使い魔スライムと俺

45、回復薬を作るため

スライムから渡されたのは、一本の縄のように二本の細い棒が縒り合わさって絡みあった棒だった。
絡みあった細い棒は、それ自体も大きく捻れていて、それがあのつるりとしたスライムで出来ているなんて、信じられないくらいにでこぼこしている。
とても狭いところには入りそうにない代物だ。
けれど、蜜で濡れている尿道口にそれを押し当てると、先端がまるまっているからなのか、ほとんど抵抗を受けることなく簡単に中へと挿入できてしまう。
くぷりくぷりと蜜をあふれさせていた尿道口は、その口いっぱいに歪な棒を咥えさせられると、すぐにひくひくと震えはじめた。
少し押し込んだだけで、捻れた棒はくぷくぷといやらしい水音を立てながら、俺の尿道に飲み込まれていく。
まだ関節ひとつ分くらいしか入ってないのに、何故だかすごく奥まで入ってしまったような気がする。
もしかしたら、毎日スラオナのしすぎで、尿道ががばがばになってしまっているのかもしれない。

「あ゛う゛ぅ……っ」

しかし、本当に簡単だったのは、そこまでだった。
捻れた本体は先端よりもやや太く、尿道をもっと大きく拡げないと入らないようになっていた。
ちんこが勃起しているせいで、俺の尿道は強く圧迫されており、侵入者を拒むかのようにきゅうっときつく締まっている。
けれど、俺の尿道がどれだけきつく締まっていても関係ない。
ドリルのように捻れたスライム棒は、閉ざされた尿道を無理矢理拡げながらずんずん奥へと突き進んでいく。
所詮、尿道なんて、やわらかい肉襞で出来た穴でしかない。
穴である以上、どれだけ締まっていようとも、スライムが作ってくれた捻れたドリル棒には敵わないのだ。
ドリル棒は、肉襞のトンネルをざりりずりりと擦りながら押し開き、無理矢理拡げられる悦びを俺の尿道に思い出させた。

「ん゛っ、ふ……ぅ、う゛っ」

スライム棒と擦れる尿道が、蕩けてしまいそうなほど気持ちがいい。
そのせいで、ドリル棒を押し込む手が、何度も何度も止まりそうになる。
その度に、俺はドリル棒を掴み直し、ゆっくりと力をこめて押し込んだ。

「ん゛っ、ふ……ぅ、う゛う゛っ、ん゛っ、は……あ゛っ、あ゛う゛ぅ……あ゛あ゛っ」

捻れた棒が、前立腺の中をぐりぐりと削るように押し開き、膀胱にまでたどりつく。
自分の勃起ちんこを、スライム棒で串刺しにした俺は、腰を突き上げてがくがくと震える。
ちんこがおかしくなりそうだ。

【ユウ、さすがは私のマスターだね。私が何も手伝わなくても、上手に奥まで入れることが出来ているよ。これだけしっかり入っていたら、もう心配することは何もない。あとのことは、私に任せておいてくれればいいからね。ユウには、回復薬を出すお手伝いに集中してもらおうか】

スライムが、しゅるしゅると体にまとわりついて、俺の体を拘束していく。
さっきまでスライム棒を握り締めていたはずの手は誘導され、アナルの両側に添えさせられた。
自分のお尻をしっかりと掴んでいるような感じだ。
のばしていた足も膝を曲げられ、大きく開かされる。
それは、触手を入れられたアナルを自分で拡げ、スライムに見せつけるような格好だった。
見ているのはスライムだけだが、あまりの恥ずかしさに顔は火照り、体は羞恥に震えてしまう。
さっきは、自分からこの格好になっていたくせに。

【ふふ。ユウの体は、たくさん期待してくれているようだね。高位回復薬を作るには、ユウの快楽に満ちた精気がたくさん必要だからね。ユウは、そのまま私にすべてを任せて、気持ち良くなってくれればいいからね】

のびてきたスライムか、頬にぷにゅりと触れ、するりと撫でてくれる。
俺も、自分からすりすりと頬を寄せて頷いた。

【さて、それでははじめようか。君の体に残った痕跡は、ひとつ残らず消し去って、すべて私のものに書き換えてあげるからね】