使い魔スライムと俺

うしお

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29、タイムアップ

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捻れた棒となったスライムを握り締め、体を仰け反らせながら何度も腰を突き上げた。
射精寸前まで溜め込まれた精液を、奥の奥まで入り込んだスライムが啜りあげる。
陰嚢の中身を直接吸い出される感覚は、おぞましく果てしない快感だった。
前立腺の内側に陣取ったスライムは、俺の精液を啜りながら、まるでローターのように細かく震える。
ほんの少しいじられただけでも恐ろしいほどの快感を生む前立腺を、内側から激しく責められ、ベッドの上でのたうちまわった。
啜られて陰嚢を空にされる感覚と、前立腺を内側を撹拌される感覚は、悲鳴をあげたくなるほどおぞましいのに、比べるものなどないくらいに気持ちがいい。
体が、自分の意思とは関係なく、がくがくと震えて止まらない。
出来ることなら、このまま何もかもを忘れて、スライムの餌として生きていけたらある意味幸せなのかもしれない。
だが、残念なことに俺は仕事に行かなくてはならなかった。
どれだけ会いたくない人物がそこにいたとしても。

起床時刻を知らせるアラームが、けたたましく鳴り響く。

【ああ、もう時間なのか。実に、残念だ】

精液を飲み干した後も、前立腺へのローター責めもどきを止めなかったスライムが、ぴたりと止まった。
アラームの意味を知らせておいてよかったと、心の底から思ってしまう。
スライムと半ば同化しながら握り締めていた手が、ふっとゆるんで解放される。

「……っ、は……ぁっ、ひぁあああっ」

ぶぢゅるるるっと尿道を、スライムが一気に駆け上って噴き出した。
射精とは違う感覚で、尿道の中が擦られ、狭い穴がさらにきゅうっと収縮する。

「あ゛っ、あ゛あ゛っ、は、ひっ、ひぅンッ」

つぽんっとスライムが全部抜け出たそこを、今度は小水が追いかけた。
尿道が焼けるように熱くなり、堪えきれずにがくがくと震えながら、小水を撒き散らして絶頂した。

「あ゛ーっ、しごど、いぎだぐな゛い゛ーっ」

一晩中、喘ぎ続けていた喉は、がらがらだった。
再びけたたましく鳴り出したアラームを止めて、だるい体を引きずり起こす。
スライムは、俺が漏らした小水に取りついて、吸収しているところだった。

「きょーじゅ、くずり、ちょーだい」

【ああ。口を、開けなさい】

スライムの一部が寄ってきて、ぽよりと揺れた。
ぞくりと悪寒のようなものが背筋を駆け抜ける。
この口調は、本当にヤバい。
あーん、と口を開いた途端に、スライムがぽよんと跳ねて、喉奥まで潜り込んできた。
咄嗟に掴もうとした腕だけでなく、全身を集まってきたスライムが包み込む。

「う゛っ、ん゛っ、ンンッ、ん゛ぅっ、ん゛ん゛ーっ」

ずちゅずちゅとスライムが喉奥と擦れるのに、おかしな快感を感じてしまう。
無理矢理、フェラチオをさせられているようなものなのに、気持ちいいだなんて。

「う゛、むっ、ぉぐっ、ん゛ぅっ、むっ、ん゛ん゛っ」

こりこりとはりつかれた乳首を捏ねられ、吸われながら強く噛み潰されて、乳首だけをいじられて軽く絶頂させられる。
ぷっくりと腫れた乳首は、すっかり俺の性感帯として開発され、絶頂に続くスイッチになっていた。
ちろちろと舌で転がすように舐められれば、堪らなく気持ちいい。

【ユウ、ほら、喉をもっと締めるんだよ。上手く出来たら、すぐに終わるからね。もう少しだけ頑張ってごらん】

とろりと口の中に回復薬の甘味が広がり、飲み込もうと動いた喉が、中を犯すスライムを締め付けた。
きゅうっと締まった喉がスライムと擦れて、ぞわぞわとした快感を生む。

【ああ。とても、上手に出来ているよ。これなら、すぐに終われそうだ】

スライムの動きが急に激しくなり、喉が、乳首が、全身が、スライムと擦れあった。
いきなり快楽の海に突き落とされたように、すがるものすらなくイかされる。

【さあ、薬を出すよ。たっぷり飲みなさい】

どぷっと喉奥に熱を感じた瞬間、全身が燃えるように熱を帯びた。
すべての毛穴が開いたような、一瞬の解放感。
そして、弾けるような爽快感。
開いた口からずるりとスライムが抜け出た時には、全身がすっきりとしていた。

「……っ、ぷはっ、きょーじゅ、いきなり、なにを」

【高位回復薬だよ。出すのに少しコツがいるんだ。協力してもらえて良かった。体調はどうかな? 普通の回復薬よりも、効果があるはずなのだけれど】

言われてみれば、体が軽くなったようだった。
眠る暇すら与えられなかったのに、眠気どころか空腹感や倦怠感すらどこにもない。

「本当だ。すごいな、これ」

【それは良かった。では、少し急ぐといい。私は、君の時間をもらいすぎてしまったようだ。遅刻をしてはいけないのだろう?】

言われて時計を確認したあと、俺は急いで仕事に向かうべく飛び出した。
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