入するよ。そのまま、力を抜いていなさい」

耳元で囁かれると同時に、アナルに教授のちんこが押し当てられた。
熱くて、大きくて、すごく硬い。
ただ触れているだけなのに、アナルがひくひくと震えてしまう。
押し当てられたちんこをねだるかのように、アナルが勝手にひくついて、ちゅぱちゅぱと吸い付いた。

「余程、これが欲しいとみえる。可愛らしいおねだりだ。いま、食べさせてあげよう」

それがどれだけはしたないことなのか、自覚があるだけに耳元で囁かれると恥ずかしくてたまらなくなる。
けれど、教授はそんなはしたない俺を笑うことなく、硬くなったちんこをゆっくりと挿入し始めた。
やわらかく蕩けていたアナルが大きく口を開き、教授のちんこを咥え込んでいく。

「ンンッ」

挿入される快感にぞくぞくと震えている俺の耳には、濡れた舌が入り込んできた。
ぬるりとした舌の感覚は、スライムの時に感じていた物足りなさを埋めてくれる。
これが、欲しかったのだと、体が悦んでいた。
スライムが抜けたふたつの穴を、今度は教授がしっかりと塞いでいる。

「上手に咥えられたな。そら、ご褒美だ。たっぷりと気持ち良くしてあげよう」

教授は、ちんこを全部挿入しなかった。
亀頭だけを挿入して、アナルの浅いところを捏ねるように、大きく腰をグラインドさせる。
前立腺を、ぐりんぐりんと捏ねるように責めているのだ。
それがすごく気持ち良くて、アナルがきゅうきゅうと引き締まる。

「ご、ほび……ひゅご、ぉい……っ」

「この程度で、満足できるのかね?」

そして、囁かれた耳に入り込んだ舌が、ゆっくりと動き始めた。
前立腺を捏ねるちんことリンクした舌は、ぐちゅぐちゅと淫らな水音を俺の頭の中に流し込んでくる。
まるで、犯されているアナルの音を直接聞かされているみたいだ。

「あ゛っ、ん゛……っ、は、ぅう゛、ん゛ん゛っ」

いつの間にか、アナルからも水音が聞こえるようになり、俺はふたつの水音に犯されていく。
びくびくと震える体が止められない。
気が付けば、教授のちんこを締め付けながら、俺は自分でも腰を振っていた。

「ん゛っ、は、ぅ……ぁ、あ゛っ、も、もっと、ぉっ、おくっ、おくまで、きて……ぇっ」

俺がどれだけ腰を振ろうと、教授に腰を掴まれているせいで教授のちんこは奥まで入ってきてはくれない。
自分から前立腺をごりごりと擦り付けるだけに終わってしまう。

【なんということだ……ユウが、おねだりをしている、だと……?】

「ふっ。ペニスを、奥まで入れて欲しいのかね? これは私のペニスだよ。スライムと交代しなくてもいいのかな? どちらが欲しいのか、素直に言えたら、奥まで入れてたっぷりと突いてあげよう。ほら、上手に言えるだろう?」

「ん゛っ、あ゛っ、ほし……いっ、これっ、これが、ほしぃ、のぉ……っ、ぁっ、あぅっ、きょーじゅっ、きょーじゅの、ぺにすぅ、おくまで、おくまでくださいぃ……っ」

【ユウ、な、何故だっ、何故、人間のものなどっ】

「数寄屋くん……いや、あえて名前で呼ばせてもらおうか。悠一、私のことは教授ではなく、匡と呼びなさい。もう一度、欲しいものをちゃんと言ってごらん」

おねだりしたのに、すぐにはもらえなくて。
その間にも、前立腺は捏ねられているし、耳穴もぐちゅぐちゅにされている。
焦らされて焦らされて、耐えきれず、言われるままにおねだりした。

「たす、く……っ、たすくの、ぺにす、あなるの、おくまで、いれて……ぇ」

「嗚呼。可愛い悠一、君がねだってくれるなら、いくらでも食べさせてあげよう。お腹がいっぱいになるまで味わうといい」

掴まれていた腰をがっしりと掴みなおされて、ずぱんずぱんと強力ピストンで犯される。
散々、浅いところばかりを捏ねられて焦らされていた俺のアナルは、御前崎教授のちんこをぎゅうぎゅう締め付けながら受け入れて、俺は生ちんこの気持ち良さに喘ぎまくった。

「あ゛っ、あ゛う゛っ、たすくの、ぺにすぅ、きもち、いっ、よぉ、ん゛ん゛っ」

俺に腰を打ち付けながら、得意気な顔でスライムを見る御前崎教授。
犯される俺を見ながら、悔しそうにぽよぽよと揺れるスライム。
そして、教授にアナルと耳を同時に犯され、スライムに見られながら喘ぐ俺。

どうして、こんなことになっているのだろうか?
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