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43、思い出せない記憶
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それにしても、ここはどこなのだろうか。
トイレからなんとか脱出した俺は、よろよろしているところを教授にまたひょいっとお姫様だっこにされ、またしても軽々と運ばれてしまった。
着いたのは、とても広くて豪華な浴室だった。
素肌にシーツ一枚しか身に付けていない俺は、まるで、どこかの大きな旅館に裸で泊まりに来てしまった客のようで、とてつもなく居心地が悪い。
脱衣場まで来てようやく下ろしてもらえた俺は、教授に背中を流そうかと入浴の介助を申し出られたのだが、いまはひとりの時間が欲しいからと即座に断った。
考える間もなく、反射的に即決だ。
とてもじゃないが、いまの俺は教授とのんきに裸の付き合いが出来るような状態じゃない。
いつも以上に丁寧に全身を洗い流して、たっぷりと湯をたたえた湯槽につかる。
俺のために用意しておいたと言われてしまったら、つからないのはもったいない。
つかってみると、ばきばきだった全身から、疲労がゆっくりほどけていくようだった。
お湯に疲れがじんわりと溶けていくのを感じながら、浴室の中を軽く見回す。
洗い場も湯槽も恐ろしく広く、浴室の隅にはシャワーブースまで完備されている。
旅館のものだとすれば、少し殺風景が過ぎるだろうか。
しかし、かといって個人宅のものだとするならば、少々これは広すぎる。
よほどの豪邸か何かだろう。
ここは、一体どこなのだろう。
そもそも、一体何が起きたら、俺と教授があんなことをする関係になるんだろうか?
確か、昨日は普通に仕事をしていたはずだった。
帰ったら、スライムの『教授』に色々してもらおうとは思っていたが、こちらの教授と色々する予定なんかなかったはずだ。
記憶をどれだけたどってみても、暗闇で乳首を舐められていた時より前の記憶が、何故だかとても曖昧だった。
あれも、唐突過ぎたと思う。
気が付いたら、両方の乳首を責められてたのだって、普通に考えておかしい。
俺が教授のことをスライムの『教授』だと勘違いをして、乳首を噛ませたりしたのは悪かったと思うけれど、そもそも寝てる間にすでに俺の乳首は教授に咥えられていたわけだろう?
御前崎教授が、俺の乳首を真っ暗闇の中で咥えてた理由がわからなすぎる。
やっぱり、教授とは一度ちゃんと話をしないとダメなのかもしれない。
「はー、どうすりゃいいんだよ」
つまり、俺は御前崎教授に、どうして俺の乳首を舐めていたんですか、と聞かなきゃならないのか?
勘弁して欲しい。
そんなこと、どんな顔で聞けばいいんだ。
なんだかアナルが腫れぼったかったりするし、腰から響くずきずきとした痛みや全身がだるくてたまらない筋肉痛も辛い。
けれど、いまはそんなことを考えるよりも、帰ってスライムに癒されたい。
俺はいま、この猛烈にわけのわからない状況を、スライムにグチってオナってすっきりしてしまいたかった。
「帰りたいって言ったら、帰してくれる、かな……?」
毎日しっかり俺の精気を、食べ過ぎるくらい食べていたスライムは、昨日一日食事を抜いたところで大丈夫だとは思うけれど、突然の無断外泊で心配をかけているかもしれない。
もちろん、このまま帰れないとなると、スライムを二日も断食させることになる。
御前崎教授のことも、放置するのはまずいと思うけれど、それ以上にスライムのことが心配だった。
「はぁ、『きょうじゅ』に、会いたいな……ん? んぁああっ」
俺が、スライムの『教授』を思い浮かべながら、それを口にした瞬間、急に体の奥がずんと重くなった。
たぶん、それはさっき空っぽにしたはずの膀胱のあたりだ。
そのまま急激に膨れ上がる耐えがたい尿意に襲われる。
俺は、湯槽の中で粗相をしてしまう前に、と慌てて外へと飛び出した。
「な、なんっ、や゛っ、あ゛あ゛っ」
内側から突然、尿道を拡げられる感覚がわき起こり、ぞくぞくとして浴室の床へと座り込んだ。
膀胱の方から順番に、尿道がぐいぐいと拡げられていく。
昨日はされていないからなのか、尿道を拡げられるのは少し辛くて、それが堪らなく気持ちよかった。
勃起していくちんこの中で狭くなっていく尿道を、それはぼこぼこと膨れながら、ゆっくりと出口を目指して上がってくる。
「あ゛、あ゛あ゛っ、ひぅ……っ、ん゛う゛う゛う゛っ」
ぱんぱんに膨れた膀胱と、拡げられきった尿道、最後に尿道口をぞるるるっと拡げながら出てきたのは、もうすっかり見慣れてしまった蛍光ピンク色の塊だ。
