使い魔スライムと俺

うしお

文字の大きさ
上 下
51 / 105

51、深く深く突き刺さる

しおりを挟む
【上手だよ、ユウ。我慢する必要はないからね。もっと、君の可愛らしい啼き声を聞かせてあげようか】

誰に?という疑問はほんの一瞬でかき消えた。
最奥の壁にどすっと衝突したスライムちんこが、触手しか咥えたことのない穴にずぶりとめり込んだのだ。
アナルを拡げられた時よりも、激しい痛みがそこから生まれる。

「ぃぎっ、ぃや゛あ゛っ、あ゛あ゛」

【ああ、いい声だね。そう、その調子だよ。ほら、奥までしっかり入れてあげるからね。たっぷりと聞かせてあげなさい】

でかすぎる亀頭が、慣らされることもなく、最奥の穴へと押し込まれてくる。
ほんの小さな穴に対して、なんてひどいことをするのだろうか。
だが、俺に抗議をするような余裕はない。
スライムは容赦なく、俺の中に入り込んできている。
俺は、体を真っ二つに引き裂かれているような痛みに喘いだ。
いつの間にか全身がスライムに包まれていた。
どれだけ暴れても、どこかにぶつかるということはない。
むしろ、逃げられないように拘束され、容赦なくスライムちんこに体を引き裂かれていく。

「あ゛っ、あ゛な゛り゛ゅ、ごわ゛れ゛り゛ゅ、あ゛な゛っ、あ゛い゛ぢゃ、う゛う゛っ」

腹の中から、ぶぢぃっと何かが引き裂かれるような音がした。
でかすぎる亀頭が、無理矢理最奥の壁穴を開いたのだろう。
拡がった穴が、トゲの生えた竿を深く咥え込む。
トゲだらけの竿が壁穴を通る度に、そこから激しい痛みが生まれた。
尿道を塞がれていなければ、俺のちんこは小水を巻き散らかしてイっただろう。
一際大きく啼いて、拡げられる痛みに絶頂した。
俺ももう相当なマゾだ。
マゾとして、かなり引き返せないところまで成長している。

がくがくと震えながら絶頂する俺の耳に、がんがんと何かを叩く音が聞こえてくる。
がんがんと音がする度に、スライムは激しく俺の中を出入りした。
音が激しくなればなるほど、ピストンが早くなる。
早すぎるピストンに、俺の体は痛覚を麻痺させてしまったようだった。
与えられる快楽だけを受け取り、ただただよだれを垂らして喘ぎまくる。

「きょーじゅっ、きょーじゅ、う、う゛っ」

外から聞こえるがんがんと響く音は、どんどん強くなっているようだった。
しかし、それに比例して強く激しくスライムに突き上げられている俺には、気にする余裕が全くない。

「う゛あ゛っ、ん゛う゛っ、お゛ぐっ、お゛ぐ、あ゛っ、あ゛あ゛っ」

【……やれやれ。諦めればいいものを、いつまでも鬱陶しいことだな】

アナルと尿道をぐぢょぐぢょに犯されて、何を言われているのか理解出来ない。
それなのに、するりと蛇のようにのびあがったスライムが、しきりに何かを気にしているのが気に食わない。

「や゛だぁ、きょーじゅは、おれだけ、みてぇ」

たぶん、後ろを見ていただろうスライムを抱き寄せて、先端に食い付いた。
自分からスライムをちんこに見立てて咥え込み、じゅぼじゅぼと舐めしゃぶる。

【……ふむ。ならば、見せつけてやるとしようか? ユウに必要な存在は誰なのか、しっかり理解させるためにも、ね?】

ばんっと大きな音を立てて扉が開いた時、俺はアナルと尿道を犯されながら、スライムにフェラチオでご奉仕している最中だった。

「数寄屋くん!」

自分の名前を呼ばれて、ほんの少しだけそちらに意識が向かう。
どこか、悲鳴のようにも聞こえるそれは、御前崎教授のものだった。

「どういうことだ! どうして、私の屋敷に、モンスターがいるんだっ!?」

混乱する教授をよそに、スライムがぐいっと俺の足をさらに大きく開かせた。
スライムちんこを咥え込んだアナルが、御前崎教授に向かって拡げられる。
入口から奥の壁まで、一本の長いスライムちんこで貫かれた俺のアナルは、ぎゅぷぎゅぷぎゅぽぎゅぽとはしたない悲鳴のような水音を響かせていた。
恥ずかしいけど、気持ちいい。

「今すぐ、数寄屋くんから離れろ! 汚らわしいモンスターめ!」

【私を、汚らわしいモンスター、と呼ぶのかね。よくもそのようなことが言えるものだ。私が、羨ましいのだろう? ユウに受け入れられている私のことが、妬ましくてたまらないのだな。ははっ、浅ましい人間め。私をユウから追い出して、どうするつもりだ。まさか、私に成り代わって、ユウを犯すつもりでいるのではないだろうな。もう、貴殿には、ユウを満たすことなど出来はしない。ほら、現実を見つめるがいい】

開かれた足の中央、スライムに犯されていたアナルと尿道から、トゲ付きのスライム棒がじゅぼぼぼっと一度に引き抜かれた。
突然の出来事に、俺は全身を仰け反らせて絶頂することしか出来なくなる。
きっと、スライムを咥えてなかったら、いまごろ思いきり悲鳴をあげていたかもしれない。
絶頂の余韻に震えながら、仰け反っていた体をかくりと戻せば、僅か数ミリを残して外へと出てきたスライムが、ほかほかと湯気を立てているのがよく見える。
俺の中で、しっかりとあたためられていたらしい。

「なんっ、だ……それ、は……そんな、ものが、数寄屋くんの、ナカに、だと……?」

あまりにもグロテスクな形のスライム棒に、教授は戸惑っているようだった。
一般的なバイブとは比べ物にならないくらい人のちんこからかけ離れたスライム棒は、亀頭が異様に大きいだけでなくありえないくらいのトゲにおおわれている。
それが、サイズや細かいところは違うとはいえ、知り合いのアナルと尿道の中に入っていたのだから、驚いてしまうのも無理はない。
俺がこんなグロテスクなスライムに犯されて悦ぶマゾだったことに驚いているわけじゃない、と信じたい。
きっと、違うはずだ。

たぶん……大丈夫、だよな?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

ヤンデレBL作品集

みるきぃ
BL
主にヤンデレ攻めを中心としたBL作品集となっています。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

執着攻めと平凡受けの短編集

松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。 疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。 基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)

総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?

寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。 ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。 ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。 その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。 そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。 それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。 女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。 BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。 このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう! 男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!? 溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。

転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい

翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。 それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん? 「え、俺何か、犬になってない?」 豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。 ※どんどん年齢は上がっていきます。 ※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

処理中です...