それは、俺の使い魔であるスライムの『教授』だった。
トイレからなんとか脱出した俺は、よろよろしているところを教授にまたひょいっとお姫様だっこにされ、またしても軽々と運ばれてしまった。
着いたのは、とても広くて豪華な浴室だった。
素肌にシーツ一枚しか身に付けていない俺は、まるで、どこかの大きな旅館に裸で泊まりに来てしまった客のようで、とてつもなく居心地が悪い。
脱衣場まで来てようやく下ろしてもらえた俺は、教授に背中を流そうかと入浴の介助を申し出られたのだが、いまはひとりの時間が欲しいからと即座に断った。
考える間もなく、反射的に即決だ。
とてもじゃないが、いまの俺は教授とのんきに裸の付き合いが出来るような状態じゃない。
いつも以上に丁寧に全身を洗い流して、たっぷりと湯をたたえた湯槽につかる。
俺のために用意しておいたと言われてしまったら、つからないのはもったいない。
つかってみると、ばきばきだった全身から、疲労がゆっくりほどけていくようだった。
お湯に疲れがじんわりと溶けていくのを感じながら、浴室の中を軽く見回す。
洗い場も湯槽も恐ろしく広く、浴室の隅にはシャワーブースまで完備されている。
旅館のものだとすれば、少し殺風景が過ぎるだろうか。
しかし、かといって個人宅のものだとするならば、少々これは広すぎる。
よほどの豪邸か何かだろう。
ここは、一体どこなのだろう。
そもそも、一体何が起きたら、俺と教授があんなことをする関係になるんだろうか?
確か、昨日は普通に仕事をしていたはずだった。
帰ったら、スライムの『教授』に色々してもらおうとは思っていたが、こちらの教授と色々する予定なんかなかったはずだ。
記憶をどれだけたどってみても、暗闇で乳首を舐められていた時より前の記憶が、何故だかとても曖昧だった。
あれも、唐突過ぎたと思う。
気が付いたら、両方の乳首を責められてたのだって、普通に考えておかしい。
俺が教授のことをスライムの『教授』だと勘違いをして、乳首を噛ませたりしたのは悪かったと思うけれど、そもそも寝てる間にすでに俺の乳首は教授に咥えられていたわけだろう?
御前崎教授が、俺の乳首を真っ暗闇の中で咥えてた理由がわからなすぎる。
やっぱり、教授とは一度ちゃんと話をしないとダメなのかもしれない。
「はー、どうすりゃいいんだよ」
つまり、俺は御前崎教授に、どうして俺の乳首を舐めていたんですか、と聞かなきゃならないのか?
勘弁して欲しい。
そんなこと、どんな顔で聞けばいいんだ。
なんだかアナルが腫れぼったかったりするし、腰から響くずきずきとした痛みや全身がだるくてたまらない筋肉痛も辛い。
けれど、いまはそんなことを考えるよりも、帰ってスライムに癒されたい。
俺はいま、この猛烈にわけのわからない状況を、スライムにグチってオナってすっきりしてしまいたかった。
「帰りたいって言ったら、帰してくれる、かな……?」
毎日しっかり俺の精気を、食べ過ぎるくらい食べていたスライムは、昨日一日食事を抜いたところで大丈夫だとは思うけれど、突然の無断外泊で心配をかけているかもしれない。
もちろん、このまま帰れないとなると、スライムを二日も断食させることになる。
御前崎教授のことも、放置するのはまずいと思うけれど、それ以上にスライムのことが心配だった。
「はぁ、『きょうじゅ』に、会いたいな……ん? んぁああっ」
俺が、スライムの『教授』を思い浮かべながら、それを口にした瞬間、急に体の奥がずんと重くなった。
たぶん、それはさっき空っぽにしたはずの膀胱のあたりだ。
そのまま急激に膨れ上がる耐えがたい尿意に襲われる。
俺は、湯槽の中で粗相をしてしまう前に、と慌てて外へと飛び出した。
「な、なんっ、や゛っ、あ゛あ゛っ」
内側から突然、尿道を拡げられる感覚がわき起こり、ぞくぞくとして浴室の床へと座り込んだ。
膀胱の方から順番に、尿道がぐいぐいと拡げられていく。
昨日はされていないからなのか、尿道を拡げられるのは少し辛くて、それが堪らなく気持ちよかった。
勃起していくちんこの中で狭くなっていく尿道を、それはぼこぼこと膨れながら、ゆっくりと出口を目指して上がってくる。
「あ゛、あ゛あ゛っ、ひぅ……っ、ん゛う゛う゛う゛っ」
ぱんぱんに膨れた膀胱と、拡げられきった尿道、最後に尿道口をぞるるるっと拡げながら出てきたのは、もうすっかり見慣れてしまった蛍光ピンク色の塊だ。
それは、俺の使い魔であるスライムの『教授』だった。
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